クリエイティブな領域の仕事が多い出版業界は、常に人気の高い業界です。
しかし、出版業界への転職は難しいといわれ、特に未経験の転職は狭き門といわれています。
そこで今回は「出版社に転職したい」という人のために、出版業界にフォーカスしたおすすめの転職サイト・エージェントをランキングで紹介します。
出版業界への転職事情についても解説していきますので、参考にしてみてください。
20代におすすめ転職サイト ・エージェント比較ランキング!【最新版】
目次
- 出版業界に強い転職エージェントを選ぶコツ
- 出版業界に強い転職エージェント10選
- 出版社の仕事と職種を紹介
- 出版業界の平均年収を紹介
- 未経験から編集者を目指すポイント
- 出版社への転職を成功させるための6つのポイント
- 【図解あり】出版業界に強い転職エージェントを利用する手順
- 出版社への転職活動で転職エージェントを活用するコツ
- 出版社への転職では転職サイトやエージェントをうまく活用しよう
出版業界に強い転職エージェントを選ぶコツ
出版業界に強い転職エージェント選びにはコツがあります。
- 優秀なコンサルタントがいるか確認する
- 出版業界の求人件数が多いサービスを選ぶ
- 登録者の多い転職エージェントを選ぶ
以上に注意して、転職エージェントを選んでください。
優秀なコンサルタントがいるか確認する
信頼できるコンサルタントが在籍しているか、転職エージェントを確認しましょう。
出版業界に強い担当者がつけば、転職活動か効率的に進められるでしょう。
転職エージェントによっては、公式サイトでコンサルタントを紹介している場合があります。
実績や利用者満足度を確認し、転職エージェントを選んでもいいですね。
出版業界の求人件数が多いサービスを選ぶ
転職エージェントの出版業界の求人を検索してください。
求人件数が多い転職エージェントは、業界と太いパイプがあると期待できます。
企業から信頼されている可能性もあるでしょう。
転職エージェントの登録前は非公開求人がチェックできないので注意してください。
登録者の多い転職エージェントを選ぶ
登録者が多い転職エージェントは、転職成功率の高さが期待できます。
人気がある転職エージェントには、優秀なコンサルタントが在籍していることもあるでしょう。
サービス内容が豊富で丁寧なため、利用者が多い可能性もあります。
多くの人から信頼されている転職エージェントを活用してください。
出版業界に強い転職エージェント10選
出版業界に強い転職エージェントを紹介します。
各エージェントの特徴は以下の通りです。
エージェントの特徴 | |
---|---|
doda | エージェントと求人の質が高い |
リクルートエージェント | 全国の求人を網羅 |
パソナキャリア | 初めての転職も丁寧にサポート |
リクナビNEXT | あらゆる業界の求人数が多い転職サイト |
ビズリーチ | 年収1000万円以上の転職先を扱っている |
エン転職 | 独自取材の企業情報を保有している |
マスメディアン | 広告・WEB・マスコミ業界の求人情報が豊富 |
イーキャリア | 毎日更新されるため最新の求人情報がチェックできる |
エキスパートスタッフ | 企業と高度なマッチ率が期待できる転職エージェント |
1位 エージェントも求人も質が高いのはdoda
求人数 | 60,000件以上(非公開求人を除く) |
---|---|
対象エリア | 全国 |
フリーター | 〇 |
未経験 | ◎ |
おすすめ職種 | 営業、SE、エンジニア |
dodaのメリット
- 求人件数が多いから、選択肢に困ることがない
- 未経験歓迎求人も多く、幅広い業界の求人が見れる
- アドバイザーの質が高く、当たり外れがない
転職業界の大手転職エージェントの一つであるdodaは、求人保有数が非常に多いので、幅広い選択肢が得られます。
公開求人だけでも6万件以上の求人がありますが、非公開求人はなんと8万件以上にも上ります。
また転職者満足度№1と謳っているように、dodaのエージェントは質が高いと評判です。
たくさんの求人の中から自分にあったものをプロの視点で提案してもらいながら転職活動を進めたい人におすすめです。
