派遣社員として働いていて、未経験の職種にチャレンジしたいと考えている方は多いと思います。
しかし一般的に未経験の職種は受からないと言われることが多く、「派遣でも未経験の職種は受からないのかな…」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
この記事では派遣でも未経験の職種には受からないのか解説します。
未経験業界の選考で通るコツや未経験でも受かりやすい業界についてもご紹介しているので、最後まで読んでみてください。
目次
派遣でも未経験の職種は受からない?
結論からお伝えすると、派遣でも未経験の職種は受からないことが多いです。
転職でも派遣でも未経験だと受からないことが多く、経験者が優遇されやすいです。
しかし、100%受からないわけではありません。派遣の求人には「未経験OK」と記載されていることもあるため、未経験の職種でも受かることは可能です。
そのため未経験の職種で働くことを諦めてしまうことはおすすめしません。
可能性としては低いかもしれませんが、未経験の職種でも受かることはできます。
派遣で未経験の職種に受からない理由
派遣で未経験の職種に受からない理由はいくつかあるのですが、最も大きな理由は派遣会社が信用を失うリスクを削減するためです。
派遣会社は就業先企業が求める人材を紹介することで、派遣会社としての信頼を高めることができて多くの仕事を受けられるようになります。
そのため未経験者を紹介すると、「なんでこんな人材を紹介したの?」と信用を失うリスクがあるのです。
そのリスクを削減するため、派遣でも未経験の職種は受からないことが多いです。
他にも未経験の職種に受からない理由をいくつかご紹介します。
採用枠が少ない求人に応募している
採用枠が少ない求人に応募していると、未経験の職種は受からないです。
採用枠が少ない求人は必然的に競争率が高まるため、そもそも受かる可能性が低いです。
さらに未経験の職種ということが加わると、受かる可能性は極めて低くなります。
未経験の職種でなかなか受からない方は、採用枠を確認するようにしてみてください。
人気のある求人にしか応募していない
人気のある求人にしか応募していないと、未経験の職種は受からないです。
人気のある求人ということは必然的に競争率が高まるため、受かる可能性は低くなります。
また応募する人数が多くなると考えると、経験者の割合も高くなると思います。
経験者と採用枠を取り合うと考えると、受からないことが多いです。
人気な求人は待遇や条件が良いことが多いため魅力的に感じると思いますが、未経験の場合は避けることをおすすめします。
すぐに辞める可能性があると判断された
すぐに辞める可能性があると判断された場合は、未経験の職種には受からないです。
派遣会社は就業先企業からの信用を失うことには細心の注意を払っているため、すぐに辞める可能性がある人材は受けらないことが多いです。
さらに未経験の職種ということが加わると、受かる可能性は極めて低くなります。
すぐに辞める可能性があると判断されないためにも、契約期間満了までは退職しないことをおすすめします。
未経験業界の選考で通るコツ
未経験の職種でも受かるためには、いくつか抑えておきたいコツがあります。
下記で未経験業界の選考を通るコツを6つご紹介するので、参考にしてみてください。
未経験でもできる仕事を中心に応募する
1つ目のコツが「未経験でもできる仕事を中心に応募する」ということです。
世の中には山のように仕事がありますが、未経験でもできる仕事と未経験ではできない仕事があります。
例えば、PCスキルが一切ない派遣社員がIT業界で働くことは難しいと思いますが、接客業だと未経験でもコミュニケーションスキルがあれば仕事はできると思います。
そのため未経験の職種で働きたい場合は、未経験でもできる仕事の求人を中心に応募してください。
業界で活用できる資格を取得する
2つ目のコツが「業界で活用できる資格を取得する」ということです。
資格を取得すると未経験でも自分のスキルや知識を証明することができて、選考に通る可能性が高まります。
さらに資格はどんな面接官からも同じ評価を受けられます。しかし資格を取得することは簡単なことではありません。
そのため挑戦したい業界がある場合は、あらかじめ資格の勉強をしておくことをおすすめします。
そして業界に特化している資格の方が高い評価を受けられるので、資格を取得する場合は先に希望する業界を決めるようにしてください。
契約期間満了まで仕事を辞めない
3つ目のコツが「契約期間満了まで仕事を辞めない」ということです。
派遣社員には契約期間が決められていて、最短31日・最長3年です。
求人によって契約期間は異なるのですが、契約した期間が終了するまでは退職しないようにしてください。
