- いつまでもニートでいる訳にはいかない
- 家族にこれ以上迷惑をかけたくない
- ニートを卒業して就職したい!
社会復帰するためには、就職活動の進め方を知り、生活を改善していく必要がありますね。
まずは何から始めたらいいのか悩んでいる方も多いことでしょう。
そこで今回は、ニートだった人が今からやるべきことを紹介しています。
また就活をスムーズにするためのポイントも掲載していますので、社会人になるための参考に読んでいただきたいと思います。
目次
就職したいニートが就活をするためにやるべき3つのこと
ニートから社会人になるためには、いくつかの準備か必要です。
準備を整えずにスタートを切ってしまうと、思うように内定がもらえずニートに後戻りしてしまうかもしれません。
あなたが今やるべき就職のための3つの事を紹介していますので、まずはチェックしてみて下さい。
引きこもりをやめる
ニートになってほとんど外出をしていないという人は、積極的に外へ出かける機会を持ちましょう。
またニート期間中に家族としか関わっていないという人は、以前働いていた職場の同僚や学生時代の友人と会う約束をしてみるのもオススメです。
とにかく多くの人と関わりを持って、社会復帰の準備を始めていきましょう。
不規則な生活を正す
ニート生活が長いと、完全な夜型になっている人も多いと思います。
テレビも深夜ものは面白いですし、ゲームも夜の方が集中できるから不思議です。
しかしあなたは脱ニートを宣言しました。これからは朝方の生活にシフトチェンジしなくてはいけません。
これまで昼過ぎに起きていた人が、いきなり朝の7時に起きるのは困難です。まずは1時間、早く起きることから始めましょう。
1時間起きるために1時間早く寝るのって、実はとてもむずかしいって知っていますか?
夜早く寝るには朝早く起きるしか方法がありません。
眠くても頑張って、1時間ずつ早く起きる練習をしましょう。1ヶ月後には、6〜7時に起きられるのが目標です!
ネガティブ思考をやめる
一人で引きこもってゲームやテレビに没頭していると、自己肯定力がかなり低くなっている可能性があります。
「自分はダメだ」「ニートなんか雇ってくれる企業はない」など悲観的になるのは今すぐやめましょう。
まずは「就職したい」「仕事をはじめたい」と決意した自分を褒めてあげて下さい。
そしてできるだけ物事をポジティブに、あなたには明るい未来が待っていると信じて就活をスタートさせましょう。
就職したいニートが就活をするために始めるべき8つのこと
ビジネスマナーを勉強する
ビジネスマナーは入社が決まってからでいいと思っていたら大間違いです。
なぜなら、入社するためには「面接」があるからで、面接に突破することが就職の重要なポイントになります。
就職したことがある人はなんとなく覚えているかもしれませんね。
面接ではどのシーンでお辞儀をするか、言葉遣いや身だしなみ、必ず復習しておいて下さい。
求人票をしっかり読み込む
応募する企業を選ぶため、ハローワークや求人サイトなどで求人票をチェックしますよね。
求人票には企業の情報がびっしり詰まっていますので、さっとみて終わりにせず、しっかりと読み込んで下さい。
とくに「未経験者歓迎」「学歴・職歴不問」と書かれた求人は、しばらく定職に就いていないニートでも応募しやすい求人です。
しっかり確認しておきましょう。
ニート期間について答えられるようにしておく
面接では、空白期間に何をしていたのかを聞かれる可能性が高いです。
「世界中を放浪していた」「ボランティアに励んでいた」「音楽活動をしていた」など、話しやすい内容であれば問題ありません。
しかし「何もしていなかった」というのはどう話していいのか悩むところですよね。
ここは嘘をつかず正直に話すことが大切です。
- このままでは親に迷惑をかけてしまうと思い一念発起した
- 前職でパワハラを受け働く意欲をなくしていたけど乗り越えることができた
- 一度きりの人生だから、自分ができることを精一杯やりたいと思った
など。気持ちを包み隠さず伝えることで、前向きに堂々と話すことができます。
さらに入社してからも、「色々あっただろうが頑張っているな」と評価されるかもしれません。
不採用でもへこたれない・気持ちの切り替え
どんなに前向きに面接に挑んでも、やはりニートだったということで不採用になることも多いかと思います。
面接まで行ければいい方で、書類で落とされてしまうこともあるでしょう。
しかし諦めないで下さい。あなたが働ける会社は必ずあります!
