いざ転職をしようと思ったとき、年齢が気になったことはありませんか?
転職するなら30歳までに、と考えている人も多く、30歳を超えると転職が難しいという噂もよく耳にします。
そこで今回は、ミドル層(35~55歳まで)におすすめの転職サイトとエージェントをご紹介していきます。
ミドル層の転職は本当に難しいのか?どうすれば転職を成功させることができるのか?などについてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
サービス名 | ビズリーチ | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | doda | パソナキャリア | マイナビエージェント | リクルートエージェント | エンエージェント | リクナビNEXT | type転職エージェント |
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詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | |
公開求人数 | 95,000件以上 | 7,000件以上 | 非公開 | 121417件 | 40,000件以上 | 34,000件以上 | 40,000件以上 | 40,000件以上 | 50,000件以上 | 15,000件以上 |
非公開求人数 | 非公開 | 非公開 | 一部 | 70,000件以上 | 非公開 | 80%以上 | 80%以上 | 15,000件 | – | 非公開 |
対象年代 | 20代後半~40代 | 20代後半~30代 | 20代後半~30代 | 20代後半~40代 | 20代後半~40代 | 20代後半~30代 | 20代~30代 | 20代後半~30代 | 20代~40代 | 20代 |
対応エリア | 全国(海外もOK) | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
得意分野 | ハイクラス・外資系 | ハイクラス・外資系 | ハイクラス・外資系 | 全職種 | ハイクラス | 全職種 | 第二新卒・IT | 全職種 | 業界問わず全般 | 全職種 |
スカウト機能 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × | × | × | 〇 | × |
日程調整 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
面接対策 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
年収交渉 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
こだわり検索 | × | × | × | 〇 | × | × | 〇 | × | 〇 | 〇 |
目次
- 1位 ハイクラス転職が叶うのはビズリーチ
- 2位 外資系や海外企業に強いJACリクルートメント
- 3位 dodaならエージェントも求人も質が高い
- 4位 手厚いサポートが評判のパソナキャリア
- 5位 高年収・ハイクラス求人が満載のリクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)
- 6位 利用者の満足度が高いマイナビエージェント
- 7位 たくさんの選択肢から選びたいならリクルートエージェント
- 8位 入社後までサポートしてくれるエンエージェント
- 9位 求人数が多い転職サイトはリクナビNEXT
- 10位 転職サービスの歴史が長く実績豊富なtype転職エージェント
- ミドル層の転職は厳しい現状が待っている?
- ミドル層が転職で狙うべき業界は?
- 企業がミドル層に求めるスキル
- 企業がミドル層に求めている人物像
- ミドル層の転職でよくある転職理由
- ミドル層が転職活動を成功させるためのポイント
- ミドル層に転職エージェントの利用がおすすめな4つの理由
- ミドル層で転職活動に失敗してしまう人の4つの特徴
- ミドル層は転職成功のためにサイトやエージェントを利用しよう
1位 ハイクラス転職が叶うのはビズリーチ
求人数 | 110,000件以上(非公開求人を除く) |
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対象エリア | 全国 |
フリーター | △ |
未経験 | △ |
おすすめ職種 | 経営管理・セールス・マーケティング・コンサルタント |
ビズリーチのメリット
- 求人の3分の1以上が年収1000万円越え!
