第二新卒の中には、転職しようと考えている人も多いと思います。
しかし第二新卒では、初めて転職活動をするという人も多く、転職活動は退職後にするものなのかなど、どのように進めればよいかわからないのではないでしょうか。
ズバリ第二新卒の転職活動は、働きながら進めるのが良いとされています。
そこでこの記事では、第二新卒の転職のコツやスムーズな転職活動のすすめ方を解説します。
目次
第二新卒の転職活動は仕事をしながら進めるべき5つの理由
第二新卒は、初めて転職活動をするという人も多く、「仕事を辞めてから転職活動を進めるのか?」などどのように進めればよいか悩んでしまうこともあります。
ただ第二新卒の転職活動は、仕事をしながら進めるべきです。
もちろん退職してから転職活動をするほうが集中できるというメリットはありますが、転職先を決めてから退職しないと生活面など困ったことになるかもしれません。
そこでここでは、第二新卒の転職活動は在職中が良い理由を5つ紹介します。
転職活動中も生活費はかかる
退職してから転職活動を始めるとなると、当たり前ですが収入は途絶えてしまいます。
しかし生活はしていかなければいけなく、生活費は働いていた時と同じようにかかります。
一人暮らしをしていたら、家賃や食費・光熱費などは必ずかかるもので、支払えなくなると生活はできません。
生活が立ちいかなくなると、転職活動どころではなくなり、生活のためにどこでも良いという焦りも出てしまいます。
そのため退職せず、収入を得た状態で転職活動するのが良いのです。
確実に転職先が決まるとは限らない
転職活動は必ず身を結ぶというわけではなく、転職先が確実に決まるとは限りません。
絶対に転職先が決まるという保障はなく、決まらないと何のために退職したのか、転職に対して不安になってしまうこともあります。
収入の安定性など、心の余裕を持って転職するためにも、安易に退職せずに在職しながらの転職活動がおすすめです。
転職活動には数か月かかることが多い
確実に転職先が決まらないだけでなく、すぐに転職先が決まらず数か月かかることが多いことも理由の一つです。
転職先が決まるには、平均3か月程度かかるといわれており、その間収入は途絶えてしまいます。
すぐに決まるだろうと安易な気持ちで退職してしまうと、なかなか決まらないことに対して焦ってしまい、投げやりな転職活動になってしまう状況になり、結果的に転職が失敗になることもあるようです。
妥協せず自分にピッタリ合う職場を見つけるためにも、退職せずに転職活動をするのが良いといえるのです。
急に仕事を辞めると職場に迷惑がかかる
退職して転職活動をしようと思う人の中には、思い立ったらすぐに退職してしまう人がいます。
しかし急な退職は在職企業に迷惑が掛かり、急に抜けた穴は誰かが埋めることになり、業務負担が増えてしまいます。
転職活動を経て適切なタイミングで退職を申し出て、トラブルにならないようにするためにも、スケジュールはしっかりと立てて行動しましょう。
自分がやりたいことが分からなくなる
転職活動がうまくいかず、なかなか決まらず期間が長くなってしまうと、収入が途絶えてしまい焦りが出てしまいます。
そうなると希望が持てない転職活動になってしまい、自分がやりたいと思っていたこともわからなくなってしまいます。
その結果投げやりな転職になってしまうのです。
退職してから転職活動をするとこのような状況に陥ってしまうため、やめた方がよいのです。
第二新卒の転職活動を仕事をしながら進める時のコツ
第二新卒は、退職せずに転職活動を進める方が良いことがわかりました。
ただ第二新卒が転職活動と仕事を両立するのは、簡単ではなく時間も労力もかかります。
中には、仕事が忙しく転職活動に割く時間が捻出できずに、転職活動がスムーズに進まないことに困っている人もいます。
そこで第二新卒が仕事と転職活動を並行して行うことコツを解説します。
転職希望日を大きめに見積もっておく
転職活動を進めるうえで、しっかりとスケジュールを立てることは大切です。
そこで転職希望日を大きめに見積もっておくようにしてください。
細かすぎる希望日が立ててしまうと、焦りが出てしまいます。
かと言ってスケジュールを立てずに無計画で転職活動を立てるのは危険です。
