サーバーエンジニアの将来性について、気になっている人は多いのではないでしょうか。
仕事の内容や求められるスキルの変化が目立つIT業界では、エンジニアも日々進歩が必要です。
サーバーエンジニアはクラウド化の流れを受けて、需要を危惧する声も上がっています。
サーバーエンジニアがこれから活躍するために、どのようなスキルが求められるのかまとめました。
- 公開求人数
- 25,000件以上
- 対象年齢
- 20代~30代
- 対象エリア
- 全国
- IT・WEB業界の求人多数
- 業界に詳しいコンサルタントによる転職サポート
- 年収アップ率78%で収入UPが見込める
- 公開求人数
- 1,600件以上
- 対象年齢
- 20代~50代以上
- 対象エリア
- 全国
- 大手からスタートアップまで幅広い求人数
- 条件に合ったスカウトが届く
- アプリから履歴書も作成可能
- 公開求人数
- 65,000件
- 対象年齢
- 20代
- 対象エリア
- 全国
- 業界専属のコンサルタントによるサポート
- 未経験でもOKの求人がある
- 初めての転職活動でも徹底的にサポートOK
目次
サーバーエンジニアに将来性がある3つの理由
サーバーエンジニアに将来性があると考えられる理由は、以下の通りです。
- サーバーに対する技術の需要はこれからも高い
- サーバーエンジニアはDX推進で今後も必要とされる
- サーバーをオンプレミスからクラウドに移行する企業が多い
新しいスキルに柔軟に対応することで、どの業界でも求められる人材になれるでしょう。
1.サーバーに対する技術そのものへ需要は高い
サーバーエンジニアの技術に対する需要が変わっていても、どの業界でもサーバーの活用が必須です。
サーバーそのものに対する需要は依然として安定しているので、構築や補修を行うサーバーエンジニアの仕事はなくなることが考えられません。
ITシステムやアプリケーションの稼働に必要なサーバーがなくならない限り、サーバーエンジニアの需要も減ることはないでしょう。
あらゆる業界でクラウド化が進んでいるサーバーですが、会社によってはオンプレミス環境の方が需要があることも考えられます。
オンプレミスのサーバーが完全になくなるとは言い切れないので、サーバーエンジニアの仕事自体は継続する可能性が高いです。
2.DX推進で今後も必要とされる
サーバーエンジニアの将来性には、IT化やDX推進が大きく影響しています。
デジタル化が進む昨今では、システムの稼働環境であるサーバーへの需要が消えることはありません。
企業のDXによって、これからさらにサーバーエンジニアの仕事が増える可能性も考えられます。
サーバーエンジニアはこれからもなくなる危険性が低く、ITの利活用を推進する社会で存在し続ける仕事でしょう。
3.サーバーをオンプレミスからクラウドに移行する企業が多い
サーバーをオンプレミスからクラウドに移行する企業が多いことで「サーバーエンジニアの仕事が減るのでは」といった意見があります。
裏を返せば、オンプレミスからクラウドに移行する技術を持っていれば、需要のあるサーバーエンジニアとして活躍できるでしょう。
サーバーエンジニアに限らずあらゆる仕事に言えることですが、時代に合わせて求められるスキルが変わります。
業務内容を柔軟に変えると時代に合った仕事が可能で、エンジニアとしての将来性が見込めるでしょう。
将来性と需要を絶やさないコツ6選
サーバーエンジニアの将来性と需要を絶やさないポイントには、以下の6つがあります。
- クラウドサービスのスキルを身に着ける
- 仮想化の知識を勉強する
- コンテナ技術を身に着ける
- セキュリティのスキルを勉強する
- InfrastructureAsCode(IaC)を理解する
- サーバー監視・保守だけの仕事にとどまらない
それぞれの項目について、わかりやすくまとめました。
1.クラウドサービスのスキルを身につける
サーバーエンジニアが将来性を高めるためには、クラウドサービスのスキルを身につけてください。
クラウド技術はこれから需要が高まり、調達のスピードアップやコスト削減などのメリットが期待できます。
オンプレミスからクラウドサービスへの移行の増加が考えられるので、将来性の高いサーバーエンジニアとして活躍できるでしょう。
総務省のデータによると2021年時点でクラウドサービスの市場規模は、日本で1兆5000億円を超える売上高です。(参考:総務省公式サイト)
