世の中の動向や消費者のニーズを調査し、自社の商品やサービスが売れる仕組みをつくるマーケティング職。
応募者の数に対し募集枠が少ないため、ハードルが高い職種として知られています。
そんな狭き門をくぐり抜けるには、採用側の心をつかむ「志望動機」が必要です。
この記事では、マーケティング職へ転職したい人に向けて、採用される志望動機のコツについて紹介していきたいと思います。
目次
Webマーケティングになるための転職理由
Webマーケティングへ転職する場合、転職理由を明確にしておく必要があります。
理由があいまいですと、面接官が納得するような志望動機を考えることができません。
転職理由を明確にするには、以下の2点について自己分析してみましょう。
- マーケティング職に関心を持った理由
- Web業界に携わりたいと思った理由
マーケティング職に関心を持った理由
そもそも、マーケティングに興味を持ったきっかけは何でしょうか?
「販売職を通してマーケティング的な考え方が身についた」「ブログを運営していたから」「営業をする上でマーケティングの勉強をした」など、さまざまな理由があると思います。
そういった実体験をもとに、マーケティングを仕事にしてみたいと思ったことが話せると、採用側も納得してくれるでしょう。
Web業界に携わりたいと思った理由
数あるマーケティング職の中でも、「どうしてWebマーケティングなのか?」という点を説明できなくてはなりません。
ここではブログやSNSを運営していれば、簡単に説明できます。
例えば「イイね!」を多くもらうために工夫した点や、どんな効果が得られたか、その一連の作業が楽しかったというのも理由になります。
生活の中にWebマーケティング的な要素を取り入れている人は、採用側も「流行や社会の流れに敏感である」と判断してくれるでしょう。
またWordPressやHTMLの知識があればアピールポイントになります。
Webマーケティングに転職するための志望動機
Webマーケティングに転職するには、採用側が「一緒に働きたい」「戦力になりそうだ」と思ってもらうことが肝心です。
面接官を納得させるための志望動機を考えていきましょう。
なぜWebマーケティング職に就きたいのか?
まずはWebマーケティング職に感じる魅力を洗い出しましょう。
マーケティングに興味を持ったきっかけ、どんな仕事をやりたいのか、将来はどうなっていたいか、過去から未来までを伝えることで、あなたがどんな想いでマーケターを目指しているのかが相手に伝わります。
具体的な経験を交えながら話せるとベストです。
なぜその企業を選んだのか?
同じ業種でもWebマーケティング職を募集している企業はたくさんありますよね。
「他社ではなくなぜウチの会社を選んでくれたのか」という理由を、面接官は知りたいはずです。
この問いに的確に答えるには、入念な企業リサーチが必要になってきます。
どんな分野に力を入れているのか、社内の体制はどうなっているかなど、商品・サービスの魅力と伝えるためにどんな販促をしているのか、情報収集が欠かせません。
しっかりと調べていることで、面接官は「マーケターとしての素質がある」と見抜いてくれる可能性があります。
どのくらい企業に貢献できるか?
採用されるには、「あなたを雇うことで、企業にどんなメリットがあるのか」を知ってもらう必要があります。
これまでの経験やスキルを洗い出して、マーケティング職や自己アピールに活かせそうなものをピックアップしていきましょう。
例えばアパレルのECサイトを運営する会社なら、同世代の好みやトレンド傾向に敏感であることをアピールするといいですね。
そこに販売職の経験があれば、生の声を聞いてきた実績を活かすこともできます。
Webマーケティングに転職する志望動機の例文
マーケティング職の「経験者」「未経験者」ごとの、志望動機の例文を紹介します。
マーケティング経験者
現在は玩具メーカーでWebマーケティングを担当しています。
Webサイトの運用や改善が主な業務で、仕事にやりがいも感じているのですが、SEO対策やリニューアルまでは追いついていない状況です。
これから専門的な知識を身につけ、これまで経験していないプレゼンテーション能力も磨きながら成長したいと思っています。
御社はWebマーケティングに強く、海外の玩具を国内で展開するパイオニア的企業です。
玩具の知識を活かしながら、多角的な視点を持つマーケッターになりたいと思い応募させていただきました。
マーケティング未経験者
アパレル会社で5年間、販売職に携わってきました。
SNSや雑誌を参考にしながら、最新のトレンドを取り入れたディスプレイやコーディネートの工夫をしています。
その功績が認められ、2年前からは店長として、売り上げ管理やスタッフのシフト管理もするようになりました。
幅広い年代のお客様が来店しますので、年代ごとのトレンドや好みを勉強し、全国の販売員の中でトップの売り上げを達成した経験もあります。
仕事を通してマーケティングに興味を持ち、ファッションの知識を活かせる御社の求人に応募させていただきました。
これからwebの知識を身に付けながら、御社が展開するファッションブランドの販促に貢献したいと思っています。
Webマーケティングへ転職するなら面接対策が重要
経験者、未経験者を問わず、転職するならWebマーケティングが需要もありオススメです。
しかしライバルが多いこともあり、十分な企業リサーチと面接対策が必要になってきます。
一人での転職に不安を感じているなら、転職エージェントを利用して活動を行う方がいいでしょう。
とくに未経験の場合は、面接官が納得のいく志望動機や理由の裏付けが重要になってきます。
転職エージェントでは企業の内部情報に精通しているほか、あなたの経験が活かせる企業を紹介してくれるので、転職を成功させる確率がアップするでしょう。