JAICとは、『フリーター・未経験・既卒・大学中退OKの就職支援』を掲げているサービスです。
フリーター・未経験・既卒からの就職成功率は80.3%を誇り、『就職弱者』でも正社員になれることを強みにしています。
なぜこれほどに就職成功率が高いのか。
その理由は、徹底したフォロー体制にあります。
ビジネスマナーや面接対策、履歴書の書き方など、無料の就活講座で手厚く指導してくれます。
紹介される求人は、全て正社員。
しかもスーツを着る仕事が中心で、一般的に離職率が高いといわれる『外食産業』『投資用不動産』『アミューズメント(パチンコなど)』といった業界の仕事を紹介しないのも特徴です。
そのJAICが手がけるサービスのひとつが、『就職カレッジ』です。この就職カレッジでは、いわゆる企業の『新入社員研修』に近い講座を受けられることができ、面接通過を目指すだけでなく、入社後にも活かせるようなスキルが身に付きます。
今回はこの就職カレッジについて、ご紹介していきたいと思います。
目次
JAICの就職カレッジは難しいのか
以下は、JAICのサイトで紹介されている講座内容です。
- 就職活動・転職活動のポイント
- 「会社の選び方」講座
- 「ビジネスパーソンの身だしなみ」講座
- 「自己分析&自己PR作成」講座
- 「魅力的な履歴書」 作成講座
- 「面接対策」講座
- 「面接ロールプレイング」研修
こういった『就職活動のサポート』系の講座から、
- 「自信を持てる正しい敬語」講座
- 「ビジネスマナー」講座
- 「電話応対の基本」講座
- 「飲み会でのマナー」講座
- 「良い人間関係の作り方」講座
このような入社後に活かせるものまで。社会人にとって大切なことを教えてもらえる講座ばかりに思えます。
では、実際のところこの就職カレッジは、難しいものなのでしょうか。
サイトの説明だけでは内容が見えてこないので、実際に受講した方の体験談を調べてみました。
結論としては、難しい、というものではないと思います。
どれも入社時に教えられることばかりなので、難易度自体は高くありません。
ですが、これまでフリーターやニートだった方がいきなりこの研修を受けると、やはり「自分にはレベルが高い…」と思ってしまうこともあるようです。
研修の感じ方は人それぞれなので、以下の解説に目を通していただき、ぜひご自身で体験して判断していただければと思います。
就職カレッジで転職するまでの流れ
- 就職カレッジに登録
- 説明会に参加
- 2週間の就職カレッジに参加
- 就職先を紹介(決定まで1ヶ月程度)
就職カレッジに登録してから就職するまでの大まかな流れは、このようになっています。各フェーズについて、少しずつ解説します。
就職カレッジに登録
就職カレッジへの登録自体は簡単です。サイトに『お申し込みフォーム』がありますので、ここから、
- 就職希望地
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 現在の就業状況
などの項目を入力するだけ。サービス自体は無料です。また、登録前に電話で質問をすることもできます。
説明会に参加
2時間程度の説明会に参加し、JAICについての説明や就活に必要な情報の提供、また就職カレッジの詳しい内容についての解説を聞きます。
就活に必要な情報として「企業が未経験者に求める5つのこと」「企業が採用したい人材の4つの条件」など、社会人として求められる素養を伝えられます。説明会は基本的に情報提供の場のようです。
2週間の就職カレッジに参加
ここからが本番です。就職カレッジの期間は2週間。この間に、社会人として必要な基礎を身に付けていくことになります。
講座内容の詳細については後述しますが、やはり決して簡単とは言えない講座のようです。もちろん、フリーターや未経験から正社員になるには、それだけの苦労や覚悟が必要だということの裏返しなのでしょう。
就職先を紹介(決定まで1ヶ月程度)
就職カレッジの全工程が終わったら、いよいよ就職活動です。実は就職カレッジの中に集団面接というフェーズがあり、この集団面接が就職活動の一環になっています。
営業職を求める企業20社ほどと転職者とのお見合いのような形で面接が進み、企業から興味を持たれたら選考が進んでいきます。
企業サイドは「彼らは厳しい就職カレッジを乗り越えてきた」という認識で面接に参加するので、メンタルが強いことやビジネスマナーについて理解していることなどを知っています。だからこそ選考通過もしやすいというのが特徴です。
集団面接はほとんどの方が通過するようで、80%以上というJAICの就職率の高さも、このシステムを知れば頷けます。
そうして企業と面接を行い、相性が合えば採用へ。実際の入社までは3週間~1ヶ月ほどとのことなので、うまくいけば就職カレッジの説明会参加から2ヶ月ほどで就職できるようです。
就職先として紹介される企業には、『外食産業』『投資用不動産』『アミューズメント(パチンコなど)』といった離職率の高い企業は含まれず、基本的には全て営業職のようです。
就職カレッジ研修の具体的な内容
講座内容は前述しましたが、あれはほんの一部。
人によっては『スパルタ』とも思えるような講座を通じて、スキルを身に付けていきます。
