会社を辞めそうな人は、雰囲気や社内での言動が変わります。
部下や同僚が突然辞めるということはほとんどなく、あなたが辞めたいサインに気付いていないだけなのです。
今回は、会社を辞めたい人が出すサインを解説!
サインにいち早く気付いて、手遅れになる前に対応しましょう。
目次
会社を辞めそうな人の特徴14選
それでは早速、会社を辞めそうな人の特徴を解説します。
- 不満や愚痴をよく口にする
- 挨拶をしなくなる
- 周りの意見を素直に聞くようになる
- 周りからの評判を気にしなくなる
- スッキリした表情になる
- 会話の内容が変わる
- 自席にいる時間が長くなる
- 仕事に集中しなくなる
- 業務内容をまとめ出す
- 終業後の付き合いを断るようになる
- 急に定時に帰るようになる
- 急に休んだり早退したりする
- 服装や髪型が変わる
- 生活が変わる
不満や愚痴をよく口にする
会社や会社にいる人に対する不満は、そのまま会社を辞める原因になりますよね。
不満や愚痴を誰かに話しているうちは、解決したいと思っている可能性があります。
しかし以前まで愚痴が多かったのに、最近静かになったと思ったら会社を辞める日も近いでしょう。
不満や愚痴をよく口にしている人は、辞めたい人予備軍として注意しておく必要があります。
挨拶をしなくなる
会社を辞めそうな人の中には、挨拶をしなくなる人がいます。
辞めようと思っている会社の人間関係なんて、もうどうでもいいのです。
また辞めても不自然でない流れをつくるために、わざと態度に出している場合もあります。
「あれ?最近自分から挨拶をしてこなくなったな…」と感じたら、その人の様子をよく見たほうが良いかもしれません。
周りの意見を素直に聞くようになる
「いつもは上司や同僚からの意見に反論しているのに、最近は妙に素直だな…」と思ったら、それは辞めたいサインかもしれません。
仕事に対する熱意が無くなったことで「どうせ辞めるし…」という気持ちになるのです。
この特徴が現れたら、既に転職活動や次の仕事のことで頭がいっぱいになっている可能性が高いでしょう。
周りからの評判を気にしなくなる
会社からの評価や上司や同僚からの印象を気にしなくなったら、会社を辞めようと思っている可能性が高いです。
もう会社から評価されても意味がありませんし、会社を辞めれば関わらない人に気を遣う必要がないですよね。
やる気のない態度を見せる
急に上司や同僚にテキトーな態度を見せ始めたら、それは辞めたいサインです。
「どうせ辞めるし、怒られてもいいや」と思っているのでしょう。
やる気が無くなってしまった部下や同僚に対して、厳しく接するのは逆効果です。
「ほら、やっぱり辞めて正解だ」と思わせないように、落ち着いて対応することをおすすめします。
会議などで発言しなくなる
会社を辞めるつもりの人は、仕事に対するモチベーションは無くなり、会議などの業務が雑になることが多いです。
わざわざ発言したり場を盛り上げたりしなくなるので、存在感が薄くなります。
スッキリした表情になる
前よりもスッキリした表情になったら、退職は目の前だといっても良いでしょう。
会社を辞める決心がついているので、もはや不満を感じない状態ですし、未練もありません。
ただし元々不満なく元気に働いている人もいるため、スッキリした表情の人全員が会社を辞めてしまうわけではありませんよ。
以前とは雰囲気が変わり、晴れ晴れとした表情の人がいたら要注意です。
会話の内容が変わる
今までとは違う話題をもちかけてくるようになったら、会社を辞めたいと思っている可能性があります。
生活スタイルが変わったり、新しいことに関心が向いていたりすると、無意識のうちに話す内容が変わりますよね。
また今取り組んでいる仕事に対しての責任感が無くなったことで、発言しやすくなっているというパターンもあります。
急に新しい分野の話や、今の仕事の話をするようになったら、辞めたいサインかもしれません。
自席にいる時間が長くなる
「前よりも話しかけづらくなったな…」
「話す頻度が減った気がする…」
