結婚してしばらく家にいたけれど、久しぶりに外で仕事がしたい。
でも、こんなに長いブランク期間があっても、正社員で採用されるのかな。
とても不安ですよね…。
その不安な気持ち、よく分かります。
大丈夫です。
この文章を読めば50代の女性でも転職に成功することができます。
少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。
目次
50代の女性は転職が難しいのか
現在は女性の採用は、50代であっても活発です。
女性がかつて正社員で採用されにくかったのには、こんな背景がありました。
- 育児休業などで業務に穴をあける可能性が高い
- 妊娠の為、業務に穴をあけざるを得ない
- 派閥を作り労働環境を悪くする可能性が高い
- 女性には能力がないという偏見が人事部にあった
- 職場内恋愛をする場合には懲戒解雇の対象となる場合もあり、経営者の考え方によっては女性と男性を同じ部署に配属すること自体を嫌った
いまから鑑みると、恐ろしい話です。
偏見や差別的な考え方はいまの時代、許されません。
このような考え方で女性の採用には消極的な人事が多かったのですが、昨今では少子高齢化に拍車がかかり、女性の積極的な活用が叫ばれるようになりました。
そして女性の就労に関して差別的な取り扱いを禁止する法律も出来ました。
いまではこのような考え方をしている人事部員は少数派です。
女性の人事企画の担当者や人事の管理職も誕生するなど、女性活用に向けて急発進している企業が増加傾向にあります。
そもそも若手の採用担当者はこのような考え方をしていません。
過去は女性が採用しにくいとされた時代があったんだなというその程度の認識です。
50代でも転職できる女性はどんな人?
育児や家事のために一旦退職して、再び働きたいという方の需要は非常に高いです。
50代であればそもそも育児も終えられていらっしゃいますし、業務に穴をあける心配もありません。
つまり女性が不採用になる最大要因である業務に穴を明けるリスクが除去されています。
男性の場合には3か月以上の長期ブランク期間がある場合には厳しく理由を問いただされる可能性も高いですが、女性の場合には差別的な意味ではなく長期ブランク期間の説明に納得ができます。
育児でブランク期間があったという話を聞かせて頂ければそれだけで安心感がでます。
ご家庭のためにキャリアを捨てたという部分には同情的な感情も持てますし、女性らしい安定感を感じさせます。
女性の場合には、男性と違いブランク期間に納得いく説明が出来ることが多いので、ブランク期間は育児に専念するためや、家事に専念するために退職したという退職理由とブランク期間の説明で問題ありません。
男性の場合、あまりにもブランク期間が長いと犯罪をして刑務所にいたのではないか?という疑念やメンタル疾患で働けなかったのではないかという懸念が採用側に発生します。
女性はその点で安心感があるので、問題ありません。
女性はメンタル面でも男性よりもタフな人が多く、その点も採用側は非常に安心しています。
50代の女性が転職を成功させるポイント3つ!
50代の女性が転職を成功させるためにはどのように戦略を立てれば良いでしょうか。
おススメの成功させるポイントが3つあります!
1 人に接する職種を選ぼう!
職種選びがポイントの一つです。
50代の女性が転職を成功させるポイントは、飲食店での接客などの人に接する仕事に就業することです。
金融関係の保険外交員のような営業職もおすすめです。
女性の気配りできる点などは概して男性よりも優れている傾向にあり、金融関係の保険外交員などでもマメな仕事をする社員には女性が圧倒的に多いです。
男性ならそんなことくらいいいだろうで済ませるところを細かくカバーして業務を円滑に進めることを助けてくれます。
また来客応対なども男性がするよりも女性がする方が華がありますし、男性は庶務をしたがりません。
お願いすると怒る男性社員もいます。
また保険外交員なども女性が多く、高い営業成績を納めているのは年配の女性保険外交員であることも有名です。
2 工場での検査員など細かい仕事もやってみよう!
工場の検査などでも女性が活躍しています。
本当に細かい点に気が付きます。
不良品を発見するスキルはどれだけ細かい部分を見ることが出来るかにかかっています。
特に、不良品発見率は男性よりも女性の方が高い傾向にあります。
女性の能力は様々な分野で活かされています。
女性の方が職種も活躍の場所も、実は多いということです。
3 あえて男性が多い業界業種を狙う!
