大手の製薬会社としてCMなどで名前を聞く機会も多い大塚製薬。
誰もが知っている製薬会社と言えますが、やはり知名度が高い分就職を目指す人も多いため、転職をするのであればしっかり企業に関する情報収集や転職対策をする必要があります。
ここでは、大塚製薬への転職を考えている人向けに転職情報やおすすめの転職サイトを紹介します!
目次
一目で分かる大塚製薬の評判
年収は高い? | 〇 |
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残業は少ない? | △ |
福利厚生は充実している? | △ |
仕事のやりがいはある? | ◎ |
スキルアップにつながる? | 〇 |
職場の雰囲気はいい? | 〇 |
中途入社しやすい? | 〇 |
大塚製薬はどんな会社?
会社名 | 大塚製薬株式会社 |
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設立 | 1964年8月10日 |
資本金 | 200億円 |
従業員数 | 5,634名 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田司町2-9 |
代表者 | 樋口 達夫 |
事業内容 | 医薬品・臨床検査・医療機器・食料品・化粧品の製造、製造販売、販売、輸出ならびに輸入 |
事業方針・経営理念
Otuka-people creating new products for better health worldwide
大塚製薬では、「世界の人々のがより健康になるように新たな製品を製造する」という意味を持つこの言葉が企業理念となっています。
ただ健康に役立つ薬品を作るだけでなく、「人々の役に立つ」「新しい製品の開発のために努力する」という意味合いもあり、色々な事業を通して社会に貢献します。
また、グローバルな視点から地域や自然との共存を目指した企業経営を行っています。
事業内容
- 医療関連事業
- ニュートラシューティカルズ関連事業
医療関連事業
大塚製薬では1971年に製薬研究所を開設し、日本だけでなくアジア・ヨーロッパ・アメリカにも拠点を持って製薬に関連する研究を行っています。
様々な診療科目における薬品の製造・研究を行い、世界の医療に貢献しています。
2010年以降は精神疾患向けの成約に力を入れており、「エビリファイメンテナ」「レキサルティ」などの販売や、精神疾患系の薬の製造に力を入れている海外企業の買収を行っています。
ニュートラシューティカルズ関連事業
- 健康食品
- 化粧品
ニュートラシューティカルズとは栄養(Nutrition)と医薬品(Pharmaceuticals)を組み合わせた大塚製薬独自の言葉です。
大塚製薬の健康食品としては「カロリーメイト」や「ポカリスウェット」が有名であり、それ以外にも様々な健康食品の販売・開発を行っています。
また、医薬品の製造で培った技術を活かして、肌の健康を意識した医薬品を製造しています。
売上
大塚製薬の売上は2016年度で5024億300万円となっています。
国内の製薬会社では3番手となっており、製薬業界ではかなり安定して経営されているのではないでしょうか。
また、海外の製薬会社の買収に力を入れていることから、国内だけでなく海外の売上も上昇しており、取り扱っている薬品のジャンルも広くなってきています。
従業員数
大塚製薬の従業員数は5,634名です。
国内の大手企業と比べると従業員数はそれほど多くありませんが、その分少数精鋭の企業と言えるでしょう。
少数精鋭のため、大塚製薬への転職の間口はそれほど広くないと言えますが、グローバル人材の確保に力を入れており、製薬関連の職務経験に加えて英語力があると重宝されます。
大塚製薬の転職難易度
“大塚製薬への転職難易度はかなり高いと言えます。
希望する職務に関連した職務経歴に加えて、英語力があると少し転職の際に有利と言えるでしょう。
また大塚製薬では常に募集を行っているわけではなく、希望する職種の募集が行われていないこともあります。
そのため、しっかりと採用ページを確認して転職活動を進めましょう。
募集中の職種
- 栄養製品基礎研究
- スキンケア製品の開発
- 生産技術職
- エンジニアリング
栄養製品基礎研究
勤務時間 | 8:30~17:30 (休憩12:30~13:30) |
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職務内容 | ニュートラシューティカルズ事業における新製品の開発(主に腸内環境を整えて健康維持・増進にかかわる栄養製品に関する開発) |
応募資格 |
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給与月給 | 大塚製薬の規定に基づき能力・経歴に応じて優遇 |