会社を辞めたい人は、社内で必要以上に人と関わろうとしなくなります。
職場内の関係を絶とうとしている
なるべく自席で作業をすることで、コミュニケーションが発生しないようにします。
社内では必要最低限の会話しかしないことで、辞めるときに止められない・辞めた後に関わらせない状況をつくろうとしているのです。
仕事に集中しなくなる
会社を辞めたいと思っている人は、社内で問題を抱えていたり、社外に興味が向いていたりします。
そのため、目の前の仕事に集中できません。
ミスが増える
仕事でミスが増えたり、生産性が落ちたりしたら、仕事を辞めたい人である可能性が高いです。
「なぜできないんだ」と責めるのではなく、仕事に集中できない原因を調べるようにしましょう。
業務内容をまとめ出す
仕事を辞める人は、自分が任されている仕事の流れや、部下に任せている仕事内容をまとめ出します。
普段を違う作業が増えたら、辞めたい人のサインです。
特に部下をもっている人は自分が辞めても迷惑がかからないように少しずつ準備をします。
何の引き継ぎもしないまま辞めるよりはマシですが、最後まで仕事をやりきって退職してほしいですね。
デスクやロッカーが綺麗になる
また少しずつデスクやロッカーから物が減っている人も、会社を辞める可能性が高いです。
退職直前に片付けをしなくても済むよう、少しずつ持ち帰っています。
終業後の付き合いを断るようになる
終業後に会社の人と関わらないようになったら、辞めたいと思っている可能性があります。
転職のために勉強をしている・転職活動を行っている・関わりを減らして辞めやすくしようとしているなど、さまざまな理由が考えられます。
本人の気持ちとしても、辞める会社の人との関わりはできるだけ避けたいと思うのでしょう。
急に定時に帰るようになる
いつもは頑張って残業をしていたのに、急に定時で帰るようになったら注意が必要です。
先ほどの「終業後の付き合いを断るようになる」と同じように、以下の理由が考えられます。
- 転職のための勉強
- 転職活動を行うため
- 関わりを減らして辞めやすくしたい
また、残業してまで会社に貢献する意味が分からなくなったのかもしれません。
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急に休んだり早退したりする
会社を急に休んだり、早退が増えたりしたら、会社を辞める可能性が高いです。
理由は以下の2つ。
- 転職活動
- 有給休暇の消化
転職活動や有給休暇の消化を行っている
同じ業界や職種に転職する場合、就業時間と面接時間が被ってしまうことがあります。
そのため転職先を見つけるためには、今の会社を休まなければいけないのです。
最近はリモートワーク中にオンラインで面接を受けたり、コロナ禍を理由にフレックスで働きながら転職活動を行ったりする人もいます。
また「せっかくだから有給休暇を使いきろう」という理由で会社を休む人も多いです。
仕事が忙しい時期でも関係ない
繁忙期は仕事が休みにくいという会社はけっこうありますが、忙しくても関係なく会社を休む人は辞める可能性が高いでしょう。
「自分の人生だから」と割り切ってしまうタイプの人には、特に注意が必要です。
服装や髪型が変わる
服装や髪型がいつもと違う日は、転職活動をしている可能性があります。
- 私服OKなのにスーツで出社した
- いつもより高価なスーツを着ている
- スーツを持ち歩いている
- 髪型が決まっている
以上のような状況が増えたら、会社を辞めたい気持ちの表れだと思いましょう。
生活が変わる
- 引っ越しをする
- 実家に帰る
- 出社・退社時間が変わる
上記のような生活の変化が見られたら、辞めたいサインかもしれません。
転職先に合わせて住む場所を変えたり、転職活動のために活動時間を調節していたりする可能性があります。
特に引っ越し先の住所を隠している場合は、注意が必要です。
「転職したい」と思ったら取るべき行動!後悔しない転職活動の秘訣
会社を辞めようと思う理由
では会社を辞めそうな人は、なぜ辞めようと思ったのでしょうか?
