うつ病を抱えている方の転職活動は、精神的に大きな負担がかかり症状が悪化する場合があります。
そこでオススメなのが、転職エージェントを活用した転職活動です。
「うつ病でも転職エージェントは利用できる?」
「転職で不利になるから病気は隠すべき?」
今回は、このような悩みに答えていきたいと思います。
目次
うつ病でも転職エージェントを活用して転職できる
うつ病などの精神疾患があっても、転職エージェントを利用して転職ができます。
しかし転職エージェント選びは慎重に行わなくてはなりません。
転職エージェントは全国に五万とあり、中にはうつ病の方に理解の乏しいコンサルタントがいるところも多いです。
そんな担当者に当たってしまうと、転職活動がうまくいかず、さらに症状が悪化する恐れもあるので注意しましょう。
うつ病の方におすすめ転職エージェント5選
うつ病を抱えた状態でも、転職活動がしやすい転職エージェントを紹介していきます。
ハタラクティブ
ハタラクティブは20代の転職に特化していて、就職成功率が80%を超える転職エージェントです。
高卒・フリーター・ニート・第二新卒など、正社員としての就職が難しい人を採用に導いてくれます。
書類選考の通過率が非常に高い
ハタラクティブでは書類選考の通過率が高いのも特徴のひとつです。
採用担当者は短い時間で応募書類をチェックすると言われていて、ひと目で要点が伝わる「わかりやすい書類の作り方」のノウハウを持っています。
希望条件に沿った求人を徹底的に紹介してくれる
ハタラクティブのアドバイザーは20代〜30代の若い人が中心です。
そのため利用者もリラックスして本音が話しやすい環境になっています。
やりたいことが決まっていない人でも、アドバイザーが真剣になって合いそうな仕事を見つけてくれるので安心です。
また未経験採用に積極的な企業が集まっているため、新しい業界へのチャレンジもできます。
ワークポート
ワークポートは専門性の高い転職相談が可能な、総合転職エージェントです。
2017年に「転職決定人数No. 1」になった実績を持っており、面談拠点は北海道から福岡まで、また韓国のソウルにも営業所を構えています。
IT業界の求人を多くそろっている
ソフト開発やネットワーク系、ゲーム関連やクリエイティブ系の求人を豊富に持っています。
ITエンジニアやプログラマーへの転職を考えている方、人気のゲーム業界へチャレンジしたい方にピッタリの転職サービスです。
また設計や生産技術、品質管理などモノづくりの求人も豊富で、全国各地の案件を揃えています。
スピード感を持って転職のサポートをしてくれる
ワークポートでは、業界・職種に詳しいスペシャリストが1対1でサポートしてくれるのが特徴です。
これまでの経験やスキル、これからのキャリアプランも考慮して、あなたの可能性を引き出してくれます。
ホテルのコンシェルジュのような行き届いたサービスで、迅速でストレスフリーの転職を実現しています。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、大手人材サービス「株式会社マイナビ」が運営する転職エージェントです。
新卒の就職率No. 1の実績があり、20代〜30代前半の転職に強いという特徴があります。
大手マイナビの運営なので確実性のある転職が可能
大企業やホワイトな中小企業の求人を数多く保有しているので、うつ病に理解の深い企業を探すことも可能です。
担当のコンサルタントから「採用のポイント」や「働く環境」、「入社後のキャリアパス」など、求人票からは読み取れない生の情報を入手できます。
自分のペースで転職を進められる
マイナビエージェントの口コミをみると、
- 企業との交渉力が高い
- 一人ひとりを徹底的にサポートしてくれる
- 求人をたくさん紹介してくれる
と高評価なコメントが目立ちます。
コンサルタントの質の高さにも定評があり、無理やり応募を押し付けられるようなことはないようです。
自分のペースで進められることは、うつ病の方にとって優先したい条件ではないでしょうか?
事務的じゃなく手厚いサポートを受けたい方にピッタリの転職エージェントです。
リクルートエージェント
「転職」と聞いて真っ先に思いつくのがリクルートという方も多いと思います。
リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントで、保有する求人案件数も業界トップクラスです。
転職業界最大手のサポートが受けられる
コンサルタントは経験が豊富なベテラン揃い、知名度も高いので企業との条件交渉にも強く、安心して任せられます。
リクルートエージェントを利用した人の60%以上が、年収アップに成功しているというのも心強いですね。
スピーディな転職が可能
先述した通り、求人件数はエージェント業界でもダントツで、約30万件の求人案件を抱えています。
そのうちの約15万件は非公開求人ですので、ぜひ登録しておきたいところです。
件数が多いということは、それだけ紹介される求人数も多く、スピーディーな転職が可能になります。
- 既に会社を退職している
- すぐに転職先をみつけて働きたい
そんな方に最適な転職エージェントです。
dodaチャレンジ
「障害者のための転職エージェント」であるdodaチャレンジは、精神障害や発達障害のある求職者への支援を行う転職エージェントです。
これまでうつ病の方を雇用したことがない企業への雇用支援も行っています。
自分の症状に合わせてコンサルタントが対応してくれる
精神障害の方への知識が深く、症状や闘病履歴をヒアリングして、求職者が主体となって転職活動できるようしっかりとサポートしてくれます。
ただ優しいだけではなく、的確なアドバイスをくれるのも安心できるポイントです。
非公開求人が多いので好条件の求人を検索しやすい
登録すると、一般に公開されていない非公開求人を紹介してもらうことができます。
人気企業や大手などでは、非公開に採用を進めるケースが多いので、好条件の求人を望むのであれば転職エージェントを利用するのがベストです。
拠点は東京・大阪・名古屋の3カ所ですが、求人案件は全国に対応しているので地方の方でも利用できます。
また精神障害のある方に向けてオンラインセミナーを開催しているので、時間がある方は参加してみてはいかがでしょうか?
