正社員として働いていて、「収入を高めたいな…」と考えていることはあるでしょう。
その中でも「本業ではなく、副業で収入を高めたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
この記事では正社員でもできるスキマ時間の仕事について解説します。
スキマ時間に仕事をするメリット・デメリットなどもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
正社員でもスキマ時間に仕事をすることは可能?
正社員でもスキマ時間に仕事をすることは可能です。
「スキマ時間の仕事」と考えると、学生や主婦といったイメージがあるかもしれませんが、正社員の副業はスキマ時間でも行えます。
さらに2017年に法律が改正されたことで副業は解禁されています。
ただし、正社員の副業率は10%にも達しておらず、スキマ時間にできる仕事は余っていると考えられます。
企業に規則によっては副業が禁止されている
法律上、スキマ時間に仕事をしても良いのですが、企業の規則によっては禁止されている場合があります。
上記でもお伝えしたようにスキマ時間の仕事は「副業」になるため、企業で禁止されている場合はできません。
そのため「スキマ時間で仕事がしたい」と思っている正社員の方は、まず企業の規則を確認するようにしてください。
規則を破ってスキマ時間に仕事をすると、本業も副業も失うことになる可能性があります。
スキマ時間に仕事をするメリット
正社員がスキマ時間に仕事をすることは、さまざまなメリットが生じます。
スキマ時間に仕事をしようか悩んでいる方は、メリットを参考にして判断してみてください。
収入を高められる
スキマ時間に仕事をすると、単純に収入が高まります。
本業に比べると収入は低いですが、仕事によっては月で5万円〜10万円程度稼ぐことが可能です。
ただし、労働時間が増えていることは忘れないようにしてください。
「スキマ時間に仕事をする=収入が高まる」という考え方は間違っていないのですが、働かずに収入が高まるわけではありません。
しかし、本業以外で収入を得られることはメリットになるでしょう。
本業以外のスキル・知識が身に付く
スキマ時間に仕事をすると、本業以外のスキル・知識が身に付きます。
例えば、本業は営業職で、スキマ時間に「WEBライター」として働いているとします。
その場合は正しい文章を執筆する力・物事に対するリサーチ力・考えていることをアウトプットする力などを身に付けることができます。
直接、本業にプラスの影響を与えることはないかもしれませんが、社会人として豊富なスキル・知識を身に付けられることはメリットになります。
本業以外で人脈を構築できる
スキマ時間に仕事をすると、本業以外で人脈を構築できます。
副業をやっていない方ですと、本業で関わる方としか人脈を構築できないことが多いです。
ただし、スキマ時間に仕事をすることで、本来関わることのなかった職種の方と人脈を構築することができて、場合によっては本業に活かせる人脈を構築できる可能性があります。
そして人脈を構築したことで、転職に繋がったり、ビジネスパートナーになったりすることも考えられます。
スキマ時間に仕事をするデメリット
スキマ時間に仕事をするメリットをお伝えしましたが、デメリットもあります。
悩んでいる方はメリットとデメリットを比較して判断することをおすすめします。
労働時間が長くなる
スキマ時間に仕事をすると、労働時間が長くなります。
基本的に本業では1日8時間労働です。
それに加えてスキマ時間に仕事をすると、1日8時間以上の労働になることが考えられますし、仕事によっては休日でも働く必要があります。
さらに「収入」のことを最優先に考える場合は、1カ月での休日は1日〜2日程度しか取れないでしょう。
ただし、スキマ時間の仕事は本業ではないので自分で労働時間を決められます。
本業が疎かになる可能性がある
スキマ時間に仕事をすると、本業が疎かになる可能性があります。
上記でもお伝えしたように本業に加えて仕事をするため、労働時間は長くなります。
その結果、心身的な負担が大きくなり、本業に集中できな状態に陥る可能性があります。
また、スキマ時間にしている仕事ばかりに労力を費やしてしまい、本業に対するモチベーションが下がってしまうことも考えられます。
スキマ時間にしている仕事に労力を費やすことは「本末転倒」になるので、注意する必要があります。
スキマ時間でできる仕事3選
スキマ時間にする仕事に対しては多くの時間を取ることはできないので、できる仕事が限られています。
また、正社員で働いていることも踏まえると、多くの選択肢はありません。
正社員でも本業が疎かにならない仕事を3つご紹介するので、参考にしてみてください。
データ入力
データ入力は、クライアントから提供された文字や数字などのデータをPCを使って入力する仕事です。
入力するデータはクライアントによって異なるのですが、顧客情報・売り上げ・契約内容などです。また、セミナーや会議の音声を文字起こしすることもあります。
