マッキンゼーは「世界三大コンサルティングファーム」と言われているコンサルティング会社です。
世界60カ国に支社を展開していて、コンサルティング業界でトップクラスの実績・知名度・売上高を誇ります。
そんなマッキンゼーの「年収ってどれぐらいなんだろう?」と気になることがあるのではないでしょうか?
この記事では、大手コンサルティング会社「マッキンゼー」の年収について解説します。
マッキンゼーへ転職する方法などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
マッキンゼーとは?
マッキンゼーとは、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」というアメリカ合衆国に本社を置く大手コンサルティング会社です。
アメリカやヨーロッパ、アジア、南米など世界60カ国に105以上の支社を展開していて、日本では「マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン」という社名でサービスを提供しています。
マッキンゼーは2006年〜2017年の11年間で、「世界で最も権威あるコンサルティングファーム」として認められ続けていました。
マッキンゼーは世界の大手企業や政府など、あらゆる媒体にコンサルティングをおこない、世界トップクラスの業績を残している企業です。
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マッキンゼーの年収はどれぐらい?
世界規模のコンサルティング会社「マッキンゼー」の平均年収は、1,500万円〜2,000万円と言われています。
日本の平均年収が約430万円なので、マッキンゼーは日本の平均を大きく上回っていて、コンサルティング業界でもトップクラスの平均年収を誇ります。
マッキンゼーで年収1,000万円に到達できるのは、23歳〜25歳と言われています。
マッキンゼーに入社してしっかりと仕事に取り組めば、高確率で年収1,000万円を得られるということです。
これほどの年収を得ることができる民間企業は少なく、就職活動や転職市場でも高い人気がある企業となっています。
マッキンゼーの役職別の年収
マッキンゼーは役職によって平均年収が異なります。
役職別の平均年収は下記の通りです。
- ビジネスアナリスト:700万円〜1,000万円(22歳〜26歳)
- アソシエイト:1,000万円〜1,500万円(25歳〜30歳)
- マネージャー:1,500万円〜2,000万円(30歳〜)
- アソシエイトプリンシパル:2,000万円〜3,000万円(35歳〜)
- パートナー:5,000万円以上(40歳〜)
※()内は目安となる年齢
マッキンゼーは「結果が全て」という評価方法なので、社内でトップクラスの業績を残すことができれば、年収5,000万円以上を目指すことも夢ではありません。
20代で年収1,000万円〜1,500万円を得られる企業は少ないので、「年収の高い企業に勤めたい」という方におすすめです。
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マッキンゼーのボーナスはいくら?
マッキンゼーは多額のボーナスが支給されるため、平均年収が高くなっています。
上記でお伝えした通り、マッキンゼーは「結果が全て」という評価方法なので、インセンティブ制度でボーナスが支給されます。
インセンティブ制度で支給されるボーナスの割合は下記の通りです。
- 平均以下:0%
- 平均:10%
- 優れた評価:20%
- 社内でトップクラス:50%
マッキンゼーでは、このような仕組みでボーナスが支給されています。
インセンティブ制度なので、平均以下の業績しか残せなかった場合は、ボーナスが支給されることはないです。
ただし、社内でトップクラスの業績を残せれば、年俸の約50%がボーナスとして支給されます。
マッキンゼーの年収が高い理由
マッキンゼーでは年収5,000万円以上を目指すことができるほど、年収の高い企業です。
マッキンゼーの年収が高いことには、いくつかの理由が考えられます。マッキンゼーの年収が高い理由として考えられるものをいくつかご紹介するので、下記から参考にしてみてください。
世界規模のコンサルティング会社
上記でお伝えした通り、マッキンゼーは世界60カ国に支社を展開している大手コンサルティング会社です。
マッキンゼーは「世界三大コンサルティングファーム」とも言われるほど、大きな会社なので、年収が高いと考えることができます。
また、コンサルティングは利益率が高く、1件の制約で高額な利益につながるため、従業員に還元する給与も高くなります。
マッキンゼーの業績が低下していくことがあれば、平均年収も低くなる可能性があると考えられます。
業績を残せない社員は解雇されることがある
マッキンゼーは、「Up or Out(解雇)のリスクが高い会社と言われています。
Up or Outとは、「一定期間に成果を上げて昇進するか、できなければ退職する」という、とても厳しい仕組みです。
この仕組みを設けていることから、マッキンゼーには求められる業績以上を残すことができる優秀なコンサルタントしか在籍していません。
優秀なコンサルタントは多額の年収を得ることができるため、マッキンゼーの平均年収は高いと考えられます。
具体的な数字は公表されていないですが、入社して10年時点で残っている同期は10%程度しかいないと言われています。
マッキンゼーに転職する方法はある?