なぜなら、今は多くの企業が人手不足の問題を抱えているからです。
とくに中小企業は人手不足や若者の離職が深刻で、募集をしても思うように人が集まらず困っています。
また「ニートだったから一生採用されない」ということはまずありません。
始めはうまくいかなかったとしても「よし、次!」と気持ちを切り替えて、モチベーションを保ちましょう。
面接対策を徹底的におこなう
ニートだった方は、徹底した面接対策を行いましょう。
理由は、ニートだったことを引け目に感じて、弱腰の面接になってしまう可能性が高いからです。
面接対策の書籍など、本屋さんに行けばいくらでもありますから、代表的な質問にはスムーズに答えられるように練習を重ね、自信をつけましょう。
自分が話しているのもスマホで自撮りしてみるのがオススメです。
第三者の目で自分を観察して、堂々と自己アピールができるよう準備を整えましょう。
自己分析をする
内定をつかむためには自己分析が必要不可欠です。
自分の過去を振り返り、「私はこういう人間です」「私はこんなことができるので御社に貢献できます」などとアピールしなくてはなりません。
企業はあなたの人柄や入社への熱意を知りたいと思っています。
自己分析をすることで、自分の弱みと強みを理解し、どんなことで社会に貢献できるかをあなた自身も知ることができるのです。
「過去にどんなことに打ち込んだか」、また頑張った経験や苦労した経験を掘り下げ、何が学べたのかをリストアップしてみましょう。
そして将来はどうなっていたいか、それを実現するために今やるべきことは何か、自己分析をすることで自然と見つかってくるはずです。
企業分析をする
自己分析が終わったら、次は企業分析に移ります。
その前に、自分が働きたい業界が決まっていなければ、業界分析からはじめましょう。
企業分析ができていないと、自分のやりたいことができるのか、自分に向いている仕事なのかを擦り合わせができません。
企業のホームページを開いたら、企業情報を読み、どんなサービスや商品を売っているのかチェックしてみましょう。
あなたがしっかりと企業分析をしていれば、そのことが面接で採用担当者に伝わるはずです。
それだけで入社したいという熱意が伝わりますし、準備を怠らない計画的な人材と判断してもらえます。
また企業がどんな分野に力を入れているのか、どんな社員が働いているのかも知っておくといいですね。
「企業分析ができない」という人は、転職のプロである転職エージェントに相談して、やり方を教えてもらいましょう。
転職サイト・転職エージェントに登録する
ニートからの再出発ということで、社会復帰に対して恐怖や不安を抱えている人も多いことでしょう。
そんな方は、転職エージェントを利用することをオススメします。
転職エージェントは非公開の求人を数多く持っていますし、あなたの現状を把握して面接対策や履歴書の作成をていねいにサポートしてくれます。
また転職サイトを活用したい人は、「未経験歓迎」などのワードを用いて探してみましょう。
転職サイトにも色んな種類がありますので、社会人経験なしの人が利用しやすいサイトや、志望する業界に特化したサイトを利用するようにしましょう。
既卒で就業未経験でも転職エージェントは利用できる?就職エージェントを利用すべき?