契約期間満了までに退職していますと、「すぐに退職する人」というイメージが付き未経験業界の選考には通りにくくなります。
そのため「退職しても良いか」という気持ちで契約するのではなく、満了まで働ける期間で契約するようにしましょう。
条件の幅を広げる
4つ目のコツが「条件の幅を広げる」ということです。
条件の幅を広げることで対象になる未経験業界の求人が増えて、必然的に選考に通れる可能性が高まります。
また条件の幅を広げることで派遣会社に良い印象を与えることができて、「いつも条件を幅広く設定してくれているし、未経験でも通してあげるか」ということもあります。
しかし「どんな条件でも良い」というスタンスを取ることはおすすめしません。
条件の幅を広げ過ぎてしまうと、就業した後に後悔してしまいます。
そのため自分の中で譲れない条件をいくつか決めるようにしましょう。
スキルチェックの対策をする
5つ目のコツが「スキルチェックの対策をする」ということです。
派遣会社に登録するときには、スキルチェックというテストが行われることが多いです。
そのテストでは「Word・Excel・タイピング・ビジネスマナー・一般常識」などの内容が多いのですが、選考ではテスト結果も判断材料の1つになります。
スキルチェックの結果が良ければ未経験でも選考に通れる可能性は高まりますし、結果が悪いと選考に通れる可能性は低くなります。
そのため未経験業界の選考を受けることを見据えて、スキルチェックの対策をしておくことが大切です。
そしてスキルチェックは登録後にも受け直すことができるため、対策をして良い結果を残すようにしましょう。
人気のある求人を避ける
6つ目のコツが「人気のある求人を避ける」ということです。
人気のある求人は多くの方が応募するため、競争率が高くなります。
また人気のある求人には経験者が応募する可能性も高いため、未経験では選考に通れる可能性は低いです。
しかし人気のない求人だと未経験業界に就業できる可能性は高まりますが、就業後に後悔する可能性も高まります。
そのため良い待遇や条件ではあるものの、応募人数が少ない求人に応募することが理想です。
理想の求人を探すまで時間はかかると思いますが、未経験業界の選考を通るためには大切なことです。
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未経験でも受かりやすい業界
派遣会社にはさまざまな業界の求人がありますが、業界によって受かりやすいものと受かりにくいものがあります。
もちろん未経験で選考に通るためには、受かりやすい業界に応募することが大切です。
そこで派遣の未経験でも受かりやすい業界を3つご紹介します。
製造業界
1つ目が「製造業界」です。
製造業界とは「メーカー」とも言われる業界で、「物を作り、販売する産業」のことを指します。
製造業界の中でも工場でのライン業務などは未経験でも受かりやすく、特別なスキルは必要としません。
さらに輸送用機器・繊維などの製造工場は大手企業の求人が多く、給与や待遇が良いことが多いです。
製造業界はルーティンワークが基本となるため、残業は少なくプライベートを重視したい方にはおすすめです。
接客業
2つ目が「接客業」です。
接客業は多くの場合マニュアルが用意されているため、未経験でもすぐに業務経験を積めます。
また製造業界同様に特別なスキルは必要とせず、ある程度のコミュニケーションスキルがあれば未経験でも受かれると思います。
さらに派遣社員としては接客業の経験がなくても、学生時代にアルバイトなどで接客業の経験を積んでいれば受かりやすいです。
そして小売業を中心に人手不足になっているため、かなり多くの求人が出ています。
IT業界
3つ目が「IT業界」です。
「未経験でIT業界?」と思われたかもしれませんが、近年インターネットの急速な拡大により、IT業界は人手不足に陥っています。
そのためIT業界では未経験であっても、人材を採用しざるを得ない状態が続いています。
また派遣社員が任せられる仕事は、ある程度のPCスキルがあれば問題ないことが多いため、未経験でも受かりやすいと思います。
IT業界はニーズが拡大している分野でもあるため、今後の需要はもっと高まるでしょう。
派遣でも未経験の職種に受かることは可能
この記事では派遣でも未経験の職種には受からないのかお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
派遣でも未経験の職種は受からないことが多いのですが、100%受からないわけではありません。
未経験の職種でも派遣社員として働いている方は存在します。
しかし未経験の職種に受かることは難しいため、上記でお伝えした「コツ」を参考にしてみてください。
そして未経験でも受かりやすい業界の求人を中心に応募するようにしましょう。