各種手当 |
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休日 |
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昇給 | 年1回 |
スキンケア製品の開発
勤務時間 | 8:30~17:30 (休憩12:30~13:30) |
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職務内容 | 皮膚の健康に貢献する製品に関連する企画・開発 |
応募資格 |
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給与月給 | 大塚製薬の規定に基づき能力・経歴に応じて優遇 |
各種手当 |
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休日 |
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昇給 | 年1回 |
生産技術職
勤務時間 | 8:00~17:00(休憩12:00~13:00) |
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職務内容 | 医薬品の新製品の工業化検討,新技術開発,工程改良 |
応募資格 | 医薬品の製剤技術研究もしくは生産技術経験がある |
給与月給 | 大塚製薬の規定に基づき能力・経歴に応じて優遇 |
各種手当 |
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休日 |
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昇給 | 年1回 |
エンジニアリング
勤務時間 | 8:00~17:00(休憩12:00~13:00) |
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職務内容 | 大塚製薬の食品工場ラインの設計、工場の新設・改造 |
応募資格 |
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給与月給 | 大塚製薬の規定に基づき能力・経歴に応じて優遇 |
各種手当 |
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休日 |
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昇給 | 年1回 |
大塚製薬の年収は平均991万円
大塚製薬の2023年12月期の平均年収は991万円となっています。
この数字は大手の製薬会社の中でも高い方ではないでしょうか。
しかし、大塚製薬は月収がそれほど高くない代わりにボーナスがかなり高い傾向があります。
※出典:大塚ホールディングス 有価証券報告書
転職後の昇給はしやすい?
大塚製薬の昇給に関しては年功序列の傾向が強く、長く働けば働くほど年収も上がっていきます。
役職に関しても年功序列制なので、年齢で大きく年収に差があります。
ボーナス・賞与は貰える?
大塚製薬は月収がそれほど高くない代わりにボーナスは他の企業と比べてもかなり良いです。
また、ボーナスの昇給に関しては役職に加えて時期ごとの評価で変わっており、1つ評価が上がるごとに5%分ボーナスの額が上がります。
大塚製薬の初任給と昇給制度
大塚製薬の初任給は、同業種の他の企業と比べると平均的な水準です。
初任給は、企業の給与水準を把握するための重要な指標と考えましょう。
優秀な人材を確保し続けるための投資として、初任給を高めに設定している企業も多くあります。
平均的な給与の大塚製薬ですが昇給することで給与が上げられるでしょう。
大塚製薬の昇給制度は公正で透明性があるものです。
社員一人ひとりの業績や評価に応じて、年収が増加するように設計されています。
自己のパフォーマンスがどのように収入に反映されるかを理解することができますね。
そのため、将来的な収入予測が立てやすくなります。
大塚製薬の賞与とインセンティブ
賞与いわゆるボーナスは、年間収入の大きな部分を占めるものです。
大塚製薬では、通常、夏と冬の2回、賞与が支給されます。
賞与の額は、業績や職位、勤務年数によって異なりますが、業界平均を上回ることが多いとされています。
さらに、大塚製薬では、特定の業績を上げた社員に対して、インセンティブが支給されることがあります。
これにより、社員は自身の成果が直接収入に反映され、より企業の生産性が上がることが考えられるでしょう。
大塚製薬の福利厚生・待遇は充実している?