dodaを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 男性 |
---|---|
年齢 | 20代前半 |
職種 | SE |
地域 | 神奈川県 |
転職前の年収 | – |
転職後の年収 | 450万円 |
性別 | 女性 |
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年齢 | 20代後半 |
職種 | 事務 |
地域 | 東京都 |
転職前の年収 | 320万円 |
転職後の年収 | 370万円 |
2位 知名度とエージェントの質ならリクルートエージェント
求人数 | 36,000件以上(非公開求人を除く) |
---|---|
対象エリア | 全国 |
フリーター | 〇 |
未経験 | ◎ |
おすすめ職種 | 営業、ITエンジニア |
リクルートエージェントのメリット
- 各業界に精通したキャリアアドバイザーによるサポート
- 転職支援実績№1
- 業界トップクラスの求人数で安心して任せられる
国内最多の求人数を誇る転職エージェントのリクルートエージェントは、転職活動をするなら登録しておいて損はないエージェントです。
全国の求人を網羅しており、地方の求人やニッチな業界の案件も扱っているので、きっと希望の求人が見つかるでしょう。
またエージェントによるサポートの質も高く、20代~40代まで幅広い年代に利用されています。
リクルートエージェントを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 女性 |
---|---|
年齢 | 20代前半 |
職種 | 事務 |
地域 | 埼玉県 |
転職前の年収 | – |
転職後の年収 | 350万円 |
性別 | 男性 |
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年齢 | 30代前半 |
職種 | 人事 |
地域 | 大阪府 |
転職前の年収 | 470 |
転職後の年収 | 500万円 |
3位 初めての転職でも安心のサポートが受けられるパソナキャリア
公開求人数 | 36,000件以上 |
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対応エリア | 全国・海外 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社パソナ |
パソナキャリアのメリット
- 累計25万人の転職支援実績がある
- 取引実績企業数16,000社以上
- サポート体制が抜群で、親身なサポートが受けられる
パソナキャリアは、パソナグループが運営する転職エージェントです。
今までに25万人以上の転職者を支援し、年収アップ率は67.1%という実績があります。
取引実績企業数・求人件数ともに豊富で、好条件の求人が多いと評判です。
またエージェントの質が高く、当たりはずれがない丁寧な対応をしてもらえるということでも人気です。
最近ではハイクラス案件も多数取り扱っているので、転職を機に年収アップを図りたい方にもおすすめです。
パソナキャリアを実際に利用した人たちの口コミ・評判
4位 求人情報を仕入れるならリクナビNEXT
公開求人数 | 100,000件以上 |
---|---|
対応エリア | 全国・海外 |
転職のサポートの有無 | × |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
リクナビNEXTのメリット
- 便利なスカウト機能がある
- 豊富な職種・業界の求人が揃っている
- 運営元が人材業界大手の安心感がある
リクナビNEXTは求人も豊富で、様々な業界の案件を保有しており、選択肢に困ることはありません。
さらに、スカウト機能があるので自分から応募しなくても、興味を持った企業からスカウトを受けることも可能です。
アプリから簡単に求人検索もできるので、仕事のスキマ時間を活用して転職活動をすすめたい方にも向いているといえるでしょう。
自分のペースで、効率良く情報を集めて転職活動を進めたい人におすすめ。
リクナビNEXTを実際に利用した人たちの口コミ・評判