そこで秋までに何月ごろまでになど、大まかなスケジュールを立てそれに合うように行動をしましょう。
仕事と転職活動をしっかり割り切る
仕事と転職活動をうまく進めるためには、しっかり割り切って考えることが大切です。
仕事と転職活動を割り切れずにいると、転職活動がうまく進まないときに仕事でもイライラや不安が出てしまい、業務に支障が出てしまう可能性があります。
そうなると他の人に悪い印象を抱かせてしまうことにも繋がります。
転職活動と仕事はしっかり割り切り、仕事に集中してそれ以外の時間で転職活動に励むようにしましょう。
有給休暇も活用する
働きながら転職活動をするときは、有給休暇も活用してください。
転職活動のために有休を使うのは気まずいと感じている人も少なくありません。
しかし有休は働く人の権利でもあるので、これをうまく活用して転職活動をしてください。
有休を使えば休んでも収入が減ることはなく、選考で仕事を休まなくてはいけなくても安心です。
この制度は積極的に活用すると、転職活動での収入を気にせずに進められます。
他の社員に転職することを伝えない
退職が決定するまでは、他の社員に伝えるのは控えましょう。
信頼している人に転職活動をしている時点で伝えてしまう人もいますが、皆が転職に対して良い印象を持つとは限りません。
中には邪魔してくる人もいます。
退職まで気持ちよく過ごすためにも、他の社員には伝えずにバレないように進めましょう。
転職サイト・エージェントのコンサルタントに相談する
転職サイト・エージェントのコンサルタントに相談しながら進めるのも、コツの一つです。
第二新卒では、初めて転職活動をするという人も多く、働きながらどのようにすればよいかわからないという人もいます。
そこで転職サイトやエージェントに登録し、転職に関する知識や経験が豊富なコンサルタントにサポートしてもらいながら進めると安心です。
コンサルタントは求人紹介だけでなく、履歴書の添削や面接対策、面接の日程調整などさまざまなサポートをしてくれます。
スキルの少ない第二新卒にとって、履歴書や面接でどのようにアピールすればよいかなど、悩むことはたくさんあります。
そこで知識や経験が豊富なコンサルタントに相談して、わからないことをクリアにしながら自分に合う企業へ転職を目指しましょう。
第二新卒が仕事をしながらスムーズに転職活動をすすめる方法
第二新卒が仕事をしながらの転職活動は大変なことが多く、転職活動や仕事がおざなりになってしまうこともあります。
集中して転職活動を進め、短期間で良い企業に出会うためには、スムーズに進める方法を知っておくことが大切です。
そこでここでは、第二新卒が仕事をしながらスムーズに転職活動を進める方法を解説します。
①転職サイト・エージェントに登録する
第二新卒が仕事をしながらスムーズに転職活動を進めるためには、転職活動やエージェントの活用がおすすめです。
転職サイトやエージェントを活用すると、転職活動が初めてで進め方がわからない第二新卒でも、より良い求人に出会える可能性が増えます。
転職を考え始めたら、まず転職サイト・エージェントに登録し、どのような企業があるのかをチェックすることから始めてください。
②自分のやりたいことを明確化する
転職活動を成功に導くためには、転職して何がやりたいのか明確化することが大切です。
今の会社の待遇面で不満があると、どうしてもマイナスな転職活動になってしまいます。
より前向きに転職活動ができるように、自分のやりたいことを明確化しそれができる企業への転職を目指してください。
③スキルの棚卸をする
実際に転職活動する際に自分の強みを上手くアピールすることが大切です。
そのためには、スキルの棚卸が必要となります。
第二新卒だと「自分には強みになるスキルはない」と思ってしまう人もいます。
しかし新卒として働いた会社での経験で得たスキルは絶対にあります。
これまで行った業務をすべて洗い出し、身に着けたスキルを見つけアピール材料の一つにしましょう。
④求人情報を共有してもらう
転職サイトやエージェントに登録し、希望やスキルにマッチした求人情報を共有してもらいましょう。
転職サイトやエージェントでは、登録時に希望条件やスキルなどを記入します。