大塚製薬の福利厚生・待遇に関してはあまり充実していないと言えるでしょう。
その代わり年収が高いことから満足している社員が多いようです。
残業時間
残業時間はそれほど長くなく月30時間以内となっています。
しかし、残業手当がないため、出来るだけ早く仕事を終わらせようという雰囲気が社内にあり、それが残業時間削減につながっていると言えるでしょう。
休日・休暇
“大塚製薬の休日・休暇は土日の週休2日に加えて祝日・年末年始となっています。
そのため、GWと年末年始はしっかり休むことが出来ますが、お盆休みは社員の希望で5連休まで有休を使って休むことが出来るシステムとなっています。
また、育休や産休に関しては都市部では取得が進んでいますが、地方では取得実績がまだ少ないと言えるでしょう。
また、育休・産休取得後に関してもチームに新しい人が入ってくる訳でなく、1人分の穴をチーム全体で埋める形式のため、育休や産休を取りにくく感じている人も多いようです。
ですが、女性の復職や男性の育児参加への協力に力を入れ始めており、様々な関連セミナーを開催しています。
福利厚生
- 資格取得支援
- スポーツクラブ
- アミューズメント施設
- 保養所
- カーライフ関連
大塚製薬の福利厚生制度は上記の通りとなっています。
保養所の数はそれほど多くはありませんが、全国の主要都市や観光地にあるために旅行の際にとても便利です。
それ以外にも色々な提携施設を割引価格で利用することが出来てお得な制度となっています。
大塚製薬で年収を上げるための方法
大塚製薬で年収を上げる方法は、昇進とスキルアップという2つの方法があります。
個人の頑張り次第では年収を上げることは難しくありません。
長く勤務するほど、年収アップのチャンスは大きいでしょう。
入社後に年収アップをするためには、転職前に資格を取っておくこともおすすめです。
昇進をして年収を上げる
昇進は、給与アップの大きなチャンスとなります。
責任と役割を重視し、それに見合った報酬を提供することは大塚製薬の企業方針です。
短期間の勤務では思うような昇給ができません。
昇給のためには長く勤めることを考えてください。
大塚製薬は成果を上回った人材を評価するシステムと考えられます。
昇進するためには、期待される以上の結果を残しましょう。
スキルアップも年収向上につながる
スキルアップも年収向上の手段です。
大塚製薬では、特定のスキルや知識を持つ社員が高く評価される傾向があります。
スキルや専門性があれば、それに応じた給料がもらえるでしょう。
自己のスキルや能力を磨くことで、より高い年収を目指すことが可能となります。
大塚製薬では、昇進やスキルアップといったチャンスがあります。
社員一人ひとりが、給料に見合った働きがいを持つことが可能ですね。
大塚製薬に転職するポイント
転職を考える際、特に大塚製薬のような大手製薬会社を目指す場合、以下の点に注意すると良いでしょう。
- 必要なスキルと経験を理解する
- 業界と企業の研究を徹底する
- 応募書類や面接で自分をアピールする
- 長期的なキャリアの視点を持つ
必要なスキルと経験を理解する
自分がこれまでに得たスキルや経験を理解しましょう。
それが新しい職場でどのように活用できるかを考えることが重要です。
希望するポジションや業界が求めるスキルをきちんとチェックしてください。
大塚製薬が募集する条件に対して自分のスキルがマッチするのか、よく考えましょう。
スキルが不足していると感じた場合は、資格取得といった方法で専門性を高めてください。
業界と企業の研究を徹底する
大塚製薬のような製薬業界は専門知識が求められる分野が多いです。
業界のトレンドや市場環境を理解しましょう。
最新の情報をキャッチアップすれば、トレンドが見えてきます。
企業のビジョンやカルチャー、組織体制などを研究することも重要です。
自分が大塚製薬でどのように活躍できるかを見極めましょう。
これまでのキャリアがどのように活かせるか、徹底的に検討してください。
応募書類や面接で自分をアピールする
履歴書や職務経歴書を丁寧に作ると、企業に対するPRとして有利です。
応募書類を通じて、自分のスキルや経験を詳細にアピールしましょう。
自分がその企業でどのように貢献できるかを明確に伝えることが重要です。
面接は自分の適性やモチベーションを直接伝えるチャンスと考えましょう。
具体的な事例を用いて自分の能力をアピールしてください。
大塚製薬を選んだ理由や、そこで何を達成したいのかといった自己のビジョンについて説明することも大切です。
長期的なキャリアの視点を持つ
転職をする際は、現在だけでなく将来を見据えて考えることが重要です。
特に大塚製薬のような大企業では、長期的な視点でキャリアパスを計画することが求められます。
具体的には、自分がその企業で長期的にどのように成長したいのか、どのようなスキルや経験を得たいのかを明確にすることが重要です。
5年先10年先の自分を見つめて、キャリアを逆算して考えましょう。
大塚製薬へ転職するまでの流れ
- エントリー
- 書類選考
- 面接
- 内定
大塚製薬へ転職するまでの流れは上記の通りとなっています。
かなり募集されている職種が少ないため、選考にも時間をかけており、キャリア採用は新卒採用よりも選考に時間がかかることが多く、内定まで2か月程度かかることも多いです。
もちろん応募方法に関しては、大塚製薬の採用ページでも、転職サイトや転職エージェントを使った場合でも選考に影響はないので自分に合う方法を選びましょう。
大塚製薬へ転職した人たちの口コミ・評判
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
やはり大塚製薬は大手で人気の高く、転職の間口も狭い企業なので、転職に関するアドバイスをくれるコンサルタントが在籍する転職サイトや転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職コンサルタントでは、転職希望者の面接練習や履歴書添削をしてくれるので、万全の体制で希望する企業への転職活動を進めることが出来ます。
それに、企業との面接や入職などの日程調整も代行してくれるため、忙しい方でも安心です。
そこで、ここからは大塚製薬への転職を考えている人におすすめの転職サイトを紹介します!
