ソフトバンクは「3大キャリア」の1つで、業界トップクラスの売上高を誇ります。
東証一部に上場していて、携帯・インターネット・電気・ロボットなどさまざまなサービスを提供しています。
そんなソフトバンクへの転職を考えている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、ソフトバンクの転職難易度について解説します。
ソフトバンクに転職する方法や募集されている中途採用情報もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ソフトバンクの転職難易度は高い?
ソフトバンクは、東証一部に上場している大手電気通信事業会社です。
大手持株会社「ソフトバンクグループ株式会社」の傘下で、移動通信サービスの提供や、固定通信サービスの提供などの事業を展開し、業界トップクラスの売上高を誇ります。
そんなソフトバンクの転職難易度はそれほど高くありません。
「大手企業のソフトバンクの転職難易度が高くないの?」と思われたかもしれませんが、企業としての実績や知名度と比較すると、転職難易度が高くないということです。
転職市場全体では、転職難易度の高い企業として扱われるので、「ソフトバンク=転職しやすい企業」という認識を持つことには、注意してください。
ソフトバンクの転職難易度が高くない理由
ソフトバンクの転職難易度がそれほど高くない理由として、「中途採用比率の高さ」が挙げられます。
中途採用比率とは、正規雇用労働者に占める中途入職者の割合を指します。
ソフトバンクの中途採用比率は、2021年4月時点で「56.8%」を誇ります。
中途採用比率が56.8%ということは、従業員100人のうち、約57人が中途採用で入社しているということです。
これほど中途採用比率が高い企業は少なく、同業界の「NTTドコモ」は25%という比率になっています。
他業界であれば、25%を下回っている企業もあるので、中途採用比率「56.8%」を誇るソフトバンクの転職難易度は、それほど高くないと考えることができます。
ソフトバンクに転職する方法
ソフトバンクに転職するには、ホームページで募集されている中途採用に応募する必要があります。
ソフトバンクでは、「キャリア採用」としてさまざまな職種が募集されています。
募集されている職種ジャンルは4つに分けられていて、数多くの中途採用求人があります。
また、希望する職種がない方を対象にしている「キャリア登録」という採用方法も導入していて、誰でも転職を目指すことが可能です。
そして、ソフトバンクは転職サービスを活用して転職する方法があります。
転職サービスとは、dodaやエン転職などの「転職サイト」や、リクルートエージェントやパソナキャリアなどの「転職エージェント」を指します。
これらの転職サービスでは、ソフトバンクから依頼を受けて、中途採用求人を取り扱っている可能性があります。
転職サービスによっては、ホームページで募集されていない職種を取り扱っているかもしれません。
転職サービスを活用してソフトバンクに転職する方法について詳しくご紹介します。
ソフトバンクの求人が掲載されている転職サイト
すべての転職サイトが同じ求人を掲載しているわけではないので、まずはソフトバンクの求人を掲載している転職サイトを見つける必要があります。
ソフトバンクの求人が掲載されている転職サイトは下記の通りです。
- doda
- マイナビ転職
- リクナビ転職
- エン転職
- パソナキャリア など
ソフトバンクは大手企業ということもあり、多くの転職サイトが求人を掲載しています。
基本的にはホームページで募集されている職種を掲載していますが、転職サイトによっては募集されていない職種を掲載している可能性があります。
すべての転職サイトで確認することは時間がかかる作業になるので、上記お伝えした5つの転職サイトを参考にしてみてください。
転職エージェントの非公開求人に注目
転職エージェントでは、一般には公開されない「非公開求人」を取り扱っています。
非公開求人とは、ソフトバンクの採用担当者と転職エージェントのキャリアアドバイザーのみが知る求人で、ホームページで募集されていない職種が多いです。
キャリアアドバイザーに求めている人物像を伝えて、条件に合っている転職者のみを紹介してもらう仕組みになっています。
ソフトバンクほど大きな会社では、中途採用に対する応募数が多くなるので、非公開求人を利用して採用している可能性が高いです。ただし、一般には公開されないため、「〇〇エージェントが取り扱っています」と伝えることはできません。
ソフトバンクの非公開求人を取り扱っている可能性が高い転職エージェントは下記の通りです。
- dodaエージェント
- マイナビエージェント
- リクルートエージェント
- ビズリーチ
- パソナキャリア など
そして、転職エージェントでは、面接対策や書類添削、日程調整など転職に関することを幅広くサポートしてくれます。
転職のプロにサポートしてもらうことで、ソフトバンクへの転職成功率は高くなるでしょう。
どの転職エージェントがソフトバンクの非公開求人を取り扱っているのか分からないので、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
【2022年最新版】日本の年収の中央値は437万円!中央値と平均は何が違う?
