高速道路などを利用する方であればよく目にするネクスコ西日本に就職や転職を考えている人は多いと思います。
しかし実際に働くとなると評判・経営方針・年収などが気になりますよね。
そこで今回はネクスコ西日本の評判・年収・福利厚生、さらには転職するまでの流れについて徹底解説していきます。
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目次
一目でわかるネクスコ西日本の評判
高速道路やサービスエリアの運営を担っているネクスコ西日本。知名度も高く、耳にしたことがある人も多いと思います。
そんなネクスコ西日本ですが、いざ転職するとなると会社の評判が気になりますよね。結論からお伝えすると評判は上々であるといえます。
休日もしっかりと取れて、年収も平均より高いので仕事とプライベートの両方が充実しています。
とくに休日休暇の部分は満足度が高い会社なので、休みを重要視している方にはおすすめです。
しかし、これはあくまでも平均を取った数値であるため、配属先の部署によっては評判も変動することがあるので注意が必要です。
ネクスコ西日本はどんな会社?
西日本を中心に高速道路や関連施設(サービスエリア)の管理・運営を担っている会社です。
いまや高速道路は単なる交通手段であるとは言い切れません。
地域や社会をつなぎ、物流や地域の活性化を促進する社会インフラとしての大きな機能を持っています。
また災害時や救急医療時にも利用されるなど、高速道路の社会貢献度は計り知れないものがあります。
ネクスコ西日本は高速道路やサービスエリアなどを通し、人々のより快適な生活を支えています。
事業方針・経営理念
ネクスコ西日本では、高速道路未接続区間の整備・車線化事業・スマートIC事業などを事業方針に掲げています。
そのうえで、地域住民に愛されるSAやPAづくりを通じ、高速道路を将来を担う次の世代にもしっかりと引き継いでいきたいとメッセージを残しています。
また中期経営計画では「安心・安全」「信頼」「成長」を糧に事業を推進しています。
事業内容
ネクスコ西日本は2005年に日本道路公団の民営化により誕生し、関西から九州までの高速道路とサービスエリアの管理・運営を行っています。
主な事業内容は高速道路建設・維持管理ですが、以下の事業も推進しています。
- 保全・サービス事業
- SAPA事業
- コンサルティングz業
- 海外事業
- 技術開発
事業内容を見ても幅広く展開していることが分かります。
売上
高速道路事業における営業収入は6772億円(2021年度実績)、SA・PA事業における売上高は1313億円(2021年度実績)です。
新型コロナウイルスが流行していた中でも、一定水準の売り上げを叩き出していたことが分かります。
従業員数
2022年9月末現在では2681人の従業員を抱えています。
近年の新型コロナウイルスによって雇用の維持が難しいと言われる中、2000人を超える従業員の雇用維持を実現しています。
ネクスコ西日本の転職難易度
中途採用枠で募集している職種は「土木総合職」「施設総合職」となります。
土木総合職の場合道路に関する調査・点検・設計の経験やゼネコンでの工事・管理技術者などの実務経験が必要になります。
一方施設総合職の場合、機械や通信設備に関する設計・調査保守などの経験やゼネコンやメーカーでの調査・設計・工事などの実務経験が必要になります。
希望職種と自分の実務経験が合致すれば、転職は難しくありません。しかし、実務経験がほとんど無い場合転職は難しいと言えます。
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ネクスコ西日本の平均年収は787万円程度
転職するうえで平均年収がどのくらいなのか気になる人も多いと思います。
ネクスコ西日本における平均年収は787万円です。
下記表では関西を代表する大手インフラ系企業の平均年収と平均年齢をまとめました。
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
NEXCO中日本 | 800万円 | 42.0歳 |
NEXCO東日本 | 799万円 | 42.5歳 |
NEXCO西日本 | 787万円 | 40.9歳 |
関西電力 | 765万円 | 42.7歳 |
大阪ガス | 655万円 | 43.4歳 |
ネクスコ西日本は大手インフラ系の企業よりも年収は高く、同じネクスコの中で見ると平均的な年収です。
ネクスコ西日本の福利厚生は充実している?
福利厚生には、各種社会保険・健康保険組合・育児休業など代表的なものが含まれています。その他は以下のようなものも福利厚生に含まれています。
- 住宅補助
- 住宅資金貸付
- 財形貯蓄
- 健康管理(人間ドック受診料補助)
- レクリエーション制度
さらにネクスコ西日本では、社員にプライベートも充実してほしいという想いから、独身寮・家賃補助・スポーツ施設を優待価格で利用可能となっているため福利厚生は充実していると言えます。
ネクスコ西日本の休日・休暇制度は整っている?
中途採用枠で募集している「土木総合職」「施設総合職」に関しては、休日休暇制度は非常に整っています。
完全週休2日制・祝日・年末年始(6日)・有給休暇制度があるほか、ポジティブ休暇(年8日)・特別休暇(産前産後・介護など含む)も完備されているので、大手企業とも引けを取らない休日休暇制度となっています。
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ネクスコ西日本の残業時間は多い?
