人間生きていく以上、誰かと関わりながら出ないと生活できませんが、一瞬「今の人間関係をすべてリセットしたい」と思ったことはありませんか?
人間関係は複雑ですから思い通りにいかないことも多く、ストレスの原因になることもしばしばあります。
誰にも言わずに他の人との関係性をリセットしてしまうと、今までかかわりを持っていた人からすると、戸惑いや迷惑に感じられることも。
人間関係を急に絶ってしまう心理状態のことを、最近では人間関係リセット症候群と呼ぶようになっていきました。
習慣がついてしまうと、その後も辞めることができなくなってしまい、周囲だけではなく自分にも不利になってしまいます。
いきなり連絡を絶って人間関係を一からやり直した経験のある方の中には、今の自分を変えて長期的に人と付き合えるようになりたいと思っている方も居るでしょう。
今の自分から変わるためには、なぜ人間関係から抜け出したい自分がいるのかを知り、対策を取ることが重要です。
今回は人間関係リセット症候群で悩んでいる方向けに、今の自分から変わるための方法を、徹底的に紹介していきます。
目次
人間関係リセット症候群とはストレス回避のために人間関係を切ること
人間関係リセット症候群とは、自分の置かれている人とのかかわりの中からいきなり抜け出して、すべてから関わりを消そうとするものです。
毎日顔を合わせていたのにいきなり音信不通になったり、今まで仲が良かったのに話すらしなくなるなど、周囲の人に影響が降りかかることも多いです。
友達間であれば被害の範囲は狭くて済むのですが、ビジネス上でも同じようなことをし続けることで、周囲に迷惑をかけることになります。
また精神疾患ではなく、個人の性格や性質、ストレスによる突発的な行動であることも多く、医学的に名前の付いたものではありません。
そのため精神科や心療内科に行っても、診断を受けることはできず、自己判断や周囲からの指摘で気づくことも多いです。
病気ではないため治療法はありませんが、改善するための心がけや対処法は存在します。
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人間関係リセット症候群の人の3つの心理状態
人間関係リセット症候群になる人は、主に以下3つのいずれかの心理状態に当てはまっている可能性があります。
- 人とのかかわりを常に更新したい
- はっきりしない人間関係から逃げたい
- 人間関係で過去に嫌な思い出がある
以下で詳しく解説していきます。
人とのかかわりを常に更新したい
常に新しい人と関わることが好きで、人間関係の輪をどんどん広げていきたい気持ちを持っていることが多いです。
今所属しているコミュニティだけではなく、他の人ともかかわりを増やすために、既存のコミュニティの関係をすべて清算しようとします。
複数のコミュニティで同時並行して関係性を保つことが苦手である場合が多いです。
はっきりしない人間関係から逃げたい
人間関係はあいまいなものですから、お互いが考えていることをすべてぶつけ合うことはできません。
そのため話をしていても、相手が本当に自分のことを好きなのかどうか、はっきりしないこともあります。
「相手が自分のことを隙じゃないのに、付き合ってても意味がないんじゃないか…」と不安になってしまい、逃避行動を取るようになります。
人間関係で過去に嫌な思い出がある
人間関係で過去に嫌な思い出があり、これ以上踏み込んでしまうと以前と同じ状況になってしまうのではないかと不安になっていることもあります。
ある一定の距離を保っておけば、人間関係は安定することが多いです。
しかし特定の相手とつき合っていると、段々と仲が深まっていき、お互いの秘密を話し合うこともあるかもしれません。
相手との仲が親密なればなるほど、別れたりトラブルになったときのダメージが大きいです。
ダメージを未然に防ぐための回避行動として、いきなり逃げ出してしまうことがあります。
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人間関係リセット症候群でやりがちな5つの行動
人間関係リセット症候群で実際にやりがちな行動は、以下の5つです。
- 人間関係に慣れたタイミングですぐに転職するあ
- SNSを全削除しだす
- 仲の良かった人からの連絡を無視する