掲載される求人は時期によっても異なりますので、非公開求人を含めて大塚製薬の案件があるかは、エージェントから最新の情報をもらうようにしましょう。
doda
DODAは数ある転職サイトの中でも求人掲載数がトップクラスで、色々な製薬会社の求人を掲載しています。
非公開求人も含めて10万件以上の求人を取り扱っており、毎日5000件近い求人が更新されているため、最新の情報を手に入れることが出来る点も便利です。
また、エージェントサービスでは、採用プロジェクト担当とキャリアアドバイザーの2人から転職のサポートを受けることが出来ます。
採用プロジェクト担当は普段から企業へ求人の掲載などに関する営業を行っているため、企業の人事担当などから話を聞く機会が多く、この業界ではこんな人材を欲しているなどといった企業側目線のアドバイスをくれますよ。
それに対し、キャリアアドバイザーは希望する条件に合う求人の紹介や面接のスケジュール調整などといった転職活動を全体的にサポートしてくれます。
このように2人のコンサルタントから手厚いサポートを受けることが出来、エージェントサービスを利用して転職に成功した人は18000人以上で、実績もしっかりあるため安心です。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、大手から中小企業まで幅広い規模・ジャンルの求人を掲載しており、複数の大手企業の求人をチェックする際にはとても便利と言えるでしょう。
大塚製薬だけでなく、他の製薬会社の求人も確認して比べたいという方にピッタリです。
また大手企業の優良案件は、応募殺到を防ぎ効率的な採用をするために、信頼できる大手転職サービスの非公開求人となることが多いです。
大塚製薬をはじめとする大手を狙うのであれば、リクナビNEXTのような有名どころのサービスを1つは利用するのがおすすめですよ。
ハイキャリアにおすすめの転職サイト・エージェント
ハイキャリアの転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントも見ていきましょう。
紹介するのは、大手求人や好待遇の求人を多く扱うハイキャリア転職を得意とする転職エージェントです。
大塚製薬のような質の高い求人の紹介を特に期待できる転職サポートサービスですから、非公開求人の内容を確認するためにも登録してみることをおすすめしますよ。
ビズリーチ
ビズリーチは、キャリアアップ・給料アップを目指しての転職を考えている人におすすめできるエージェントですね。
スカウト型のサービスであり、登録した情報をもとにスカウトを受けられるようになっています。
ハイクラスの大手案件や好待遇求人が集まるビズリーチなら、大塚製薬の案件に出会える可能性も高いでしょう。
無料会員と有料会員があり、有料会員になると圧倒的に選べる企業の幅が広がります。
しかし、無料会員であってもうまくいけば優良企業に出会える可能性があるので、最初は無料で試してからアップグレードするか考えるといいでしょう。
JACキャリア
JACキャリアは、20代でも転職でキャリアアップしたい、初めての転職だけど失敗はしたくないという方にピッタリの転職エージェントです。
ハイクラス転職はミドル世代というイメージが強い中、若手世代の転職に力を入れているのが特徴です。
取り扱い求人の質も高く、製薬会社やメーカーの求人も取り扱いがあるので、大塚製薬の案件も紹介してもらえる可能性がありますよ。
またJACキャリアのエージェントは20代の転職サポートのプロです。
総合型のサービスよりも、若手ならではの悩みや不安に対して、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。
このような特化型のサービスを利用することで、転職活動をより有利に進めていける可能性が高まりますよ。