転職会議は様々な企業の口コミを閲覧できるサイトとして人気があるのですが、無料で全て閲覧するためには1件口コミを投稿しなければいけません。
企業の口コミを投稿するとなると「企業に身元がバレないの?」と不安になる方も多いと思います。
では、企業にバレることはあるのでしょうか?
この記事では転職会議に投稿したことが企業にバレる可能性や特定される経緯について解説していきます。
目次
転職会議ではどんなサービスが受けられるの?
転職会議という名前を知っていても、実際どんなサービスを受けられるのか知らない方は多いと思います。
具体的にどんなサービスが受けられるのかご紹介していきます。
企業に対する様々な口コミが閲覧できる
転職会議では企業に対する様々な口コミを見ることができます。
「企業のプラスイメージになる口コミ」「マイナスイメージになる口コミ」両方があるので、正しい情報を得ることができます。
そして口コミの中でも「年収・評価」「ワークライフ」「成長・将来性」「やりがい」などジャンル分けされて掲載されているため、希望している口コミを簡単に閲覧することができます。
企業によっては5,000件以上の口コミが掲載されているため、転職先の企業情報を多く得ることができるでしょう。
実際に働いた人の生の声が容赦なく掲載
転職会議では実際に働いた人の生の声が掲載されており、在籍したことがない企業に対する口コミは書けないようになっているため正確な内部情報を得ることができます。
企業研究などをしても部外者が知ることができる情報は限られているため、生の声が気になる人にはぴったりなサービスです。
そして転職会議には、良いことも悪いことも容赦なく掲載されているため、リアルな声を閲覧することができます。
口コミを一件投稿するか料金を支払う必要あり
実際に転職会議の口コミを見るためには、口コミを一件投稿するか料金を支払う必要あります。
登録をして在籍している企業に対する口コミを1件投稿すれば「30日間」全ての口コミを見ることが可能になります。
料金を支払う場合は、30日間で「980円」必要になります。
口コミを1件投稿する場合も980円支払う場合も、同じ30日間しか見ることはできません。
投稿すると会社にバレる可能性もあるため、リスクを背負いたくない人は980円支払うことをおすすめします。
そしてサイトには「無料登録」と書いていますが、無料登録では口コミを全て見ることはできませんので注意してください。
転職会議に投稿したことは企業にバレる?
上記でもお伝えしましたが、口コミを無料で見るためには1件口コミを投稿しなくてはいけません。
そこで気になるのが、投稿したことが企業にバレるのかということだと思います。
投稿したことが企業にバレるのか詳しく解説します。
投稿時期と内容で特定可能
転職会議に投稿した時期と内容で特定される可能性があります。
例えば、7月10日に退職したAさんが7月12日に口コミを投稿していると企業側は「この時期の退職者はAさんしか居ない」と思います。
さらに投稿した内容を確認され、その内容がAさんの退職理由と同じだった場合「Aさんが投稿したな」と特定できる可能性があります。
退職理由以外にも部署内の口コミなどを投稿してしまうと一気に特定することができるため、バレたくない人は投稿する時期と内容には気を付けてください。
企業の権利を侵害する内容の場合も特定される
企業の権利を侵害するような内容を投稿した場合も特定される可能性があります。
権利を侵害するような内容は企業にとっても誰が投稿したのか特定したいという気持ちが高まります。
反対に企業のプラスイメージになる内容を投稿していた場合は、特定する気持ちにはなりにくいでしょう。
ただし嘘の口コミを投稿することは本意ではないと思うので、企業の権利を侵害しないような内容を心がけることをおすすめします。
企業から特定されやすくなる投稿内容は下記の通りです。
企業内の情報を漏洩した
企業内の情報を漏洩しているとされる口コミを投稿した場合は特定されやすくなります。
「研修内容の漏洩」「ノウハウの漏洩」「新プロジェクトの漏洩」などには細心注意が必要です。
特に企業が抱えている「個人情報」を漏洩した場合は、法的な処置を取られる場合があるので、企業内の情報は口コミに投稿しないようにしましょう。
企業の悪評をでっちあげる
企業の悪評をでっちあげた場合も特定されやすくなります。
悪評でも事実の場合は何の問題もないのですが、投稿者のでっち上げだった場合は「嘘」の情報を掲載していることになるため、必死に特定される可能性があります。
いくら企業に不満や恨みがあっても、嘘の情報を口コミ掲載することはよくありません。
マイナスイメージになる情報を投稿する場合は、事実の情報のみ投稿するようにしましょう。
企業から転職会議の投稿で身元が特定される流れって?