アビリティスタッフィング
アビリティスタッフィングは、人材サービス最大手のリクルートグループが運営する「障害者向けの人材紹介サービス」です。
精神疾患を抱えている人向けの転職サービス
うつ病をはじめとする、精神障害を持った求職者の支援実績は1000件以上に及び、就業してからも精神保健福祉士などの専門スタッフによるサポートが受けられます。
アビリティスタッフィングの公式サイトには、うつ病を患った方の就職体験記が綴られていますので、転職に不安がある方は読んでみると勇気づけられるかもしれません。
転職先企業と連携して安心できる企業のみ紹介
うつ病の方にとって、
「どんな職場環境なのか」
「無理なく働けるのか」
が入社を決める重要なポイントだと思います。
アビリティスタッフィングでは、営業担当者が企業の人事と話し合い、うつ病の方でも働きやすい環境が整っているかを事前に確認します。
また勤務時間や組織体制などもくまなくチェックしてくれるので、再発が不安という方でも安心して就業できるでしょう。
うつ病の人が転職エージェントを利用すべき3つの理由
うつ病を抱えて一人で転職活動を行うよりも、転職エージェントを利用した方がいい理由を紹介します。
転職活動の精神的負担を減らせる
うつ病の方に限らず、転職活動にはこのような一連の作業が伴います。
- 志望条件や職種・業界を絞る
- 求人サイトやアプリで仕事を探す
- 履歴書と職務経歴書を書く
- 応募する
- 書類選考が通過したら面接調整
- 面接の事前準備(自己アピール・企業研究)
- 企業を訪問し面接
- 内定をもらったら条件交渉
- 入社日確定
この作業をうつ病を抱えた状態で行うのは心身ともに疲れます。
思うように内定がもらえない日々が続くと、転職活動を中断しなければならない状態に陥ってしまうかもしれません。
そうならないためにも、一人ではなく二人三脚で進めていける転職エージェントを利用した転職活動をすべきだと思います。
転職対策を無料で対応してもらえるので身体的にも楽
転職エージェントによるサービスはこちらです。
- キャリアカウンセリング
- 非公開求人の紹介
- 企業への推薦
- 応募書類の添削
- 模擬面接
- 企業研究のサポート
- 面接日程の調整
- 条件の交渉
- 退職・内定サポート
これらのサービスが全て無料で受けられるのは、転職エージェントならでは。
転職エージェントは企業に求職者を紹介し、採用に至った時点で成功報酬としてコンサル料金を受け取っています。
そのため利用者は料金を負担することはありません。
病気を考慮した転職先を紹介してもらえる
うつ病に理解のある企業を探すのは、個人では難しいですよね。
コーポレートサイトにや求人サイトから、そのような記述を見つけるのは困難です。
しかし転職エージェントを利用することで、職場の雰囲気やうつ病に理解のある会社かを知る事ができます。
面接では職場見学をさせてくれる企業もありますが、応募する前に職場の雰囲気を知れるのは大きなメリットではないでしょうか。
うつ病の人が転職エージェントを利用する3つの注意点
うつ病の方が転職エージェントを利用することは、身体的な負担を減らすのでオススメですが、気をつけて欲しい注意点があります。
担当のコンサルタントに遠慮しない
自分の本音を話すことに抵抗がある方もいると思います。
「自慢できるような職歴や経歴もないのに…」と後ろ向きになってしまうこともあるでしょう。
しかし転職エージェントへの遠慮は不要です。
転職は誰だって大変ですから、活動を進めていく中で悩みを抱えることも増えるでしょう。
そんな時は一人で悩みを抱え込まず、担当のコンサルタントに相談して下さい。
「面接でうまく話せない」「自分のアピールポイントが分からない」など、どんなことも遠慮せずに話すことで、担当者が力になってくれますよ。
また体調が悪化したら一旦ストップして、改善するまで様子を見てから活動を再開しましょう。
うつ病を患っていることを正直に言う
うつ病と診断された方が転職活動をする場合、病気を隠して採用してもらおうとする人もいるでしょう。
しかし入社した後に症状が悪化すると、会社に迷惑をかけることになりますし、転職エージェントと採用企業との信頼関係にもヒビが入ってしまいます。
自分から話すことが難しい場合は、コンサルタントに相談してみると解決策が見つかります。
転職先の希望条件を明確に伝える
最初のカウンセリングでは、「私は〇〇の業界を希望していて、年収は〇〇くらいを望んでいます」と、具体的に話す事が大切です。
遠慮して本音を話さないでいると、望むような仕事につけない上に、精神的な辛さやプレッシャーで症状が悪化しないとも限りません。
希望が全て叶えられる保証はありませんが、まずは自分が望んでいる条件面をきちんと提示して、コンサルタントと相談しながら進めていきましょう。
うつ病でも転職エージェントを活用して負担をなくそう
うつ病を抱えながらの転職活動は、精神的に大きな負担になりがちです。
一人で行動するよりも、転職のプロである転職エージェントを味方につけて転職活動を進めていきましょう。
ポイントは、
- どんな些細な悩みも一人で抱え込まず相談すること
- 体調と相談しながらマイペースに進めること
- うつ病のことを隠さず正直に話すこと
この3点が大切です。
そこで重要なのがうつ病に対して理解のある転職エージェントを選ぶことです。
こちらで紹介した5つの転職エージェントを参考に、転職活動を続けて欲しいと思います。