クラウドエンジニアは未経験でもなれる?挑戦するロードマップを解説
2.仮想化の知識を勉強する
仮想OSに合うサーバー環境が増加し、その後クラウドへのサーバー構築の流れが一般的になっています。
仮想化に向けた環境構築技術が普及したことで物理的な作業が減りました。
サーバーエンジニアのベース技術として、仮想化の知識があればあらゆるサーバー移行に対応できる人材として重宝されるでしょう。
クラウド化で問題が起きた場合に仮想化に戻すといった業務もできるため、基本知識として学ぶことをおすすめします。
3.コンテナ技術を身に着ける
サーバーエンジニアにおけるコンテナ技術は仮想化の一つとして浸透しています。
Dockerというオペレーティングシステムをはじめとしたコンテナ技術は、ひとつのOSで複数のプログラム稼働環境が作れます。
行動で軽い動作が実現し構築が簡素化されているので、環境次第では活用に便利なスキルでしょう。
そのほかにも、コンテナオーケストレーションは、コンテナを複数利用する場合の技術として覚えておいて損はありません。
4.セキュリティのスキルを勉強する
企業のビジネスを支える重要な要素には、サーバーで稼働するシステムやデータがあります。
セキュリティに関する外部からの攻撃やトラブルを防ぐスキルも、サーバーエンジニアとして覚えておきたい項目です。
パブリッククラウドを利用した環境構築の場合、オンプレミスよりもセキュリティのリスクが高くなります。
セキュリティ機能を活かす設定を整えるためには、サーバーやデータを保護するための知識やスキルが必須でしょう。
5.InfrastructureAsCode(IaC)を理解する
インフラの構成設定をコード化して管理する考え方を、InfrastructureAsCode(IaC)といいます。
InfrastructureAsCode(IaC)は、設定作業をコードとして自動化し管理する仕組みで、工程ごとの設計や設定が必要ありません。
サーバー環境構築の再現性や、作業の効率化が可能です。
人間によるミス防止などのメリットがあるので、InfrastructureAsCode(IaC)の需要はこれから高まる可能性があるでしょう。
需要がある時にすぐ発揮できるように、スキルを磨いてください。
6.サーバー監視・保守だけの仕事にとどまらない
サーバー監視・保守だけの仕事は、需要が減ることが考えられ年収アップに期待ができません。
構築や設定ができるように、サーバーエンジニアとしてのスキルを磨きましょう。
監視の仕事は専任のスタッフに委託している企業も多くあるため、高いスキルが求められないと考えられます。
エンジニアの中でもルーチンワークだけを担当すると、思うようにキャリアも重ねられないおそれがあります。
サーバーエンジニアの将来性は安定していても、個人のスキルが需要を満たせなければ活躍できる可能性は低いでしょう。
サーバーエンジニアの将来性と仕事内容
サーバーエンジニアの将来性には、専門的な仕事内容が大きく関係しています。
専門職としてどのような業務を担当しているのか、サーバーエンジニアの仕事をくわしく紹介します。
転職回数の多いエンジニアは不利になる?3回以上転職するとやばい?
サーバーエンジニアの設計・構築業務
サーバーエンジニアは、サーバーの設計から構築業務まで幅広い仕事を担当します。
かんたんに言うと、業務はサーバーの選定や設計、OSのインストールなどを行う仕事です。
ただし、サーバーはデータベースサーバーやアプリサーバーなど多数の種類があるため、どんな仕事を担当するかによって求められるスキルが異なります。
サーバーを構築する際はトラブル発生防止のために、ミスがないよう慎重に業務をしなくてはなりません。
サーバーエンジニアの保守・点検業務
サーバーエンジニアの保守・点検作業では、トラブルが起きていないか常に気をつける必要があります。
トラブルが起きないようにチェックし、システムに問題がないように運用しなくてはなりません。
サーバーダウンが起きたり、表示速度が下がった場合は早急な対応が求められます。
きつい仕事や激務が求められる?
サーバーエンジニアの将来性は高いことがわかりました。
一方で、サーバーエンジニアは高いスキルが求められ、勤務体系がマッチしない人がいると考えられます。
サーバーエンジニアがきつい・やめとけと言われる理由をまとめました。
残業月60時間は相当きつい?平均残業60時間超は違法になる?
