「退職代行は当日の朝に辞められる？」
「今日中に辞めたいけれど退職代行は対応してくれる？」そんな悩みを持っている画面の前のあなた。
退職代行を利用すれば、すぐに会社を辞められる可能性があります。
働く環境や社員の人間関係にストレスがある場合でも、条件を満たせば当日の朝でも対処してもらえるでしょう。
この記事は、出勤当日の朝に退職代行を利用したくなった人におすすめです。
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目次
退職代行で当日の朝にに退職できる理由
退職代行を使えば、高い確率で当日の朝に仕事を辞められます。
すぐに退職できる理由としては以下の2つがあります。
- やむを得ない事情があれば当日の朝に退職できる
- 会社から許可をもらえば当日の朝に退職できる
それぞれのポイントを確認しましょう。
やむを得ない事情があれば当日の朝に退職できる
仕事を続けられないやむを得ない事情があれば当日の朝に退職できます。
パワハラや職場いじめなどにあって精神的な病気になった場合は、やむを得ない事情と判断されるでしょう。
ほかにも、両親の介護や看護なども、当日の朝に退職できる理由のひとつです。
その日の朝に退職したい場合でも、やむを得ない理由がなければほぼ難しいと考えてください。
参考：e-Gov法令検索 民法第628条 やむを得ない事由による雇用の解除
会社から許可をもらえば当日の朝に退職できる
やむを得ない理由がなくても会社から許可をもらえれば、当日の朝でも退職できます。
正社員や有期雇用社員、アルバイトやパートなどの雇用形態に関わらず、合意があれば退職は可能です。
本来は、退職の相談や引き継ぎが必要な場合がほとんどですが、会社から許可をもらえばすぐに辞められます。
特別な理由がなくても働くことが難しい人や、働く意思がない人を雇い続ける会社はほとんどないでしょう。
退職代行で当日の朝にすぐに退職できる条件
退職代行を使って当日の朝に辞めるためには、条件があります。
ここからは正社員として働く人向けに、すぐに退職するための条件を紹介します。
- 2週間前までに上司に退職の相談をしておく
- 2週間以上の有給があれば当日の朝に辞められる
事前の準備が必要なので、確認しておきましょう。
2週間前までに退職の相談をしておく
退職代行に依頼する2週間前までに上司に退職の相談をしておきましょう。
退職は退職日の2週間前までに申し出ることが、民法で決まっています。
不利にならないためにも、事前に退職の意思を伝えておくことをおすすめします。
時間が取れなかったり相談を避けられたりした場合は、最終手段としてメールやメッセージを送りましょう。
口頭で相談したときも、日時がわかるように記録を残しておいてください。
くわえて、就業規則と民法で、退職を申し出る時期にずれがあっても不安になることはありません。
優先されるのは法律なので、その日の連絡で退職できる可能性のほうが高いです。
参考：e-Gov法令検索 民法第627条 期間の定めのない雇用の解約の申入れ
2週間以上の有給があれば当日の朝に辞められる
2週間以上の有給が残っていれば、ほとんどの企業で連絡する当日の朝に退職できます。
そもそも民法上は、退職の意思を伝えれば2週間後には会社を辞められる仕組みです。
「今日からもう会社に行きたくない」という日から2週間の有給を取得すれば、仕事をする必要はありません。
当日の朝に退職するために、退職代行に依頼する日から2週間以上の有給があるか確認してください。
有給休暇の取得は会社は拒否できないので、退職代行を使うときに有給を取るのが理想的な方法と言えます。
有給がなくても欠勤扱いになることが多い
有給がなくても欠勤扱いとされることで、当日の朝に会社をやめることが可能です。
ただし、多くの会社では休んだ期間の給料は支払われません。
どうしてもその日のうちに退職したいときの最終手段と考えましょう。
ほかにも、退職代行が会社を辞める日まで欠勤することを伝えないと、無断欠勤扱いになります。
会社としても、働く意思がない社員を2週間以上雇用しておくメリットはないでしょう。
残りの有給がなくても、すぐに退職できる可能性はあります。
退職代行は当日の朝に辞められる？交渉によっては難しいことも
退職代行に依頼した場合でも当日の朝に辞められないことがあります。
2週間以上有給が残っておらず、心身の不調がない場合は退職に時間がかかることが考えられます。
