下請けSEから抜け出したい!キャリアアップ&異業種へ転職するには?

下請けSE

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下請けSEとは?なぜIT土方と呼ばれているの?

下請けSEは、元請けSIerから仕事を依頼されて開発を行うエンジニアのことです。

下請けSEは別名IT土方と呼ばれたりもしますが、これは大手から中小へ、そして中小から零細企業に仕事を依頼する構造が、建築土木業界に似ていることが理由と言われています。

元請けSIerと下請けSIerの違い

「元請けSIer」は、依頼主の企業から直接案件を依頼されて仕事に取り組む業者のことで、先ほど説明したようにその元請け業者からさらに依頼を受ける業者が「下請けSIer」になります。ちなみに下請け業者から、またさらに案件を受注する下請けSIerもあります。

ちなみに受注関係の流れを表すと、以下のようなかたちになります。

  1. 依頼主の企業
  2. 元請けSIer
  3. 下請けSIer 1
  4. 下請けSIer 2
  5. 下請けSIer 3

元請けSIerはクライアントの窓口になり、開発するシステムの要件定義やスケジュール管理をすることが仕事です。

一方の下請けSIerは、仕様書や設計書を作成したり、実際にプログラミングして開発するのが仕事になります。

待遇(年収・残業時間)

元請けSIerは、ほとんど何もせずに、案件を下請けSIerに依頼するだけで報酬を得ているケースもあるため、待遇は下請けになるほど悪くなります。

楽して高額な報酬を得られるのが元請けSIerで、下請けSIerは給料も安くて実際の負担も大きくなります。

仕事へのやりがい

納期が短い、仕様変更なども頻繁にある、あげくの果てに給料も安いなど、下請けの場合はそもそもの労働環境が悪すぎるので、やりがいを感じる前に疲弊してしまう人が多いと言われています。

新しいスキル・経験の習得

過酷な条件の中で実際にプログラミングをするので、開発経験を積むことはできます。

しかし、納期に追われながら仕事をすることになるため、新しいスキルを習得したり、勉強する時間はほとんどないと思っておくほうがいいでしょう。

同じSE・SIerなら絶対に大手がおすすめ

同じSEとして働くなら、当然、上流工程を担当できる大手SIerのほうが絶対にいいです。

下請けSIerで働くと、一番大変な思いをするのにも関わらず給料は低いですし、まったくもっていいことがありません。

大手に転職できるSEの特徴

大手企業のSEへ転職するために必要な事や、大切なことは以下の3つです。

  • 開発スキルを習得する
  • マネジメントスキルなどの経験を積む
  • 優良企業を見極める

それぞれのポイントについて整理していきます。

開発スキルを習得する

エンジニアとして仕事をしていく以上、やはりプログラミングスキルは高いほうが有利です。

自分のレベルが高くなればなるほど、色々な企業に応募することができますし、給料もアップします。

下請けSEから抜け出すためには、向上心を失わないことが大切になります。

なお、新しくスキルを習得したい場合や、プログラミングを勉強する時間がなかなか取れない場合などは、プログラミングスクールに通うのもひとつです。

お金はかかりますが、最終課題を提出すると転職を保証してくれるスクールも中にはあったりします。

マネジメントスキルなどの経験を積む

転職を成功させたり、自分の仕事の裁量権を広げて年収をアップさせるためには、マネジメントスキルを身につけるのが一番確実といえます。

会社によっては、技術者のスペシャリストとして活躍する道もありますが、マネージャーとして活躍するよりも狭き門になります。

メンバーのリソースの管理やプロジェクト全体の管理など、大きな視点で開発に関わることができるようになれば、より魅力的な条件の会社で働くことができます。

優良企業かどうか見極める

ちなみに大手企業だからといって、必ずしも働きやすい優良企業であるとは限りません。

自分が経験を積んでレベルアップするだけではなく、数ある大手企業それぞれが、優良企業かどうかを見極める力も大切になります。

福利厚生が充実しているかなどに加えて、会社の売り上げだけではなく、その会社で働く従業員の数なども合わせて判断することが大切です。

仮に従業員があまり多くなくても、売り上げの比率が他の企業より大きい場合は、労働条件がいい可能性も高いです。

逆に大手企業でも、大量採用の場合はその分使い捨てされる可能性が高いので注意が必要です。

また、会社の評判や口コミなどが閲覧できるVokersや会社の評判というサイトを使って事前に会社について調査したり、面接で実際に感じた印象も大切にしましょう。

違う業界や異業種への転職も検討しよう

上で優良企業かどうかを見極める力を紹介しましたが、しっかりとしたスキルがあれば、必ずしも今までと同じ業界で働く事に、こだわる必要はありません。

より幅広い視点で企業を探せば、より優良な企業と出会えるチャンスも多くなります。

WEB業界へ転職すれば年収大幅アップの可能性もある

スキルなどはそのままに、ただWEB業界に転職するだけで、年収が大幅にアップする可能性もあります。

ちなみにWEB業界の中でも、B to Bではない、B to Cの業界に転職できれば、それだけで確実に下請けから解放されます。

スキルがしっかりとあって、コミュニケーション力に問題がなければ、働く業界を変えることはそこまで難しいことではありません。

他にもWEB業界だけではなく、一般企業でシステムを担当する社内SEになるなど、選ぶ幅を広げるだけでより自分がそれまでに培ったスキルを活かしやすくなり、市場価値がアップする可能性があります。