- 転職者に興味を持った企業やヘッドハンターからスカウトが届く
- 企業幹部や管理職の求人に出会える
ビズリーチは、ハイクラス転職を掲げている転職サイトです。
今よりキャリアップしたい人向けに、ハイクラス求人をメインに扱っています。
経営幹部や管理職の求人や、年収500~1000万円以上の求人が多く、30代後半から50代のまさにミドル層におすすめの転職サービスです。
登録後は自分で求人に応募することも可能ですが、利用した8割以上の人がスカウトがきっかけで転職しています。
ビズリーチを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 男性 |
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年齢 | 40代後半 |
職種 | 総務・人事 |
地域 | 神奈川県 |
転職前の年収 | 480万円 |
転職後の年収 | 600万円 |
性別 | 女性 |
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年齢 | 30代後半 |
職種 | 外資コンサル |
地域 | 東京都 |
転職前の年収 | -万円 |
転職後の年収 | 700万円 |
2位 外資系や海外企業に強いJACリクルートメント
求人数 | 6,000件以上(非公開求人を除く) |
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対象エリア | 全国 |
フリーター | △ |
未経験 | △ |
おすすめ職種 | IT・外資・金融 |
JACリクルートメントのメリット
- 累計約43万人の転職者支援実績がある
- 利用者の94.5%が知人・友人に勧めたいと回答する高い満足度
- 質の高い求人が揃っている
30代~50代のミドル層を対象にした、ハイキャリア求人を扱う転職エージェント。
キャリアアドバイザーと企業担当者が同じという体制をとっているのがJACリクルートメントの特徴で、アドバイザーが企業情報に詳しいと評判です。
ただし、市場価値が低いと判断されると求人をあまり紹介してもらえないという声もあり、企業・転職者の双方に対してシビアな目で判断をしているようです。
JACリクルートメントを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 男性 |
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年齢 | 30代後半 |
職種 | 企画営業 |
地域 | 東京都 |
転職前の年収 | 700万円 |
転職後の年収 | 800万円 |
性別 | 男性 |
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年齢 | 40代後半 |
職種 | 金融専門職 |
地域 | 大阪府 |
転職前の年収 | -万円 |
転職後の年収 | 1000万円 |
3位 dodaならエージェントも求人も質が高い
求人数 | 60,000件以上(非公開求人を除く) |
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対象エリア | 全国 |
フリーター | 〇 |
未経験 | ◎ |
おすすめ職種 | 営業・SE・エンジニア |
dodaのメリット
- アドバイザーの質が高く、当たり外れがない
- 未経験歓迎求人も多いので、広い視野で検討できる
- 求人件数がとにかく多い!
dodaは大手転職エージェントのうちの1つで、知名度が高く、転職者満足度№1と謳っているとおり、評判の高いサービスです。
求人件数も業界トップクラスで、非公開求人は8万件以上と、dodaに登録しなければ見られない求人が満載です。
転職エージェントとしてだけではなく、自分で求人を検索できる転職サイトとしても利用可能です。
そのため細かく求人を確認しながら、自分のペースで求人を検索したい方にも向いています。
年齢が高くなると段々と獲得できる求人数も少なくなりますので、できるだけ多くの求人を獲得するためにも登録しておいて損はありません。
dodaを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 男性 |
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年齢 | 30代後半 |
職種 | SE |
地域 | 神奈川県 |
転職前の年収 | 450万円 |
転職後の年収 | 470万円 |
性別 | 女性 |
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年齢 | 20代後半 |
職種 | 事務職 |
地域 | 埼玉県 |
転職前の年収 | 350万円 |
転職後の年収 | 400万円 |
4位 手厚いサポートが評判のパソナキャリア
パソナキャリアのメリット
- 1,6000社以上と取引実績がある、信頼できるエージェント!
- 累計25万人以上の転職支援実績がある
- 転職後年収アップ率が約70%!
パソナキャリアは、エージェントのサポートが評判の転職エージェントです。
サポートが手厚く、初めての転職や転職に迷っている方、転職に不安がある方にはおすすめです。
また女性ならではの悩みにも親身に相談に乗ってくれると好評なので、女性が相談しやすいエージェントでもあります。
最近ではハイクラス案件の取り扱いも始めているので、転職を機に高収入を目指したいと考えている方にもおすすめです。
パソナキャリアを実際に利用した人たちの口コミ・評判
5位 高年収・ハイクラス求人が満載のリクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)
求人数 | 40,000件以上(非公開求人を除く) |
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対象エリア | 全国 |
フリーター | 〇 |
未経験 | 〇 |
おすすめ職種 | 経営企画・人事・マーケティング |
リクルートダイレクトスカウトのメリット
- 年収800万円以上の高年収案件が満載!
- スカウトを待てばいいから効率よく転職活動ができる!
