転職活動を進める人の中には、書類選考は通るのに面接で落とされてしまうという悩みを抱えている人もいます。
このような悩みを抱える人の中には、面接の受け答えに問題がある・話に一貫性がないなどの問題を抱えていることもあります。
面接に受かり転職先を決めるためにも、このような問題はすぐに解説しなければいけません。
そこでこの記事では、書類選考を通過しても面接で落とされる原因や対処法を解説します。
目次
書類選考は通るのに面接で落ちる理由7選
転職を目指しいろいろな企業の採用試験を受けても、なかなか面接が通らないという悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
書類選考は通過するのに、なぜか面接になるとその先に進めないと、転職活動が嫌になってしまい、モチベーションの低下にも繋がります。
しかし面接で落ちるのには、いくつかの原因があるのを知っていますか。
なぜ自分は面接を通過できないのか、その原因を知ることが、対処法を考える第一歩です。
そこでここでは、面接で落ちる理由を解説します。
企業の求めているスキル・経験を保有していない
企業の求めているスキル・経験を保有していないことが原因となっていることもあります。
書類選考を通過できるということは、企業にとって満点のスキルや経歴というわけではありません。
むしろよっぽど経歴やスキルに不足がない限り、書類選考を通す企業もあります。
そのため書類は通したけど実は企業が求めるスキルや経験を保有しておらず、面接で落とされることがあるのです。
実際に会ってみたら対応が悪かった
書類ではわからない部分で、実際に合ってみたら対応が悪かったことが原因となっていることもあります。
面接に緊張してしまい笑顔が出ないと、相手から見ると愛想が悪いとネガティブな印象を与えてしまう可能性もあります。
対応が悪いのには理由があるかもしれませんが、いつも面接に通過しないのであれば、対応に問題があるのかもしれません。
会社の雰囲気に合わない
採用する企業側では、スキルや経験だけでなく自社に馴染めるのかを見ています。
そのため実際に会い雰囲気に合わないと判断されることにより、落とされてしまうのです。
長く働いてもらうためには、会社の雰囲気にマッチすることも大切で、マッチしない企業で働いてしまうと早期退職のリスクも高くなります。
そこで面接時に会社の雰囲気と合うのかもチェックし、長く働いてくれる人も採用したいと思っています。
他の応募者の方が魅力的だった
書類選考を通過した人の中で、よりスキルが高い人・会社にマッチする人などから採用されていきます。
そのためスキルや経歴により魅力的な人がいれば、そちらが採用されてしまい面接に通らなくなってしまうのです。
この場合、その人に問題があるというよりは、さらに良い人がいたということですが面接も競争の一つのため、より選ばれるスキルや経歴を身につけておくことが大切だということがわかります。
応募書類の記載内容と話している内容がまったく違う
意外と多いのが、応募書類に記載されていた内容と面接で話している内容が違うということです。
企業は書類を見てスキルや経歴で選考通過者を決めます。
そして面接で、本人の言葉から書類内容と一致しているか、内容を盛っていないかなどをチェックしているため、まったく違う内容だと落とされてしまうのです。
応募書類を作成する際は、内容に相違がないような書き方を意識しなければいけません。
面接の受け答えに問題がある
面接での受け答えに問題がある場合も面接には通りません。
何を聞かれても歯切れの悪い回答、言葉に詰まってしまう、聞かれていることに回答できないなど、受け答えに問題があると入社してもコミュニケーションが取れず、仕事ができない人と思われて落されてしまいます。
企業は面接を通してコミュニケーション能力があるのかを判断している部分もあるので、受け答えに問題がある人も面接には通りにくくなります。
話している内容に一貫性がない
面接で相手に自分のことを知ってもらおうとするあまり、転職軸がぶれてしまい話に一貫性がないのも原因の一つです。
志望動機・自分の持つスキルで何ができるのか・これから何がしたいのかなど、段階に分けて面接で聞かれますが、その話に一貫性がないと結局企業は、採用にメリットを感じられなくなってしまいます。
即戦力になれるにスキルを証明できない、キャリアアップを目指しているのに、まったくキャリアを活かせないなど、話に一貫性がない人だと話が嘘だと思われてしまい、採用に結び付かないのです。
書類選考は通るのに面接で通らない人が選考通過するためのポイント
書類選考は通るのに、面接で落とされる人の中には、上記のような理由が原因となっていることが良くあります。
このような原因が分かったところで、次はいよいよ選考通過のためのポイントです。
書類選考に通過すると半分決まったような気持ちになってしまい、面接が通らないと転職に対するモチベーションが大きく低下してしまいます。
書類選考・面接と両方を通過して内定がもらえるように、ここでしっかりポイントを押さえておきましょう。
応募企業の求めている人物像を把握する
書類選考を通過したら、いよいよ面接ですが、面接では企業はより深いところまで応募者を見ています。
企業は「この人が持つスキルは?」「どのような実績があり即戦力になれるのか」などを見極め、いま企業が欲しいスキルや経歴を持ち合わせた人を採用したいと考えているのです。
そこで企業の求める人物像になることが、採用には一番必要なことです。
そのためには、まず企業の求める人物像がどのようなものか把握し、それにマッチするスキルや経歴をアピールする必要があるのです。