例えばこんな研修を行っていきます。
- 仕事や営業について考える
- 社会人として必要な声の出し方や名刺の渡し方
- 飛び込み営業実習
- 企業研修の仕方
- 面接のリハーサルやロープレ
営業実習に関しては飛び込みが中心のようです。飛び込み営業とは読んで字のごとく、企業にアポなしで訪問すること。
商材は500円程度のビジネス本です。
時間的にかなり厳しめの目標が設定されるようで、受講者の中にはビルの最上階から全企業に訪問した、という方も…。
なお販売目標以外に、企業訪問数や名刺交換枚数などの目標も設定されているようです。
もちろん、この就職カレッジの受講中にリタイアしてしまう方もいるのだとか。
講座の内容が内容だけに、合う人と合わない人がいるのは当然のこと。
無理をして体を壊してしまっては本末転倒なので、自分に合わないと感じたら、別の道を歩むのも得策です。
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就職カレッジはどれくらい効果があるのか
入社後の定着率・満足度、94.3%。これはJAICのサイトで紹介されているデータです。
講座の効果がどのくらいあるかは、人によって感じ方が異なるため明言しづらいところです。
しかしデータは客観的。入社後に90%以上の方が定着しているという実績を見ると、JAICの研修が実際の仕事に生きていることが分かります。
一般的な就職支援サービスは、目標を『入社』に設定してしまいがちです。
入社後のことまで考えたサポートを行わないため、実際に働いてみるとギャップを感じてしまい、退職につながってしまう…ということも少なくありません。
しかしJAICの場合は、入社後の定着に目を向けたサポートを行っています。入社するのは当たり前で、その後活躍するための人材育成をしているため、必然的に定着率や満足度も上がるというわけです。
厳しい内容の就職カレッジですが、やはりその効果は確かだと思われます。
どんな人に就職カレッジはおすすめ?
就職カレッジには、やはり『合う人』『合わない人』がいます。どんな方にオススメなのか、少しだけご紹介していきたいと思います。
元気がよく、体育会系のノリに対応できる方
就職カレッジは、終始体育会系のノリで進んでいきます。営業という仕事は、元気の良さが求められるもの。元気よく大きな声で挨拶ができたり、笑顔でコミュニケーションが取れたりという下地が必要です。
スキルや経験はなくとも、元気よくはきはきとしている方には向いています。
そして反対に、あまり元気のよい対応ができない方や、体育会系のノリが苦手な方には向いていないかもしれません。
根性があり、負けず嫌いな方
営業という仕事には、当然ながら厳しい場面がたくさんあります。100件電話をかけて全て断られたり、暑い中訪問しても追い返されたり。そんな中でも負けずに立ち向かっていく必要があります。
JAICの飛び込み営業の研修は、まさにそうした営業の厳しさを体験する場でもあります。負けず嫌いで、何が何でもやってやるという根性を持っている方に向いています。
反対に、ストレス耐性が低く、断られることに慣れていない方などは向いていないかもしれません。
正社員になりたい!という覚悟がある方
厳しい研修を、覚悟なしに乗り切ることはできません。精神論ですが、「絶対に正社員になってやるんだ」という覚悟を持つことが大切です。
飛び込み研修などは挫折を味わうことになりますが、それを乗り越えるための「正社員になる理由」を自分の中にしっかりと持っておくことが大事なのではないでしょうか。
就職カレッジを利用した人たちの口コミ
最後に、実際にJAICの就職カレッジを受講した方の口コミをご紹介していきます。
JAICの研修には向き不向きがあり、感じ方も人それぞれです。
あくまで口コミなので、参考程度にご覧いただき、受講するかどうかのヒントにしていただければ幸いです。
年代 | 20代前半 |
---|---|
性別 | 男性 |
前職 | 学生 |
「インターネットでたまたまJAICを見つけて就職カレッジに参加しました。はじめは体育会系で怖そうだと感じましたが、講師の方は物腰が柔らかい人でした。
集団面接ではあまり興味を持てない企業もあり、当たりはずれはあるようです。体験型の研修は、自分の気になる仕事を体験できるのでオススメです」
年代 | 20代後半 |
---|---|
性別 | 男性 |
前職 | 証券会社の営業 |
「集団面接では、ブラック企業と思えるような企業はまったくありませんでした。無理やり転職を進めるようなごり押しもありません。
結局私は営業職ではなく、学生時代の経験を活かして法務として就職したのですが、これについても特に問題はありませんでした。」
年代 | 20代前半 |
---|---|
性別 | 男性 |
前職 | 無職 |
「挨拶やマナーでの実戦練習では、しっかりフィードバックをされ、丁寧に教えてもらいました。とても相談もしやすい雰囲気だったのもよかったと思います。
集団面接は、当初の予定と違い6~7社ほどと少なかった点が残念でした。」
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