- ヘッドハンターを選んで相談ができる
リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営するハイクラス向けの転職サービスです。
会員登録すると、あなたの経歴を見たヘッドハンターからスカウトが届くという仕組みです。
サービスは完全無料で利用することができ、登録したあとはスカウトを待つだけ。
経験豊富なヘッドハンターがあなたに合った求人を紹介してくれます。
業界に合わせた求人紹介も可能なので、これまでの経験を活かした転職活動を希望している方におすすめのサービスです。
リクルートダイレクトスカウトを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 女性 |
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年齢 | 40代 |
職種 | 営業 |
地域 | 大阪府 |
転職前の年収 | 450万円 |
転職後の年収 | 600万円 |
性別 | 男性 |
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年齢 | 30代後半 |
職種 | 営業 |
地域 | 神奈川県 |
転職前の年収 | 460万円 |
転職後の年収 | 600万円 |
リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)の詳細ページ
6位 利用者の満足度が高いマイナビエージェント
マイナビエージェントのメリット
- 大手から中小まで、幅広い企業の求人が見つかる
- 非公開求人、独占求人が多い!
- 熱意のあるサポートが受けられる
新卒採用で有名なマイナビが運営する転職エージェントのマイナビエージェント。
保有する求人は約80%が非公開求人と、独占案件も多く、マイナビを利用した人しか紹介してもらうことができない求人が満載です。
大手に比べると登録者数が少ないので、その分アドバイザーが転職者一人一人にかける時間が多いので、手厚いサポートを受けることができます。
マイナビエージェントを実際に利用した人たちの口コミ・評判
7位 たくさんの選択肢から選びたいならリクルートエージェント
求人数 | 36,000件以上(非公開求人を除く) |
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対象エリア | 全国 |
フリーター | 〇 |
未経験 | ◎ |
おすすめ職種 | 営業・IT・エンジニア |
リクルートエージェントのメリット
- 転職支援実績№1
- 非公開求人の数は10万件以上
- 各業界に精通した、知識のあるキャリアアドバイザーによるサポートが受けられる
日本で最も有名な転職エージェントの1つとして知られているリクルートエージェント。
保有している求人は12万件以上にも上り、全国展開はもちろん海外案件も揃っています。
業界・職種も様々な案件を扱っているので、たくさんの選択肢の中から転職先を検討していきたい人におすすめです。
リクルートはこれまで多数の企業との取り組みをしてきたことから、多くのコネクションを保有しています。
そのため他のサイトでは見られないような企業の求人に出会える可能性もありますので、安心です。
リクルートエージェントを実際に利用した人たちの口コミ・評判
性別 | 男性 |
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年齢 | 30代後半 |
職種 | 営業 |
地域 | 千葉県 |
転職前の年収 | 460万円 |
転職後の年収 | 480万円 |
性別 | 女性 |
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年齢 | 30代後半 |
職種 | 総務・人事 |
地域 | 埼玉県 |
転職前の年収 | 360万円 |
転職後の年収 | 400万円 |
8位 入社後までサポートしてくれるエンエージェント
エンエージェントのメリット
- 入社後もサポートしてもらえるから安心!
- 経歴だけではなく、人柄も考慮したマッチングをしてくれる
- 求人企業の良い点もそうでない点も教えてくれる
エンエージェントは、「入社後の活躍」までサポートすることを目標に掲げている転職エージェント。
転職活動中だけでなく、入社後の定期的なフォローもしてくれるので、転職に不安がある人におすすめです。
また、スキルや条件のマッチングだけではなく、転職者と企業の相性まで考慮した総合的なマッチングにもこだわっています。
企業の良い点だけでなく、そうでない点も正直に伝えてくれるので、安心してサポートを受けることができます
エンエージェントを実際に利用した人たちの口コミ・評判
9位 求人数が多い転職サイトはリクナビNEXT
リクナビNEXTのメリット
- 求人情報の更新頻度が高いから、新しい求人がどんどん増える!
- スカウトサービスを利用して、より効率的な転職活動ができる
- 登録情報をもとに、条件にマッチした求人を表示してくれる
リクルートが手掛ける転職サイトのリクナビNEXT。
知名度が高く、転職者の約8割が利用しているといわれており、会員数は700万人を超えています。
とにかく求人数が多いので、自分のペースで転職先を探していきたい人は登録しておいて損はないサイトです。
また、さまざまな求人特集が組まれており、希望する条件に合った求人を見つけやすいのが特徴です。
スカウト機能もあるので、登録しておけば企業からオファーを受けることもできます。
リクナビNEXTを実際に利用した人たちの口コミ・評判
10位 転職サービスの歴史が長く実績豊富なtype転職エージェント
type転職エージェントのメリット
- 利用者満足度は驚異の87%!