ソフトバンクの中途採用情報
ソフトバンクの中途採用は大きく2つあります。
1つ目が、上記でお伝えした「キャリア採用」です。
キャリア採用は一般的な中途採用で、数多くの職種が募集されています。
また、「キャリア登録」という採用方法もあり、自分自身の職歴・スキルに合った職種で採用してもらえる可能性があります。
2つ目が、「販売クルー採用」です。
販売クルー採用とは、ソフトバンクショップや家電量販店などでお客様に商品・サービスを提案する仕事の中途採用です。
サービス職の経験がなくても応募することが可能で、キャリア採用よりも転職難易度が低い傾向があります。
2つの中途採用情報について詳しくご紹介します。
キャリア採用
キャリア採用で募集されている職種は、大きく4つに分けられます。
募集されている職種は下記の通りです。
「ビジネス」
- 営業
- 営業企画
- マーケティング など
「エンジニア」
- 先端技術エンジニア
- インフラエンジニア
- 開発エンジニア など
「クリエイティブ」
- ディレクター/デザイナー
「コーポレート」
- 財務
- 経営企画
- 広報 など
各ジャンルに対していくつもの中途採用求人が募集されているため、全体で100件以上の求人があります。
そして、基本的な募集要項は下記の通りです。
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回 |
評価制度 | 貢献度評価、コア能力、バリュー評価 |
勤務時間 | 原則、午前9時~午後5時45分(実働7時間45分+休憩時間) |
休日 | 週休2日制 |
契約期間 | 期間の定めなし |
試用期間 | 3カ月 |
募集されている職種によって仕事内容や給与、勤務地が異なるので、応募するときにはしっかり採用情報を確認するようにしてください。
中途採用求人の下部にある「ENTRY」をクリックすることで、エントリーフォームに移ることができます。
販売クルー採用
販売クルー採用では、「販売クルー」と「スマホアドバイザー」2つの職種が募集されています。
キャリア採用よりも転職難易度が低い中途採用なのですが、正社員雇用ではありません。
販売クルー採用では、「販売契約社員」として採用されることになります。
しかし、手当や各種制度は充実しているので、正社員と変わりなく働くことが可能です。
また、「正社員登用制度」があり、販売契約社員から正社員にチャレンジできるようになっています。
正社員登用制度は、試験によって合否が決められるので、しっかりと販売クルーの知識を身に付けていれば、正社員になれます。
「とにかくソフトバンクで働きたい」という方には、販売クルー採用から正社員雇用を目指すことをおすすめします。
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ソフトバンクの企業基本情報
ソフトバンクの企業基本情報は下記の通りです。
社名 | ソフトバンク株式会社 |
---|---|
事業内容 | 移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供 |
設立年月日 | 1986年 12月9日 |
本社所在地 | 東京都港区海岸一丁目7番1号 |
資本金 | 204,309百万円 |
従業員数 | 18,173人 |
ソフトバンクは大手持株会社「ソフトバンクグループ株式会社」の傘下で、「3大キャリア」の1つです。NTTドコモとKDDIに並び、業界トップクラスの売上高を誇ります。
ソフトバンクは携帯会社というイメージが強いかもしれませんが、「インターネット・電気・ロボット」などさまざまなサービスを提供しています。
ソフトバンクの平均年収
ソフトバンクの平均年収は、750万円〜800万円と言われています。
日本の平均年収は約430万円になるので、日本の平均を大きく上回っています。
ソフトバンクの年齢別平均年収は下記の通りです。
- 20代:約450万円
- 30代:約600万円
- 40代:約800万円
- 50代:約900万円
ソフトバンクでは、役職に就く方が増える50代で最も平均年収が高くなり、課長・部長クラスになると、年収は1,200万円を超えているケースが増えます。
ただし、3大キャリアの中では最も平均年収が低いです。
KDDI(au)は約900万円、NTTドコモは約850万円になっているので、転職で年収を重要視する方には「KDDI」への転職をおすすめします。
ソフトバンクの福利厚生
ソフトバンクの福利厚生は下記の通りです。
- 積立年休