- 引っ越しを繰り返す
- いきなり連絡先のアドレスを変更する
以下で詳しく解説していきます。
人間関係に慣れたタイミングですぐに転職する
職場に入ってから周囲に溶け込んだタイミングで、すぐに転職をしてしまいます。
周囲の人に溶け込んだタイミングで、いきなり転職をしようとするので、周囲の人はいきなりで驚いてしまいます。
また人間関係に慣れてきたタイミングでの転職は、仕事に慣れてきたタイミングでもありますので、企業側にも迷惑が掛かります。
何度も繰り返していると、転職歴が頻繁にあることを理由に、転職先がだんだんと決まらなくなっていきます。
SNSを全削除しだす
Twitterやインスタグラム、LINEなどのSNSを一斉に削除するのも、よくある行動です。
近年、SNSが急速に広がったこともあり、どこにいてもだれかと常につながれる状況になっています。
毎日アプリを開いていればどこかで必ず、人と関わっている状況になります。
人とのかかわりを根本的に絶つために、かかわりを持っていたSNSをすべて削除するのです。
プライベートで利用しているものであれば問題ないのですが、仕事でも併用しているアカウントを消してしまうことで、業務に支障が出ることもあります。
また再度アカウントを復活した場合、前のアカウントでフォローしていた一部の人のみをお迎えに行くこともあります。
お迎えされなかった人からの反感を買ってしまい、トラブルになることもあります。
仲の良かった人からの連絡を無視する
今まで仲良くしていた人からの連絡を無視することも、人間関係リセット症候群ではよくあることです。
既存の人間関係から新しい人間関係を築くために、昔の関係をすべて清算しようとします。
仲良くしていた相手側からすれば、何が原因で自分が裂けらえているのかわからず、わだかまりが残ってしまいます。
引っ越しを繰り返す
誰も自分を知らない地域に引っ越してはまた引っ越すを繰り返すことも、人間関係リセット症候群ではよくあることです。
誰も知らない地域で新しく人間関係を作り上げ、そこで一旦安定した人間関係ができた後に他の地域に引っ越すことを繰り返します。
新天地に次々と引っ越すので、周囲の人からしたら何処に行っているのか所在がつかめず、連絡がつきにくくなってしまいます。
いきなり連絡先のアドレスを変更する
いきなり連絡先のアドレスを誰にも伝えずに変更することも、人間関係リセット症候群では発生しやすいといわれています。
メールアドレスを変更するときは、これまでのアドレスを登録していた人に対して、変更した旨を通知するのが普通です。
しかし連絡をしてほしくないがために、メールを変更しtエ根本から相手から連絡が来ないようにするのです。
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴
人間関係リセット症候群は、実は意外となってしまうきっかけは多いです。
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴は、以下の通りです。
- 人との距離感を意識しやすい
- 孤独感を感じやすい
- 急に一人になりたいときがある
- 感情的になりやすい
- 極度の面倒くさがり
- 人の目を気にしがち
- 生活習慣が乱れている
以下で詳しく解説していきます。
人との距離間を意識しやすい
人との距離感を意識しやすい人は、人とのかかわり方について疑問を持ちやすいことが多いです。
「この人とこんなに仲良くしていて、仲が悪くなったらどうしよう」
「人間関係が安定しすぎていつか崩れてしまうのではないか」と考えてしまうことも増えていきます。
孤独感を感じやすい
人と付き合っているふとした瞬間に孤独感を感じやすい人も、人間関係を急に切りたくなることがあります。
今所属しているコミュニティで、自分が一人になるタイミングがあったときに「自分は必要とされていないのかもしれない」と考えてしまうためです。
本当は周囲にそう思われているのではなく、偶然一人になってしまったのにもかかわらず、周りから嫌われていると勘違いしてしまうのです。
周囲から必要とされていないなら離れてしまおう、とコミュニティから急に抜け出してしまいます。
急に一人になりたいときがある
色んな人に囲まれているのにもかかわらず、急に一人になりたいと気がある方も、人間関係を切りたくなってしまう衝動に駆られることもあります。
