SMBC日興証券は三井住友ファイナンシャルグループ傘下の証券会社です。
日本三大証券会社の1つになり、多くの投資家から高い人気を集めています。
そんなSMBC日興証券に「転職したい」と考えている人は多いのではないでしょうか?
この記事では、SMBC日興証券の転職難易度について解説します。
SMBC日興証券に転職する方法や、中途採用情報などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
SMBC日興証券の転職難易度は高い?
SMBC日興証券は日本三大証券会社になるので、転職難易度が高いです。
SMBC日興証券の転職難易度が高くなっている理由は、転職を希望する方が多いからです。
中途採用枠が決められているにも関わらず、転職を希望する人数が多いため、自ずと転職難易度は高くなります。
また、SMBC日興証券は社会的な信用を得ることができる企業なので、市場価値の高い人材や、証券会社・銀行などの金融業界で経験を積んでいる転職希望者が多いです。
そのため、より競争率が高くなり、SMBC日興証券への転職難易度も高くなります。
しかし、SMBC日興証券に転職できないわけではありません。
転職難易度が高いものの、実際に転職を成功させている方は存在します。
そして、金融業界の経験がない方でも転職を成功させることは可能で、「金融業界の経験がないから転職できない」と諦める必要はありません。
SMBC日興証券に転職する方法
SMBC日興証券に転職する方法の大きく2つあります。
1つ目が、SMBC日興証券のホームページに掲載されている中途採用求人に応募することです。
転職する方法としては最もスタンダードで、転職するまでの流れも簡単です。
実際にSMBC日興証券のホームページには中途採用求人が掲載されているので、ホームページから応募して転職を成功させることは可能です。
ただし、掲載されている中途採用求人の職種が限られています。
2つ目の方法が転職サービスを活用することです。
転職サービスとは、転職サイトや転職エージェントなどを指します。
中途採用の求人は各転職サービスによって異なりますが、おそらくホームページで公開されている求人と同じ内容のものが掲載されていると思います。
以上2つがSMBC日興証券に転職する方法です。
どちらの方法が転職難易度が低くなるということはないので、自分が転職しやすい方法を考えてみてください。
SMBC日興証券の求人が掲載されている転職サイト
転職サイトは求人を掲載することで応募数を増やすことが目的とされているため、SMBC日興証券ほど大きな会社では、転職サイトに求人を掲載しないケースが多いです。
実際にSMBC日興証券の求人を掲載している転職サイトはありませんでした。
転職サイトに求人を掲載していないということは、求めている数以上に応募されていると考えることができます。
ただし、SMBC日興証券の現状が変動することがあれば、転職サイトに求人が掲載されるかもしれません。
例えば、SMBC日興証券が市場を拡大するために、人手を集めているのであれば、転職サイトに求人を掲載する可能性は高くなるでしょう。
今の状況が変われば、転職サイトにSMBC日興証券の求人が掲載される可能性があるので、登録しておくことをおすすめします。
転職エージェントの非公開求人に注目
転職サイトにSMBC日興証券の求人は掲載されていませんでしたが、転職エージェントには「非公開求人」というものがあります。
非公開求人とは、中途採用求人を公開すると膨大な数の応募がきてしまうため、転職エージェントのキャリアアドバイザーに求めている人物像を伝えて、紹介してもらう仕組みです。
この非公開求人には、SMBC日興証券の求人があるかもしれません。
そのため「転職サービスを活用してSMBC日興証券に転職したい」と考えている方は、転職エージェントに登録して、非公開求人を紹介してもらう必要があります。
SMBC日興証券の非公開求人を取り扱っている可能性が高い転職エージェントは下記の通りです。
- doda
- マイナビエージェント
- ビズリーチ
- キャリアカーバー
- パソナキャリア など
そして、転職エージェントは、転職に関することは幅広くサポートしてくれます。
非公開求人の紹介に加えて、面接対策や書類添削、応募企業との日程調整、転職後のアフターフォローなど、転職に関することは幅広く対応してくれます。
さらに、登録者には担当のキャリアアドバイザーが1人付くので、SMBC日興証券への転職難易度を低くすることも可能です。
どの転職エージェントがSMBC日興証券の非公開求人を取り扱っているのか分からないので、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