就職活動支援を受けられるサービス3つ
1人での就職活動は自信がない。
誰かのアドバイスやサポートを受けながら進めていきたい。
そんな時に頼ることができる就職支援サービスを3種類紹介していきます。
自分にとって利用しやすいサービスはどれか比べながら目を通してみてください。
ハローワーク
ハローワークという言葉は、誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
国が運営している公共職業安定所のことで、主に各都道府県の主要都市に設置されています。
基本的に求職者は無料でハローワークを利用でき、国による運営ですので今後も安定してサービスを受けることができます。
条件に合う求人の紹介から、履歴書の添削、面接対策まで幅広くサポートをしてくれますよ。
ハローワークは地域に根差した活動をしていることもあり、他では見かけないような地元企業からの求人を扱っているのも特徴です。
注意点としては、ハローワークへの求人の掲載にはお金がかからないため、質の低い求人が紛れ込んでいる可能性もあるということ。
採用にお金をかけることに消極的な企業ほど、雇用条件や待遇も悪い可能性も高いですからね。
紹介された求人にはしっかりと目を通し、納得できる内容かチェックしましょう。
就職支援を行う地元の団体
就職支援を行う団体というのは意外と多く、地域によってはハローワーク以外の支援機関が地元にある可能性も。
例えば「地域若者サポートステーション」という厚生労働省委託の支援機関があり、こちらは15~39歳の若者に対して就労支援を行っています。
就労支援を行うNPO法人も多く、ニートや引きこもりで悩んでいる若者の支援や、中には障がい持つ求職者の支援を目的とする団体などもあり、地域に密着した活動を行っています。
また、このような地域の支援団体は身近な施設を利用して活動していることが多いです。
これまで就職活動をほとんどしたことがない人や、いきなり本格的な就活をするのはハードルが高い、基本的なところからサポートしてほしいという方に向いていますよ。
転職エージェント
すでに少し紹介していましたが、民間企業が就職支援を行う「転職エージェントサービス」もおすすめです。
人材を求める企業と求職者をマッチングしてくれるサービスですね。
希望に合う条件の企業の紹介や、履歴書の添削、面接対策、年設日程の調整まで幅広く支援してくれますよ。
転職エージェントサービスでは選任のアドバイザーがつくことが多く、より求職者のニーズを組んだ親身なサポートを受けられるのも特徴です。
中には、求職者の代わりに内定後の雇用条件の交渉までしてくれるところも。
サービスの利用は基本的に無料ですので、まずは転職エージェントサービスに登録してみるところから始めると良いでしょう。
ニートからも就職しやすいおすすめの仕事
ニートからでも就職しやすい職種について紹介していきます。
あくまで比較的就職しやすいということですから、もちろん紹介する仕事以外にも気になる職種があれば積極的チャレンジしましょう。
もし、希望の仕事を見つけられない、何から始めていいのかわからないという方は、ここから紹介する職種の中に着になるものがないかチェックしてみてください。
接客業
比較的就職しやすい仕事の特徴は、需要が多く慢性的に人手が不足しがちであることや、経歴よりも実力主義であることです。
接客業はその両方に当てはまりますので、内定が出やすい仕事の一つです。
人と接するのが好きで気配りができる人であれば、ニートの経験があったとしてもほとんど問題視されることはないでしょう。
体を動かく仕事なので、体力のある人であればなお活躍しやすいです。
介護職
介護職は需要が増え続けているのに対し、慢性的に人手不足が深刻な仕事です。
これまでの経験もそこまで重視されず、業務をこなす中で徐々に身につけてもらうというスタンスが多いですね。
未経験でも不利にならず、高齢者とかかわることに抵抗のない方であればおすすめです。
介護は力仕事、というイメージが強いかもしれませんが、体力があればいいというわけではなく、命と生活を預かる貢献度の高い仕事です。
誰かのために奉仕することにやりがいを見いだせる人であれば、介護はピッタリの仕事ですね。
施工管理職
施工管理は、建築現場で安全管理、工程管理、品質管理を行う仕事のことです
建築業界は常に人材の需要があり、人手不足が続いているため採用もされやすいのですね。