トラブル対応に追われることがある
サーバーエンジニアは突発的なトラブル対処が必要なことがあり、勤務時間内に仕事が終わるとは限りません。
トラブル発生のタイミングを予想できずに、企業の勤務時間や稼働中に問題が起きた場合は早急な対応が求められます。
サーバーのトラブル発生はシステム全体に影響がある可能性が高く、高いスキルだけでなく長時間の対応が求められることもあるでしょう。
企業の顧客に大きな悪影響が及ぶまえに、システムのトラブル解消をしなくてはなりません。
サーバーエンジニアは不定休が多い
サーバーエンジニアは不定休の仕事が多く、休日が思うように取れないことがあります。
メンテナンスを行う場合は、サーバー稼働のタイミングは避けなくてはなりません。
土日祝など一般的な休業日に仕事が入ることもあるので、不定休の可能性が高くなります。
サーバーエンジニアは常に最新技術の勉強が必要
IT系の仕事全般に言えることですが、業務に使う知識のアップデートは常に必要です。
サーバーエンジニアの将来性を安定させるためには、スキルや技術を学ぶ際は需要のあるものを選びましょう。
サーバーエンジニアに転職したからと言って高収入が得られる訳ではありません。
需要のある人材になるためには、サーバーエンジニアに有利になる最新技術の勉強を定期的に行ってください。
サーバー監視がきつい人もいる
サーバー監視の仕事は稼働を確認したり、外部からの不正アクセスをチェックしたり、能動的な業務内容ではありません。
自分から動いて仕事を見つけたり、新しいことにチャレンジしたいという人には向いていない可能性があります。
サーバーエンジニアへの転職後は、はじめにサーバー監視の仕事を任せられる可能性が高いです。
サーバー監視はルーチンワークのように感じる人もいるので、エンジニアとしての適性が試されるでしょう。
将来性を高めるには資格が有利
サーバーエンジニアの将来を高めるために資格の取得が有利です。
転職でサーバーエンジニアを目指す場合も、資格があると採用されやすくなるので積極的な取得を目指しましょう。
今回はサーバーエンジニアとして取得しておきたい、基礎的な資格を紹介します。
プログラマー未経験者がプログラミングの仕事に就くには?独学の仕方や仕事内容を解説
基本情報技術者試験|ITエンジニアの基礎的知識が学べる
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門としてキャリアをスタートさせるためにベストな資格です。
IT人材となるために必要な基礎的知識や、ソリューション・サービス・製品に関わる技能を示せます。
エンジニア未経験の場合は、まずはこの資格の取得をおすすめします。
やや難易度が高い傾向なので、参考書や過去に出題された問題をもとに勉強を進めてください。
ITIL®|ITサービスマネジメントの知識を証明できる
ITIL®(InformationTechnologyInfrastructureLibrary)は、ITサービスマネジメントの知識を証明できる資格です。
スキルはシステム運用・管理に生かすことが可能で、サービスの品質を向上させる技術が習得できます。
世界に共通したITサービスについて学べるので、グローバルな視点でITが勉強できるでしょう。
基礎的な知識が試される試験ですが、難易度は低いとは言えません。
ITIL®オンライン受験では57,000円の受験料が必要です。
マイクロソフト認定資格|「Azure」の知識が示せる
Microsoft認定資格は、マイクロソフト社が提供するクラウドサービス「Azure」の知識が示せます。
一部でWindowsServerに対する問題も出題されるため、クラウドについて勉強したいサーバーエンジニアにオススメです。
難易度は「AzureFundamentals」が一番低い傾向です。
中級者向けの「AzureAdministratorAssociate」もあるので、自分のスキルに合わせて取得を目指しましょう。
PMP|ロジェクトマネジメントスキルが学べる
PNPは国際的な資格で、プロジェクトマネジメントの知識体系の「PMBOK」に基づいて出題されます。
エンジニアとしてのキャリアアップを図るために、プロジェクトマネジメントの知識は必須です。
サーバーエンジニアとしてだけでなく、IT系の仕事全般で活躍するために有利な資格と言えます。
LinuC(Linux技術者認定資格)|Linuxサーバーのスキルが証明できる
LinuC(Linux技術者認定資格)は、Linuxサーバーのスキルが証明できる資格です。
レベルは1から3に分かれていますが、前の段階の資格が認定されなければ次のレベルの資格が取得できません。
試験は出題数が60問と多く、時間も90分に限られているので、過去問題を利用して勉強する方法がおすすめです。
レベル3が一番難易度が高く、半年から1年の学習時間が必要と考えられています。
LPIC(Linux技術者認定資格)|Linux技術者向けのグローバルな資格
LPICは、Linux技術者の認定試験でグローバルな資格です。
試験問題にはセキュリティや仮想化技術なども出題されるので、幅広い分野の知識が必要でしょう。
サーバーエンジニアとして必要なLinuxの知識が証明できます。
要点を押さえて学習を進めれば、合格の難易度が非常に高いことはありません。
サーバーエンジニアの業務をこなす場合には、レベル2まで合格していれば十分でしょう。
サーバーエンジニアの疑問を解決【Q&A】
サーバーエンジニアの将来性と仕事について、よくある質問をまとめました。
これからサーバーエンジニアへの転職を考えている人は、本格的に動くまえにチェックしてください。
忙しくて勉強できない!働くエンジニアのための効率的な勉強方法と時間の見つけ方
Q.年収はどれくらい?
サーバーエンジニアの平均年収は約500万円です。
ただし、これは経験者である30代の場合の平均値で、同じ条件の20代では約400万円が平均年収と考えられるでしょう。
サーバーの構築や設計の経験がなければ、500万円の年収は難しい傾向です。
サーバーエンジニアに転職した直後は、400万円に満たない年収相場の可能性があります。
Q.サーバーエンジニアに向いている人は?
サーバーエンジニアに向いている人は以下の特徴があります。
- 完璧主義で仕事が正確に行える人
- プログラミング言語やITに明るい人
- トラブル解消で達成感を感じられる人
- プレッシャーをやりがいに変えられる人
仕事には正確性が求められるので、細かい部分まで気づけるタイプの人がサーバーエンジニアに向いています。
サーバーエンジニアの将来性は高い
サーバーエンジニアの将来性は高く、仕事への需要はこれからも安定すると考えられるでしょう。
サーバーがある限り、技術者として活躍できるサーバーエンジニアの仕事がなくなる可能性はありません。
セキュリティやクラウドに対する知識を勉強し、需要の高いサーバーエンジニアを目指してください。