保育士専門の転職を支援しているサイトとして注目を集めているのが、「アートチャイルドケア」です。
転職を経験する人が多いと言われている職業である保育士だからこそ、業界の事情をよく知っている転職サイトとしてアートチャイルドケアの利用を検討している人も多いようです。
今回は実際にアートチャイルドケアを利用した人たちの口コミや評判を参考に、メリットやデメリットなどを解説していきます。
目次
一目で分かるアートチャイルドケアの評判
サポートは手厚い? | 〇 |
---|---|
相談はしやすい? | 〇 |
嘘はつかない? | 〇 |
第二新卒でも使いやすい? | 〇 |
対応は丁寧? | 〇 |
色んな職種に転職できる? | △ |
求人量は多い? | 〇 |
たくさんの求人は紹介してもらえる? | 〇 |
サイトは利用しやすい? | 〇 |
在籍中でも利用しやすい? | 〇 |
電話連絡はしつこくない? | 〇 |
アートチャイルドケアの口コミ一覧
最後に、実際にアートチャイルドケアを利用して転職に成功した人たちの口コミをいくつか紹介します。
年齢 | 29歳 |
---|---|
性別 | 女性 |
前職 | 保育士 |
転職前の年収 | 260万円 |
転職後の年収 | 250万円 |
転職理由 | 人間関係に不満があったため |
年齢 | 32歳 |
---|---|
性別 | 女性 |
前職 | ベビーシッター |
転職前の年収 | 200万円 |
転職後の年収 | 210万円 |
転職理由 | 福利厚生に不満があったため |
年齢 | 22歳 |
---|---|
性別 | 女性 |
前職 | 幼稚園教諭 |
転職前の年収 | 180万円 |
転職後の年収 | 200万円 |
転職理由 | スキルアップのため |
アートチャイルドケアのメリット
- 保育士以外の求人情報も検索できる
- 転職サイト自体が経営している保育園にも応募できる
- どのような仕事なのか体験談を確認できる
保育士以外の求人情報も検索できる
アートチャイルドケアは保育園に関連する求人情報を幅広く取り扱っているため、保育士以外にも幼稚園教諭や栄養士、看護師、児童発達支援管理責任者など様々な資格で求人情報の検索が可能です。
また雇用形態や地域などの希望条件の設定やフリーワードによる条件の設定も可能なので、より自分の条件に見合った保育園を探しやすくなっています。
表示されている求人情報も雇用形態ごとに就業条件や給与・各種手当の金額など詳細に明記されているので、自分が希望する条件にマッチしているのかどうか検討しやすいように配慮されています。
転職サイト自体が経営している保育園にも応募できる
こちらの転職サイトは保育事業全般の運営を行っているため、全国にアートチャイルドケア株式会社が運営している保育園が数多く展開されています。
そのため転職サイト経由で運営している保育園にも応募が可能となっているのです。
運営されているのは厚生労働省が管轄する基準をクリアした認可保育園施設となっており、直接運営に関わっている保育施設なので雇用形態に関するトラブルを予防できるところが魅力です。
どのような仕事なのか体験談を確認できる
転職を検討していても転職先でどのような仕事をしているのかわからない、職種によってどのような仕事をするのか知りたいと考えている人は少なくありません。
転職サイトではアドバイザーやコンサルタントが説明することも多いのですが、アートチャイルドケアの場合はサイト上で「お仕事紹介」のページを設けています。
こちらではそれぞれの職種や保育園施設の形態別に体験談が掲載されているので、どのような仕事をしているのか確認が可能です。
そちらを参考にして検討している転職先と自分が考える保育業務がマッチするのかどうか、応募する前に考えることができるのは効率の良い仕事探しのポイントとなっているようです。
アートチャイルドケアのデメリット
- 取り扱っている求人件数が少ない
- 求人情報のほとんどが自社運営している認可保育施設
取り扱っている求人件数が少ない
保育士や保育園の転職サイトを利用する場合、多くの求人の中から希望条件に合ったものを比較検討することが大切です。
そのためできる限り多くの比較できる求人案件の情報が求められるのですが、アートチャイルドケアで取り扱っている求人件数は全国エリアでおよそ130件以上とやや少なめになっています。
中には求人案件がないエリアも多く、地域による求人案件の差が大きい傾向もみられているようです。
大手の保育士の転職サイトと比較してみても情報が少ない傾向があるため、自分の希望に合った求人が見つからない可能性もあります。
求人情報のほとんどが自社運営している認可保育施設
アートチャイルドケアのメリットとして自社運営している認可保育施設にも転職可能である点が挙げられているのですが、数少ない求人情報の大半を占めているのがこの自社運営している認可保育施設となっています。
アートチャイルドケアそのもので取り扱っている求人件数が少ないことも考慮すると、比較検討できる求人情報が少ないと言わざるを得ません。
そのためほかの保育士専門の転職サイトの利用や併用も検討しながら、より多くの情報を集めるようにするのが望ましいです。
アートチャイルドケアの求人数と質のレベルは?
