どんな職場にも、仕事が「できる人」と「できない人」っていますよね。
この記事を見ている方の中には、「自分はどっちの人間に思われているのだろう?」と気になっている人も多いのではないでしょうか?
とくに派遣社員は仕事ができないと思われると、契約打ち切りというリスクを背負っているため、仕事ができないと思われていないか不安もあるでしょう。
そこで今回は、仕事ができると思われる派遣社員とできない派遣社員の2パターンを解説したいと思います。
「仕事ができる人と思われたい!」という人は必見です。
目次
仕事できないと思われる派遣社員の特徴
さっそく、仕事ができないと思われがちなタイプから紹介していきます。
あなた自身に当てはまっている項目がないか、しっかりとチェックしてみて下さい。
コミュニケーション能力が低い
仕事ができない人は、派遣や正社員を問わずコミュニケーション能力が低いです。
自分から積極的に話しかけたりせず、会話を盛り上げようという気の使い方もできません。
必要最低限の人としか関わらず、他部署との付き合いもないので、存在感も薄めです。
他人に対してあまり興味がないため、周りがどんな仕事をしているのかにも無頓着。
自分のやっている業務を断片的にしかみておらず、スキルを高めることや業務効率をあげることもできない人が多いです。
指示されるまで動かない
気が利く人は、手持ちの仕事がない場合、周りに「お手伝いすることはありませんか?」と声をかけます。
しかし仕事ができない人は気が回らないので、自分からは行動しようとしません。
何もしない時間でも時給が発生しているという認識が低く、常に受け身の体制であることが多いです。
わからないことを聞かない
派遣社員の場合は教育制度や研修があまり整っていないこともあり、仕事を進めていくうちに分からないことが多々発生します。
そんな環境でも、仕事ができない派遣社員は、質問するのが面倒だったりプライドが高かったりして、分からない業務を独断で進めてしまうという特徴があります。
ミスが起こったときのリスクを予想できない、周囲に仕事ができないと思われたくない、このような身勝手な考え方も原因のひとつです。
結果、小さなミスが大きな損害につながり、解雇されてしまう可能性が生じます。
残業を一切しない
仕事ができない派遣社員は、まわりがどんなに忙しくしていようとも、自分の仕事が終わったらさっさと帰宅します。
他の人の仕事を手伝おう、業務外だけどやってみようという気持ちが一切ありません。
派遣社員の中には、「残業なし」を条件に派遣先を探した人もいることでしょう。
派遣会社との取り決めで、残業はしないという契約をしているかもしれません。
しかし派遣社員の削減があった場合、真っ先に派遣切りにあってしまうのがこのようなタイプです。
いくら期間限定の派遣社員であっても、気持ちよく仕事ができる人と契約したいのは当然のこと。
自分のポリシーがあるかもしれませんが、毎回でなくても時々は残業をして、周りにいい印象を与えることも大切です。
派遣社員という甘えを武器にする
残業を頼まれたとき、契約にない仕事を任せられたとき、自分の都合が悪くなると「派遣だから」と雇用形態をアピールするがいます。
確かに派遣社員は、契約で決められた業務以外をする必要はありません。
しかしこのような人に限って、「もっと時給アップして!」「なんで社員だけボーナスがでるの?」など不満タラタラです。
自分の仕事に対する姿勢は横において、いい待遇ばかりを求めるのは、できない派遣社員の大きな特徴でもあります。
仕事ができると思われる派遣社員の特徴
次に、仕事ができると思われる派遣社員の特徴を紹介します。
仕事ができる人は上司や周りにも好かれ、大切に扱われます。
あなたが以下の条件に当てはまっているか、チェックしてみましょう。
コミュニケーション能力が高い
仕事ができる人は周囲との壁をつくらず、誰とでも丁寧に話すことを心掛けています。
いくら仲がいいからといって、上司や先輩にタメ口を聞いたり、人の悪口をいったりすることはありません。
また話し上手なので、仕事に関しての質問や依頼も、相手にわかりやすく伝えることが得意です。
他部署の人とも積極的に関わっていくので、業務もスムーズにはかどります。
仕事ができない人に対しても上から目線じゃなく、適度な距離を保ちながらコミュニケーションをとるのが、仕事ができる派遣社員の特徴です。
契約作業外の雑務も率先しておこなう
仕事ができない人に限って、「これは契約外の業務です」「派遣社員の仕事ではありません」などと立場を主張します。
