営業職は直接的に企業の売上を上げられる職業ですが、「もっと会社の経営に関わりたい」という思いから、営業職からコンサルへの転職を希望されている方は多いのではないでしょうか?
この記事では営業職からコンサルへ転職することについて解説します。
転職活動の進め方やおすすめの転職エージェントもご紹介するので、最後まで読んでみてください。
目次
営業職からコンサルへの転職は難しい?
営業職とコンサルは関係の薄い職業になるため、「営業職からコンサルへ転職することは難しいのかな?」と不安に感じている方は多いと思います。
しかし、コンサルへ転職している方の半分以上が未経験として転職を成功させています。
そのため営業職からコンサルへ転職することは可能なのですが、決して簡単なわけではありません。
コンサルとして必要になるスキルを習得しておく必要がありますし、転職活動にも時間をかける必要があります。
「転職できるかな…」と不安に感じる必要はないですが、「簡単に転職できる」という考え方には注意が必要です。
コンサルへの転職活動の進め方
転職経験がない方は、営業職からコンサルへ転職する方法や流れがわからないと思います。
営業職からコンサルへスムーズに転職するためには、事前に流れや方法を把握してくことが大切です。
そこでコンサルへの転職活動の進め方を3つのステップに分けてご紹介します。
①コンサルで活かせそうな経験・実績を振り返る
まずはコンサルで活かせそうな経験や実績を振り返ってみてください。
コンサルへの転職に関わらず、希望する職種で活かせる経験や実績をアピールできないと転職活動は難航します。
1つでも多くの経験や実績をアピールすることが転職成功の近道です。
営業職とコンサルは別の職業なのですが、必ずコンサルで活かせる経験や実績はあると思います。
例えば、コンサルでは「コニュニケーション能力」が必要とされるため、コニュニケーション能力の高さをアピールできる経験や実績があれば、転職できる可能性が高まります。
コミュニケーション能力以外にも活かせる経験や実績はあると思います。
②コンサルで必要になるスキル・資格を取得する
コンサルで活かせそうな経験や実績を振り返ると、必要になるスキルや資格を取得してください。
営業職で培った経験や実績をアピールするだけではコンサルへの転職は成功しません。
営業職では培うことができないスキルを中心に習得すると、転職は成功する可能性が高まります。
コンサルでは特別な資格を取得する必要はないのですが、取得していることで自分のスキルを簡単に証明できます。
そのため未経験の場合は資格を取得することをおすすめします。
コンサルで必要になるスキルと資格は下記の通りです。
「必要になるスキル」
- コミュニケーション能力
- IT知識とスキル
- 携わる企業の専門知識
- 論理的な思考力
- プレゼン能力 など
「コンサルで役立つ資格」
- キャリアコンサルタント(国家資格)
- 行政書士(国家資格)
- 中小企業診断士(国家資格)
- MBA
- PMP など
転職するコンサルの業界によって有利に働く資格は異なるので、業界を決めてから資格を取得することをおすすめします。
③求人に応募する
コンサルで必要になるスキルや資格を取得できれば、コンサルの求人へ応募してください。
コンサル業界は市場は拡大しているにも関わらず、人手が足りていないため求人は多くあります。
少しでもスムーズに求人を見つけ出し応募するためには「転職エージェント」を活用することをおすすめします。
転職エージェントとは、無料で転職に関することをサポートしてくれるサービスです。
具体的なサポート内容は求人紹介・面接対策・条件交渉・書類添削などです。
転職のプロと言われている「キャリアアドバイザー」がサポートしてくれるため、営業職からコンサルへ転職できる可能性が高まります。
また、転職エージェントを活用する以外にも、コンサルへ転職する方法があるので詳しくご紹介します。
紹介でコンサルへ転職する
日本には「リファラル採用」と言われる採用方法があり、知人の紹介でコンサルへ転職することが可能です。
ただしあくまで紹介になるため、100%採用される保証はありません。
また営業職ではさまざまな社会人とコミュニケーションを築くため、「うちのコンサルで働かない?」と誘いを受けることがあり、「コンサルで働いてくれる人を探している」という相談を受けることもあります。
お客様や知人から紹介される可能性は低いですが、1つの方法として考えられます。
営業職からコンサルへ転職する際の注意点
営業職からコンサルへ転職するうえでは、いくつか注意すべき点があります。
下記でお伝えする注意点をおさえることでスムーズに転職しやすくなり、コンサルへ転職したことを後悔する可能性が低くなります。
営業職からコンサルへ転職する際の注意点を4つご紹介します。
転職先が決まるまで時間がかかる