アートチャイルドケアに掲載されている求人数は全国エリアでおよそ130件以上とされており、大きく分けてアートチャイルドケアが自社運営している認可保育施設とそれ以外の保育施設の2種類に分類できます。
この求人数は大手の保育士転職サイトである「マイナビ保育士」と比較すると充実しているとは言い難い部分があるようです。
ただしいずれも厚生労働省の認可を受けて運営している保育施設なので、運営そのものに関しては母体を含めて保障されています。
そのため求人件数の取り扱いが少ない部分を求人案件の質でカバーしていると考えられますし、マイナビ保育士の場合は取り扱っているエリアが都市部に限定されているのに対して、アートチャイルドケアの場合は全国エリアで対応しているので、様々な地域で保育園の求人を探している人にとっては利用しやすい転職サイトであると言えます。
アートチャイルドケアはどんな人に向いている?
“アートチャイルドケアは、主に初めて転職をする保育関連の資格を持っている人におすすめしたい転職サイトです。
これは求人に掲載されている情報がわかりやすくなっているので、自分の希望する条件に当てはまっているのかどうか確認しやすい点はもちろん、初めて転職を検討する人にとってはどのような点を確認すればいいのか参考にしやすいところがポイントになっています。
またアートチャイルドケアのサイトでは転職に関する心構えやアドバイス、転職後に利用できるアートチャイルドケアのサポート内容、実際にサイトを利用した人たちの体験談なども掲載されています。
これらは転職を検討している人や希望者に対する配慮として掲載されている情報なので、転職に関する不安を払しょくできる点から転職で手厚いサポートを受けたい人にもおすすめできる転職サイトとなっているようです。
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アートチャイルドケアで転職するまでの流れ
それでは実際にアートチャイルドケアを利用して転職する場合は、どのような流れで手続きが進んでいくのかを紹介します。
エントリー
まずはアートチャイルドケアの転職サイトにアクセスをして、「キャリア採用」またはサイトの下部にある求人情報検索から希望する求人情報を選びます。
選んだ求人情報のページから「応募する」を選択し、応募フォームから必要な情報を記入して送付します。
ちなみに必要な情報は「雇用形態」、「希望勤務時間」、「就業開始の希望」、「個人プロフィール(名前・年齢・都道府県・連絡先)」、「保有資格」です。質問したい内容があれば、こちらの応募フォームから事前に質問ができるようになっているようです。
面接日時と場所の決定
応募フォームから情報を送付した後は2営業日以内に電話またはメールで連絡があり、複数ある面接日と面接会場から希望する場所を伝えます。
日程や場所の都合がつかない場合には個別で対応してくれるため、現地で面接を受けるといったことも可能です。
書類作成
必要な書類としては写真付きの履歴書、保育士資格証の原本とコピー(保育士以外で応募した場合は選択した資格証の原本とコピー)、職務経歴書の3種類です。
これらは応募した求人先やアートチャイルドケアに提出するのではなく面接時に持参するようになっているので、忘れずに会場に持ち込みます。
履歴書や職務経歴書の書き方がわからない場合はサイトのアドバイスを参考にするか、アートチャイルドケアの担当者に相談しながら作成するのがおすすめです。
面接
希望した面接日時と会場で面接を受けるほか、筆記試験が設けられているので筆記用具の準備が必要です。
直接会場に足を運ぶ以外にもスカイプを利用したオンライン面接も利用可能なので、その場合はパソコンやマイクなどスカイプを利用できる環境を整えて面接を受けます。
一次面接と筆記試験を通過した正社員希望の人は、その後二次面接を受けるのでその時は筆記用具のみを持参します。
転職成功
面接と筆記試験が終了後、アートチャイルドケアの担当者を通じて採用の連絡が届けば転職成功となります。
就業開始の詳細な日程をすでに伝えてある場合は、それまでに退職や引継ぎの手続きをして準備をしておくのが大切です。
アートチャイルドケアの運営会社はどんな会社?
アートチャイルドケアはアート引越センターで知られているアートコーポレーション株式会社が運営している保育事業の一環であり、アートチャイルドケア株式会社として運営されています。
2010年よりアートグループ3社の保育事業統合により「アートチャイルドケア株式会社」が発足され、保育事業内で連携しながら保育士の育成や転職サイトとしての活動も行っているようです。
「子育て支援を通して社会に貢献する」ことを企業理念として掲げて、多様化する保育ニーズに応えるために「産んでも安心」の社会環境づくりや利用する方の立場になったチャイルドケアシステム作りを推進しています。
その中の一つとして保育士の転職サイトとしての側面を持っており、知名度が高い転職サイトではないものの大本となる本社が大手である面が注目を集めている傾向があります。