- 一般公開されない非公開求人は約80%で、さらに質が高い
- 丁寧なサポートが受けられる
type転職エージェントは、一都三県に特化した転職エージェントです。
全国展開ではないため利用できる人が限られてしまうものの、IT企業の独占案件や独自の求人を多く保有しています。
また非公開求人には魅力的な案件が多く、企業と交渉して独自の案件を提案してくれることで評判です。
転職をサポートするコンサルタントはあ、丁寧なサポートを実施してくれるとの評判も高いです。
高い利用者満足度を誇っているので、気になる方は是非利用を検討してみてください。
type転職エージェントを実際に利用した人たちの口コミ・評判
ミドル層の転職は厳しい現状が待っている?
少し前までは、いわゆる転職35歳限界説が噂されるほど、転職市場では35歳くらいまでの求人がメインの傾向がありました。
しかしここ最近では管理職や専門職を中心に40代、50代の求人も増加傾向にあります。
そのため、求人が全くなくて応募できないというような状況は避けることができそうです。
しかし、企業がミドル層の人材に求めるものは実力、専門知識や、管理職としてのスキルといった即戦力となる力になってくるため、面接や書類で自分のことを正確にアピールできることが重要になってくるでしょう。
また、ミドル層での転職となると求める条件が安定していることを重視しがちな傾向があるので、そうなると応募できる求人ががくっと減ったり、倍率も高くなりがちです。
求める条件を整理しておくことは大切ですが、どこまでの条件なら切り捨てられるか、についても考えてみてください。
ミドル層の転職が難しいといわれる理由には、年齢だけではなく、アピールできる実績や条件など、その他の点にもあるかもしれません。
転職での年収アップは難しい?
気になる転職後の年収事情ですが、年収アップは難しいと思いますか?
エン・ジャパンがミドル層で転職経験があるユーザーを対象に行ったアンケートによると、転職後に年収が上がったと回答した人は全体の約半分、52%という結果がでています。さらに、年収が上がった額として最も多かったのは50~99万円という回答でした。
半数の人が年収が上がり、半数の人が年収が下がった、というこの結果から考えると、年収アップの壁はそれほど難しくはなさそうです。
ちなみに、年収が上がった人に転職時に意識したことを答えてもらったところ、上位3つの回答は「経験が活かせるポジション」「将来性のある業界」「スカウトサービスの利用」でした。ミドル層の転職で年収アップを狙いたいのであれば、やはり経験が活かせるポジションであることが、最も重視するべき条件になるようです。
転職すると年収が下がる理由とは?下がっても転職すべきケースと下げないための交渉術
ミドル層が転職で失敗しがちなのは?
ある調査で、転職のどの段階で失敗したと感じたかをミドル層にアンケートしたところ、多くの方が「応募先企業の選定」「書類選考」という回答をしました。
応募先の企業選びで失敗したと感じる理由としては、仕事内容や条件とのギャップ、会社の方針と価値観が合わない、ということが挙げられています。
転職は実際に会社に入ってみるまでわからないことも多いことは事実です。
そのため、入社してからこんなはずではなかった、という点をどれだけすり合わせられるかが、転職を成功させる鍵です。
ミドル層は転職でどんなことに注意が必要?
ミドル層の採用となると、ある程度年収も上がるので企業としては即戦力となってくれる人材を求めています。
そこで転職者にとって大切なのが、自分の強みや実績を整理しておくことです。
自分がアピールすることが企業の期待することと一致していない場合、入社後思うように活躍できない、活躍してくれない、と双方にとってミスマッチを引き起こす一因になってしまいます。面接で自分がアピールできることをしっかり整理しておきましょう。
その他の注意点は以下のとおりです。
- ミドル層は管理職採用となるため、経営者・社風を見極める
- 転職が久しぶりの場合、情報収集は念入りに行い、転職の感覚をつかむ
- 応募する企業の募集背景、入社後のミッションを理解する
ミドル層の転職は第二新卒や20代後半とは違い、気軽に決断ができる人は少ないでしょう。
この転職が今後の人生プランにも関わってくるはずです。
納得いく転職をするために、これらのことに注意してみてください。
ミドル層が転職で狙うべき業界は?