5位 年収1000万円以上の求人に出会えるのはビズリーチ
求人数 | 10,9000件以上(非公開求人を除く) |
---|---|
対象エリア | 全国 |
フリーター | △ |
未経験 | 〇 |
おすすめ職種 | 経営管理、セールス、マーケティング、コンサルタント |
ビズリーチのメリット
- 3分の1以上の求人が年収1,000万円以上
- 管理職などのハイクラス求人に出会える
- 転職成功者の8割以上が利用しているスカウト機能がある
ビズリーチはハイクラス求人に特化した転職サイトです。
経験やスキルを元にしたスカウト機能も取り入れているので、自分の経験を活かした転職活動が実現できるのもポイント。
プラチナスカウトを受け取ることで、面接確約の選考に参加できることもあるので、転職活動をより効率的に進めたい方におすすめです。
自分で求人へ応募することももちろんできますが、ヘッドハンターや企業からのスカウトを通して転職を成功させている人がほとんどです。
自分の条件にマッチした企業からスカウトが来るので、効率良く年収アップを目指すならビズリーチがおすすめです。
ビズリーチを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 男性 |
---|---|
年齢 | 30代前半 |
職種 | コンサル |
地域 | 東京都 |
転職前の年収 | 820万円 |
転職後の年収 | 820万円 |
性別 | 男性 |
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年齢 | 40代 |
職種 | 総務人事 |
地域 | 大阪府 |
転職前の年収 | 430万円 |
転職後の年収 | 500万円 |
6位 企業の雰囲気まで知ることができるのはエン転職
求人数 | 4000件以上(非公開求人を除く) |
---|---|
対象エリア | 全国 |
フリーター | 〇 |
未経験 | 〇 |
おすすめ職種 | 全職種 |
エン転職のメリット
- 求人情報は信頼性にこだわった独自取材によるもの!
- 姉妹サイト(カイシャの評判)の口コミで企業の内部情報をチェックできる
- 入社後の支援プログラムもある
エン転職はエン・ジャパンが運営している転職サイトです。
全国各地の求人を取り扱っていますが、特に首都圏の求人が多いのがポイントです。
求人は自社で独自取材を行ったものを掲載しているので、他の転職サイトにはない情報を収集しながら転職活動が実施できるでしょう。
姉妹サイトであるカイシャの評判を活用して、企業の内部情報もチェックできるので、安心して転職できる企業を検索したい方にもおすすめです。
入社後のアフタフォローもついているので、転職先に悩んでいる方は是非利用を検討してみてください。
エン転職を実際に利用した人たちの口コミ・評判
7位 広告・WEB・マスコミ業界に強いマスメディアン
求人数 | 2200件以上 |
---|---|
対象エリア | 全国 |
フリーター | △ |
未経験 | △ |
おすすめ職種 | 営業、プロデューサー、AD、デザイナー |
マスメディアンのメリット
- 広告・WEB・マスコミ業界に特化した転職支援
- 4万人を超える転職支援実績がある
- 業界専門のコンサルタントによるサポート
マスメディアンは、広告・WEB・マスコミの職種に特化した転職エージェントです。
業界経験者約2万人が登録しており、紹介実績企業は約4000社と、確かな実績と信頼を得ています。
業界に特化してきた実績があるからこそできるアドバイスや、専門的なノウハウで転職者をサポートしてくれます。
広告・WEB・マスコミ業界への転職を検討している人には、ぜひ利用してほしいエージェントです。
マスメディアンを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 男性 |
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年齢 | 20代後半 |
職種 | WEBデザイナー |
地域 | 神奈川県 |
転職前の年収 | 440万円 |
転職後の年収 | 460万円 |