企業HPや会社説明会などから、どのような人物を採用したいと思っているのかを把握し、それを満たす人材として面接を受ければ通過しやすくなるでしょう。
求人の内容だけで応募しない
転職活動を進める際には、求人だけを見て応募する人もいますが、それでは企業の求める人物像には該当しません。
これは表面上しか確認していないため、この企業がどのようなことに力を入れているのか、今後の事業展開などに関する事にはこたえられず、面接も薄いものになってしまい印象に残りにくくなります。
求人も大切ですが、その企業がどのような企業なのかしっかり研究して、深いところまで面接で話せるようにしておくとよいでしょう。
面接練習を徹底しておこなう
最初から面接がという人はあまりいませんよね。
人によっては極度の緊張でどもってしまう、受け答えができない、何を聞かれているのか忘れてしまうなど、面接がうまくいかないことに悩んでいる人も少なくありません。
緊張してもしっかり受け答えができるようにするためには、徹底的に練習を重ねるしかありません。
緊張しても応えられるように、頭と体に入れて面接に臨むと、失敗も減ります。
さらに練習を重ねることで、緊張しにくくもなるでしょう。
苦手意識のある人はもちろん、苦手意識はないけどいつも落ちてしまうという人は、やりすぎだと感じるかくらい面接練習の時間を設けるようにしてください。
自信をもって受け答えをする
面接では自信なさげに応える人よりも、自信を持って受け答えする人のほうが、好印象を与えられます。
自信がなさげに見えてしまうと、この人に任せて大丈夫なのかなどネガティブな印象を与えてしまいます。
自信があり笑顔でハキハキと答えられれば、スキルや経歴に自信があり良い仕事してくれそうという印象になり、採用したいと思われる人になります。
経歴やスキルに自信を持ち、堂々とアピールできるように意識して、面接に挑みましょう。
自己PR内容は企業に合わせて伝える内容を変更する
たくさんの会社にエントリーしていると、履歴書や職務経歴書をたくさん書かなくてはいけないため、面倒になって同じ内容にしてしまう人もいます。
しかし自己PRの内容は、その企業によってアピールできる部分は変わるため、あわせて書くようにしてください。
同じ自己PRを回答していると、採用側もプロなので「当たり障りのない内容。
どこでも同じ」と志望本気度を低く見られてしまいます。
少しでも「行きたい!」と思っている気持ちを伝えるためにも、その企業に合わせた自己PRを作成して面接でアピールできるようにしましょう。
経験やスキルは具体性をもって説明する
面接で経験やスキルを話す際には、具体的なエピソードを交えて話すようにすると、相手に伝わりやすくなります。
「目標を達成するために困難があったが解決するためにこのような努力をして、結果このようなスキルが身に着いた」など、具体的なエピソードを交えて話すと、相手もスキルをイメージしやすく、書類では把握できない部分まで知ることができます。
このようにスキルや経験には具体性をもって説明することを意識しましょう。
転職の専門家に依頼する
転職を進めるうえで、いつも面接で落とされてしまうなど悩みを抱えているのであれば、転職の専門家に依頼して転職を進めるのも有効です。
転職の専門家なら、何が理由で落とされているのかを見つけ、その解決策もアドバイスしてくれ転職活動がスムーズになります。
自分一人では原因がわからなくても、何人もの転職を見てきた人だからこそわかる原因を教えてもらうためにも、転職の専門家を頼りながら進めるようにしましょう。
転職のサポートが充実している転職サイト・エージェント3選
転職活動をスムーズにするためには、転職サポートが充実している転職サイト・エージェントの活用がおすすめです。
求人紹介はもちろん、履歴書添削・面接対策などあらゆるサポートをしてくれるので、今まで面接で落とされていた人でも安心して転職活動が進められるでしょう。
そこでここでは、転職サポートが充実している転職サイト・エージェントを解説します。
doda
dodaでは、業界に精通したキャリアアドバイザーが転職を徹底的にサポートしてくれる、手厚さが人気の転職サイト・エージェントです。
キャリアアドバイザーに対面でサポートもしてもらえ、面接弟子大愛を繰り返している人も、適切なアドバイスがもらえるのが人気の理由となっています。
総合転職サイトなので、さまざまな業界職種の人が利用できるのも、嬉しいポイントです。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、20代の第二新卒・フリーターなど職歴に自信のない人に特化した転職サイト・エージェントです。
未経験層に特化しているので、初めて転職活動を進めうえで面接がクリアできないなどの悩みを持つ20代に、最適なアドバイスをしてくれるのがメリットです。
どのように転職活動してよいかわからない、短期離職・職歴に自信がないなど、不安がある人でも面接練習などのサポートを通して、安心して転職活動ができるのがハタラクティブです。
パソナキャリア
パソナキャリアは、人材派遣業界で大手の「パソナ」が運営する、転職サイト・エージェントです。
年収や性別に関係なく、誰にでも丁寧なサポートが評判で、アドバイスも細かく的確だという声も多くあります。
一人では難しい面接対策も行っているので、なぜ面接に通らないのか悩んでいる人は、一度登録してみるのがおすすめです。
書類選考は通るのに面接に落ちるなら原因からまず分析しよう
書類選考に通るのに面接で落ちる原因について解説しました。
面接で落とされる理由については、練習不足や応募書類の内容との乖離、受け答えなど人により様々です。
まずは自分の何が原因なのかをしっかり分析し、相手に好印象を与える面接ができるように内容を精査することから始めてみてください。