ミドル層が転職活動を始める際、気になるのはどの業界を選んだら成功率が高いかですよね。
結論から言うと、何を武器に転職活動をはじめるかによって、狙うべき業界が変化します。
- 専門性を活かした転職
- 未経験から挑戦する転職
上記2パターンに分けて、以下で解説していきます。
ミドルの専門性を活かした転職なら今の業界に近い企業
ミドル層が転職する際に、自分の専門性を活かして働きたいのであれば、今の業界に近い企業に転職することをおすすめします。
業界内で身についたスキルや経験は、同業界内であれば活かせる幅が広がります。
業務内容や取り扱っている案件が近いことで、アピールしたスキルを元に、企業の採用担当者から「うちで即戦力で働いてもらえるかも」と思ってもらうことが可能です。
売り込むポイントと企業のニーズがマッチしやすいので、スキルを必要とする業界に転職する方が内定をもらいやすい傾向にあります。
未経験から転職したいなら専門スキルの必要ない業界
ミドル層が未経験の状態から転職したいのであれば、専門スキルの必要ない業界に転職することをおすすめします。
完全未経験の状態からでも、普段の業務から業務内容を学ぶことが可能。
また単純作業ですすめられることもあり、特別に事前知識がなくても問題なく進められることがほとんどです。
職種によっては働きやすさを重視できるところもありますので、専門スキルがなくても転職できる可能性があります。
ただし年齢によっては採用してもらえないこともあるので、求人をしっかりと見極めることが大切です。
企業がミドル層に求めるスキル
企業がミドル層に求めるスキルは、全般的なマネジメント能力が大きい傾向です。
管理ポジションに関わる経験があれば、35~55歳の転職も必要以上に構えることはありません。
加えて、周囲をまとめるためのリーダーシップも、備えておいて損はないでしょう。
企業が転職でミドル層に求めるスキルをまとめました。
全般的なマネジメント能力
全般的なマネジメント能力とは、業務の管理と部下に対する指導や育成のスキルをいいます。
部下の成長に動機づけを行ったり、適切なアドバイスをしたり、人材育成のスキルを育てましょう。
管理職に関わる経験を持っている場合は、具体的なエピソードを交えたマネジメント能力のPRが有効です。
戦略立案を担当した実績があれば、課題解決能力の証明ができます。
課題解決のための仕組み作りをどのように行ったか、目標を策定する力と同じように説明してください。
業務の技術や知識へのワンランク上の理解
企業の業務に関わる技術や知識への理解は、高いランクのものが求められます。
通常の業務に加えてトラブル発生時にどのような対処をするのか、イレギュラーな場面も考えましょう。
クライアントから求められた場合はどこまで対応するのか、企業の経営を考えてベストな選択をすることも大切です。
ただ仕事を行うだけでなく、経営者の立場に近い考えで業務を進める方法を考えましょう。
目標達成のための対人関係能力
目標達成のための対人関係能力は、ミドル層の転職で求められるスキルです。
業務をより円滑に進めるための高いコミュニケーション能力を証明しましょう。
車内では目標達成のための部下の指導育成のほか、上層部との交渉調整能力も必須です。
加えて、社外との取引きにどのような工夫をしてきたのかも、実績を交えて伝えてください。
リーダーシップのスキル
周囲を引っ張っていくリーダーシップは、転職成功のためにミドル層が備えておきたい能力です。
組織の目的を考えて目標を決め、優先順位に基づいて業務を進められる能力はどの業界からも需要があるでしょう。
基本的なスキルと捉えられますが、リーダーシップが確立していなければマネジメントは難しいです。
ミドル層は、業務だけでなく人と組織全体を管理するスキルを高めてください。
企業がミドル層に求めている人物像
企業がミドル層に求めている人物像は、一言でまとめると会社に高く貢献できる人です。
管理能力が高く組織全体に良い影響があれば、ミドル層の転職も成功率がアップするでしょう。
35歳以降の転職は、柔軟に考えることができて周囲に良い影響がある人が有利といえます。
周囲に良い影響力がある人
ミドル層が求められる人物像は、周囲に影響力があり組織全体を底上げするスキルがある人材です。
チャレンジ精神を忘れず、周囲を巻き込んで良い方向に変化できる人は、影響力があると判断されるでしょう。