おすすめのエージェントについてはこの後詳しく紹介していますよ。
SMBC日興証券の中途採用情報
SMBC日興証券の中途採用求人は、大きく「企画統括」と「営業統括」に分けられます。
営業統括では「決算業務部」で中途採用の募集がされていて、営業統括では「ソリューション企画部【税理士】」と「ダイレクト戦略部【オンライントレードビジネスの企画推進】」で募集されています。
SMBC日興証券の中途採用情報について詳しくご紹介します。
企画統括
企画統括の中途採用求人では、「決算業務部」が募集されています。
決算総務部の仕事内容は、国内・海外の取引相手との契約交渉や社内調整、契約書作成および締結などが挙げられます。
契約種別は「ISDA・CSA」「GMSLA、MSLA、GMRA、MRA」「各種和文デリバティブ・担保契約、証券取引相対契約」の3つに分けられます。
特に、「ISDA・CSA」に関する知識や経験が豊富な人材をSMBC日興証券は求めているようです。
そして、決算業務部の応募資格は下記の通りです。
- 上記職務経験5年程度以上(これに限らない)
- 英語力必要(TOEIC800点程度以上)
- その他要件
- (上記契約に関する業務知識・経験が豊富であり、仕事への意欲が強く、探究心、粘り強さ、緻密さ、論理的思考能力、コミュニケーション能力などを有する方)
決算業務部の求人に応募するには、大きく3つの条件を満たす必要があります。
決算業務部は応募資格が厳しいということもあり、対象になる人は限られてしまいます。
もし、決算業務部の求人に応募することができない方は、下記の営業統括の中途採用情報を確認してみてください。
営業統括
営業統括の中途採用求人では、「ソリューション企画部【税理士】」と「ダイレクト戦略部【オンライントレードビジネスの企画推進】」が募集されています。
各部門の仕事内容と応募資格は下記の通りです。
ソリューション企画部【税理士】
仕事内容 | 証券税制及び事業承継に係る支店支援業務を主とする部署において、個人・法人に関する税務を広く理解して、税務・会計を中心とする制度調査及びその調査内容を資料化すること。 |
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応募資格 | 1:複数の税理士科目取得者など税務・会計に関するスペックがすでに高い者 2:税理士事務所等において、税務・会計に関連する業務等に従事した経験がある者 3:税理士事務所等において、事業承継・組織再編税制等に関連する業務等に従事した経験がある者 4:証券会社において、証券税制に関する業務に従事した経験があり、かつすでに複数の税理士科目を取得する者 5:PPTやExcelのスペックが高い者 ※1234はいずれか、5はかつ条件 |
ダイレクト戦略部【オンライントレードビジネスの企画推進】
仕事内容 | オンライントレードシステムの企画・推進・運営や、総合証券として非対面(ネット)チャネルからの対面支援サービスの企画・推進・運営をすること |
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応募資格 | ・ITを活用したリテール向け証券サービスの企画 ・証券関連のシステム構築プロジェクトの管理(計画、タスク管理) ・対面での証券営業 ・商品開発 ※上記のいずれかの業務経験がある方 |
営業統括の「ソリューション企画部【税理士】は応募資格が厳しく定められていますが、ダイレクト戦略部は比較的応募しやすい条件になっています。
そして、ダイレクト戦略は【オンライントレードビジネスの企画推進】以外にも募集されている中途採用求人があるので、上記3つの応募資格を満たせなかった方は、SMBC日興証券のホームページより確認してみてください。
SMBC日興証券の平均年収
SMBC日興証券の平均年収は、1,000万円〜1,100万円と言われています。
20代では600万円〜800万円、30代では700万円〜1,000万円の年収が平均とされています。
SMBC日興証券では、営業部門と投資銀行部門の平均年収が高く、平均以上の年収を稼ぐことも可能です。
また、SMBC日興証券で役職に就くと、年収が1,200万円を超えることがあり、人によっては年収1,500万円以上になるケースがあります。
SMBC日興証券は日本の中でも高い平均年収を誇る会社なので、「年収を高めたい」という方にもおすすめできる証券会社です。
【2022年最新版】日本の年収の中央値は437万円!中央値と平均は何が違う?