一方で、仕事ができる人は自分のテリトリーを狭めることなく、どんな仕事にも積極的に取り組みます。
雑務を依頼されても快く引き受け、細かい仕事でもミスをしない、それができる派遣社員の特徴です。
分からないことはすぐに聞く
仕事ができない人の聞き方と、仕事ができる人の聞き方には、大きな違いがあります。
仕事ができない人は、「これってどうやるんですか?やったことがありません。」と質問するのに対し、仕事ができる派遣社員は、「自分で調べたんですけど、これは〇〇をしたらいいのでしょうか?」と質問をします。
つまり、自分で一度考えた上で分からない部分だけを質問するのです。
また一度聞いたことはしっかりメモをとって、2度と聞かないように努めています。
そして教えてもらったことに対して、「聞いてないんだから当然」という態度ではなく、しっかりとお礼を伝える礼儀正しさも兼ね備えています。
作業が的確でスピーディー
担当している業務のタイムスケジュールを把握しながら、効率よく仕事を進めるのが、仕事ができる派遣社員の特徴です。
資料を作るにしても、ショートカットキーを活用して効率的に進めたり、ソフトの機能を習得したりと、スキルアップを欠かしません。
また、あらかじめ自分でフォーマットを作っておいて、急ぎの依頼にも対応できるよう工夫しています。
集中力が高いためミスも少なく、周囲からの信頼も高くなっていきます。
一度仕事が出来ない派遣社員だと思われてしまうと起きるデメリット
仕事ができないと思われた派遣社員は、どのようなデメリットを負うのでしょうか?
以下の3つの注意点を理解して、仕事に前向きに取り組みましょう。
更新されない
当然といえば当然ですが、仕事ができない派遣社員は次の更新で契約打ち切りになります。
仕事ができないからといって、契約期間中にクビになることはありませんが、スキル不足で解雇される可能性は否めません。
仕事ができない人は、「未経験OK」と掲載された求人案件を選ぶようにしましょう。
たとえば事務の経験があっても、パソコンのスキルがほぼない、数字に弱い、ミスが多い、という人は「事務経験あり」で応募するのは危険です。
仮に採用されたとしても、スキルがないことがバレて解雇され、派遣会社に仕事を紹介してもらえなくなります。
気になる人は、派遣先に「事務の経験はありますが、作業スピードについて指摘されたことがあるので、忙しい会社は避けたいです。」という風に相談してみて下さい。
正社員登用されない
仕事ができない派遣社員が、正社員登用を前提とした「紹介予定派遣」で就労した場合、半年などの試用期間で打ち切りになる可能性があります。
直接雇用を前提とした紹介予定派遣の面接は、一般の派遣社員の面談よりも厳しい審査が行われています。
その狭き門を通過したのにも関わらず、正社員登用が見送られた人は、普段の勤務態度や仕事への取り組み方に問題があったことは否定できません。
正社員登用を目指すなら多くの人と積極的に関わり、小さな仕事も責任を持って全うすることが大切です。
仕事がしにくくなる
仕事ができないと周囲に思われてしまうと、大切な業務を任せられなくなります。
ミスがあってもいいようなファイリングや郵便物の配布、電話の応対など、簡単な仕事しか任せてもらえません。
単調な仕事は頭を使わないので集中力が減り、簡単な業務なのにミスをする、というような悪循環に陥ってしまいます。
そうなると毎日の仕事が楽しくなくなり、周囲からの評判もさらに下がってしまうでしょう。
【派遣社員のデメリットと実態】登録する前に知っておきたい派遣の知識
仕事ができない派遣社員と思われてしまうと払拭は困難
- 仕事に対してやる気がない
- 座っていて時給さえもらえればいい
- 責任を負う仕事はしたくない
このような派遣社員は、上司からも同僚からも大切にしてもらえません。
「派遣=正社員より仕事をしなくていい」と思っていると大間違いです。
派遣社員はアルバイトやパートと比較すると格段に時給が高いですよね。
この時給はスキルや経験に対する対価ですので、派遣社員という雇用形態に甘えてはいけません。
「真面目にやっているけどミスが多い」「どんなに頑張っても仕事のスピードが遅い」という方は、派遣会社に相談して仕事量が多くない派遣先を紹介してもらいましょう。
誰にでも欠点はありますので、どうやったらカバーできるかを考えて行動に移すことが大切です。
ミス防止のため三重チェックする、多くの人と関わって仕事の全体像を把握する、できることから1つずつ始めてみましょう。