性別 | 女性 |
---|---|
年齢 | 30代前半 |
職種 | 広告営業 |
地域 | 東京都 |
転職前の年収 | 370万円 |
転職後の年収 | 400万円 |
8位 掘り出しものの求人に出会えるイーキャリア
求人数 | 非公開 |
---|---|
対象エリア | 全国 |
フリーター | △ |
未経験 | △ |
おすすめ職種 | エンジニア・営業など |
イーキャリアのメリット
- 求人情報が毎日更新される
- チェックした求人から傾向を学習して、おすすめの求人を表示してくれる
- 掘り出し物の求人が見つかる
イーキャリアはソフトバンクグループが運営する転職サイトです。
CMやメディアへの露出が少ないので認知度は低いものの、ソフトバンクが運営しているので安心できるサイトです。
また、ソフトバンクという看板があるので、求人獲得の営業力とコネクションは確かです。
求人件数は大手には劣るものの、条件の良い優良企業の求人があると評判です。登録会員数は多くないですが、その分選考通過率が高いというメリットもあるようです。
イーキャリアを実際に利用した人たちの口コミ・評判
9位 クリエイティブな仕事を探すならエキスパートスタッフ
求人数 | – |
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対象エリア | 首都圏中心・関西 |
フリーター | 〇 |
未経験 | △ |
おすすめ職種 | 出版・印刷関連、WEB・システム関連 |
エキスパートスタッフのメリット
- クリエイティブ業界に特化して32年という確かな実績がある
- 独自のシステムと、丁寧なヒアリングにより高度なマッチングを実現
- 4600社以上との取引実績あり
エキスパートスタッフは、デザイン・DTP/WEBといった、クリエイティブな職種の求人に特化した転職支援サービスです。
延べ25,000人のクリエイターをマッチングした確かな実績があり、第一線で活躍するデザイナーやクリエイターから選ばれています。
マッチングにも力をいれているので、クリエイティブ業界での転職を考えている人にはおすすめです。
エキスパートスタッフを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 女性 |
---|---|
年齢 | 30代後半 |
職種 | デザイナー |
地域 | 東京都 |
転職前の年収 | – |
転職後の年収 | 350万円 |
10位 出版業界への転職なら出版ドットコム
求人数 | – |
---|---|
対象エリア | 首都圏中心・関西 |
フリーター | 〇 |
未経験 | △ |
おすすめ職種 | 出版・印刷関連、WEB・システム関連 |
出版ドットコムのメリット
- 出版・印刷業界に特化した求人に出会える
- 求人情報だけでなく、業界に関するさまざまな情報が仕入れられる
- 正社員求人を多く扱っている
出版ドットコムは、出版・印刷業界に特化した求人・転職サイトです。
出版業界に特化した転職支援サービスは少ないので、数少ない専門型のサイトになります。
扱っているのは正社員を中心とした求人が多いのが特徴で、求人サイトではありますが希望する人はエージェントのサービスも受けることができます。
出版業界に関する情報も随時更新されるので、出版社を目指している人にはぜひ利用をおすすめしたいサイトです。
出版ドットコムを実際に利用した人たちの口コミ・評判
有名なサイトではないものの、出版業界専門ということで利用しました。サイトで見た求人は首都圏のものが多かったので希望する地域での求人があるか不安だったのですが、担当の方がすぐに条件にあった求人を紹介してくれました。目的にしていた年収アップを叶えることができて本当に良かったです。
出版ドットコムは出版業界に特化しているだけあって、求人情報だけでなく業界の情報を知ることができるのは大きなメリットだと思いました。また、この業界に精通したエージェントによる転職サポートが受けられるのはとても心強かったです。
出版社の仕事と職種を紹介
出版業界への転職を目指す人のほとんどは、本や雑誌作りに関わる「編集者」という職種をイメージしているのではないでしょうか?
