大手企業のエンジニアとして働きたいと、中小企業からの転職を考える人もいるのではないでしょうか。
そもそも大手企業と中小企業の違いは正しく理解していますか?
きちんと理解していないと、大手企業に転職しても、合わないと後悔してしまうかもしれません。
そこでこの記事では、大手企業と中小企業との違いや、メリット・デメリットを解説します。
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目次
大企業と中小企業の違い
中小企業でエンジニアとして働く人の中には、転職して大企業で働きたいと考える人もいます。
大企業は中小企業よりも経営が安定しており、働き方や給料などの条件も良いため、転職先として人気となっています。
そもそも中小企業の定義は、資本金3億円以下で従業員数300人以下、製造・建設・運輸その他の業種に当てはまる事業と定められており、それ以上であれば大企業ということになります。
そのため従業員数や取り扱う案件の規模、福利厚生のレベルなどに違いがみられます。
ここでは大企業と中小企業の違いを解説します。
従業員数
大企業と中小企業では、従業員数にも大きな違いがあります。
中小企業では従業員数は300人以下と定義づけられていますので、大企業になるとそれ以上の従業員を抱えることになります。
従業員数が多い大企業では、大きなプロジェクトに関われますが人数が多く業務工程が細分化されていることから、裁量は少なくなります。
一方で中小企業は従業員数が少なく、一人ひとりの裁量も大きくなるため残業時間が増えやすい傾向にあるという違いがあります。
取り扱う案件の規模
大企業では、取り扱う案件は行政や銀行など規模の大きなものがメインとなっています。
大手企業は社会的信用度も高く、システム障害などが許されない重要なインフラに関われます。
社会のインフラを任されているという大きなやりがいは、中小企業では感じにくく、おおきな違いの一つといえるでしょう。
福利厚生のレベル
大企業と中小企業とでは、福利厚生でも大きな違いがあります。
エンジニアはハードワークになりやすく、大企業のようにレベルの高い福利厚生が充実していると、健康を維持しやすく長く続けやすくなります。
また大企業では、産休育休・時短の制度も整っているので、出産後も無理なく子育てと両立しながら働けるという違いも大きいでしょう。
大企業で働くエンジニアの特徴
大企業で働きたいという思いはあっても、大企業で働くエンジニアがどのようなものかイメージできていないという人もいるでしょう。
転職する前には、実際に働くことをイメージしておいた方が、入社後の後悔を減らせます。
そこでここでは、大企業で働くエンジニアの特徴を解説します。
下請けに発注する立場になる
大企業のエンジニアになると、自分で開発するよりも要件定義やシステム設計に関わり、実際の作業は下請けに発注する立場になります。
取り扱う案件規模も大きいため、自社の社員だけでは賄えず下請け会社に発注して完成を目指すのです。
発注する立場に良いイメージを持っている人もいますが、実際はクライアントと下請け会社との板挟みになってしまい、ツラくなってしまうこともあります。
上流工程を担当する機会が増える
大企業のエンジニアは、実際にプログラミングするよりも上流工程を担当する機会が増えるのも、特徴の一つです。
エンジニアの上流工程とは「要件定義」「機能定義」「構成管理」「計画立案」などの工程を指し、クライアントが求めるシステムをヒアリングし、要件としてまとめるのが主な仕事となります。
実際にプログラミングをする機会が減る
上流工程に関わる機会が増える大企業のエンジニアですが、一方で中小企業はプログラミングをする場面が多く、その違いもあります。
上流工程に関わり実際にプログラミングする機会が減る大企業のエンジニアは、スキルが身につきにくくなってしまうと感じている人もいます。
常に最新のスキルに触れていたい・身につけたいという人は、大企業ではなく中小企業を選ぶか、大企業でも個人的に学び続ける必要があります。
優秀な人が多いので仕事が進みやすい
大企業は、案件規模の大きさや充実の福利厚生・高い給与などで人気が高いため、優秀な人も集まりやすいという違いがあります。
高学歴や高いスキル・実績など優秀な人材が多く集まりやすいので、仕事が進みやすいというのも特徴の一つです。
中小企業にももちろん優秀な人材はたくさんいますが、大企業と比べると条件などの面から優秀な人材は集まりにくくなってしまいます。