企業の課題解決のために部下のキャリアを考えて必要な育成ができれば、大きな貢献が見込めます。
ミドル層の転職には、仕事を相談しやすい雰囲気や部下を思いやる気持ちも求められる傾向です。
環境にマッチする企画を推進する力がある人
柔軟に企画を立てて推進する能力がある人は、会社に必要なキーパーソンと判断されるでしょう。
目標管理のために新しい仕組みを取り入れたり改善を行ったり、環境や時代にマッチした対策を取れる人は成長性が見込めます。
現場の実態に合わせた実現しやすい企画は、新しい事業のきっかけになる可能性もあるでしょう。
入社後の活躍や、企画を推進できると判断されれば採用率はアップします。
組織風土に柔軟に対応できる人
ミドル層は組織風土に柔軟に合わせられる人材が求められます。
多様性のある価値観や新しい意識を受け入れて、常に学習するポテンシャルは重要な要素です。
過去の実績や観念にとらわれずに、自分を高められる人は転職先の企業になじみやすいでしょう。
謙虚に対応するだけでなく、自分自身を客観的に見る能力も高めてください。
膨大な業務を高いレベルで完遂できる人
ミドル層は膨大な業務を任せられますが、高いレベルでクリアできる人材になりましょう。
任せられる仕事に付加価値をつけることで、高い能力が示せます。
仕事を流動的に行うだけではなく、業務の改善や効率化も考えて対応できるとベストですね。
担当する仕事量が多くても問題なく完遂し、付加価値を付ければ企業に大きく貢献できます。
ミドル層の転職でよくある転職理由
ミドル層が転職する際は、年齢もあり本当に今の状況で転職活動ができるのか、気になりますよね。
そこで以下ではミドル層の転職でよくある理由を紹介していきます。
人間関係が悪化してきた
どの年代でも共通する話ですが、ミドル層の転職出も人間関係の悪化を転職理由をして挙げることが多いです。
ミドル層になると上との人間関係だけでは無く、部下との人間関係にも悩むようになります。
人間関係が悪化し始めると、段々と職場にいるのもつらくなってしまいます。
どの年代よりも収入が高いのがミドル層の特徴ですが、段々と精神的につらくなってしまった結果、転職活動を決断するケースが多いです。
専門知識を活用してキャリアップを狙いたい
現在所属している企業で働いている中で、次のステップにチャレンジしたいと考えている方も、ミドル層の年齢で転職活動を始める方も多いです。
専門知識を活用して次のステップに行くことで、年収アップや老後のキャリアアップに活用できる可能性があります。
またキャリアアップだけではなく、専門知識を活用して自分の働き方を一新してみたいと考える方もいます。
会社の方向性と考えが変わってしまった
ミドル層になると段々と役職に就くことも増えてきて、視座が高くなりますから、考え方が若いころよりも変化してしまう可能性が高いです。
会社の上層部が目指している方向性と、現在の自分が目指している方向性にギャップが生まれてくると、段々と働くのが辛くなってしまう可能性があります。
違う方向性の会社で働き続けるのはモチベーションの低下につながりますから、新しい環境に移って転職先を探すことになります。
体調の悪化
ミドル世代が転職活動をする理由として、体調の悪化が挙げられます。
段々年齢が上がってくるにつれて、体の不調が発生する確率も高くなっていきます。
現在の仕事では続けていけないこともあり、体を第一に考えた職探しに踏み切ることもあるのです。
ミドル層が転職活動を成功させるためのポイント
ミドル層が転職活動を成功させるためのポイントは、以下の通りです。
- 転職時の条件を厳しく設定しすぎない
- 経験のある業界内での転職活動を行う
- 家族からの了解を得る
- スタートアップ系企業は社風を要チェック
- ポジティブな転職理由を伝える
- 企業が求めるミドル層のニーズを理解する
- 自分の市場価値を理解しておく
- 転職エージェントを積極的に活用する
以下で詳しく解説していきます。
転職時の条件を厳しく設定しすぎない
ミドル層が転職活動をするときには、転職時の条件を厳しく設定しすぎないことが大切です。
ミドル層に該当する年代は40~50代と、労働人口の中でも比較的年齢層が高めな世代に当たります。
転職と言えば20代や30代のような若手層がメインターゲットになりますから、ミドル層の求人はおのずと少なくなっていくのです。
条件を細かく指定して、求人が対してヒットしなかった経験はありませんか?