出版社の職種は、営業・編集・DX推進・制作に分けられます。
漠然と出版社に転職したいと考えているのであれば、まずはどの職種を狙っていきたいか考えてみましょう。
みんなどうやって仕事探してるの?求人の見つけ方と自分に合う仕事の見つけ方を紹介
営業
営業には広告営業と書店営業があります。
広告営業は雑誌などに入れる広告をもらってくる仕事です。
書店営業は書店を回って注文を取ったり、売り込む仕事になります。
編集
編集は、みなさんが想像しているとおり、企画を考えて雑誌や本をつくる仕事です。
漫画コミックスや新書、ファッション誌など分野が大きく分かれています。
出版業界の花形で、かっこいいイメージがありますよね。
DX推進
電子書籍市場を担当する分野です。
基本的に紙の本をデータ化するための仕事を行います。
低迷化が考えられる出版業界にはなくてはならない仕事でしょう。
読み応えのあるコンテンツをリリースすることを目標に業務を行います。
制作(制作・校閲)
文章を作ったり精査する仕事です。
印刷や出版業界にはなくてはならない業務でしょう。
文字を作った後は、情報があっているか確認する業務が必要です。
文章の内容を精査する仕事を校閲と呼びます。
出版業界の平均年収を紹介
出版業界の平均年収は、企業の規模で異なります。
大手出版社と中小出版社を比べても同じ年収ではありません。
まずは全体の平均年収をチェックしましょう。
30代で手取り20万円はやばい?気になる平均年収と収入アップのコツ
大手出版社の平均年収
上場している会社の平均年収は、以下の通りです。
ベネッセ | 934万円 |
---|---|
KADOKAWA | 822万円 |
幻冬舎 | 832万円 |
学研ホールディングス | 901万円 |
インプレスホールディングス | 690万円 |
三大出版社と言われる講談社、小学館、集英社は、上場していません。
そのため詳しい平均年収は公開されていませんでした。
しかし、所属する編集者の平均年収は1000万円以上と考えられるでしょう。
中小出版社の平均年収
中小出版社の場合は平均600万~800万円ほどと考えられます。
ただしキャリアや実績によって、給料は大きく変わってくるので注意してください。
未経験から入社した場合は、一般事務と同じレベルの給与という場合もあります。
大企業ではない一方で名の知れている出版社は多いです。
出版業界全体の平均年収
出版業界は製造業に分類され、データが集計されています
国税庁のデータによると、出版を含む製造業全体の平均年収は485万円です。
2021年(令和3年)の平均年収は443万円なので平均より少し高水準でしょう。
参考:国税庁公式サイト
未経験から編集者を目指すポイント
未経験で編集者を目指すのなら、まずは編集プロダクションを目指すというルートもあります。
出版社にストレートで転職できるに越したことはありませんが、先述のとおり未経験者の採用はハードルが高いです。
未経験向けの転職サイトおすすめ5選!転職成功のためのポイントを解説
チャレンジしやすい業界を狙う
営業職や経理・総務・事務職の経験があれば、出版業界が未経験でも職種の経験を活かすことができます。
編集者の場合、雑誌や本といった紙媒体に比べるとWEBメディアや電子書籍部門であれば可能性は高くなるでしょう。
出版社に転職するとして、どの職種に就きたいか、またはどの職種を狙っていくべきか、考えてみてはいかがでしょうか。
出版社よりも未経験・中途採用のハードルが低い編集プロダクションに転職して経験を積んでから、改めて出版社への転職を目指すのも一つの方法です。
編集プロダクションは出版社からの依頼を受けて、編集や制作業務を代行する仕事なので、編集者としての実力をつけていくことが可能です。
さらに、出版社からの依頼で仕事をするので、取引のある出版社の仕事や、社風なども知ることができます。
可能であれば、転職を考えている出版社と関係のある編集プロダクションを目指してみてください。
出版社の内部情報を知ることができたり、社員と仲良くなって声をかけてもらえることもあるかもしれません。
実力主義の世界なので結果が重視される
未経験から出版業界に飛び込んでも、思うように成果があげられない可能性もあります。
年収が下がったりキャリアアップできなかったりする可能性に気をつけてください。
