「看護師転職サイトを利用しようと思っているけど、お金がかからないか不安」
「看護師転職サイトはどんな仕組みで、どこから利益が出ているの?」
あなたはこんな悩みや疑問を抱えていませんか?
今回は、看護師転職サイトは無料で利用できるのか、看護師転職サイトはどんな仕組みで成り立っているのかについて説明します。
この記事を読めば、看護師転職サイトの仕組みがわかり、看護師転職サイトを安心して使えるようになりますよ。
看護師転職サイトの仕組みを知りたいあなたは、ぜひ参考にしてください。
目次
看護師転職サイトは無料で利用可能!
結論から言いますと、看護師転職サイトは無料で利用できます。
なぜなら、転職希望者からお金を取らないことで、看護転職サイトはよりたくさんの転職希望者を募ることができるからです。
転職希望者からお金をとっていない看護師転職サイトがどのように利益を上げているのか、気になりますよね。
次に、看護師転職サイトがどのように利益を上げているかを説明します。
看護師転職サイトはどうやって利益を上げてる?
実は、看護師転職サイトは病院からお金を貰っています。
病院からお金を貰っているので、あなたからお金を貰う必要がないのです。
「まだよくわからない」というあなたのために、看護師転職サイトの仕組みについて詳しく紹介しますね。
看護師転職サイトの仕組み
看護師転職サイトの収益システムを見てみると、大きく次の2つに分かれます。
- 成果報酬
- 広告掲載料
看護師転職サイトに登録するとコンサルタントが面談をしてくれ、あなたの面接対策をフォローしてくれます。
なぜなら、あなたの転職を成功させられると、あなたの年収の20~30%にあたるお金を病院が払ってくれるからです。
例えば、あなたが年収600万という条件で転職を成功させたとします。
あなたの年収のうち20~30%にあたるお金が転職エージェントにも入るので、転職エージェントは120万円~180万円を受け取れるのです。
「あなたを転職させる」という成果が出せたら病院から報酬が入るので、”成果報酬”と言われています。
また、看護師転職に限ったことではありませんが、転職サイトに自分たちの求人を掲載するには転職エージェントにお金を払う必要があります。
看護師転職サイトにも求人がたくさん掲載されていますよね。
看護師転職サイト内で求人を検索し表示される病院は、基本的には月単位で、転職エージェントにお金を払っています。
こちらは成果報酬とは違い広告を掲載するだけでお金が入ってくるので、看護師転職サイトにとって安定的な収入源です。
広告を掲載するとお金を貰えるお金は成果報酬ではなく、広告掲載料と呼ばれます。
このように、看護師転職サイトは、成果報酬と広告掲載料で成り立っているのです。
祝い金制度の仕組みは?
「転職が決まると最大でお祝い金5万円分プレゼント!」みたいな話、聞いたことありませんか?
お祝い金の仕組みですが、こちらも病院が転職エージェントに支払うお金からまかなわれています。
さきほど年収600万円の看護師の転職が決まると、転職エージェントに120万円~180万円のお金が入ることを説明しました。
1人転職を成功させられるとこれだけ莫大なお金が入りますので、転職エージェントからすれば5万円の分配は大した痛手ではありません。
むしろ5万円を払ってでもたくさんの看護師に会員登録、転職して欲しいと思っています。
看護師転職サイトが「転職が決まると最大でお祝い金5万円分プレゼント!」とアピールする理由は、「お祝い金5万円以上の大きなリターンが見込めるから」という理由だったのです。
看護師転職サイトを使わない方が転職は有利?