50代の女性の場合、女性が活用しにくいと言われているような業界を狙って転職活動を行う事を強くお勧めします。
女性は職場で派閥を作る傾向にあり、男性の管理監督者の方がその派閥争いに巻き込まれて消耗している職場も少なくはありません。
であれば、その不安点を払拭するような職場に転職するのが採用される近道です。
保険外交員などは本社採用(新卒採用の幹部候補生のエリート組)の男性が管理職として女性の営業職である保険外交員の管理監督をしています。
女性だらけの職場で、女性同士の派閥争いで胃が痛いということをよく聞きます。
保険業界の営業職は、女性の需要は高いですが、女性がいるのが当たり前の業界なので重宝されません。
それよりも、工場での作業などのように男性比率の高い職場で働くことをおススメします。
女性の方が強い時代なので、数少ない女性社員は大切にされますし、工場や飲食店は基本的に人手不足で若い社員は男女問わず1年以内で退職します。
若者の採用よりも高齢者の方が体力に難はあっても継続力があるので採用したいというのが本音です。
ホテル業界や百貨店なども女性需要が高いです。
ホテルの仕事などは特にお客様のニーズに敏感でなくては務まりません。
女性の少ない業界にいくか、女性の方が板についていると思われる業界に転職活動をするのが一番良いですね。
少し極端に感じられるかも知れませんが、採用確立が一気に上がります。
50代でも転職しやすい業界はどこ?未経験でもOKの業界はある?
50代でも男性と女性の差はあるのか
50代になれば殆ど男性と女性の採用で差はありません。
30代までであれば、女性よりも男性の方がまだまだ優位ですが、50代の場合にはむしろ女性の方がブランク期間の説明や転職理由などが明確で、面接官にとっても安心感のあるエピソードを持っておられる方が多いので、女性の方が採用しやすいです。
50代の転職に限って言えば、男性よりも女性の方が有利です。
男性で50歳にもなって会社を辞めるというと偏見が付きまとうのも現実です。
なぜいまさら長年勤めた会社を辞めるのかに始まって、高額な退職金をドブに捨てる結果になったりと採用側も不安ですし躊躇します。
そんな50代というキャリアの完成の時期にもなってなぜ転職をしてくるのかという部分でも納得性がありません。
50代男性の場合には、そのまま現在の会社にいた方が良いのではないですかと面接の場でお伝えすることもあるくらいです。
それくらい採用する側は50代男性の転職希望者の人生を深く考えてしまいます。
内定を出すのにためらうのは50代の男性です。
もしも内定を出してしまったことでこの人の人生が壊れてしまったら責任を取れないといつも考えてしまいます。
女性でも同様ですが、正直なところそこまで不安感はありません。
差別的な意味ではなく、女性の方が環境の変化にも強いためです。
過去を引きずりませんし、新しい環境でバリバリ頑張ってくれるのは男性ではなく女性社員です。
50代の男性社員は過去を引きずっている人が多いというのもあります。
特に大企業の一線で働いていたエリート社員の人ほど、リストラなどに合い仕方なく中小企業に転職してくるのですが素直に先輩社員に教えられた通りに仕事をしようとはしません。
過去に在籍した大企業ではあんなやり方をしていたこんなやり方をしていたといっては、手を動かさずに文句ばかり言って現場を混乱させる人も多いです。
特に夫がいる女性であれば職場ではノビノビと活躍して頂けますし、男性社員のように気が使えないこともありませんので非常に採用しやすいです。
女性の方が、有利なのは間違いありません。
50代の転職を成功させる三つの秘訣!人事のプロが語る採用の秘訣
50代の女性は積極的に転職活動をしてみよう!
50代の女性の需要は高いので、ぜひ積極的に転職活動をしてみてください。
首都圏は若者が多いため、採用されにくい可能性はまだ残っていますが、特に地方の企業では人手不足感は最高潮に達しています。
この機会にぜひ、お仕事探しを行ってみて下さい