女性は出産や育児といってライフステージの変化がありますので、平均年収は低いと言われています。
しかし、せっかく仕事をするなら、平均年収が高い方がいいですよね。
女性でも男性より平均年収が高い人もいますので、この記事では女性の平均年収が高い職業や年収を上げるポイントなどをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
女性の平均年収は?
働く女性の平均年収はいくらなのでしょうか?
女性の年収を平均しますと「293万」になります。
男性の平均年収は「545万」になっており、女性の平均年収の約1,8倍になります。
しかし、年々男性と女性の年収の差は縮まってきており、女性でも継続して勤務していると、年収は高くなる傾向があります。
上記の「293万」は働く女性全体の平均年収なので、年齢別の平均年収もご紹介します。
20代女性 | 288万 |
---|---|
30代女性 | 315万 |
40代女性 | 316万 |
50代女性 | 310万 |
みても分かるように、勤務年数が増えれば増えるほど平均年収は高くなります。
※参考「平成30年分民間給与実態統計調査結果」
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/001.pdf
女性の平均年収が高い職業
上記でもご紹介した平均年収はあくまで働く女性の平均年収です。
職種によって年収は変わってきますので、平均年収が高い職業をご紹介します。
専門職
専門職は、主に「医療関係」「法律関係」の職種のことを指し、職種にもよりますが平均年収が高い職業になっています。
- 医師
- 薬剤師
- 弁護士
- 行政書士
- 会計専門職
などが専門職に当てはまり、国家資格を有する職種のことになります。
それに加えて、専門的な知識を有する職種も専門職と言われており、女性でも活躍しやすい職業になっております。
さらに、女性のライフステージの変化にも対応しやすく、再就職や転職といったことがしやすいいので、国家資格取得を目指している女性も多いです。
専門職は女性に限らず、男性の年収も高いです。
企画・管理職
企画・管理職は、業務の管理や会社ルールの浸透など会社の経営に関わる職種のことを指し、会社内の約10%程度の割合になるため、平均年収が高くなります。
- 内部監査
- 知的財産
- 特許
- 経営企画
- データアナリスト
- 内部統制
などが企画・管理職に当てはまり、女性でも活躍している人が多い職業になっております。
専門的な知識を有する場面もありますが、国家資格などが必要になる職業ではありませんので、ある程度の専門知識があれば、働くことが可能です。
しかし、会社の経営に関わる業務が多いですので、キャリア志向な女性でない場合は向いていない職業になる場合もあります。
営業職
営業職は、自社のサービスや商品を売ることが業務になるのですが、そのサービスや商品の値段によって平均年収が変わってきます。
営業職で平均年収が高い職種は下記になります。
- MR
- 医療品メーカー
- 海外営業
- ソフトウェア
- 金融業界
などの営業職は高い平均年収になっております。
特に「MR」や「医療品メーカー」の医療に関わる営業は元々の金銭が高いですので、平均年収が高くなります。
病院など大規模な相手に営業を成功させると、一気に多額の売り上げになりますよね。
その分、売り上げを出すことは難しく、営業職として長い間働くことができない人も多いです。
営業職は結果が全てになることから、女性でも活躍しやすい職業です。
金融専門職
金融専門職は、主に「証券関係」「投資信託」の職種のことを指し、多額の金額を動かすことになりますので、その分年収も高いです。
- 投資銀行業務
- ファンドマネージャー
- ディーラー
- アナリスト
などが金融専門職に当てはまります。
「金融専門職」といっておりますが、資格を有する職業ではありません。
しかし、金融や証券、株式などに関する知識は大切になってきます。
特に、「投資銀行業務」は企業の財務に関するアドバイスを行う職種になりますので、相当な知識が必要になってきます。
さらに、専門的な知識以外にも、実績がなければ転職や再就職することは難しい職種になります。
投資銀行業務に限らず、金融専門職は専門的な知識が重視されますので、女性でも活躍しやすいです。
ITエンジニア
ITエンジニアは、近年需要が高まってきていることから年々平均年収が高くなってきており、ソフトウェアに関する技術職のことを指します。
- システムエンジニア
- プログラマー
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
などがITエンジニアに当てはまります。
「ITエンジニア」「技術職」と聞くと「理系の人が専門としている職業なんだろうな」と思われることが多いのですが、文系の人でも活躍することができる職業です。
クライアントの希望に応えることも大切になってきますので、コミニュケーション能力も必要になります。
未経験でも働くことができますので、コンピューターが好きな人であれば、ITエンジニアになることは可能です。
元々は、男性が多い職業だったのですが、需要が増し始めてから女性でもITエンジニアになっている人が多い傾向があります!