マッキンゼーの年収についてお伝えしましたが、「マッキンゼーで働いてみたい」と感じられた方は多いと思います。
マッキンゼーはホームページで中途採用をおこなっているので、応募資格を満たしている方であれば、誰でも転職できるチャンスがあります。
ホームページで募集されている採用ポジションは下記の通りです。
- ビジネスアナリスト
- アソシエイト
- アクセラレートコンサルタント
- マッキンゼーデジタル
- オペレーションスペシャリスト
- ナレッジ・プロフェッショナル
各採用ポジションによって、応募資格が定められています。
また、ホームページで募集されている中途採用に応募する方法以外でも、マッキンゼーに転職することは可能です。
マッキンゼーに転職する他の方法をご紹介します。
転職エージェントで非公開求人を紹介してもらう
転職エージェントとは、無料で転職に関するサポートを受けられるサービスです。
転職エージェントでは、「非公開求人」という一般には公開されない中途採用求人を取り扱っています。
企業の採用担当者が転職エージェントのキャリアアドバイザーに求めている人物像を伝えて、条件を満たしている転職者のみを紹介してもらう仕組みになっています。
膨大な応募の中から条件を満たしている転職者を見つけ出す手間を省くことができるので、転職先として人気のある企業が導入している採用方法です。
そんな非公開求人で、マッキンゼーの中途採用を募集している可能性があります。
マッキンゼーの中途採用求人を取り扱っている可能性が高い転職エージェントは下記の通りです。
- doda
- ビズリーチ
- ランスタッド
- パソナキャリア
- アクシスコンサルティング など
非公開求人は、ホームページに募集されていないポジションや待遇なことが多いので、転職でキャリアアップすることを目指している方におすすめの転職方法です。
マッキンゼーへの転職を成功させるポイント
マッキンゼーはホームページで中途採用が募集されているため、応募資格を満たしている方であれば、誰でも転職できるチャンスがあります。
しかし、マッキンゼーの転職難易度はとても高いです。
「結果が全て」という評価方法を設けていることから、中途採用で求められるレベルは高いと考えることができます。
そこで、マッキンゼーへの転職を成功させるポイントをいくつかご紹介します。
マッキンゼーへの転職を考えている方は、下記のポイントを参考にしてみてください。
コンサルティングの知識・経験を身に付ける
マッキンゼーに限らず、中途採用している企業は「即戦力で活躍できる人材が欲しい」と考えています。
即戦力以外の人材は「新卒採用」するため、即戦力で活躍できない人材は転職を成功させることが難しいということになります。
そのため、マッキンゼーへの転職を成功させるには、コンサルティングの知識・経験を身に付けることが大切です。
コンサルティングの知識・経験が身に付けていることを採用担当者にアピールできると、「即戦力で働ける」と判断してもらえる可能性が高くなります。
ただし、「コンサルティングの未経験者は絶対に転職できない」というわけではありません。
マッキンゼーには、「コンサルティングファームには、2種類しかない。マッキンゼーとそれ以外だ」という言葉があるので、他社で経験を積んでいる人材を好まない可能性があります。
「コンサルティングの未経験者だから転職は無理だ」とマッキンゼーへの転職を諦める必要はありません。
転職エージェントを活用する
マッキンゼーへの転職を成功させるには、転職エージェントを活用することが大切です。
転職エージェントでは、ホームページで募集されていない求人を紹介してもらえることに加えて、転職に関することを幅広くサポートしてもらえます。
転職エージェントで受けられるサポートは下記の通りです。
- 条件に合った求人紹介
- 面接対策
- 必要書類の添削
- 応募した企業との日程調整
- 給与や入社日などの条件交渉 など
転職エージェントでは、すべて「無料」でサポートを提供してくれます。
さらに、転職者1人に対して担当のキャリアアドバイザーが1人付くので、転職経験がない方でも、働きながらスムーズに転職活動を進められます。