未経験であってもほとんど不利になることはなく、ニートという経歴もそこまで注目されません。
コツコツと作業を積み重ねていくことが好きな人や、現場でスムーズな作業ができるよう、チームと円滑にコミュニケーションが取れる方が向いています。
プログラマー
プログラマーは実力主義の職種で、スキルさえあれば学歴や経歴はそこまで重要視されない傾向にあります。
ただ近年はIT業界の人材不足が目立つようになり、未経験であっても採用したいと考える企業も増えています。
就職後に研修などを受けながら必要なスキルを身につけていけるため、未経験でもプログラマーとして働き始めることが可能です。
パソコンの扱いに慣れている人、デスクワークが苦にならない人、論理的に考えることが得意な人、数字に強い人等、当てはまるものがあれば、プログラマーにも向いていると言えます。
就職したいニートには職業訓練もおすすめ
社会人経験が少ない人には、国の機関である「求職者支援訓練」の利用をオススメします。
やはり長いニート生活を送っていると、いきなり正社員になってバリバリ働く、というのは困難です。
朝起きることや通勤も負担に感じるかもしれませんので、まずは職業訓練で社会人の感覚を取り戻すことから始めてみましょう。
職業訓練ではビジネスマナーやパソコンの基礎が学べたり、オフィスソフトや資格取得が目指せたりといったコースが用意されています。
また専門的な知識が得られる以下のようなコースも設置されています。
- パソコンインストラクター養成科
- 介護スタッフ養成科
- 建築CADデザイン科
- 経理事務養成科
- ネイリスト養成科
このほかにも色々な技術を身に付けられますので、社会復帰への第一歩として検討してみて下さい。
訓練を受けるには、あなたの地域のハローワークへ申し込みが必要です。
求職の手続きを行い、希望する職業訓練コースを選択しましょう。
就職したいニートはとにかく早めの行動が吉
この記事をみているあなたは、「いつから就活を始めようか…」と悩んでいませんか?
脱ニートのためには、とにかく早く行動することが大切です。
悩んでばかりでは前に進みません!
まずは「ぜったい就職する」と決意して、ポジティブな気持ちで前に進むことが肝心です。
ニートの期間が長いと就職に不利になる
準備期間ももちろん大切ですが、あまり長くなると採用に不利に働きます。
また面接で空白期間の説明にも苦労してしまうでしょう。
あなたを採用したい企業の不安を払拭するためにも、できるだけ早く活動することをオススメします。
20代であれば転職エージェントも問題なく利用できる
- 一人での就活が不安
- 面接で何て答えていいか分からない
- 履歴書の空白期間の書き方に迷っている
そんな就職に対して不安や分からないことを抱えている方は、迷わず転職エージェントを利用しましょう。
これまでは「即戦力のある経験者の転職サポート」といったサービスがメインでしたが、最近ではニートやフリーターに特化した転職エージェントも増えています。
ただし年齢が20代に限定されているため、30代は利用することができません。
20代後半なら早めに登録をして、どんな仕事があるか、どんな職業に向いているか、相談してみてはいかがでしょうか?
20代におすすめ転職サイト ・エージェント比較ランキング! 【2020年版】
ほとんどの就職支援は30代までで支援が終わる
国の就職支援には、15〜39歳を対象とし、就職の悩みや不安に応えてくれる地域若者サポートステーション、通称「サポステ」。
15〜34歳の求職者をサポートしてくれる「ジョブカフェ」などがあります。
これらの就職支援は30代までが対象となっています。
どちらも無料で支援が受けられますので、早めに行動を開始しましょう。
就職したいニートはとにかく1歩目を踏み出すことから
ニートだったという事実は変えられませんが、これからの行動次第では「あの空白期間があったから今がある」と思うことができます。
まずは悩んでいないで、動き出すことがはじめましょう。
悩んでいるだけでは何も解決しませんし、着実に時間だけが過ぎていきます。
面接対策や履歴書に不安がある方は、ハローワークや転職エージェントに相談してみるのもいいでしょう。
今はさまざまなサポートが無料で受けられますので、諦めないで前に進んで欲しいと思います。
「辛いことがあっても、あとで笑える日が必ずくる!」そう自分を信じて、ニート生活を卒業しましょう。
社会人になったあなたを応援しています。