優秀な人が集まることで、一人ひとりのポテンシャルが高く仕事がスムーズになると感じている人もたくさんいるようです。
中小企業で働くエンジニアの特徴
大企業で働くエンジニアの特徴を解説しましたが、中小企業のエンジニアの特徴を押さえておくと、どちらが自分に向いているか判断しやすくなります。
大企業には大企業の、中小企業には中小企業の良い部分や特徴があります。
それらをきちんと理解し、希望にある企業へ転職することが後悔を防ぐことに繋がるでしょう。
ここでは、中小企業で働くエンジニアの特徴を解説します。
大企業の下請け工程を担当することが多い
上流工程に関わる機会が多い大企業のエンジニアに対して、中小企業のエンジニアは大企業の下請け工程を担当することが多い傾向にあります。
大企業がクライアントと要件定義をしたのち、下請け企業である中小企業が開発業務にとりかかることになるのです。
上流工程の大企業と、下請け工程の中小企業となり、同じエンジニアでも業務内容は全く異なる特徴があることがわかります。
技術力をつけるには最適
エンジニアとして技術やスキルを身に着けたいという人は、中小企業で下請け工程に関わる野がおすすめです。
上流工程が多くなると、プログラミング技術とは別の知識やスキルが必要となりますが、それに対してエンジニアとしてのやりがいを感じにくくなってしまう人もいます。
しかし中小企業では、実際の開発業務を行うため技術力は日々身についていきます。
これは中小企業エンジニアの特徴といえます。
企業によっては残業時間が長く感じる事も
中小企業すべてということではありませんが、開発には必ず納期があり厳しい納期や工程表通り進まない、イレギュラーなトラブルが発生しても、納期が変更されることはありません。
そのため残業時間が長く感じるというネガティブな特徴もあります。
中小企業から大企業へ転職したいと思うエンジニアの中には、残業時間が長く体力的な面で転職を検討している場合も少なくありません。
実際の開発を担っている中小企業エンジニアだからこそ、残業が増えてしまい勤務時間が長く感じることもあるのです。
大企業のエンジニアとして転職するメリット
大企業と中小企業のエンジニア、それぞれの特徴を解説しました。
どちらのエンジニアにも違った特徴があり、魅力を感じる部分も人によって異なるでしょう。
ただ大企業に転職するとメリットが大きいと思っている人もたくさんいますが、具体的なメリットまで把握できていないということもあるかもしれません。
そこでここでは、大企業のエンジニアに転職するメリット解説します。
健康面の福利厚生が充実している
エンジニアという仕事は、激務になりやすく体力的に精神的に負担のおおい仕事と言われています。
そのため体調を崩してしまい、休職・退職してしまうエンジニアも少なくありません。
このような面を考慮し、大企業ではメンタルヘルスなど健康面に関する福利厚生が充実しており、働きやすい環境作りになっているのもメリットです。
産業医が常駐している、辛いことがあれば相談できる機関があるなど、体力的にも精神的にも限界が来る前に負担軽減できるようになっているのです。
大手企業のネームバリューで転職活動がしやすい
大手企業へ転職すると、その後再転職を目指すときにもネームバリューで転職活動しやすいのもメリットです。
誰もが知るような大企業には優秀な人が集まりやすく、エンジニアとして働いていたという経歴があれば、それだけでも採用担当者の目に留まりやすくなるでしょう。
そのためより大きな案件を扱う企業へ転職できるなど、ネームバリューを活かした転職がしやすくなるのは、大企業の大きなメリットといえます。
ワークライフバランスが実現できる
大企業では働き方改革を行い、中小企業で発生しやすい無理な残業や休日出勤が少なく、ワークライフバランスがとりやすいのもメリットです。
中小企業では、納期に間に合わせるために残業や休日出勤をしなくてはならず、プライベートな時間が取りにくいと感じている人もたくさんいます。
しかし大企業ではそのような働き方を求めてしまうと、社会的にも大きな問題となってしまうため、働き方の改善に力を入れている傾向にあるのです。
このようなことから、ワークライフバランスがとりやすく、プライベートも大切にしながらメリハリ付けて働けるというメリットがあるのです。
給与が高い
大手企業と中小企業で同じエンジニアでも、給与水準が異なり大企業のほうが給与水準が高いというメリットもあります。
大手企業のエンジニアの年収が800万~1000万円なのに対して、中小企業のエンジニアは300万~600万円まで下がってしまうといわれています。