データ入力はスキマ時間に最適な仕事で、PCがあれば仕事ができます。
さらに「納期までに提出してください」と働く時間を決められないことが多いです。
データ入力は特別な資格を必要としない仕事で、ある程度のPCスキルと正確さがあれば、働くことができます。
「細かい作業が得意」「PCの入力に慣れている」という方には、データ入力がおすすめです。
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写販販売
写真販売とは、その名の通り写真を売る仕事です。
写真販売サイトに写真を登録しておくと、サイズに応じて販売価格が設定できて、買われた分が収入になります。
写真販売サイトでは、写真の売上金額からサイトの仲介手数料を引いた金額が支給される仕組みになっています。
販売した写真は企業の宣伝素材として使われたり、WEBメディアの画像として使われることが多いです。
写真販売はスキマ時間に最適な仕事で、通勤中やクライアント先までの移動中に仕事を行えます。
さらに最近はスマホのカメラ機能が高まっているため、一眼レフなどを持っていなくても問題ありません。
ただし、写真販売では大幅な収入を見込むことが難しいです。
大手写真販売サイト「PIXTA」では、WEB用の写真が1枚売れる報酬は約120円になります。
仮にWEB用の写真が100枚売れても、1万2,000円にしかなりません。
写真販売はスキマ時間に最適な仕事ですが、大きく収入アップに繋げることは難しいです。
WEBライター
WEBライターは、クライアントから依頼された内容に沿って記事を執筆する仕事です。
執筆する記事の内容はクライアントによってさまざまで、文字数なども異なります。
WEBライターはPCがあればできる仕事で、特別な資格は必要ありません。
正しい日本語を執筆できる国語力と内容に対するリサーチ力があれば、WEBライターとして働けます。
また、スキマ時間にWEBライターとして働く場合は、労働時間などは定められないことが多いです。
記事に対する納期だけ決められて、「納期までに提出してください」という依頼が多く、スキマ時間に最適な仕事になります。
そして記事もしくは文字に対して報酬が支払われるので、働けば働くほど収入を高めることができます。
スキマ時間に仕事をする注意点
会社の規則で副業が禁止されていなければ、スキマ時間に仕事をすることは可能です。
しかし、スキマ時間に仕事をするときにはいくつか注意すべき点があります。
スキマ時間に仕事をすることを考えている方は、下記の注意点を参考にしてみてください。
確定申告を忘れない
スキマ時間の仕事は「副業」という扱いになり、1年間で20万円以上の所得があった場合には確定申告を行う必要があります。
もし1年間で20万円以上の所得があるにも関わらず、確定申告をしていなかった場合は、税務署からの罰則を受ける可能性があります。
ほとんどの場合は「追徴課税」もしくは「重加算税」になりますが、わざと確定申告していなかった場合は、前科がつくこともあるので、注意してください。
無理をして体を壊さない
何度もお伝えしているようにスキマ時間に仕事をするということは、労働時間が増えます。
そのため体を壊さないように注意する必要があります。
「収入を高めたい」ということを最優先に考えてしまうと、無理をして働いてしまうことが多いです。
無理をして体を壊してしまうと、本業にも影響が出てしまい、収入が大きく減ってしまう可能性も考えられます。
本業に対しては無理をしなくてはいけない状況はあるかもしれませんが、スキマ時間でできる仕事に対しては無理をしないように注意してください。
収入に困っている場合は「転職」することがおすすめ
「収入を高めるためにスキマ時間に仕事をしよう」と考えている方が多いと思います。
収入を高めることを考えている場合は、スキマ時間に仕事をするのではなく、転職することも1つの選択肢として考えられます。
転職することで収入を高めることは可能で、本業だけで希望している収入を得ることができます。
そして年収を高めるためには転職する場合は、「転職エージェント」を活用することが大切です。
転職エージェントとは、無料で転職に関することを幅広くサポートしてくれるサービスで、求人紹介から面接対策までサポートしてくれます。
年収を高めるためにスキマ時間に仕事をしようと考えている方は、転職も選択肢の1つとして考えることをおすすめします。
正社員でもスキマ時間に仕事はできる
この記事ではスキマ時間にできる仕事についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
正社員でもスキマ時間に仕事をすることは可能で、「データ入力・写真販売・WEBライター」の3つの仕事がおすすめです。
スキマ時間に仕事をすることで収入を高めることができるのですが、本業が疎かになる可能性が高いので、注意してください。
そして1年間で20万円の所得がある場合には、「確定申告」を忘れないようにしてください。