一人になれるタイミングを自分で見つけることができず、いきなり吹っ切れたようにすべてを清算しようとします。
感情的になりやすい
何か嫌なことがあるとついつい感情的になりやすい人も、注意が必要です。
一度嫌なことがあると突発的に行動したくなり、人間関係をリセットしようと行動してしまいます。
つい感情的になって相手に激高してしまう方は、注意が必要です。
極度の面倒くさがり
他の人とのかかわりが面倒くさく感じてしまう人も、人間関係リセット症候群になりやすいです。
人から悪口を聞いてしまったり、自分も他の人とのトラブルに巻き込まれてしまう機会が多いと、根本から断ち切ってしまおうとするためです。
面倒だからと一気に片づけてしまおうとする人は、注意が必要です。
人の目を気にしやすい
人の目を気にしやすい人も、人間関係リセット症候群になりやすいです。
周りから自分がどう思われているのかを気にしてしまい、気分が落ち込んでしまいます。
自分が必要とされていないと思ったときに、自分からコミュニティを離れようと行動に移してしまうこともあります。
生活習慣が乱れている
生活習慣が乱れている人も、人間関係リセット症候群になりやすいです。
特に深夜に寝てしまう習慣がある場合や運動をあまりしない場合、自律神経が乱れてしまいます。
気分の落ち込みが激しくなってしまい、人間関係に悩みやすくなってしまうのです。
人間関係リセット症候群を解消するためのポイント
人間関係リセット症候群を解消するためには、下記の5つのポイントに注意してみてください。
- 人間関係に深入りする機会を減らす
- SNSを利用する機会を経らっす
- 一人でリフレッシュする時間を設ける
- リセットした後の罪悪感はないかを振り返る
- 生活習慣を改善する
以下で詳しく解説していきます。
人間関係に深入りする機会をへらす
人間関係に深入りする機会を減らすように心がけましょう。
一旦仲良くなってしまうとずっと一緒にいたい、依存体質を持っていると相手に不信感を持った時の反動が大きく成ってしまいます。
広く浅く付き合うように心がけることで、自分の傷つく事を避けられるメリットもあります。
SNSを利用する機会を減らす
SNSは人とつながれるツールではあるものの、人の悪今でも拾ってしまうツールです。
利用する機会を減らすことで、人の嫌な側面を見る機会も同時に減らせます。
「この投稿もしかして私のこと言ってるんじゃないかな…」と不安になることもありませんので、人間関係を根本からシャットアウトすることなくトラブルを避けられます。
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一人でリフレッシュする時間を設ける
人間関係に疲れている方は、一人になる時間をむりやりにでも設けるようにしましょう。
人間誰かとつながっている時間は重要ですが、一人でゆっくりする時間も必要です。
1週間のうちに誰ともかかわらない時間を設けるなど、自分に合った方法を模索してみてください。
リセットした後の罪悪感はないかを振り返る
人間関係をリセットした後の罪悪感を想像してみる事も、効果的な方法です。
瞬間のカッとなった突発的な行動を取ってしまうことは、誰にでもよくあることです。
その行動を取った後のことを想像するだけで、我慢できるまでのクールダウンの時間を取れるようになります。
過去にリセットしてしまった経験がある方は、その時の気持ちを思い出してみてください。
生活習慣を改善する
生活習慣を改善することも、人間関係リセット症候群を未然に防ぐことができる可能性があります。
寝る時間を習慣化したり、食生活を改善することを心がけてみてください。
適度な運動も気分の落ち込みを防ぐのには有効ですから、是非試してみてください。
考え方と生活習慣を振り返って人間関係を長期的に築こう
いかがでしたか?
人間関係は不安定なものですから、常に崩れてしまう可能性をはらんでいます。
壊れてしまうなら最初からない方がいい…と考えてしまう気持ちもわかりますが、一旦グッと抑えて長期的な関係を作れるように行動しましょう。
人間関係を長期的につなげておくことで、自分にとってもメリットに働くことも多いです。
原因を追究して、対策を適宜とるようにしましょうね。