さらなるキャリアアップや新しい仕事にチャレンジするために、転職したいと思っている20代もいるのではないでしょうか。
しかし転職の進め方がわからず、転職を躊躇してしまっている人もいます。
しっかりと転職の進め方やコツを知っておくことで、転職の成功に近づきます。
そこでこの記事では、転職のコツや悩みを解説するポイントを解説します。
目次
転職したいけどすすめ方がわからない20代向けの進め方
もっとキャリアアップしたい、給料を上げたい、もっと良い環境で働きたいなど、いろいろな理由で転職を考えている人がいます。
中でも20代での転職は、未経験の職種や業界でも採用してもらえる可能性が高く、転職には向いている時期でもあります。
ただ転職を成功させるためには、20代向けすすめ方を知っておかなければいけません。
そこでここでは、転職したいけどすすめ方がわからない20代に向けて、すすめ方を解説します。
①どんな企業・職種で働きたいかを決める
まず転職活動を進める前に、自分がどんな企業・職種で働きたいのかを決めることが大切です。
ここを決めずに転職活動を進めてしまうと、軸がぶれてしまいあれもこれもと転職がスムーズに進まなくなってしまいます。
自分がどの業界・職種を目指して転職するのか、しっかり軸を持って出来るように決めてから転職活動を始めるようにしましょう。
②転職までにかかるスケジュールを逆算する
転職したい業界や職種が決まったら、転職までにかかるスケジュールを逆算し、それに間に合うようにスケジュールを立てましょう。
具体的なスケジュールを立て、いつまでに何をする必要をする必要があるのかを明確にすることで、モチベーションを保ちながら転職活動を進められます。
③転職の求める条件を洗い出す
転職スケジュールを立てるのとほぼ同時に、自分が転職に求める条件を洗い出す作業をしましょう。
自分が転職に何を求めるのか、給料アップ・やりがい・裁量など、その人によって転職の理由は違います。
その条件を洗い出し、妥協できるところとできないところをしっかり決めておき、転職の主軸を決めておいてください。
これをするだけでも、軸がぶれずに転職活動を進められ後悔のリスクを減らせます。
④求人を探す
スケジュールを立てたら、いよいよ具体的求人探しを始めます。
決めた転職の条件や希望をもとに、それに合う求人を探していきます。
探す方法としては次でも紹介しますが、インターネットを活用する人が多いでしょう。
条件に合う会社を見つけるためには、じっくりと企業について調べて口コミなどを参考にするのがおすすめです。
⑤転職サイト・エージェントを活用する
転職する際に活用するのがおすすめなのが、転職サイトやエージェントです。
転職してより良い求人を見つけるためには、より良い求人を見つけるだけでなく自分のマッチしていることも絶対条件です。
そこで転職サイトとエージェントを利用すれば、希望や条件を考慮して良い求人を紹介して貰えます。
自分ではなかなか気づかない自分の強みやスキルも、一緒に棚卸ししてくれることで気づきアピールに繋がります。
このように一人ではうまく進まない転職活動も、エージェントやサイトを活用するとスムーズになるでしょう。
⑥職場での引継ぎ準備を始める
転職活動と同時に、退職に伴う引継ぎの準備も始めておきます。
退職をスムーズにするためには、後任の人が業務を引き継ぐときに困らないようにすることは必須です。
ただ業務が多いとすぐに引継ぎができるわけではないため、退職を決めて転職活動中から少しずつまとめておくのがおすすめです。
残る人が困らないようにしっかりと引継ぎの準備をしておきましょう。
⑦企業に応募して選考活動に参加する
職場での引継ぎ準備を進めながら、自分の希望や条件に合う企業を見つけたら、応募して選考に参加を始めます。
企業の選考は平日に行われていることも多いため、参加するためには今いる会社で休みを取らなければいけません。
少しでも周りに転職を知られたくない場合は、転職活動していることを悟られないように休むタイミングなどにも気を配ることが大切です。
⑧内定後に勤め先に退職の意思を伝える
選考に参加し内定をもらえたら、いよいよ現在の勤務先に退職の意思を伝えます。
法律によれば2週間前に退職を申し出ればOKですが、引継ぎなどの問題もあるため余裕を持って1ヶ月前には申し出るほうが良いでしょう。
退職の申し出の際に転職することを伝えても良いですが、多くの人が「一身上の都合により」としているようです。
⑨転職
最後の出勤日を終え有休がある場合にはそちらを消化後に退職し、その後転職となります。