ここまで差が出てしまうのには、大企業にはボーナスや評価制度がしっかりしているという理由があるからで、中小企業だとこの部分が不安定なため、年収が伸びにくくなってしまうのです。
給与アップを目指して大企業へ転職したいと考えるエンジニアも、たくさんいるのです。
大手企業のエンジニアとして転職するデメリット
大企業エンジニアのメリットを解説しましたが、大企業だからと言ってメリットしかないというわけではありません。
中にはデメリットとなってしまう事項もあります。
きちんとデメリットも知ったうえで転職しないと、転職後に後悔に繋がってしまうかもしれません。
そこでここでは、大企業エンジニアに転職するデメリットを解説します。
求められるスキルが多い
大企業エンジニアは、上流工程に関わる機会が多いため求められるスキルが多いのがデメリットです。
ただプログラミングできれば良いというものではなく、ディレクションスキルやクライアント・下請け会社とのコミュニケーション能力なども必要となります。
そのためプログラミングスキルがあっても、工程管理ができない・コミュニケーションがうまく取れないと大企業では活躍できません。
高い給料には高いスキルが求められるということも、知っておく必要があります。
プログラミングスキルを実践できる機会が少ない
エンジニアとして実際の開発の現場で働きたいという人にとっては、大企業への転職はプログラミングスキルを実践できる機会が少なく感じてしまい、デメリットとなってしまうかもしれません。
最新技術でバリバリ開発したいと思って大企業に転職しても、関わるのは上流工程が多いためスキルが十分に活かせず、物足りなさを感じてしまう人もいます。
大企業と中小企業とではエンジニアの業務内容は違いことを理解したうえで、転職しないと後悔してしまうので注意してください。
営業力が必要になる場合もある
大企業のエンジニアは、プログラミングスキルを使って実際の開発業務をするよりも、クライアントとの折衝や下請け会社との調整の場面が多いため、営業力が必要になるのもデメリットです。
一人で黙々と作業するイメージのあるエンジニアですが、大企業になるとディレクション業務がメインとなるため、人とコミュニケーションを取る時間が爆発的に増えます。
これを理解しておかないと、思っていたのと違うと後悔に繋がってしまうでしょう。
大手企業にエンジニアとして転職したい人向け転職サイト
大手企業のエンジニアを目指すのであれば、業界に強い転職サイトの利用がマストです。
利用するのとしないのとでは、転職活動のスムーズさが変わってきます。
ただどの会社を使えばよいか悩んでしまうという人もいるため、ここでは大手企業のエンジニアを目指す人におすすめの、転職サイトを解説します。
ワークポート
ワークポートは、IT業界をはじめとしてさまざまな業界の職種を取り扱う、転職サービスです。
高年収やリモート対応案件など、求人を多数保有しているので希望に合わせた転職活動が可能となっています。
専属のコンサルタントが寄り添いサポートしてくれ高い実績があるので、転職に不安がある人・希望通りの転職を目指したい人には、おすすめの転職サイトとなっています。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、エンジニア経験者専門の転職エージェントで、先端技術・上流工程も挑戦できるような転職が叶います。
上流工程の求人が7割以上と、大企業や注目企業の案件も多く保有しているので、大企業でエンジニアをしたいという希望を持った人におすすめとなっています。
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doda Xは、ハイクラス転職に定評のある転職エージェントです。
ハイクラス向けなので、大企業のエンジニア求人も多く、年収800万円から2000万円と高年収を目指せるのが魅力です。
ハイクラス向けなので、誰でもというわけではありませんが、経歴や実績に自身のある人は登録して求人紹介を受けると、より条件に近い転職が叶うでしょう。
大企業のエンジニアになりたいならメリット・デメリットを把握しよう
大企業のエンジニアに転職できるのか、その違いやメリット・デメリットを解説しました。
大手企業のエンジニアは、中小企業よりも安定しており給与水準も高いなど、たくさんのメリットがあります。
ただ一方でデメリットもあるため、転職前には両方を理解しておくことが重要です。
メリット・デメリットを把握し、自分にピッタリの選択ができるようにしましょう。