平均残業時間は、配属先や繁忙期によって多少のばらつきはありますが、基本的に約40時間から45時間程度の残業が発生します。
現職で残業が10時間以下など比較的残業が少ない人にとっては、残業が多くキツイと感じる可能性は非常に高いです。
しかしNEXCO東日本や同業他社でも同様の残業時間となっているため、業種柄やや残業の多い業種であると言えます。
ネクスコ西日本へ転職するまでの流れ
書類選考通過後は適性検査を受け、面接を2回を経て内定・入社となります。
適性検査と面接(2回)が実施されるので、しっかりと事前対策をしておくことをおすすめします。
大手企業に転職する4つのメリット
転職するメリットは以下4つがあります。
- 安定した経営基盤があり倒産しにくい
- キャリアパスが豊富でキャリアの道筋を立てやすい
- 充実した福利厚生がある
- ブランド力と信頼性があるので社会的地位がある
早速下記で詳しく見ていきましょう。
安定した経営基盤があり倒産しにくい
大手企業は「資金力とリソース」「ブランド価値と顧客基盤」「経営陣の知識力」を兼ね備えています。
さらに健全な財務状況や経営体制のもと会社を運営できる基盤が大手企業には備わっているため倒産しにくいと言われています。
さらに安定した経営基盤を持つ企業は、持続的な成長を遂げるため人材を大切にする傾向があるため雇用も安定しています。
しかし経済や市場の変動・業績の悪化などの要因により、完全に倒産リスクがないとは言い切れません。
したがって企業の財務状況や業績を自分自身で評価することは重要です。
キャリアパスが豊富でキャリアの道筋を立てやすい
大手企業の多くは、複数の部門や領域を経由しながら事業展開を行っています。
これにより異なる業務やスキルセットに挑戦する機会が多くあります。
たとえば営業・マーケティング・人事・財務などの専門分野が存在します。
大手企業ではこれら部門間の異動やキャリアパスの移動が可能であり、自身の興味や能力に応じたキャリアを追求できます。
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充実した福利厚生がある
一般的な各種保険制度や最低限の休日休暇制度を設けている企業は多数存在します。
しかし大手企業では従業員の幸福度や働きやすさにフォーカスした福利厚生を完備しているケースが多いです。
たとえばフレックスやリモートワークなどを積極的に取り入れ、従業員のワークライフバランスをサポートしたり、社内の保養所やスポーツ施設を割引価格で利用できたり、従業員は仕事以外の面でも満足感や生活の充実感を得られます。
ブランド力と信頼性があるので社会的地位がある
大手企業は各市場において確立された存在であり、安定した経営基盤を持っています。
そのため大手企業に所属していることは、信頼性のある組織に属していることを証明できます。
そのため個人の信用や社会的地位が向上する可能性があります。
さらに広範なネットワークを持っていることから、そこへ積極的に参加することで他の優れた企業や専門家とのつながりを得られます。
ネットワークを活かし個人の社会的地位の向上や新たな機会の創出へ繋げられます。
大手企業への転職を成功させるポイント
転職を成功するポイントは以下4つがあります。
- 自己分析を徹底して行う
- 市場研究と情報収集を怠らない
- 書類選考対策と面接対策を徹底的にする
- 長期的視点でのキャリア設計を立てる
早速下記で詳しく見ていきましょう。
自己分析を徹底して行う
大手企業への転職を考えている場合、自己分析は非常に重要です。
自己分析を徹底的に行うことで自分の強み・価値観・キャリア・目標を明確にし、それに合った企業を見つけられます。
さらに自己分析を進めていくと、自然に自分自身と向き合うことになるため、自分の知らない一面を把握できます。
市場研究と情報収集を怠らない
市場研究と情報収集をセットで行うことにより、転職を考えるターゲット企業の事業内容や業界の動向を理解できるだけでなく、自己分析をするうえでも重要な要素となります。
自己分析では自身の強みや価値観を把握することが前提ですが、市場研究と情報収集を通じそれをどのような企業や業界で活かせるかを具体的に考えられます。
そのため市場研究や情報収集を行うことによって効率的な自己分析が可能です。
自身のスキルや経験がどのように活かされるかや、企業のビジョンや価値観に共感できるかを判断することができるため、市場研究と情報収集は非常に重要です。
書類選考対策と面接対策を徹底的にする
書類選考や面接は多くの応募者が参加する競争の場です。
徹底的な対策を行うことで自身の競争力を高め、他の応募者と差を付けられます。
コミュニケーション能力に自信がない場合も対策を進めていくうちに、能力を高めることができ表現力向上へもつながります。
対策を通じ自身の強みや成果を再確認し、自信を持って面接に臨むことができるだけでなく、自身の経験やスキルを効果的かつ魅力的に伝えられます。
長期的視点でのキャリア設計を立てる
長期的なキャリア設計は、将来の目標や成果を明確化するための指針となります。
明確な目標を持つことで自身の努力や行動を方向付けられます。
キャリア設計は将来のチャンスや機会を見極めるための基準となります。
自身のキャリアの方向性を把握しておくことで、適切なタイミングで転職や昇進のチャンスを把握することができ、自身の人生やキャリアに対する意義や満足感を追求できます。
このように自身のパッションや興味にもとづいたキャリアパスを描くことで、より充実感を得られます。
さらにキャリア設計をしておくことで、ワークライフバランスの確保にも寄与し仕事とプライベートの調和を図ることができます。
長期的視点でキャリア設計を立てることは、自身の目標達成・成長・満足感の追求に向けて重要となってきます。
ネクスコ西日本の年収は高水準
ネクスコ西日本の年収は高水準ということが分かりました。
ただし、転職に成功するためには高いスキルが必須です。
中途採用は、ほとんどが経験者を対象にしていると考えましょう。
ネクスコ西日本でキャリアを積むためには、人よりも豊富な実績が求められます。