特に編集者といった仕事は、実力主義です。
結果を出せなければ評価されないでしょう。
未経験者は転職エージェントを活用しよう
出版業界の経験がない人は、転職エージェントを活用しましょう。
自分のスキルや経験に合わせて、マッチする職種を紹介してもらえます。
担当のキャリアアドバイザーから出版業界向けの転職サポートが受けられる点もポイントですね。
初めて転職する人にも、出版業界に強い転職エージェントはおすすめです。
編集者は中途採用の傾向が強いことを理解する
出版業界は他の業界に比べると求人が少なく、新卒で採用をするよりも中途採用で人材を確保する傾向が強いです。
しかし職種によるものの、出版社への転職は難しいといわれており、特に編集者は未経験可の募集が少ないため、狭き門となっています。
ただし転職できる可能性がゼロというわけではもちろんありません。
出版社への転職を成功させるための6つのポイント
出版社への転職活動を成功させるためには、出版業界ならではの事情を踏まえた転職対策を取ることが重要です。
- 出版業界の求める人材の特徴を把握しておく
- 出版業界で活躍できるスキルを保有しておく
- 転職エージェントを利用する
- 企業分析は慎重に行う
- 福利厚生と残業時間に注目する
- 1週間に何回も面接を入れない
以下で詳しく解説していきます。
転職の注意点24選!失敗しないためのチェックポイントを徹底解説
出版業界の求める人材の特徴を把握しておく
出版業界野求める人材の特徴を把握しておくことが、出版業界での転職活動を成功させるうえで重要です。
出版業界は常に新しい情報を追い求めることが必要になりますから、流行に敏感である事が重要です。
また情報を正確に伝えるための正義感が必要になります。
トレンドを追いかけつつ正しい情報を発信する心持も重要になりますので、自分の性格や特性が出版業界に会っているかどうかをよくチェックしておきましょう。
また出版社によってカラーも異なりますから、実際に働いている人の印象を確認してみる事をおすすめします。
出版業界で活躍できるスキルを保有しておく
出版業界で活躍できるスキルを保有しておくことも、出版業界では必要になります。
文章力はもちろんのこと、取材などで活用できるコミュニケーション能力も必要になります。
また体力も必要です。
新聞を扱っているのか、編集を主に扱っているかで求められるスキルが変わりますので、きちんとリサーチしておくことをおすすめします。
転職エージェントを利用する
出版業界への転職活動を検討しているのであれば、転職エージェントをうまく活用しましょう。
出版業界は基本的に大手企業が多いため、転職エージェントに求人を出している可能性が非常に高いです。
転職エージェントを利用することで転職活動のサポートも得られますし、狙っている企業の求人を優先して紹介してもらうことも可能です。
転職エージェントは原則として無料で利用できますので、上述したサービスをぜひ利用してみてください。
企業分析は慎重に行う
企業分析は慎重に行うようにしましょう。
求人を出している企業の説明文には、魅力的な言葉ばかりが並んでいますが、中には記載されている文とは異なる条件での就労を余儀なくされる企業もあるのです。
企業に応募するときには、会社の評判や口コミを確認しておくことをおすすめします。
福利厚生と残業時間に注目する
福利厚生と残業時間に注目することも大切です。
出版業界では残業が発生することが多く、体力勝負になることもあります。
また大手企業以外の出版業界の企業は、予想しているよりも福利厚生が充実していないこともあります。
福利厚生と残業時間に注目して、転職活動を進めましょう。
1週間に何回も面接を入れない
1週間に何回も面接を入れると危険です。
面接の日程には余裕を持ちましょう。
複数の面接日程を近づけると、余裕を持って準備ができません。
面接対策の時間がなくなり、面接のフィードバックをもらえなかったりします。
面接は1週間に2回程度に留めておくと、準備期間がきちんと取れます。
【図解あり】出版業界に強い転職エージェントを利用する手順
転職エージェントの利用手順を紹介します。
どのサービスでも主に以下のような流れになるでしょう。
- 転職エージェントの公式サイトから登録
- エージェントから連絡が来る
- キャリアカウンセリング
- 求人を紹介してもらう