ミドル層は条件に高望みをするほど、当てはまる求人が少なくなります。
転職時の条件を設定するときには、自分の中で条件に順位付けをおこなうことをおすすめします。
経験のある業界内での転職活動を行う
ミドル層が転職活動を行う際には、経験のある業界内での転職活動を行うようにしましょう。
ミドル層は社会人経験が非常に長いですから、業界内の知識や効率の良い働き方に関しての知見が深いことが多いです。
また、業界内でも部下のマネジメントの仕方に違いがありますから、同じ業界への転職後にも活躍できる可能性があります。
企業側もマネジメントができる人材を求めていることもありますから、経験のある業界内での求人検索をすることをおすすめします。
家族からの了解を得る
ミドル層が転職活動を行う際には、家族からの了解を得ましょう。
年齢が高くなってからの転職活動は、失敗するリスクに加えて、年収が下がってしまう可能性もあります。
養っている家族がいる場合には、きちんと納得できる事情を説明しておかないと、金銭面で迷惑をかけてしまうことにもつながりかねません。
事前に転職したい理由を述べたうえで、理解が得られるように説明をしましょう。
もちろん反対されてしまう場合は、家族との関係性のために児湯こうして転職活動をしてしまうことは避けましょう。
スタートアップ系企業は社風をチェック
転職先として設立から日の浅いスタートアップ系企業への転職を検討しているミドル層の方は、社風をよくチェックしておきましょう。
スタートアップ系企業は社員の年齢層が低く、考え方が柔軟であることも多いです。
しかし考え方が柔軟ということは、多くの企業で採用されている年功序列制とは反することが多いのです。
スタートアップ系企業は社風をよくチェックしておいて、考え方が受け入れられるか、価値観はあっているかをよく考えてください。
考え方や価値観が異なる企業に転職してしまうと、どうしても溶け込むことができずに、居心地の悪さを感じてしまいます。
社風や社員のブログをチェックしてみると、どんな活動が行われているかがわかりますので、リサーチしておきましょう。
ポジティブな転職理由を伝える
どの年代でも共通することですが、ポジティブな転職理由を考えることも非常に重要です。
転職活動では自分のキャリアアップ目的のケースもありますが、多くが会社への不満を解消するために結審することが多いです。
しかし企業に対してネガティブな転職理由を伝えることは、皆さんのマイナス評価に綱月可能性があります。
企業側としては、早期離職や会社の方針に合わない人を採用したくありませんから、最初から不満全開の人材は採用しません。
どんなにネガティブな転職理由だったとしても、ポジティブな転職理由に変換するようにしましょう。
企業が求めるミドル層のニーズを理解する
企業が求めるミドル層のニーズを理解することも、転職字には重要になります。
企業の運営状況によって求める人材のニーズは異なりますが、一般的に求められるニーズは以下の通りです。
- 語学力があり海外企業ともビジネスコミュニケーションの取れる人材
- 業界内の経験が豊富で経験則から経営戦略を立てられる人材
- これまでにマネジメント経験と実績がある
- トレンドを追う能力があり常に最新の施行を取り入れている人材
細かい企業のニーズが知りたい場合には、企業の求めている人物像や社風を参考に、分析をしてみましょう。
細かい分析を行うことで、面接時にアピールする内容も落とし込めるようになります。
自分の市場価値を理解しておく
転職活動をするときには自分の市場価値を理解しておくことも大切です。
自分は今の企業で実績を上げているつもりでも、いざ業界に飛び出してみれば評価が低いこともあります。
持っているスキルや経験が業界内でどの程度通用するかを調べるには、ハイクラス系の転職サイトを利用して、どの程度書類選考に通過するかを調べるようにしましょう。
市場価値の理解ができないと、見当違いな求人に応募してしまうこともありますから、注意が必要です。
転職エージェントを積極的に活用する
ミドル層が転職活動をするときには、転職エージェントを積極的に活用することが重要です。
転職エージェントは皆さんの転職活動を積極的にサポートしてくれるだけではなく、求人の紹介や自己分析まで対応してくれます。
今回紹介した転職エージェントのいずれかに登録してみて、ぜひ役立ててみてください。
転職エージェントは、1社だけに絞る必要はありません。
複数社登録して、求人を紹介してもらいましょう。