転職エージェントは併用しても問題ないので、気になるものがあれば登録してみてください。
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
マッキンゼーのような大手企業への転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
転職サービスが多すぎて迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
マッキンゼーのような質の高い優良求人はサイトの検索機能ではヒットせず、エージェントからしか紹介してもらえない非公開求人となっていることも多いです。
また求人は時期によっても掲載内容や掲載の有無が変わります。
マッキンゼーの求人の有無や詳細については、エージェントに相談して確かめるのが確実ですよ。
doda
大手転職支援サービスを提供するdodaは、非公開求人の質が高いことでも知られています。
登録するだけで非公開求人を紹介してもらえるため、質の高い非公開求人を狙って登録をする人も多いです。
マッキンゼーのようなレベルの高い求人を扱っている可能性も高いですね。
コンサルティングに関わる案件でも成功事例を多く持っていますから、登録してみて損はないでしょう。
パソナキャリア
パソナキャリアは取り扱い求人の半数ほどが非公開求人となっていて、質の高い求人を豊富に扱っています。
取引企業数が多く、大手企業や優良企業からの信頼が厚い転職エージェントです。
またキャリアアドバイザーの質も高く、専任のアドバイザーが利用者の経験スキルや強みを引き出すサポートをしてくれます。
ハイキャリアにおすすめの転職サイト・エージェント
ハイキャリアの転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントも紹介します。
紹介するのはマッキンゼーのような質の高い求人の紹介を特に期待できる、大手求人や好待遇の求人を多く扱う転職エージェントです。
非公開求人の内容を確認するためにも登録してみることをおすすめしますよ。
エンワールド
エンワールドは、転職大手のエン・ジャパンが運営している外資系やグローバル転職に特化した転職支援サービスです。
エン転職とは異なり、求人の年収が600万円から2000万円を超えるいわゆるハイクラス求人を取り扱っています。
マッキンゼーのような外資系の大手企に出会える可能性は高いでしょう。
またエンワールドでは、業界に特化したあるいは専門性を持つエージェントが徹底的に、あなたの転職活動をサポートします。
ハイクラス転職では求められる人材像のレベルも高く、転職の難易度も高いです。
ハイクラス転職の支援実績が豊富なエージェントを活用して、有利に転職活動を進めましょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントはイギリスのロンドンで生まれた転職エージェントです。
世界中の企業と提携していて、そのため外資系企業や海外進出している企業に強みがあります。
マッキンゼーのような外資系企業の求人を探すにはもってこいのサービスですね。
もちろんハイキャリア層の転職を得意とする転職エージェントの一つでもあります。
全体として取り扱い求人の質が高く、大手企業の案件が集まっていますよ。
専門性の高いコンサルタントが在籍しているのもJACリクルートメント魅力です。
マッキンゼーの平均年収は1,500万円〜2,000万円
この記事では、マッキンゼーの年収についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
マッキンゼーの平均年収は1,500万円〜2,000万円と言われています。
20代前半で年収1,000万円を得ることができ、30代になると平均以上の年収を得ることが可能です。
また、「パートナー」まで昇進すれば、年収5,000万円以上を目指すことができます。
マッキンゼーは世界最大規模のコンサルティング会社で、「Up or Out」という厳しい仕組みを設けていることから、高い年収を誇っていると考えられます。
高い年収を得たいと考えている方は、マッキンゼーへの転職を目指してみてはいかがでしょうか。