- 企業見学と面接
- 内定獲得と入社日の調節
- 退社手続きをして入社
転職エージェントの公式サイトから登録
公式ウェブサイトから、転職エージェントのサービスに登録しましょう。
会員登録をしなければ、エージェントのサービスが受けられません。
基本的な入力内容は以下の通りです。
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- 希望する勤務地
- 希望する条件
- 初回カウンセリングの希望日時
エージェントから連絡が来る
エージェントから電話かメールで連絡がきます。
初回のカウンセリングについて日程調整をしましょう。
よく営業日に連絡があることがほとんどです。
ただし初回連絡までに2週間ほど時間がかかるエージェントもいるので、注意してください。
あまりに時間が経ちすぎている場合は、自分から再度連絡しましょう。
キャリアカウンセリング
ネガティブな意見もきちんと伝えて、自分に合った仕事を紹介してもらいましょう。
希望条件を伝える時は遠慮する必要はありません。
初回キャリアカウンセリングは以下のことが尋ねられます。
- 転職するべきか
- どんな業界で働きたいのか
- キャリアや経験
- 実績など自分の強み
- 希望条件の確認
求人を紹介してもらう
担当のキャリアカウンセラーから求人を紹介してもらいます。
紹介される求人数はタイミングによって異なるので注意してください。
非公開求人を所持しているエージェントであれば、良い条件の仕事を紹介してもらえる可能性があるでしょう。
紹介されたのが希望通りの求人でない場合は、無理に応募することは避けてください。
企業見学と面接
企業の見学や面接を行います。
スケジュールはコンサルタントが調整を代行してくれるでしょう。
個人で企業に連絡をする必要はありません。
都合が悪くなった場合はコンサルタントに相談してください。
内定獲得と入社日の調節
内定が決まった後は、今の仕事を退職するサポートや入社日の調整を行ってもらえます。
雇用の条件や給与の交渉も、コンサルタントに依頼してください。
プロの技術を持っているコンサルタントなら、企業との交渉を任せられるでしょう。
自分では伝えにくいお金や福利厚生のことも、きちんと話し合ってくれます。
退社手続きをして入社
退職手続き後に入社をしましょう。
今の仕事でトラブルがあっても、転職エージェントから解決してもらえます。
入社後に悩むことがあれば、担当のコンサルタントに相談してください。
転職エージェントによっては、入社後のフォローも行っています。
出版社への転職活動で転職エージェントを活用するコツ
出版社への転職活動で転職サービスを利用する時には、下記のポイントを把握しておきましょう。
- 契約社員やアシスタントも視野に入れる
- 複数の転職サービスを利用する
- 相性が悪い担当者は変更してもらう
- コンサルタントへの連絡は早めを意識する
- 転職活動の主導権は自分が持つ
- 面接のフィードバックをもらう
- スキルや経験に嘘をつかない
- 求める希望条件は遠慮せずに伝える
- 転職したいという意欲を見せる
契約社員やアシスタントも視野に入れる
転職エージェントを利用する際は雇用形態を細かく絞り込まず、出版社の求人を幅広く紹介してもらえるように担当コンサルタントに伝えましょう。
例えば正社員だけでなく契約社員まで視野に入れることで、未経験可の求人に出会える可能性が高くなります。
未経験から出版社の正社員を目指したい場合、契約社員として実務経験を積んでから再度転職によって正社員を目指したり、正社員登用ありの求人に応募するのも方法ですからね。
またアシスタントであれば未経験でも採用される可能性が高いため、まずはアシスタントとして業界理解を深めるのも一つの手です。
特に未経験の方は、雇用形態を限定しすぎないことで出版社への転職のチャンスを広げることができるでしょう。
複数の転職サービスを利用する
転職サービスは複数併用することによって、効率的に求人を集めることが出来るようになります。
サイトによってそもそもの取り扱い求人も違いますし、その転職エージェントでしか紹介してもらえない独占非公開求人があったりもしますからね。
より多くの選択肢の中から選べる方が理想の求人に出会える可能性が高まり、1社しか利用しない場合に比べて転職活動の効率も良くなります。