その条件等を元に、マッチする求人を紹介してもらえよりスムーズな転職活動に繋がります。
自分のスキルや条件ではどのような求人があるのか、それを共有してもらい気になる企業があれば応募してみてください。
⑤転職のサポートを受ける
転職サイトやエージェントでは、求人紹介だけでなく転職サポートもしています。
転職サポートの内容は、履歴書の添削や面接対策・企業との日程調整などの連絡役などです。
第二新卒だと初めて転職活動だという人も多く、どのように進めればよいかわからないという人もいるでしょう。
そこで転職サイトやエージェントでサポートしてもらい、よりスムーズな転職活動にしていきましょう。
⑥選考に参加する
転職を希望する企業が見つかりサポートを受けながら、必要な書類や面接対策ができたら、いよいよ選考に参加します。
何回面接があるかなど、選考過程は企業によって異なります。
さらに選考に参加するにあたって、その企業がどのような人を求めているのか、どのようなスキルが必要なのかを理解しておくことが大切です。
自分が何をするべきなのかを把握し、採用に繋がるようにしましょう。
⑦内定をもらう
企業選考を受け企業と転職者がマッチすると、内定を受け採用となります。
第二新卒が転職活動を初めて内定をもらえるまでの平均は、1ヶ月から3か月といわれており、この期間は仕事と並行して転職活動を行うことになります。
少しでも早く希望の会社を見つけ内定をもらえるように、転職サービスを利用しながら進めましょう。
⑧退職の意思を伝える
内定が出たら在籍する会社に退職の意思を伝えることになります。
転職活動中に退職の意思を伝えてしまうと働きにくくなってしまうため、退職の意思を伝えるのは内定が出た後がおすすめです。
いつまで移籍するのか、有休消化などを含めて退職日を決めることになります。
さらに退職に必要手続きを人事に聞き、書類を揃えていきましょう。
⑨引継ぎをする
退職日が決まったら、その日までに今までの自分の業務を他の人に引き継ぎをします。
自分がこれまでどのような仕事をしていたのか、それを行うための手順など、退職後に引き継ぐ人が困るようにしないようにしなければいけません。
場合によっては口頭だけでなく資料作成しておくとよいでしょう。
退職後は関係ないと考えるのではなく、きちんと業務を整理して退職していくことが大切です。
第二新卒が仕事をしながら転職活動をするのにおすすめな転職サービス
第二新卒が仕事をしながら転職活動を進めるためには、転職サービスの活用がおすすめです。
これを活用すると、転職活動が初めての第二新卒でもスムーズに転職先が決まる可能性が高まります。
ただ転職サービスは、たくさんありどれを活用すればよいかわからないという人もいるでしょう。
そこでここでは、第二新卒が仕事しながら転職活動をするのにおすすめの転職サービスを紹介します。
doda
dodaは、保有求人13万件を超える大手転職サービスです。
さまざまな業界業種の求人情報があり、希望する業界・職種への転職が叶います。
大手企業からベンチャーまで、会社規模も自分に合うものを選べるのも、dodaの特徴です。
第二新卒でも安心のコンサルタントサービスもあるので、ぜひ利用しながら自分に合う転職先を見つけてください。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、マイナビグループが運営する転職エージェントです。
20代の利用者満足度NO1の優良サービスで、たくさんの第二新卒が転職に活用しています。
求人数は8万件以上を保有しており、大企業だけでなく中小・ベンチャーまでいろいろな企業の求人を見つけられます。
どれに登録すればよいか悩んでしまうという人は、まずマイナビエージェントに登録してみるのがおすすめです。
第二新卒が転職活動をするなら仕事と並行しながらがおすすめ
第二新卒が転職活動するときは、仕事と並行しながらがおすすな理由を解説しました。
収入が途絶えてしまうと、焦りから転職活動どころではなくなり、転職先を「どこでもよいか」と投げやりになってしまいます。
納得した企業へ転職できる等に、仕事と並行して生活に不安が出ないように転職活動を進めてください。