憧れの企業へ挑戦し、新卒では落ちてしまったものの、中途として再挑戦したい!と考えている人は多いと思います。
この記事では、新卒で落ちた会社に再応募し転職することは可能なのかと、転職成功のコツを紹介していきます。
一度落ちた会社に再応募する際の注意点についても解説していますので、ぜひ目を通してみてください。
目次
新卒で落ちた会社に転職することは可能なの?
結論から言えば、新卒で落ちていたとしても再度その会社に挑戦し転職することは可能です。
しかし中には再応募しても受け付けてもらえないパターンもありますから、必ず選考にたどり着けるわけではありません。
募集があれば再応募は可能
まず初めに確認しておきたいのが、目当ての企業が求人を出しているかどうかです。
求人さえ出しているのなら、基本的に再応募は可能です。
特に新卒の頃からある程度時間が経っている場合、企業側にも新しいポジションができていたり、採用担当が変わっていたりして採用環境が変化していることが多いです。
一度選考を受けたことがある、という経歴もほとんどリセットされたような状態で再チャレンジできる可能性もあるのですね。
中には再応募を認めない企業も
中には過去1度でも応募したことがある方の再応募を受け付けない企業や、過去1年以内に応募履歴のある方の再応募をNGとする企業もあります。
そういった会社の場合、応募自体はできたとしても選考までは進めず、書類の時点で見送られてしまうこともあるのですね。
応募できたからと言って、必ずしも選考を受けられるとは限らないのです。
新卒で落ちた会社への再応募(リベンジ転職)をする人は多い
新卒で落ちた会社へ中途として再応募することを「リベンジ転職」と呼ぶこともあります。
リベンジ転職をする人は意外に多く、もちろん転職に成功してリベンジを果たす人もいますよ。
新卒のころとは違い、社会人経験を経て成長した今の自分でもう一度憧れの企業に挑戦したいと考える人が多いのですね。
再応募で有利になるわけではない
再応募の場合、新卒と比べて社会人経験やスキルがある点や、2回目の応募であることから熱意が伝わって有利であると考える人もいます。
しかし、選考で重視されるのはいかに企業をマッチした人材であるかと、自分の魅力やアピールポイントをうまく伝えられるかどうかです。
複数回の応募で採用担当の印象に残りやすいというだけでは、選考を有利に進めていくことは難しいでしょう。
新卒が有利な会社・中途が有利な会社
新卒と違い社会人経験があるからと言って、必ずしも中途が有利になるとは限りません。
ここからは新卒が有利な会社・中途が有利な会社の一部を、それぞれ紹介していきます。
総合商社や大手重工系メーカーは新卒が有利
まず、総合商社や大手重工系メーカーへの就職は新卒が有利だと言われています。
中途を全く採用しないわけではありませんが、新卒採用にかなり比重を置いているため、再応募で受かる可能性は低めです。
いくら新卒と比べて社会人経験やスキルがあったとしても、入社の難易度はかなり高いでしょう。
戦略コンサルや広告代理店は中途が有利
戦略コンサルや広告代理店に関しては、中途の方が入社するのに有利だと言われています。
戦略コンサルは事業会社出身者を積極的に採用しているため、一度落ちた人でもリベンジ転職をして内定をもらう人も多いのですね。
広告代理店は、特にデジタル領域での中途採用がねらい目です。
ネット系広告代理店等で経験を積んだ後、目標だった大手広告代理店に再挑戦する方もいますよ。
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新卒で落ちた会社に転職したい時の注意点
新卒で落ちた会社に再応募して転職したい時の、主な注意点は下記の2つです。
- 新卒時と同じアピール方法ではまた落ちる可能性が高い
- 落ちた理由を考え対策することが必要
新卒時と同じアピール方法ではまた落ちる可能性が高い
当たり前ですが、新卒の時と同じ方法や同じアピールポイントでは、再応募しても受かる可能性はほぼありません。
新卒時よりもいかに自分が成長しているかと、中途ならではの経験やスキルを活かしたアピールポイントを用意できることが大切になります。