上記でもお伝えしましたが、転職会議の投稿で身元がバレる可能性はあります。
個人情報は登録しているものの匿名で投稿しているのに、なぜバレるのでしょうか?
企業に身元がバレるまでの流れをご紹介します。
①企業が裁判所に情報開示請求の手続きをとる
いくら大手企業でも独自のルートで転職会議内の個人情報を知ることはできません。
まずは裁判所に行き「情報開示請求」の手続きをとります。
情報開示請求とは、インターネット上で誹謗中傷するような内容を投稿した発信者について、プロバイダに対して情報の開示を求める制度になります。
そのため裁判所で情報開示請求の手続きが完了すると、身元を特定することが可能になるということです。
ただし「情報開示請求」の手続きが認められるかどうかはわかりません。
②転職会議側が命令に応じてIPアドレスを提供
情報開示請求の手続きが完了すると、転職会議側は投稿者の「IPアドレス」を提供しなくてはいけません。
IPアドレスとは、PC・スマホなどでインターネット通信を行う場合に利用しているもので、意識をしていなくてもIPアドレスによる通信は行われています。
そのため転職会議に投稿するときも、IPアドレスを利用しているということになります。
③IPアドレスからプロバイダを介して投稿者を特定
IPアドレスを転職会議から提供してもらうと、プロバイダを介して投稿者を特定することができます。
プロバイダとは、回線をインターネットとつなげる役割を担っている接続業者のことで、例えば「フレッツ光」や「nuro」「So-net」などがプロバイダになります。
そのプロバイダにIPアドレスを伝えることで、投稿者を特定することができます。
以上の流れで投稿者を特定することができるのですが、企業も暇ではないため1件1件身元を特定しようとしているわけではありません。
そのため「企業内の情報を漏洩した場合には特定することが可能」ということだけ把握しておきましょう。
投稿内容によっては企業から損害賠償請求されることも
投稿内容にとっては「損害賠償請求」される可能性も出てきます。
上記でもお伝えしましたが「個人情報」を漏洩した場合は、損害賠償請求される可能性が大いにあります。
さらに漏洩した情報によっては多額の損害請求はされる可能性があるため、企業内の情報漏洩は絶対しないようにしましょう。
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転職会議で口コミを投稿するときに気を付けるポイント
身元がバレる可能性があるとお伝えしましたが、下記でご紹介するポイントに気を付けて口コミを投稿すると身元がバレる可能性は低くなるので、参考にしてみてください。
感情的に会社の悪口を書き込まない
転職会議に投稿する際は、感情的になって会社の悪口を書き込まないようにしましょう。
感情的になってしまうと事実ではないことも書き込んでしまう可能性が出てきますし、誤って企業内の情報も書き込んでしまうかもしれません。
そのため企業のマイナスイメージになる書き込みをする際は、冷静な状態で書き込むよう注意してください。
会社の規則に違反する内容を書き込まない
会社の規則違反となる内容は書き込まないようにしましょう。
上記でお伝えしているように、規則違反となる情報を書き込んだ場合は身元がバレる可能性がありますし、損害賠償請求される可能性出てきます。
会社の規則に違反する内容が詳しく分からない場合は、自分が感じたことだけを書き込むようにしましょう。
料金を支払って閲覧のみに徹するのが吉
転職会議を利用する際は、料金を払って閲覧のみに徹するのが吉です。
1件投稿するだけで「980円」得すると考えると投稿した方が良い気がしますが、リスクが伴いますので料金を支払うことをおすすめします。
料金形態は30日間で「980円」になるので、30日間で有料会員を解除することも可能です。
そして円満退職ではない場合は、「マイナスイメージになる口コミを投稿してやろう」と思うかもしれませんが、転職会議では閲覧することだけに徹することをおすすめします。
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転職会議を正しく利用して投稿を企業にバレないようにしよう
この記事では転職会議についてご紹介してきましたが、正しく利用すれば投稿したことが企業にバレることはありません。
ただし身元がバレる可能性はあるので、投稿する際は「感情的に書き込まない」「会社の規則に違反する内容は書き込まない」の2つのポイントを意識しましょう。
そして身元がバレるリスクを0%にしたい方は、料金を支払って閲覧することだけに徹することをおすすめします。
転職会議を正しく利用して、転職を成功させましょう。