看護師転職サイトを使って転職に成功すると、転職者の年収のうち、20~30%分を病院が看護師転職サイトに支払うことがわかりました。
これを見て、「看護師転職サイトを使わなければ病院はお金を払わなくて済むから、自力で転職した方が転職に有利なのでは?」と考えた人がいるかと思います。
結論から言うと、どちらが有利かどうかは転職者によります。
もしあなたが初めて転職をする場合、履歴書の書き方や面接対策などわからないことがたくさんあるでしょう。
この場合、看護師転職サイトを利用してコンサルタントに転職をサポートしてもらった方が、転職がうまくいきます。
転職がうまくいく理由は、病院にお金を払ってもらうデメリットよりも、コンサルタントに面接対策をしてもらい面接に受かりやすくなるメリットのほうが大きいからです。
一方で、転職を何度も経験していて「履歴書の書き方などお手の物」という方にとっては、看護師転職サイトを利用するメリットは少ないでしょう。
なぜなら、伸びしろの少ない履歴書・面接対策をしてもらうメリットよりも、病院に金銭的な負担をかけるデメリットのほうが大きいからです。
また、同じ条件・同じスキルを持っている看護師2人が、それぞれ看護師転職サイト経由、直接自分で応募してきたとしましょう。
この時、病院は間違いなく直接自分で応募してきた看護師を採用します。
直接自分で応募してきた看護師を採用する理由は、看護師転職サイトに多額のお金を払う必要がないからです。
このように、看護士サイトを使うと転職が不利になるかどうかは、転職希望者によって異なります。
看護師転職に手慣れている方は直接応募、慣れていない方は看護士転職サイトを使う方法がおすすめですよ。
次に、看護師転職サイトを使おうと思っているあなたに、耳寄りの情報を紹介します。
看護師転職サイトを使うメリットは大きく2つあります。
- 非公開求人に巡り会える
- 大手企業・病院に巡り会える可能性が高い
それでは、看護師転職サイトを使うメリットを2つ紹介します。
看護師転職サイトには非公開求人がある
看護師転職サイトに登録するメリット1つ目が、非公開求人に巡り会えることです。
看護師転職サイトに登録すると、非公開求人と呼ばれる、一般の求人サイトには掲載されていない求人を紹介してもらえます。
非公開求人とは、病院の都合で名前が掲載されていない求人のことを指します。
病院が名前を掲載できない理由は、大きく2つあります。
- 募集をかけると大量の応募が届くので、対応しきれないから
- 求人の条件が、現在病院で働いている看護師よりも良く、職員に見られたくないから
看護師間で口コミがいい病院、インターネット上で評判の病院が実名で求人を出すと、大量の転職希望者から応募が届きます。
大量の転職希望者から応募が届くと、全員の履歴書に目を通さなければいけません。
当然ですが、病院は採用業務以外にも仕事があるので、大量の応募が届くとその他の業務が滞ってしまうのです。
また、人手不足ですぐにでも看護師に入ってきて欲しいと思っている病院は、現在その病院で働いている看護師以上の待遇で求人を出す場合があります。
現在働いている看護師に新人の給料が自分よりも高いと知られたら、病院からすると都合が悪いですよね。
これら2つの理由から、人気な病院は求人に名前を掲載していません。
大手企業・病院ほど転職サイトを利用しやすい
看護師転職サイトに登録するメリット2つ目が、大手企業・病院に巡り会える可能性が高いことです。
大手ほど転職サイトを利用しやすいのには、大きく2つの理由があります。
- 中途の枠が多いので、転職サイトで大量募集している
- 大手は募集が殺到しやすいので、転職サイトの非公開求人を利用する
大手は中途の枠が多いので、転職サイトで大量募集しています。
なぜなら、大手は中小よりも社員を多く雇っていますし、人数が多い分入れ替わりも激しく、枠が空くケースが多いからです。
また、先ほど非公開求人が届きやすい病院の例として、看護師間で口コミがいい病院とインターネット上で評判の病院を上げました。
大手は募集が殺到しやすいので、転職サイトの非公開求人を利用します。
なぜなら、大手は福利厚生が整っている病院が多く、看護師間での口コミ・インターネット上で評判になるからです。
これら2つの理由から、大手に転職したいと考えている方は、転職サイトを使って転職先を探してみることをおすすめします。
次に、複数の転職サイトに登録しても問題ないのかについて説明していきます。
看護師転職サイトは複数登録しても大丈夫?
結論から言うと、転職サイトは複数登録しても全く問題ありません。
転職サイトはあくまで看護師の転職を補助してくれる役割であり、「うちの看護師転職サイトだけを使え」と転職希望者を縛る権利はないからです。
転職エージェントは、自社の転職サービスだけ使って欲しいのが本音ですが、あなたは転職エージェントのために転職をする訳ではありません。
あなたはより良い条件で働くために転職をするはずです。
転職エージェントを複数使えば、選べる求人数が増えたり、求人の内容を比較検討できたりするメリットがあります。
せっかく転職するのですから、自分に良いように転職エージェントをフル活用しましょう。
看護師転職サイトを使わないと転職は難しい?
「転職サイトを使わないと転職は難しいのでは?」という看護師の声も見受けられます。
結論から言うと、転職サイトを使わなくても転職は可能ですが、自力で転職するのは大変です。
自力で転職をするとなると、求人探しから事前見学の日程調整、面接の日程調整などを自分の手で行うことになります。
一方で、転職サイトを使えば、コンサルタントがあなたの代わりに面接の日程調整や事前見学の日程調整をしてくれます。
働きながら転職活動を行おうと思っている方は、日頃の業務の合間を縫って転職活動を行うことになるので、かなり大変になるでしょう。
まずは、自分の今の忙しさを考えてみてください。
あなたの忙しさ度合いによって、自力で転職を頑張るか、コンサルタントに助けてもらって転職を頑張るか判断されることをおすすめします。