会社を辞める理由は、以下の3つが多いです。
- 人間関係
- 仕事内容・量
- 会社の制度・文化
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人間関係
会社を辞める理由として真っ先に考えられるのが、人間関係です。
合わない上司や同僚がいたり、パワハラをされていて労働環境が悪かったりと、大体の悩みは人間関係によるものでしょう。
ストレスを感じる環境よりも、居心地の良い環境で働きたいですよね。
仕事内容・量
- 興味の無い業界で働いている
- 業務内容がつまらない
- ノルマが多い
などの理由で会社を辞めたくなることもあります。
仕事へのモチベーションや1日の作業量は、上司のマネジメントに問題がある場合も。
コミュニケーションで改善できる部分もあるかもしれません。
会社の制度・文化
給料や福利厚生に不満があったり、社風が合わなかったりして会社を辞める人もいます。
給料と作業量や結果が伴っていないのであれば、給与交渉や転職などの行動を起こしてくべきでしょう。
今の給料が実力相応なのであれば、経験やスキルを積むべきです。
社風が合わないと感じている場合は、本人の気持ちも考えて、辞めることを前向きに考えたほうが良いかもしれません。
またその他にも「親の介護が必要になった」など、本人の意志とは関係がなく退職を決める場合もあります。
退職を1カ月前に伝えるのは非常識?何か月前から会社に伝えておけばいい?
辞めそうな人への正しい対応
「辞めそうな人の特徴をもった人が目の前にいる!!」
特に優秀な人が辞めそうになっていると、辛いし困りますよね。
部下や同僚が辞めそうなとき、どのように対応するのが正解なのでしょうか?
- 辞めようと思った理由を聞く
- 解決できる問題であれば協力する
辞めようと思った理由を聞く
「もしかして辞めようと思ってる?」「なんで辞めようと思ったの?」といきなり聞くのはハードルが高いですよね。
そのためまずは辞めそうな人に、なんでも良いので話しかけてみましょう。
そして話してくれそうな空気だった場合は、怒った態度を見せないように何が原因なのか聞いてみてください。
本人の口から何も聞いていないのに、勝手に理由を決めつけるのはNGです。
まずは相手の気持ちに共感する
質問攻めをしてしまう・「それは違う」といきなり否定するなど、相手の気持ちを考えない発言をしないようにしてください。
まずは相手の気持ちに共感し、その後自分の意見などを話すようにしましょう。
解決できる問題であれば協力する
会社を辞めることは一概に悪いことだとは言えませんよね。
辞めそうな人の話を聞いた上で、転職した方がいいと判断できる場合もあります。
しかし辞めそうな人が社内で解決できる問題で悩んでいる場合、状況が良くなるように協力することも大切です。
優秀な人ほど辞めてしまう3つの理由
企業内では他の社員よりも突出した実力を持っている社員が一定数存在します。
しかしそんな優秀な社員ほど、サイレントに誰にも言わずに辞めてしまうことが多いのを、肌で感じ取っている人もいるのではないでしょうか。
実は優秀な人ほど、企業に対して厳しい目線で接していることも多く、それを感じさせないようにふるまっていることが多いんです。
ではなぜ優秀な人ほど屋mてしまうbのか、気になりますよね。
以下で優秀な人ほど辞めてしまう理由を紹介していきます。
仕事にやりがいを感じなくなってきた
優秀な人は仕事をスムーズに進めるのが上手いため、仕事に対してやりがいを求めることが多いです。
しかし仕事が毎日単調で、やりがいを感じなくなってくると、段々と自分がさらに活躍できる場所を求めて、転職したくなってきます。
優秀な人ほど自分がレベルアップすることに執着しますから、仕事に対してやりがいが感じられなくなると、自分の成長が止まってしまうと考えることがあるのです。
現在の企業で得られた経験をもとに他の企業に自分を売り込み、更なるスキルアップを目指して転職活動を始めます
いくら成果を出していても、アグレッシブに自分の成果を追い求めていきますから、周囲に伝えることなく突然転職してしまうのです。
評価制度に不満がある
優秀な人は自分の成果が正当に認められない環境から抜け出して、自分が評価される環境を求めて転職することが多いです。