入社日に関しては、転職先と協議し決めることになりますが、退社する企業の退職日も考慮し決めるのが良いでしょう。
20代の転職事情とは
20代向けの転職のすすめ方を紹介しました。もちろんこれ以外にも状況に応じて必要なこともあるかもしれません。
そのような場合は、状況に合わせて適切に進めるようにしてください。
転職のすすめ方はわかりましたが、実際に20代の転職事情はどうなっているのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
転職したいと思っても「未経験だから難しいのでは?」「もう少し経験を積むべきなのか?」と考えて躊躇してしまうこともあります。
そこでここでは、20代の転職事情について解説します。
20代前半の転職なら完全未経験でも採用される可能性がある
20代前半で転職するなら、完全未経験でも採用の可能性は高いと言えます。
もちろん未経験ではスキルや経験がありません。そのため給与や休みなどの面で、希望通りとはならないかもしれません。
しかし20代前半では完全未経験でも受け入れている会社も多いため、未経験の仕事への転職を考えている場合はなるべく早く動き出すようにしてください。
ポテンシャル重視の採用をしてもらえる
20代前半で経験もスキルもない完全未経験での採用の可能性がある理由は、ポテンシャル重視で採用している企業もあるからです。
今現在のスキルや経験ではなく人柄や潜在的な能力で採用し、入社後に成長し長く活躍してくれることを期待しています。
少しでも長く働いてほしいことと、別企業での経験が少ない方が自社に慣れてもらいやすいというメリットから、20代前半のポテンシャル重視の採用を行っているのです。
完全未経験から育成してもらえる
完全未経験で転職しやすい20代前半は、育成してもらえるというメリットがあります。
経験を積んでからの転職となると、ある程度のスキルがあるため育成というよりも即戦力として採用されます。
しかし完全未経験での採用であれば、その業界・職種に関する事を一から教えてもらえて、その後長く活躍できる人材へと成長も期待できるのです。
これは20代前半で転職する大きなメリットです。
20代後半になると企業から経験を重視される
同じ20代でも前半と後半では、転職するときに企業が重視する点が異なります。
特に20代後半での転職になると、企業側も同じ年齢なら経験のある人を採用したいと考えています。
一から教育する完全未経験の採用は、教育コストがかかってしまうため経験のある即戦力が欲しいと思い採用活動している企業が多いのです。
このような点からも、同じ20代でも後半に進むにつれて社会人としての経験やスキルがより求められるようになっていくことを知っておいてください。
20代後半になると管理職としてのキャリアが重視される
20代後半になると管理職として活躍する人も出てきます。
そのため管理職としての経験を持っている人を採用し、マネジメントを期待して採用活動をしているのです。
この先長く働き活躍してもらいたいと思う人材は、マネジメントや管理能力の高い人材です。
そこで20代後半で管理職キャリアを求める傾向にあるのです。
現場での即戦力を期待される
20代後半になると、一から教育して後に会社に貢献してくれる人材よりも、今すぐ即戦力として働ける人材のほうが教育コストもかからず企業にとってもメリットが大きいことも理由です。
現場で即戦力として働ける人のほうが、採用後もどのような業務についてもらうのかイメージしやすくなります。
20代で転職したい人向け!転職を成功に導くコツ
20代での転職は、前半と後半でかなり異なることがわかりました。
ただ転職は年齢が若い方がしやすい傾向にあり、他の年代と比べると20代は転職しやすいといえます。
とはいえ20代での転職に不安を感じている人もいるでしょう。
そこでここからは、20代で転職したい人に向けて転職を成功に導くコツを紹介します。
自己分析を綿密におこなう
転職するときには自己分析を綿密におこなうことが大切です。
自己分析とは、自分にどのようなスキルや強みがあるのか、長所短所は何なのか?など、自分に関する分析を行うことです。
これをしっかり行わないと、面接やエントリーシートなどで聞かれる自己PRなどでうまく採用担当者に伝わりません。
採用担当者に短い時間で自分を知ってもらうためには、効率良く伝えていかなければいけません。
そこで大切なのが自己分析を綿密にすることなのです。
まずは自分を知り相手にわかってもらい採用に繋げていくようにしましょう。
スキルと興味関心が一致する企業を探す
