管理職は一般職で働いている方が憧れる役職だと思うのですが、「転職する人が多い」という実情があります。
そのことを考えると「転職することも考えた方が良いのかな?」と悩まれている管理職は多いのではないでしょうか?
この記事では管理職が転職を考えるべきタイミングと、転職活動の進め方について解説します。
管理職におすすめの転職エージェントもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
管理職が転職を考えるべきタイミング
管理職が転職を考えるべきタイミングはいくつかあります。
そのタイミングを逃してしまうと、なかなか転職に一歩踏み出せなくなります。
管理職としてのキャリアをアップさせるためにも、下記でお伝えするタイミングを参考にしてみてください。
年収アップに期待できないとき
年収アップに期待できないと感じたタイミングでは、転職を考えるべきです。
一般職から管理職に昇進したタイミングでは、年収がアップしたと思います。
しかし管理職として働いていると「なかなか年収アップしない」「思っていたより年収がもらえない」と感じるタイミングがあります。
年収が全てではありませんが、同じ時間働くのであれば、高い年収がもらえる企業へ転職するべきだと思います。
ただ企業によっては「管理職になってから年収が一気にアップする」ということもあるので、1年〜2年で判断することはおすすめしません。
キャリアアップに期待できないとき
キャリアアップに期待できないと感じたタイミングでは、転職を考えるべきです。
自分よりも上の階層に人が詰まっている場合は、キャリアアップには期待できません。
また自分よりも上の階層にいる方の年齢が若いと、数年間はキャリアアップできない可能性が高いです。
「今の役職で十分」と思っている方は転職を考える必要はありませんが、「まだまだキャリアアップしたい」と思っている方は、転職を視野に入れておくべきです。
会社に対する不満があるとき
会社に対する不満があるタイミングでは、転職を考えるべきです。
管理職になると会社の経営にも関わると思うので、一般職では感じなかった不満が出てくると思います。
不満には大きい・小さいがありますが、その不満を解消できないと感じた場合は転職を考えるべきです。
どの会社に転職しても不満を感じることはあると思いますが、解消できる不満と解消できない不満があると思います。
解消できない不満がある状態で管理職として働き続けるのは、おすすめしません。
会社自体の成長が止まっているとき
会社の成長が止まっているタイミングでは、転職を考えるべきです。
会社の成長が止まっていない場合だと、新規事業や事業拡張などのポジティブな動きがあり、やりがいのあるポジションに就ける可能性が高いです。
また給与アップにも期待できますし、成長を続けている段階では転職を考える必要はありません。
しかし成長が止まっている場合は、仕事に対してやりがいを感じる機会も少なくなりますし、給与アップにも期待できないでしょう。
そして会社の成長が止まると、優秀で社外でも活躍できる人などは続々と転職していきます。
成果を上げられていないとき
管理職として成果を上げられていないタイミングでは、転職を考えるべきです。
成果を上げられていないことを環境のせいにするのは良くないですが、少なからず実力を出しやすい環境と出しにくい環境はあります。
そのため転職することで管理職としての実力が花開く可能性は大いに考えられます。
しかし成果を上げられていない状態だと、転職することが難しいです。
成果を上げられていないタイミングでは、時間をかけてじっくり考えることをおすすめします。
管理職が転職すべきではないタイミング
管理職では転職すべきではないタイミングがあります。
そのタイミングで転職してしまうと転職が成功しない可能性が高まるため、注意が必要です。
管理職の転職を成功させるためにも、下記のタイミングを参考にしてみてください。
管理職になって間もないとき
管理職になって間もないタイミングでは、転職すべきではありません。
管理職になって間もないタイミングですと、面接でアピールできる実績や経験がないです。
特に管理職は実績や経験がアピールしにくい役職になるため、最低でも2年間は務めることをおすすめします。
どうしても管理職になって間もないタイミングで転職したい場合は、一般職への転職を希望すると成功する可能性は高まります。
一時的な感情で不満を抱いているとき
一時的な感情で不満を抱いているタイミングでは、転職すべきではありません。
上記では不満を感じているタイミングでは転職を考えるべきとお伝えしましたが、「一時的な感情」の場合は例外です。
一時的な感情だけで転職を決めてしまうと、転職後に後悔することが多いです。
不満を抱いているときこそ冷静になり、一時的な感情だけでは転職しないようにしましょう。
会社に迷惑をかけてしまうとき
会社に迷惑をかけてしまうタイミングでは、転職すべきではありません。
繁忙期や後任が見当たらないタイミングで転職してしまうと、会社は困ります。
「転職するから関係ない」と思われるかもしれませんが、今までお世話になった会社に迷惑をかけることをおすすめしません。
転職することも会社にとっては痛手になるため、転職するタイミングだけは迷惑をかけないようにしましょう。
管理職の転職で失敗する人の特徴!どんな管理職は転職で成功する?