企業内では様々な評価制度が用意されているものの、普段見えないところで活躍している人の評価をうまく反映できないことがあります。
せっかく頑張っているのにも関わらず、他に頑張っていない人が評価されてしまうと、モチベーションが維持できなくなります。
特に年功序列制度が浸透している企業では、上司の方が評価されることが多く、せっかく成功していても昇進に結びつかないことも多いです。
実力主義の企業を求めて退職していく傾向にあります。
給与に対して不満がある
優秀な人は自分の現在のスキルをきちんと把握しているため、現在もらっている給料よりも低い給料をもらっていることに気づいてしまうと、より待遇の良い企業を求めて転職活動をすることもあります。
給与は個人のスキルや実績に応じて、労働の対価として支払われます。
会社に貢献しているにもかかわらず、給与が他の同僚と変わらない場合、不満が蓄積されていきます。
給与に対して不満を抱えている場合に、自分のスキルが転職市場でどの程度通用するかを考えて、転職活動を秘密裏に行っていくのです。
辞めそうになるのを未然に防ぐコツ
優秀な人が突然会社を辞めたら、会社にとって大きな損失になりますよね。
実は優秀な人ほど自分の今後のキャリアについて、しっかりと感がていることが多く、一つの企業に対して、ステップアップのいい機会であるという認識で働いていることが多いのです。
優秀な社員が辞めそうになるのを未然に防ぐためには、下記のコツを参照して、普段の付き合い方から見直してみることをおすすめします。
普段から部下とのコミュニケーションを大切に
上司や同僚の変化にいち早く気付けるように、日頃から意識をすることが大切です。
また仕事にやりがいを感じてもらえるよう、ただ業務を依頼するだけではなく、人間関係を大切にすることで離職率を下げることができます。
本来は無駄なコミュニケーションを行わずに仕事をすることが理想の状態ですが、人間ある程度のコミュニケーションがないと信頼関係を構築できません。
部下の性格を考慮して、ちょうどいい温度感で接するようにしましょう。
成果はきちんとほめて拡散する
部下がある程度の成果を上げているのあれば、定期的にきちんとほめることをおすすめします。
だれしも成果を褒められると、次に生かすために頑張ろうと思うものです。
逆にきちんと成果を上げているのに、褒められない方がやる気をなくしてしまいます。
また成果を部下と自分の間だけで共有するのではなく、他の社員にも教えてあげるとより部下の成果が周りに浸透します。
辞めようと思っているは気付かれないように注意
最後に辞めたいと思っている人に向けてのアドバイスです。
辞めそうな人の特徴を見て「あ、これ自分もやってるかも」と思った人は多いでしょう。
しかし会社を本当に辞めるつもりなら、転職活動をしていることはバレないほうが良いです。
周りの態度が悪くなる危険性がある
辞めたいことが周りにバレると、社内で冷たい態度を取られたり、転職活動を邪魔されたりする可能性があります。
- 冷たい態度を取られる
- 転職活動を邪魔される
上司が大量の業務を押し付けてきたり、有給休暇の申請を通してくれなかったりしたら困りますよね。
信頼できる人やSNSで話すのもNG
そのため社内で信頼できる人に話すのもできるだけ控えるべきです。
人生相談くらいならしても良いですが、あまり会社にとってネガティブな話はしないほうが良いです。
またSNSは、フォロワーに会社の人がいなくても危険です。
どこから情報が伝わるか分かりませんので、転職活動は慎重に行いましょう。
相談は転職エージェントにしよう
転職活動を成功させたいのであれば、転職エージェントがおすすめです。
なぜかというと、転職エージェントは自分に合う会社を紹介してくれるだけでなく、面接の日程調節やスケジュール管理まで行ってくれるから。
働きながら転職活動をしたい人は、手厚いサポートのある転職エージェントがおすすめです。
当サイトおすすめの転職エージェントは以下のページで紹介しています。
辞めそうな人の特徴にいち早く気付ける環境をつくろう
いかがでしたか?
会社を辞めそうかどうかは、雰囲気や言動で気付けることが分かりました。
優秀な人材が会社を去らないよう、特徴に気付ける環境づくりをしていきましょう。