また、重要なポジションに就いていたり、営業の担当が決まっていたりすると、引き継ぎが必要です。
ほかにも、当日のシフトに入っている場合は、当日の朝の退職は難しいと考えましょう。
一方的に退職を告げて出勤しない場合は、法律的なトラブルになりかねないので注意してください。
退職代行で当日の朝に退職する方法
退職代行は条件を満たせば当日の朝に会社を辞められます。
すぐに退職するポイントをまとめました。
- 連絡レスポンスが速い退職代行を選ぶ
- 24時間対応してくれる退職代行を使う
- 入金確認がスムーズなクレジットカードで支払う
- 会社から連絡が来たらできるだけ対応する
連絡レスポンスが速い退職代行を選ぶ
連絡レスポンスが早い退職代行を選びましょう。
24時間365日、LINEアプリや電話で相談に乗ってくれる退職代行はスピード感のあるレスポンスが期待できます。
その日の朝のうちに退職したい場合は、決意を固めた時点で電話ですぐに相談してください。
LINEやメールではなく、電話をかけることで早く対応してもらえる可能性があります。
遅くても、勤務開始時間の2時間前には退職代行に依頼を完了しましょう。
24時間対応してくれる退職代行を使う
24時間対応してくれる退職代行は、当日の朝に向けて動いてくれます。
朝に退職の連絡が会社に行くように、深夜も対応してくれる業者を選んでください。
翌日の退職にそなえて、どのような手順がベストか一緒に考えてくれます。
当日の朝に辞めたくなった場合は、その日は休暇を取って退職に備えてもいいですね。
どちらにせよ24時間365日対応している退職代行なら、いつでも連絡できるのでおすすめです。
入金確認がスムーズなクレジットカードで支払う
退職代行への入金は、クレジットカードでの支払がスムーズです。
業者も入金を確認しやすいので、依頼後の段取りがスピーディーに進むでしょう。
夜間に銀行振り込みで支払った場合は、退職代行からの確認に時間がかかる可能性があるので注意してください。
また、個人情報を伝えるときや入力するときは、漏れや間違いが無いように慎重に行うことが重要です。
会社から連絡が来たらできるだけ対応する
会社から電話連絡が来た場合は、なるべく対応しましょう。
退職に関わる意思の確認や、重要な本人確認の連絡の可能性があります。
電話に出たくなくても、本人への確認が完了しないと退職手続きが進められないことがほとんどです。
聞かれたことにだけ答えて、退職の意思を伝えてください。
トラブルに発展しそうな場合は、アプリを使って録音しておきましょう。
退職代行で当日の朝にやめられる業者の選び方
退職代行を使って当日の朝に会社を辞めるためには業者選びが重要です。
法的なトラブルに発展したり、詐欺に合わないためにも業者をチェックしましょう。
労働組合が運営する退職代行を選ぶ
労働組合が運営している退職代行を選んでください。
運営元が労働組合の場合、会社に対して有給消化や未払い給料の交渉が可能です。
トラブルが起きそうな場合は、初めから労働組合が行っている退職代行サービスを使いましょう。
退職のときに法的な問題が起きそうな会社は、弁護士への相談が一番です。
しかし、早朝に退職代行に対応してくれる弁護士は少ないので、急な依頼には向いていません。
見合った価格か・追加料金はないか確認
サービス内容に見合った価格設定か、追加料金はないか依頼前に確認しましょう。
退職代行の公式ホームページに、サービス内容と料金が載っています。
退職代行サービスの料金相場は、安くても3万円前後です。
業者の中には電話をかけるだけのサービスもあるので気をつけてください。
料金の記載がくわしくなかったり、公式サイトが見つけられなかったりする退職代行は利用をおすすめできません。
顧問弁護士の監修がある退職代行がおすすめ
労働組合が運営していて、なおかつ顧問弁護士の監修がある退職代行をおすすめします。
やめるときにトラブルが起きても、法律に強いプロの力を借りることが可能です。
退職届の書き方や会社へのやり取りにも、法的な観点からアドバイスが受けられるでしょう。
対応してもらえるのか迷った場合でも、積極的に質問することが重要です。
公式ホームページに顧問弁護士の監修という文言があるか確認してから、依頼を進めてください。
退職代行を使って当日の朝に会社を辞めるときの注意点
退職代行に依頼して当日の朝に会社を辞めるときは、事前の準備が必要です。