紹介してもらえる求人が増えるので、応募する際の選択肢も増えますよ。
ミドル層に転職エージェントの利用がおすすめな4つの理由
ミドル層の方々に転職エージェントがおすすめな理由は、以下の通りです。
- 自分と似たキャリアの方の転職事例を知れる
- 非公開の好条件求人に出会える可能性がある
- 書類添削や面接対策などの選考対策ができる
- 無料で利用できるので気軽に試せる
自分と似たキャリアの方の転職事例を知れる
自分と似たキャリアを持った人が、どのように転職したのかが分かります。
転職エージェントは、過去に何百~何百万といった方々の転職をサポートしています。
サポートしてきた人の中には、キャリアが自分と類似している人もいるでしょう。
そういった類似している方々が「どのように転職したのか?」「どういった役職についたのか?」。
などの転職事例を知れるのが魅力。
現実的に可能なのかを過去の事例をもとにアドバイスしてくれるので、とても参考になります。
非公開の好条件求人に出会える可能性がある
エージェントを利用すると、転職サイトには掲載されていない求人にも出会える可能性があります。
非公開求人という種類の求人です。
求人を非公開にする理由はいくつかありますが、その内の一つに「応募が殺到してしまうから」といった理由もあります。
条件が良すぎると応募が殺到してしまうため、あえて非公開にしているのです。
条件を満たした方にのみ、エージェントが求人として紹介してくれます。
書類添削や面接対策などの選考対策ができる
転職エージェントは求人紹介だけでなく、選考対策もしてくれます。
選考対策を無料で行えるのも魅力の一つ。
何人もの方々の転職活動をサポートしてきた転職のプロが対策してくれます。
プロ目線で履歴書にアドバイスをくれるので、非常に信頼度が高いですよ。
無料で利用できるので気軽に試せる
ほとんどの転職エージェントサービスは、無料で利用可能。
無料で利用できるので、あまり役に立たなくても損はありません。
年齢によっては、サービスの対象年齢に適しておらず断られる可能性もあるでしょう。
ただ無料なので、気軽に試せます。
複数サービス試してみて、対応が丁寧なエージェントが見つかれば、転職活動もよりスムーズに進められるようになりますよ。
ミドル層で転職活動に失敗してしまう人の4つの特徴
失敗してしまう人の特徴は、以下の4つです。
- 自負心が強く態度が悪い
- 熟練したスキルを持っていない
- 全く経験のない職種・業界を志望する
- 条件を高く設定しすぎる
自負心が強く態度が悪い
自分のスキルや経験、実績に、自信があるがゆえに偉そうにしている人です。
企業側からすると、雇った後のことを考えると、採用することを躊躇するでしょう。
チームワークやリーダーシップが取れる人材は、相手から見て気持ちの良い態度で接します。
面接で過去にトラブルになったことのある方は、自分の態度を見つめなおしましょう。
熟練したスキルを持っていない
- 転職回数が多く、様々な職種を経験した
- 大手企業で何度も部署移動を経験した
といったように、一つのことに特化したスキルを身に着けてこなかった人もいるでしょう。
このような場合、アピールできるスキルが薄くなってしまうので、失敗しやすくなります。
中途採用なので企業側は、採用後すぐに役立ってくれる方を募集しているのです。
業界・職種が同じであれば、他の企業でも働けるようなスキルを磨いておかなければなりません。
全く経験のない職種・業界を志望する
ミドル層から未経験の業界・職種にチャレンジするのは難しいです。
年齢がネックとなって、書類で落とされることがほとんどでしょう。
一般的には24~28歳くらいまでなら、未経験の業界へもチャレンジできるとされています。
30を超えると、未経験のお仕事への転職は難しいです。
条件を高く設定しすぎる
希望の条件を高く設定しすぎる人も失敗しやすいです。
過去の勤め先での待遇が良すぎたことを認識していないと、世間とズレが生じてしまいます。
前職以上の条件で転職しようとすると、選択肢が少なくなり、スムーズに転職するのは難しいでしょう。
ミドル層は転職成功のためにサイトやエージェントを利用しよう
35歳からの転職は、実績やスキルが成功を左右します。
転職活動はエージェントといったプロの手を借り、効率的に行いましょう。
手厚いサポートが受けられるだけでなく、スキルの棚卸しや自己分析も丁寧なアドバイスが受けられます。
マネジメント能力が求められるミドル層は、企業に良い影響力がある人材が重宝されるでしょう。