以上が女性の平均年収が高い職業です。
資格や専門的な知識を有する職業が多かったですが、女性でも活躍している人が多いですので、是非参考にしてみてください。
女性エンジニアの転職は厳しい?転職できる人とできない人の違いとは?
平均年収を上げるためには?
年収を上げる方法はいくつかありますので、ご紹介します!
成果を上げ出世する
年収を上げるためには、会社からの評価をあげなくてはいけませんよね。
そのためには、まず成果を上げなくてはいけません。
営業職ならノルマ以上の売り上げを出すこと、ノルマがない職業の場合は求められている以上の働きを続けると、出世することに繋がります。
「出世するスピードが男性と女性では違う」なんてことも言われますが、成果を上げ続ければ出世することはできます。
出世することができれば、自ずと給料が上がり、年収も高くなります。
ただ、言われることだけをしていては、年収を上げることはできませんので、求められている以上の働きをすることを意識することが大切です!
正社員雇用になる
働く女性の約4割が「非正規」で働いています。
結婚や育児で一度、仕事から離れてしまうとなかなか正社員で雇ってもらうことが難しく、女性の場合は非正規で働いている人が多いです。
そのため、正社員で契約してもらうことができれば、年収を上げることに繋がります!
しかし、正社員で契約してもらうことは簡単なことではありません。
会社側からの評価を得てからの話になりますので、上記でご紹介した「求められている以上の働きをする」ということを意識して正社員雇用を叶えましょう。
資格を取得する
上記でもご紹介しましたが、女性の場合はライフステージの変化がありますので、資格を取得することが年収を上げることに繋がります。
さらに、資格は男女共に同じ評価を受けるものになりますので、女性でも高い年収に期待できます!
一度、仕事を辞めることになっても再就職しやすいですし、資格を取得していると転職にも有利に働きます。
取得する資格は需要が高いものが良いですが、間違いなく年収アップに繋がる資格は「国家資格」です。
しかし、国家資格を取得するためには、相当な時間と努力が必要になりますの、働きながら取得することは難易度が高いです。
取得しやすい資格でも、年収を上げることに繋がりますので、是非資格取得を目指してみてください!
転職をする
いくら今の仕事で結果を残して出世しても、その会社の雇用形態や給料制度がありますので、年収を上げることに限界があります。
その場合は、転職することがいちばんの近道です。
極端な例えですが、医師に転職することができれば確実に年収は上がりますよね。
医師になるためには、学校に通い、資格を取り、という手順がありますので、すぐに転職することは不可能なのですが、上記でご紹介した職業に転職することができれば、年収を上げることができるでしょう。
さらに、専門的な知識や資格を取得してから転職をすると、上記でご紹介した年収の高い職業にもスムーズに転職できる可能性が上がります。
特に、ITエンジニアや営業職は常に求人が出ている状態ですので、転職しやすいです!
今の仕事に限界を感じている人は、転職を考えた方が懸命です。
女性でも転職する人が増えてきており、女性の転職希望者を専門として転職サイトなどもありますので、転職に対する不安は一切必要ありません。
女性のおすすめの転職エージェント
年収が高い職業に転職したいと考えている場合は、転職サイトではなく「転職エージェント」を利用して転職しましょう!
転職サイトの場合は、自分で求人を検索して、応募して、という流れになりますので、働きながら転職することが難しいことがあります。
転職エージェントの場合は、あなた1人に担当コンサルタントが1人ついてくれますので、転職をスムーズに進めることができます。
さらに、求人紹介のサポートもあり、公には公開されていない「非公開求人」も紹介してくれ、非公開求人はハイクラスな求人が多いですので、年収の高い求人に巡り会うことができます。
しかし、国内に転職エージェントは数多くありますので、下記の「女性におすすめの転職エージェント」を参考にしてみてください!
まとめ
この記事では、女性の平均年収についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
働く女性の平均年収は男性より少ない数字になりましたが、職業によっては男性よりも高い年収に期待することができますので、転職することも視野に入れてみてください!
そして、ご紹介した年収を上げるポイントも、是非意識して働いてみてください。