1つ目の注意点が「転職先が決まるまで時間がかかる」ということです。
営業職からコンサルへ転職するほとんどの方が、未経験になると思います。
転職市場において未経験者は経験者よりも需要が低くなるため、転職先が決まるまで時間がかかってしまう可能性があります。
また希望している求人を探すまで時間がかかることもあります。
そのため営業職からコンサルへの転職を目指している方は「時間がかかる」ということを認識して、転職先が決まるまで営業職を辞めないようにしてください。
待遇や給与が低くなる可能性が高い
2つ目の注意点が「待遇や給与が低くなる可能性が高い」ということです。
営業職からコンサルへの転職を目指される方の中には「給与を上げたい」「キャリアアップしたい」と考えている方がいると思います。
しかし未経験の異業種へ転職することで、待遇や給与をアップさせることは考えにくいです。
転職してからの待遇や給与は活躍次第だと思いますが、転職時の待遇や給与には期待しないことをおすすめします。
転職したては資料制作が多い
3つ目の注意点が「転職したては資料制作が多い」ということです。
「コンサルへ転職する=コンサルの仕事ができる」と思われる方が多いのですが、転職したては資料制作やリサーチ業務が中心です。
グラフやデータなどでは正確さが求められて、細かい部分も指摘されます。
人によっては資料制作の期間が長引くこともあり、また転職してしまうことも多いです。
「転職できたのに思っていた仕事ができない」と転職したことを後悔しないように、事前に資料制作が中心になることを認識しておきましょう。
企業への想いを中心にアピールする
4つ目の注意点が「企業への想いを中心にアピールする」ということです。
営業職からコンサルへの転職に一歩踏み出すと「コンサルで働きたかった」「クライアントの利益を上げたい」などコンサルに対する想いを中心にアピールしてしまいます。
これでは営業職からコンサルへの転職活動はスムーズに進みません。
コンサルに対する想いをアピールすることも大切なのですが、企業に対する想いを中心にアピールすることが大切です。
「貴社のコンサルで働きたい」という想いをアピールするようにしてください。
コンサルタント業界におすすめ転職サイト・エージェントランキング
営業職からコンサルへ転職する際におすすめの転職エージェント
営業職からコンサルへの転職活動の進め方として、転職エージェントを活用することが大切とお伝えしました。
ただし転職エージェントは総合型のものから業界に特化しているものまでさまざまな種類があり、「どのサービスを利用すれば良いのかな?」と悩んでしまいます。
そこで営業職からコンサルへ転職する際におすすめの転職エージェントを2社ご紹介します。
doda
dodaは業界最大級の総合型転職支援サイトで、転職サイトと転職エージェントのサービスが1つになっています。
両方のサービスを受けられることもあり、登録者数は550万人を超えています。
そんなdodaではコンサルの求人を約17,000件取り扱っています。
さらに各業界に精通しているキャリアアドバイザーが在籍しているため、手厚いサポートを受けられます。
そしてdodaには「スカウトサービス」があります。
スカウトサービスとは、企業側から転職者に対してアプローチできるサービスで、積極的に転職活動を行わなくてもコンサルへ転職できる可能性があります。
大手の転職支援サイトを利用したいという方は、dodaがおすすめです。
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは「アクシスコンサルティング株式会社」が運営しているコンサル業界に特化した転職エージェントです。
17年以上にわたりコンサルへの転職希望者を支援してきて、業界トップクラスの支援者数を誇ります。
さらにアクシスコンサルティングは転職先が決まるとサポート終了ではなく、平均して3年間はサポートしてくれます。
そのため転職後の相談なども対応してくれて、転職に対する不安を軽減できます。
そしてコンサル業界に特化していることもあり、他社では取り扱っていない「独占求人」を多数取り扱っています。
コンサル業界に特化した転職エージェントを利用したいという方は、アクシスコンサルティングがおすすめです。
注意点をおさえて営業職からコンサルへの転職を目指そう
この記事では営業職からコンサルへ転職することについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
コンサルへの転職は難しいと言われることが多いのですが、実際は半分以上の方が未経験で転職を成功させています。
さらに人手が足りていない実情があるため、コンサルの求人は比較的多いです。
「経営に関わりたい」という方は、上記でお伝えした方法と注意点をおさえて営業職からコンサルへの転職を目指してみてください。