自分に合う企業に転職するためには、スキルと興味関心の両方が一致する企業を探すことが大切です。
興味関心だけで選んでしまうと、スキルが追い付かずに苦しい思いをしてしまう可能性があります。
反対にスキルだけで選んでしまうと、やりがいを見つけられないかもしれません。
モチベーション高く仕事を続けるためにも、どちらかだけでなく両方を満たす企業を探すのがおすすめです。
希望条件を細かく整理して優先度をつける
転職にあたり希望条件を細かく整理し優先順位を付けていきましょう。
転職先に何を求めるのか、給与アップ・働きやすさ・待遇・やりがいなのかは、人によって違います。
何を優先して転職活動するのかを決めておかないと、求人を探すときにも悩んでしまいます。
どれが自分にとって優先度が高いのかをしっかりと整理して、転職活動がブレないようにしましょう。
転職理由はポジティブなものに書き換える
転職する際に必ず聞かれるのは、なぜ転職するのか「転職理由」です。
転職理由がネガティブなものの場合、何と伝えればよいか悩んでしまう人もいるでしょう。
しかし待遇面や人間関係など、ネガティブなことをそのまま伝えてしまうと、企業側に不安を与えてしまう可能性があります。
そこで「キャリアアップ」などポジティブなことで転職を目指していること伝え、企業に悪い印象を与えないようにしてください。
転職したい20代必見!20代が転職する上でよくある理由
転職したい20代の理由はさまざまですが、その理由のなかにはよくあるものがいくつかあります。
そこでここでは、20代が転職するよくある理由について解説します。
職場の人間関係が悪い
よくある理由として職場の人間関係が悪いという理由があります。
職場という狭い世界で人間関係がこじれてしまうと、働きづらさだけでなく働くモチベーションも低下してしまいます。
中には体調やメンタルに不調を感じる人もいます。このような状況になったときに「転職しよう」と思う人が多くいるようです。
自分のやりたい仕事ではなかった
苦労して就職したけど実際の業務を進めると、自分のやりたいことではなかったという理由もあります。
「やりたい」と思って仕事に就いても、スキルはもちろん興味関心が変わることはあります。
実際にやらなくてはわからないことも多くこのような理由から、自分のやりたいことを目指し転職する人もたくさんいます。
上司とのそりが合わない
就職した先の上司とそりが合わないことで、転職をする人もたくさんいます。
上司とのそりが合わない理由として、パワハラなどのハラスメントを受けているため心身の不調を来してしまう場合と、単純に仕事の仕方や意識の違いなどがあります。
どちらにしても人間関係同様に、上司とのそりが合わないと仕事続けにくく転職を考える人がたくさんいます。
転職したい20代におすすめな転職サイト・エージェント
転職のすすめ方などを解説しましたが、転職する際に転職サイトやエージェントを活用するのはとてもおすすめです。
そこでここからは、転職したい20代におすすめな転職サイト・エージェントを紹介します。
doda
dodaは、幅広い業界・職種の取り扱いがある転職サイト・エージェントで、年齢や性別などに偏ることなくたくさんの人に利用されています。
保有求人数が非公開も合わせる13万件を超えており、その多さが選ばれている理由の一つとなっています。
転職エージェントとしてさまざまなサポートをしていますが、転職サイトとしても利用しやすくゆっくり転職を考えたいという人にも、おすすめです。
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス転職を得意とするヘッドハンティング型の転職サイトです。
職歴や経歴を入力しておくことで、企業やヘッドハンターからスカウトが届くシステムで待っていても良い条件で転職が叶います。
ほとんどの求人が高年収となっているため、ある程度経験を積みスキルを持つ転職者なら転職アップが目指せます。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、20代の転職に特化した転職エージェントです。
未経験やフリーター・新卒・第二新卒の転職サポートに強く、就職に苦手意識がある人でもより良い転職や就職を目指す20代前半でも、安心して転職活動を進められます。
転職したい20代は事前に準備を徹底しよう
転職したい20代に向けて、すすめ方・コツなどを解説しました。
20代でも前半と後半では、企業側が求めるものが違いコツも変わってきます。
ただ転職するときは事前準備を徹底し、後悔のない転職にできるようにするようにしましょう。