人手が足りていない企業や業界の場合は、多少お金がかかってでもエンジニアを採用したいはずなので、応募する側もより条件などで交渉しやすくなります。

最後の項目でも紹介しますが、自分のスキルに見合った給料や市場価値がどれくらいなのかについては、転職エージェントの担当者に相談すれば回答がもらえます。

転職エージェントの担当者は、色々な会社の情報を持っているので、希望などを整理して伝えればより自分の希望にあった求人を紹介してもらうことが出来ます。

SEからへの異業種への転職完全ガイド!転職先の種類や方法について徹底解説

ゲームプランナーなどにキャリアチェンジするのも

一時的に年収が少しダウンしてしまう場合もありますが、ゲームが好きな人などは、エンジニアからゲームプランナーなどにキャリアチェンジするのもひとつです。

システム面の知識が豊富な事は、他のプランナーにはない自分ならではの強みになりますし、仕様について打ち合わせする際も、プログラマーとスムーズにコミュニケーションをとることが出来ます。

ちなみに、エンジニア時代にコードを書くだけではなく、マネジメントの経験もしていると、より採用されやすくなります。

フリーランスのエンジニアとして働くのも一つの手段

会社員として働くのを辞めて、フリーランスのエンジニアになるのもひとつです。

3年以上の開発経験など、ある程度の開発スキルがあれば、フリーランスになるだけで最低でも月収50万円以上は稼げるといわれてます。

ちなみにエンジニアの場合は、フリーランス専門のエージェントもたくさんあります。

フリーランスでも企業に常駐する働き方が多くなりますが、エージェントを利用するだけで、他の職種よりも比較的安定して仕事を獲得することができます。

ちなみにフリーランスの場合は、色々な現場で経験を積んでいくだけで報酬の交渉が可能になり、中にはたった2年で年収が400万円から1000万円以上にアップした例もあります。

老後の年金対策が必要になるなどデメリットもありますが、しっかりと対策する方法もあるので、よりお金を多く稼ぎたい人や、将来的に自由に使える時間を増やしていきたい人にとっては魅力的な働き方だといえます。

大手へ転職したい下請けSEにおすすめの転職サービス

労働環境がいい。大手の企業に転職したい場合は、転職エージェントなどのサービスを利用するのもひとつです。

転職エージェントは、非公開案件の紹介や応募書類の添削はもちろん、内定時の給料の交渉も自分の代わりに担当してくれます。

交渉などが苦手な人や、普段の仕事が忙しくて転職活動になかなか時間がとれない人には、ありがたいサポートがたくさんありますので、ぜひ利用を検討してみましょう。

レバテックキャリア

レバテックキャリア

レバテックキャリアはエンジニアとデザイナーの案件紹介に特化した転職エージェントです。

求人数は全部で2000件ほどあり、知名度も高く、安心して利用できるエージェントの一つです。

ちなみにレバテックは、フリーランスのエンジニア向けに「レバテックフリーランス 」というエージェントも運営しており、こちらも案件数が多く、支払いが早い事などから多くのエンジニアに人気となっています。

レバテックキャリアの詳細ページ

ワークポート

ワークポート

ワークポートは、WEB業界やゲーム業界の求人に特に強い転職エージェントです。

エンジニア以外の求人も紹介していますが、関東だけではなく、九州や仙台などにも営業所を構えているので、地方在住の人も利用できます。

採用担当者にインタビューした転職情報など、サイトのコンテンツが充実していることも特徴です。

ワークポートの詳細ページ

Midworks

上2つで紹介したエージェントは中途採用向けの転職エージェントですが、こちらのMidworksはフリーランス向けの転職エージェントです。

ちなみにこちらのMidworksは、フリーランスと正社員の中間的な働き方をコンセプトにしたエージェントになるため、フリーランスになることに興味はあるが、同じくらい不安も大きいという人に特におすすめです。

一定のスキルがあれば仕事がなくても給料の8割を保証してくれる給与保証制度や、社会保険料の半額をエージェントが負担してくれるなど、サポートがとても充実しています。

ポテパンフリーランス

こちらのポテパンフリーランスも、フリーランスエンジニア向けのエージェントです。

フリーランスなのに実務経験がなくても応募できる案件があったりと、フリーランスの中でもまだ経験が浅いエンジニア向けのエージェントです。

Wantedly

Wantedlyは転職エージェントではなく、転職サイトの一つです。

他の転職サイトと違うのは、給料や労働条件を見て会社に応募するのではなく、会社の理念ややっていることに共感できるかどうかで、応募の判断をするところです。

また応募する際、履歴書などの応募書類を提出する必要もなく、気軽に企業の担当者と会って話すことが出来るのも特徴のひとつです。

miidas

miidasは自分から求人を探す必要のない転職サイトです。

自分の経歴や実務経験などのスキルを登録するだけで企業からのオファーが届くため、書類選考の合格率は100パーセントになり、より効率的に転職活動をすすめることが出来ます。

ちなみにスキルなどを登録すれば、自分に似た人のデータや希望条件などのデータをもとに、現在の市場価値も教えてくれるので、転職すればどれくらい年収がアップするのか知りたい人にもおすすめです。

フォークウェルスカウト

フォークウェルスカウト

こちらは、自分のスキルや希望条件を登録しておくと、その内容を見た企業からスカウトが受けられるサービスになります。

もらったスカウトに対して「Skypeで面談」「オフィスに遊びに行ってみたい」「面接に進みたい」など、複数のアクションを選択できるのも特徴で、地方に住んでいる人も気軽に話しを聞いてみることができます。

フォークウェルスカウトの詳細ページ

またこちらの記事では、もっと詳しくSEにおすすめの転職サイト・エージェントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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