管理職の転職活動の進め方
転職経験がない方は「どうやって転職活動を進めれば良いの?」と不安に感じていると思います。
そこで管理職の転職活動の進め方を4つのステップに分けてご紹介します。
転職活動を始める前に把握しておくとスムーズに進めやすいので、参考にしてみてください。
①今までの経験や実績の棚卸しをする
管理職として転職を考えると、今までの経験や実績の棚卸しをしてください。
管理職として働いていると一般職として働いている方よりも経験していることや実績が多いと思います。
そのため転職活動をスタートさせる前に、今までの経験や実績の棚卸しをすることが大切です。
棚卸しをせずに転職活動がスタートすると、自分の強みやアピールポイントが分からずに希望通りに転職できない可能性が高まります。
管理職だと社会経験が豊富になるため、転職活動を始める1カ月ほど前から棚卸しをしておきましょう。
管理職からの転職は有利になる?アピールすべきポイントと注意点
②転職エージェントに登録する
経験や実績の棚卸しができると、転職エージェントに登録してください。
管理職の転職は「個人」でも成功させることは可能なのですが、転職エージェントを活用した方が成功させられる可能性は高まります。
転職エージェントとは無料で転職に関することを幅広くサポートしてくれるサービスで、「転職サイト」とは異なるサービスを提供しています。
具体的には「求人紹介・面接対策・書類添削・日程調整・条件交渉」などです。
そして転職エージェントを活用することで、管理職として働きながら転職活動を進められます。
転職エージェントは併用して活用しても問題ないため、気になるものがあれば登録してみてください。
③求人検索・情報収集
転職エージェントへの登録が完了すると、求人検索と情報収集を始めます。
転職エージェントでは希望に沿った求人を紹介してくれるため、検索する手間は省けます。
ただし企業先の情報や転職市場の情報が自分で収集する必要があります。
特に企業先の情報収集を怠ると、「思っていた企業ではなかった」と転職したことを後悔してしまうことが多いです。
そして情報収集をすることで企業先が求める人物像を理解できて、転職が成功する可能性が高まります。
④面接・内定・退職手続き
求人検索と情報収集が完了すると、面接→内定→退職手続きという流れで進みます。
転職エージェントを活用すると面接に関するサポートはしてくれますし、円満に退職する方法もアドバイスしてくれます。
内定は企業が求める人物像があるため、1つや2つ不採用でもどんどん応募を続けるようにしましょう。
1つ1つ落ち込んでいると、転職活動は進められません。
以上の4ステップで管理職の転職は終了します。
管理職におすすめの転職エージェント
転職エージェントは総合型のものから業界に特化しているものまでさまざまあるため、「どのサービスを利用すれば良いんだろう?」と悩まれることが多いと思います。
そこで管理職の転職におすすめの転職エージェントを2社ご紹介します。
パソナキャリア(ハイクラス)
パソナキャリアのハイクラス専門サービスは、管理職などの役職者やスキルのある方向けの転職サイト・エージェントです。
求人の半数が年収800万円以上の求人です。
経営層からの要望によって求人が出されていることもあり、管理職として活躍できる求人も多数掲載しています。
取引先企業も非常に豊富で、条件にあう転職先もミツカル可能性が高いです。
コンサルタントは各業界ごとに分かれているので、専門家による対応を受けられます。
忙しい中でも管理職の経歴を生かして転職したい!という方におすすめのサービスであるといえるでしょう。
doda
dodaは業界最大級の転職支援サイトで転職サイトと転職エージェントのサービスが1つになっています。
両方のサービスを受けられることもあり、登録者は550万人を超えています。
そんなdodaでは転職未経験でも安心できるほどの手厚いサポートを受けられます。
さらに転職のサポートしてくれるキャリアアドバイザーは各業界に精通しているため、業界ならではのサポートもしてくれます。
転職活動に対して不安な気持ちがある方は、dodaがおすすめです。
ビズリーチ
ビズリーチは「株式会社ビズリーチ」が運営しているハイクラスの転職に特化した転職エージェントです。
取り扱っている30%以上の求人が年収1,000万円を超えていて、管理職や経営幹部の求人を中心に取り扱っています。
そんなビズリーチには「スカウトサービス」があり、優良企業や一流のヘッドハンターと直接メッセージのやり取りができます。
実際にビズリーチを利用した8割以上の方が、ヘッドハンターサービスで転職を成功させているため、時間に余裕がない管理職にはおすすめの転職エージェントです。
管理職として転職することを選択肢に入れておくことは大切
この記事では管理職が転職を考えるべきタイミングと転職活動の進め方についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
管理職として現職の会社でキャリアアップすることだけではなく、転職してキャリアアップさせる選択肢を持っておくことは大切です。
また管理職として働いていると、転職を考えるべきタイミングは必ずあります。
そのタイミングで転職へ一歩踏み出せるように、転職活動の進め方を把握しておくことが大切です。
そして転職するときは上記でお伝えした転職エージェントを活用して、管理職の転職を成功させましょう。