SMBC日興証券の福利厚生
SMBC日興証券が転職者から人気を集めている理由としては、福利厚生が挙げられます。
SMBC日興証券は福利厚生がとても充実していて、安心・満足した環境で働くことができます。
基本的な福利厚生は下記の通りです。
- 育児休業(子供の3歳の誕生日前日まで取得可能)
- 託児所・ベビーシッター等の割引
- テレワーク制度
- ウェルカムバック制度退(職後10年以内の再雇用制度)
- 資格取得支援・健康管理(定期健診、人間ドック、季節性インフルエンザ予防接種補助等)
- 職場積立NISA
- 社員寮
- 社宅制度 など
上記の福利厚生以外にも、さまざまな制度が設けられています。
実際にSMBC日興証券で働いている人の口コミを確認すると、福利厚生に関する内容が多く見受けられます。
転職先の企業が福利厚生が充実しているのか、ということは抑えておきたいポイントです。
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
SMBC日興証券をはじめとする大手企業への転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
転職サービスが多すぎて迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
取り扱い求人については、時期によっても掲載内容や掲載の有無が変わります。
またSMBC日興証券のような質の高い優良求人はサイトの検索機能ではヒットせず、エージェントからしか紹介してもらえない非公開求人となっていることも多いです。
公開求人の中にSMBC日興証券の求人が見つからなくても、諦めずにエージェントに相談してみることで、非公開求人として紹介してもらえることがありますからね。
doda
大手転職支援サービスを提供するdodaは、非公開求人の質が高い所にも定評があります。
企業からの信頼も厚いので、SMBC日興証券の求人を扱っている可能性も高いです。
また専門分野に特化したコンサルタントを用意しているので、転職に関する的確なアドバイスを受けることができますよ。
さらに登録するだけで非公開求人を紹介してもらえるため、質の高い非公開求人を狙って登録をする人は多いです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、就職や転職全般に強い大手転職サポートサービスとして有名ですね。
業界のノウハウを熟知しているコンサルタントが大勢所属しているのが特徴です。
安定した実績を上げてきているため、信頼できる転職エージェントとして評判があります。
非公開求人も豊富で、大手企業の案件や質の高い求人を多数そろえていますよ。
ハイキャリアにおすすめの転職サイト・エージェント
ハイキャリアの転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントも紹介します。
紹介するのはSMBC日興証券のような質の高い求人の紹介を特に期待できる、大手求人や好待遇の求人を多く扱う転職エージェントです。
非公開求人の内容を確認するためにも登録してみることをおすすめしますよ。
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス層の転職支援に特化した転職エージェントサービスで、特にのミドル層の転職に強いです。
なんと求人全体の約30%は年収1000万円以上の求人で、転職で高年収を狙っていきたい方に最適ですよ。
他にはない希少な求人と出会える可能性が高いのもビズリーチのポイントです。
経営幹部などの求人もそろえていて、転職で幹部層を狙いたい方にもおすすめできます。
パソナキャリアハイクラス
各業界に特化したエージェントが在籍していて、利用者の希望に合わせて的確なサポートをしてもらえるのがパソナキャリアハイクラスです。
その名の通りハイクラス転職にも強みがあり、転職者の年収アップ率はなんと67.1%。(2021年9が売時点の調査)
実に3人に2人の年収アップを実現させた実績を持っており、それだけ質の高い求人をそろえているということでもありますね。
SMBC日興証券の転職におすすめの人物像
SMBC日興証券の転職におすすめの人物像は、信頼を得ることに長けている人です。
SMBC日興証券ほど大きな証券会社では、お客様から数百万円〜数億円までの資産を預かります。
その金額が業績として評価されるため、お客様から信頼を得て少しでも多くの資産を預けてもらう必要があります。
このことはSMBC日興証券の採用担当者も理解していることなので、転職時の面接では「信頼できる人なのか」ということが重要視されることが多いです。
人から信頼されることに長けている人は、SMBC日興証券への転職をおすすめします。