ただしあまり多くのサービスの登録しすぎると、各エージェントとの連絡や求人の応募状況の管理が大変になってしまうため注意が必要です。
2~3社ほどに厳選するのがおすすめですよ。
相性が悪い担当者は変更してもらう
評判の良いエージェントサービスに登録しても、運悪く質の悪い担当者にあたったり、エージェントとの相性が良くないな感じることはあります。
そんな時は担当者以外の人に相談したり、電話窓口を利用するなどして担当の変更を伝えましょう。
違和感やストレスを感じたまま転職活動を進めていくことは、転職者にとってもエージェントにとってもプラスにはなりません。
申し訳ないと我慢せずに、相談するようにしてくださいね。
また、出版社への転職事情に詳しいスタッフはいないかと尋ねてみても良いでしょう。
担当コンサルタントへの連絡は早めを意識する
担当コンサルタントからの電話やメールには早めに返信する等、報告・連絡・相談のスピード感を意識しましょう。
なぜならスムーズな連絡ができない転職希望者に対しては、コンサルタントも対応を後回しになりがちだからです。
反対に連絡がマメな転職希望者は担当に好印象を与えられますし、担当コンサルタントも企業に「約束を守れる・責任感のある人」としてあなたを推薦することができます。
一緒に転職活動を進めていくパートナーであるコンサルタントと、信頼関係を築くうえでも大切なことですね。
協力して転職活動をに進めるためにも、早めのレスポンスを心がけましょう。
転職活動の主導権は自分が持つ
転職活動の主導権は自分が持ちましょう。
転職を急かされたり無理に求人を紹介されても、応じる必要はありません。
キャリアや転職に対して、きちんと自分の意見を伝えることも重要です。
事前に「自分はどうしたいのか」といった転職に対する考えを固めてください。
面接のフィードバックをもらう
面接をした後はフィードバックをもらいましょう。
質問の対応はよかったのか、どのような回答がベストか、自分からも質問してください。
1件目の面接で転職先が決まることは珍しいです。
面接のフィードバックをもらえば、解決すべき問題点が見えてきます。
スキルや経験に嘘をつかない
スキルや経験は嘘をつかずに、正直に伝えましょう。
能力や実績に嘘をついてしまうと、転職先とミスマッチを起こしてしまいます。
求められる仕事ができずに、早期退職につながってしまうでしょう。
転職活動で嘘をつくと、マイナスなことしかありません。
学歴やキャリアについても嘘をつくことは避けてください。
求める希望条件は遠慮せずに伝える
求めている希望条件は遠慮せずに伝えましょう。
「高望みかな」と思っても、実際には能力や経歴にマッチしていることもあります。
希望よりもあまりに低い条件で入社してしまうと、仕事を長く続けられません。
キャリアカウンセラーには自分が求める条件をきちんと伝えてください。
転職したいという意欲を見せる
「転職したい」といった意欲は、転職エージェントの活用に有利です。
転職エージェントは意欲がある人を優先的にサポートしています。
その理由には、転職が成功することで手数料を受け取るシステムということも関係しているでしょう。
報酬体系から見ても、早く転職に結びつけられる人はエージェントの利益になります。
転職したいという意欲を見せれば、優先的に求人を紹介してもらえる可能性があるでしょう。
出版社への転職では転職サイトやエージェントをうまく活用しよう
出版業界への転職でも、転職サイトやエージェントの利用は有効な方法です。
スカウト機能のあるサイトなら志望業界や条件を登録しておけば、希望に近い企業からスカウトメールが届くこともあるので登録しておいて損はないでしょう。
また未経験で出版業界への転職を目指す場合、戸惑うことや疑問に思うことも多いはずです。
今までのどんな経験がアピールポイントになるのか、面接ではどんな質問がされるのか、選考はどんな内容なのか、といった疑問が浮かんだとき、すぐに相談できる転職エージェントは心強い味方です。
企業情報をうまく手に入れるという意味でも、転職エージェントを利用しない手はありません。
ただし、利用する転職サイトやエージェントは多すぎても管理が大変になります。
上記のランキングでご紹介したような出版業界特化したもの、または出版業界の求人を多く扱っているものを2~3社ほど厳選して利用するのがおすすめですよ。