とくに「2度と会社に行きたくない」「ほかの社員と顔を合わせたくない」という人は、準備を徹底しましょう。
- 返却物の手続きや荷物の回収をしておく
- 社員寮や社宅の退去日をチェックする
- 一方的な退職や長期欠勤はトラブルの原因になる
それぞれのポイントをまとめました。
返却物の手続きや荷物の回収をしておく
返却物の手続きや荷物の回収をしておきましょう。
退職の朝に向けて、デスクやロッカーから私物を回収してください。
返却物はデスクの引き出しなどにまとめて置いておけば、ほかの社員が処理してくれます。
制服はあらかじめクリーニングに出し、退職が決まった日に会社宛に送るとベストです。
退職の連絡より先に到着しないように、荷物を送る日付を調整しましょう。
社員寮や社宅の退去日をチェックする
社員寮や社宅に住んでいる場合、退職のタイミングに合わせて退去できるようにしましょう。
退職代行を使って辞めた人は、会社が提供する住居には居づらくなると考えられます。
期限が決まっている場合でも、なるべく早く引っ越しできるように準備を進めてください。
退職が決まったその日に、新しい住居に引っ越すことができればいいタイミングですね。
社宅や社員寮に住んでいる人は退職代行の利用がベストか、もう一度検討しましょう。
一方的な退職や長期欠勤はトラブルの原因になる
一方的に退職を告げたり勝手に長期欠勤をすると、会社とトラブルになる可能性があります。
退職の連絡をした場合でも「基本的に、休めるのは会社から許可をもらったときだけ」と考えましょう。
会社が出勤を希望しているのに連絡なしで勝手に休むことは、無断欠勤と判断されます。
加えて、一方的に辞めることを宣言しただけでは、退職に向けていいアクションができません。
自分が不利にならないためにも、退職を勝手に進めたり長期欠勤をすることは避けてください。
やめる当日の朝に退職代行業者を使うときの例
基本的な条件を満たせば、退職代行を使って当日の朝に会社を辞められます。
退職代行サービスを使うときに多い、職場の問題をまとめました。
自分の環境と当てはめて、退職代行の利用を考えましょう。
退職を拒否されている
退職を伝えたのに会社が拒否している場合は、退職代行に依頼できます。
その日のうちに退職できる可能性があるので、悩みを相談してください。
上司に会社を辞めることを相談しても取り合ってくれないときは、行政指導に頼ってもいいでしょう。
労働基準監督署に相談することで、会社に指導が入ります。
企業が行う従業員への退職の引き伸ばしは、パワハラや法律違反と判断されます。
引き留めが強くて辞められない
引き留めが強くてやめられない人も、退職代行の理由を検討しましょう。
とくに、転職先や新しいキャリアが決まっているときは、今の仕事を続ける意味がありません。
待遇や給与の改善を提案されても、働く気力がなければ思うように成果が出ませんよね。
退職代行に引き留めが強いことを相談し、仕事を辞める手続きを進めることがおすすめです。
職場の人と顔を合わせたくない
職場の人と顔を合わせたくない場合は、退職代行への依頼で解決します。
退職代行から会社に連絡がいった後は、電話や郵便でのやりとりがおもになります。
個人的な付き合いがない限り、職場の人と顔を合わせることはないでしょう。
職場いじめや人間関係が原因で心身に不調が出ているひとは、医療機関を受診してください。
診断書をもらっておけば、法的なトラブルに発展した場合でも有利に動く可能性があります。
仕事やハラスメントが原因で心や体に不調が出ると、傷病手当金が受け取れることもあるでしょう。
辞めるときに余計なストレスを感じたくない
会社を辞めるときに余計なストレスを感じたくない人にも、退職代行の利用がおすすめです。
退職代行サービスに依頼して会社への連絡を代行してもらえば、ストレスが最低限に抑えられるでしょう。
自分で退職を連絡する必要もなく、やり取りや手続きがあった場合でも事務的な対応で済みます。
働いている会社と必要以上に連絡を取りたくない場合も、転職代行が便利に使えます。
退職代行で当日の朝に辞めたいなら事前に準備は必要
退職代行を使えば当日の朝にやめることも不可能ではありません。
当日の朝に退職を成功させるためには、事前の準備を徹底してください。
ただし、退職代行を利用したからと言って、絶対に仕事を辞められるわけではないので注意しましょう。
未払いの給料の請求や有給休暇消化の交渉は法律が絡んでくるので、弁護士でなければ対応できません。