一度選考を受けたことがあると、勝手がわかっている分安心してしまいがちです。
しかし、それが油断となって選考で最大限の力を発揮できなかったということになれば非常にもったいないですからね。
同じ会社に再応募できる機会はそう多くありませんから、貴重な機会を無駄にしないよう気を引き締めましょう。
落ちた理由を考え対策することが必要
そもそも、新卒時の選考ではなぜ落ちてしまったのか、その理由をしっかりと分析できていなければ、次の選考でも同じ過ちを繰り返してしまう可能性が高いです。
志望動機が弱かったのか、企業理解が足りなかったのか、アピールポイントが企業の特色とマッチしていなかったのか、面接での振る舞いは社会人として適切だったのか等。
理由がわからなければ対策を立てるのも難しくなります。
過去の面接の様子を改めてよく思い出し、不合格になった理由をよく分析して対策することが非常に大切ですよ。
新卒で落ちた会社に転職するためのコツ
新卒で落ちた会社に転職するためのコツは下記の4つです。
- 徹底的に情報収集する
- 他の企業ではダメな理由を明確にする
- 新卒の時にはなかったスキルを身につける
- 同じ会社の別の部署に応募してみる
ここから詳しく解説していきます。
徹底的に情報収集する
新卒で落ちてしまった理由は、企業理解の甘さや情報の少なさにあった可能性もあります。
改めて1から徹底的に情報収集することで、志望動機がより明確になったり、その会社の魅力を改めて感じてモチベーションアップにも繋がります。
新卒の時の情報を覚えているからと情報収集を怠ると、会社の新しい取り組みに気づけなかったり、古い情報を更新しないまま選考に臨んでしまうことにもなりかねません。
今までの情報は一回リセットするくらいの気持ちで、1から情報を集めてみてください。
他の企業ではダメな理由を明確にする
なぜその企業でなくてはいけないのか、2回目の応募をしてまでこの企業で働きたいという熱量はどこからくるものなのかを、具体的に説明できるようにしておきましょう。
再応募というのは、「1度は落ちてしまった」ということでもあるわけですが、見方を変えれば「再応募するほど会社への思いが強い」というアピールポイントにもなります。
一見デメリットのように感じられても、伝え方によっては大きなメリットに変わるのですね。
その点を最大限に活かせるよう、なぜこの企業でなくてはいけないのかという理由を、会社の魅力と一緒に伝えるようにしましょう。
新卒の時にはなかったスキルを身につける
社会人として培ったスキルももちろんですが、別途身につけた資格等もあると有利です。
自分がいかに新卒時代から進化しているかをアピールしつつ、他の中途採用の応募者よりも自分が会社に貢献できる人材であることを伝えなくてはいけませんからね。
特に資格は、採用担当が転職希望者のスキルを判断するのにとても役立ちます。
口ではいくらでもきれいなことを言えますが、実際に言ったようなスキルがあるのかどうかを、採用担当が判断するのは難しいからです。
その点資格は、一定のスキルがあることを取得していることによって証明できますので、信頼度の高いアピールポイントとなります。
同じ会社の別の部署に応募してみる
同じ会社でも部署が違えば求められるスキルも変わります。
一度受けて落ちてしまった会社でも、違う部署の求人に応募してみると内定をもらえたという事例もありますからね。
部署のこだわりよりも「この会社に勤めたい」という思いの方が強い方なら、別の部署の求人が出ていないか確認して応募してみるのも一つの方法です。
新卒で落ちた会社への転職は可能
新卒で落ちた会社に再応募し転職することは可能なのかと、転職成功のコツや、一度落ちた会社に再応募する際の注意点について解説してきました。
一度落ちてしまった会社であっても、再応募によって内定を獲得することは可能です。
しかし、一度落ちているからにはそれなりの理由や原因があるはず。
その点を分析し理解しなくては、原因でまた落ちてしまうことになりかねません。
同じ会社に再挑戦できる機会は何度もあるわけではありませんから、貴重なチャンスを有効に活用するためにも、気を抜かずに対策を立てることが重要になりますよ。