- 特別有給休暇(結婚休暇、配偶者出産休暇、子女結婚休暇、リフレッシュ休暇等)
- 新卒住宅補助
- 転勤社宅
- 社員持株会
- 財形貯蓄
- 確定拠出年金制度
- 関東ITソフトウェア健康保険組合
- ソフトバンクホークス野球観戦
- 福利厚生サービス(ベネフィット・ワン) など
ソフトバンクは上記の福利厚生に加えて、従業員が働きやすい環境を整えています。
全国250カ所の「サテライトオフィス」や、テレワークの実施、プレミアムフライデー、スーパーフレックスタイム制など、さまざまな制度が設けられています。
このような制度が評価されて「日経Smart Work経営調査」において、最高評価である五つ星を獲得しています。ソフトバンクへ転職しても、満足した環境で働くことができるでしょう。
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
ソフトバンクをはじめとする大手企業への転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
転職サービスが多すぎて迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ソフトバンクのような質の高い優良求人はサイトの検索機能ではヒットせず、エージェントからしか紹介してもらえない非公開求人となっていることも多いです。
また求人は時期によっても掲載内容や掲載の有無が変わります。
ソフトバンクの求人の有無や詳細については、エージェントに相談して確かめるのが確実ですよ。
doda
大手転職支援サービスを提供するdodaは、非公開求人の質が高い点にも定評があります。
通信系での転職実績も豊富で、大手だからこそのノウハウを活かして転職活動をトータルサポートしてくれます。
企業からの信頼も厚いので、ソフトバンクの求人を扱っている可能性も高いですね。
登録するだけで非公開求人を紹介してもらえるため、質の高い非公開求人を狙って登録をする人も多いのです。
パソナキャリア
パソナキャリアは取引企業数が多く、大手企業や優良企業からの信頼が厚い転職エージェントです。
取り扱い求人の半数ほどが非公開求人となっていて、質の高い求人を豊富に持っていることが分かります。
またキャリアアドバイザーの質も高く、専任のアドバイザーが利用者の経験スキルや強みを引き出すカウンセリングを行ってくれますよ。
ハイキャリアにおすすめの転職サイト・エージェント
ハイキャリアの転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントも紹介します。
紹介するのはソフトバンクのような質の高い求人の紹介を特に期待できる、大手求人や好待遇の求人を多く扱う転職エージェントです。
非公開求人の内容を確認するためにも登録してみることをおすすめしますよ。
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス層の転職支援に特化した転職エージェントサービスです。
特に40~50代のミドル層の転職に強いのが特徴ですね。
求人全体の約30%は年収1000万円以上の求人で、転職で高年収を狙っていきたい方に最適です。
ソフトバンクのような大手の好待遇求人が集まりやすいという特徴もありますので、ぜひ非公開求人について問い合わせてみましょう。
JACキャリア
JACキャリアは、20代のハイクラス転職に強い転職エージェントサービスです。
ハイクラス転職はミドル世代というイメージが強い中、若手世代の転職に力を入れているのがポイントですね。
取り扱い求人の質も高く、通信系の求人も取り扱いがあるので、ソフトバンクの案件も紹介してもらえる可能性がありますよ。
また紹介していたように、ソフトバンクは比較的中途採用率が高く、転職難易度がそこまで高くありません。
20代でも転職でキャリアアップしたい、初めての転職だけど失敗はしたくない、という方にピッタリのサービスです。
ソフトバンクの転職におすすめの人物像
ソフトバンクの転職におすすめの人物像は、自分の市場価値を高くしたい方です。
ソフトバンクの親会社にあたる「ソフトバンクグループ株式会社」は圧倒的な実績を残し、世間からの知名度はとても高いです。
そんな持株会社の中核を担っているソフトバンクへ転職できると、一気に社会人としての市場価値が高くなります。
ソフトバンクに転職するだけで、社会的な信用を得ることが可能で、幅広い人脈を形成することもできるでしょう。
ソフトバンクの転職難易度は高いですが、市場価値を高くしたい方には、転職することをおすすめします。