ホワイト企業と聞くと、「働きやすい」「退職しないから転職しづらい」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ホワイト企業に勤めている自覚がありながらも、辞めたいと思っている人も意外と多いです。
ホワイト企業なのに辞めたくなる理由はどこにあるのでしょうか。
そこで今回は、ホワイト企業でも辞めたくなる原因と対処法についてお話していこうと思います。
目次
ホワイト企業でも辞めたい人は多い
ホワイト企業というと、福利厚生が充実していたり、長時間残業を強いられることがないなど、働きやすい環境が整っているのでは?というイメージを持っている人もいますよね。
働きやすい環境だから辞めたいと思う人も少なく、なかなか求人が出にくかったり中途採用をしていないという現実もあります。
しかしホワイト企業だから、退職者が全くいないというわけではありません。
むしろ意外と辞めたいと感じている人も多くいるようです。
「ホワイト企業にいるのにもったいない」と思う人もいるかもしれませんが、ホワイト企業に勤めているからこその悩みもあるのではないでしょうか。
ここではホワイト企業でも辞めたいと思っている人が多いことを、知っておきましょう。
ホワイト企業を辞めたくなる理由
次に、ホワイト企業に勤めながらなぜ辞めたいと思うのかについて、お話していこうと思います。
ホワイト企業でも辞めたくなってしまう理由には、
- 仕事のやりがいを感じない
- キャリアが描けない
- 収入アップが見込めない
- 会社の雰囲気やレベルについていけない
- 企業したくなった
などの理由があるようです。
俗にいうホワイト企業ということはわかっているけど、環境や雰囲気が自分には合わない、と感じて辞めたいと思う人が多いようです。
またホワイト企業で身に着けたスキルを活かして起業したいなど、ポジティブな退職理由もあるようです。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
仕事自体にやりがいを持てなかった
いくらホワイト企業に勤めている自覚を持っていても、その会社や業務内容にやりがいを感じられないと、辞めたくなってしまいますよね。
福利厚生や、残業時間、職場の環境に関して問題がない、むしろ働きやすいと思っていても、それだけで仕事に対してやりがいをもているという人は多くはないようです。
やはり毎日の業務内容や裁量など、仕事の内容にやりがいを感じることで、仕事に対して向かう姿勢やモチベーションが変わることがあります。
仕事自体にやりがいを感じられないと、続けるのは難しいのかもしれません。
将来的なキャリアが見えなかった
将来的なキャリアを描けない場合にも、辞めたいと感じてしまうことがあるようです。
働きやすい職場で働いていると、そればかりに目が行きがちですが、働いているからにはキャリアにもきちんと目を向けたいですよね。
力量以上の仕事を求められてばかりではきついこともありますが、キャリアの見通しが不透明な場合も、不安が生じてしまいますよね。
将来このようになりたいという、明確な目標があることで仕事のモチベーションに繋がるという人もいるでしょう。
将来的なキャリアを描ける職場で、成長して行きたいと思う人も少なくないのではないでしょうか。
大きな収入アップが望めないと気がついた
ホワイト企業は給与が安定している、という特徴の会社も多いです。
安定したお給料をもらえることは、生活していくうえでも大切なことです。
また給与がやすくても、手当がついたりボーナスの支給があることで満足という人もいます。
しかし安定している一方で、昇給が微々たるものであったり残業が少ないことで、残業代があまり見込めないなど、大きな収入アップが望めないことに不満を感じて辞めたいと考える人もいるようです。
微々たるものでも昇給があるだけ嬉しいと感じる人もいれば、もっと成果給がほしい、昇給したいと思う人色々な考え方があると思います。
しかし給与という、仕事のモチベーションに繋がりやすいものに望みを感じられないと、辞めたくなってしまう人もいるのは仕方のないことかもしれません。
会社の雰囲気についていけなくなった
ホワイト企業は働きやすい環境であることが多く、職場の人間関係も良好という場合が多いようです。
しかし、職場の人間関係の距離感が近すぎたり、仲が良すぎたりすることで疲れてしまうこともあります。
また会社や職場の雰囲気が独特の場合、最初は良くても後々疲弊してしまい「ついていけない」と感じて辞めることを考える人もいるようです。
社会人は多く時間を職場で過ごすことになります。
その職場人間関係が良好であるのは良いことですが、距離感が近すぎると思わぬトラブルに繋がり、一気に働きづらくなってしまうこともあります。
また会社の雰囲気が独特である場合、慣れるのに時間がかかってしまうこともあります。
会社の雰囲気についていけないことが、割り切れる人にとってはなんてことないことでも、気にしてしまう人にとっては辞めたくなる原因になるようです。
周囲のレベルが高すぎた
周囲のレベルとの差を感じた時にも、辞めたいと感じることがあるようです。
ホワイト企業は人気が高いため、スキルや実績が一般的な企業より高い人が集まりやすい傾向にあります。
そのため、自分よりスキルが高い人、実績を持っている人に出会う確率も高くなるでしょう。
自分よりスキルや実績が出会うことでモチベーションが上がるという人にとっては、より自分を高められる職場で良いかもしれませんが、そうでない場合には圧倒されて辞めたくなってしまうようです。
自分のスキルを高めたい人にはホワイト企業は、良い環境と言えるかもしれませんが、周囲とのレベルの差を少しきついと感じることもあるのかもしれません。
起業を目指すようになった
ここまでネガティブな転職理由についてお話してきましたが、ポジティブな理由から転職を検討する人もいるようです。
それが企業です。ホワイト企業ではスキルの高い人も多く、自分を高めるには適した環境である場合があります。
その環境で働くことで、スキルや実力がつきもっと実力を発揮したいと感じる人もいるのではないでしょうか。
その結果転職より起業を考えることがあるようです。
このようにホワイト企業でも、辞めたいと思う人はいます。
その理由は色々ありますが、ホワイト企業だからというだけで続けるのは簡単なことではないのかもしれません。
仕事にはやりがいや裁量に加えて、それに見合ったお給料も大切と考える人も多くいるように感じます。
色々なことを総合的に考えて、辞めるのか続けるのかを検討することが大切なのではないでしょうか。
ホワイト企業を辞めて後悔するケースも多い
ホワイト企業を辞めてしまい、その後転職や起業をしてうまく行く人もいますが、中には後悔してしまう人もいるようです。
退職をするのに勢いももちろん大切ですが、勢いだけで決めてしまうと自分がどれだけ恵まれた環境で働けていたのかを実感することがあるでしょう。
転職は今以上に良い職場を求めてする人が多いと思いますが、元々ホワイト企業で働いてた人が、それ以上の条件の職場を探すのは難しいのではないでしょうか。
もしホワイト企業を辞めて転職すのであれば、きちんと自分が何を求めて転職するのかを分析してから、少し条件が下がってしまう可能性があることを理解して行うべきなのかもしれません。
自分の市場価値を知るには転職エージェントがおすすめ
ホワイト企業から転職したいと思っても、勢いで辞めてしまうと後悔することになってしまう可能性があります。
後悔しないために必要なのは自分の市場価値を知ることです。市場価値を知るには、第三者による分析も大切です。
そこで市場価値を知る方法の一つとして転職エージェントを利用する方法があります。
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