キャプランの口コミ・評判からみるメリット・デメリットを徹底解説！

人材派遣会社の1つであるキャプランですが、大手の転職サイトや人材派遣会社のような知名度があるわけではありません。

仕事を探している人たちの中にも今回初めて名前を聞いたという人も多いのではないでしょうか。しかしキャプランはほかにはない独自の強みを持った人材派遣会社です。

その強みは利用している人にとってほかのサイトでは得られないようなメリットとなる一方で、ある人にとってはデメリットばかりが目立ち、あまり利用する価値のない人材派遣会社となり得る可能性もあります。

多数の人材派遣サイトや転職サイトから自分に合ったサイトを選ぶためには、それぞれのサイトがどのようなメリットやデメリットを持っているかを知る事が必要です。

ここではキャプランの特徴について詳しく解説します。

一目で分かるキャプランの評判

キャプランの口コミ一覧

キャプランのメリット

貿易関連の仕事に強い

キャプランの求人をチェックして特に目を引くのが貿易関係や航空関係の求人情報の多さです。

多くの派遣会社がある中でキャプランはそれほど大きな規模の派遣会社というわけではありませんが、テレビコマーシャルでも名前を聞くような大手の人材派遣会社であっても、貿易関係や航空関係の求人件数はそれほど多いわけではありません。

貿易関係や航空関係といった仕事に興味がある人にとってキャプランはとても適した人材派遣会社といえるでしょう。

大手企業との取引多数

キャプランで求人情報を掲載している企業を確認するとANAや羽田、成田、関西空港のスタッフをはじめアサヒグループやスカパーなど、誰もが一度は聞いたことがあるような有名企業や大手企業がとても多いです。

大手企業からの求人が多数あるというのもキャプランの大きなメリットといえるでしょう。

大手企業であればたとえ派遣社員として働いたとしても福利厚生がかなり充実していますし、何より安心して働くことができます。

さらに求人情報には社員雇用制度を実施している企業もあり、派遣社員として勤務している中で評価されればそのまま誰もが憧れる一流企業で正社員として働けるチャンスを得ることもできます。

語学を活かせる仕事が豊富

貿易関係や航空関係の企業では日本のお客さんのみならず、海外から訪れる人たちの接客をする機会がとても多くなります。

したがってキャプランで紹介される勤め先というのは語学を生かすことができるところがとても多いです。

これまで仕事で多少外国語を使った経験があってもっと自分の語学を生かしたり伸ばせるような会社に努めたいという人や、趣味で外国語を勉強していてそのスキルを仕事で生かしたいという人にとってそれらの希望を叶えてくれる就職先を紹介してもらえるでしょう。

またキャプランでは会社内で職種ごとに必要な技術を学ぶことができたり語学研修を受けることもできます。

つまりキャプランで語学のスキルを磨きながら実際に仕事をして勉強したことを実践することも可能というわけです。

キャプランのデメリット

誰でも就職できるような求人は少ない

キャプランでは登録している会員に対して語学研修や職種ごとのセミナーを実施しているなど、特に人材育成に力を入れている派遣会社です。

したがって求人情報を提供する企業側はキャプランで求人情報を出しさえすれば優秀な人材を確保できると考えています。

そのため採用情報の条件などを確認すると、一般的な派遣会社で提示されている求人情報よりも社員に求めているスキルが高い傾向にあります。

派遣社員というと、簡単な仕事を任されるだけというイメージが強いことから、特にスキルを持っていない人であってもとりあえず就職して給料をもらえるというイメージが強いかもしれませんが、キャプランに関して言えばそれは当てはまりません。

どちらかといえば本腰を入れて仕事を探している人たちを手厚くサポートする派遣会社といえるでしょう。

時給設定が厳しい

優秀な人材を求めているという事はキャプランが紹介している求人情報はたとえ派遣社員であったとしても、ほかの派遣会社と比較すると時給が良いのではないかと期待をする人も多いかもしれません。

しかし実際にキャプランに掲載されている求人情報を確認してみると、ほかの派遣会社の場合だと1,800円くらいの時給になりそうな内容の業務であっても、キャプランの場合は、時給1,600円程度にとどまっているという事が多いです。

つまりほかの派遣会社が設定している時給よりも厳しめになっているといえます。

時給が低いというのは転職や就職を考えている人にとっては大きなデメリットになるといわざるを得ません。

一般的な就職先を探している人には不向き

キャプランの求人情報の項目を確認すると一応IT系やアパレル関係、そして医療関係といった各項目が設定されてはいますが、実際の求人の割合を比較するとそういった一般的な派遣会社では、多数登録されている求人情報はとても少ないです。

キャプランはもともと大手商社である伊藤忠商事の子会社だったという事もあって、特に貿易関係や航空関係の企業とのつながりが強いという事もあり、求人情報の割合も貿易関係や航空関係の企業に偏っています。

メリットの項目にも記載したようにそういった関係の仕事をしてみたいという人には適した派遣会社ですが、普通の企業に就職したいという人にはキャプランは不向きです。

キャプランで転職するまでの流れ

キャプランで就職するまでの流れを箇条書きにすると上のようになります。以下に項目ごとに関して詳しく解説していきます。

1 派遣登録・マイページ作成

キャプランを利用して転職するためにはまずはキャプランに登録する必要があります。キャプランの公式サイトに「マイページ」という項目があり、キャプランへの登録はこのマイページを利用することになります。マイページには自分の氏名や住所といった基本情報や希望する職種や勤務地、勤務時間などを入力しましょう。ホームページ上での作成になるのでマイページは好きな時間に作成することが可能です。

2 来社・面談

マイページに登録すると実際にコーディネーターと面談するための日にちを決定します。日にちが決まったら実際にキャプランへ行き、その場で担当となるコーディネーターとの面談が行われます。その際にスキルチェックも同時に行い、それに基づいて今後の希望などを話し合って就職活動をどのように進んて行くかを決めることになります。コーディネーターとの面談は特に問題がなければおよそ20分で終了します。

3 仕事紹介

面談の内容をもとにしてコーディネーターから見つけた仕事を紹介されます。採用情報や条件などを確認し、自分の希望に沿っているのであれば実際に就職に向けての活動を始めることになります。紹介先で派遣社員として勤務する場合は面接の際に営業担当者と一緒に企業へ向かうことになります。

4 就業決定・スタート

企業側から提示されたスキルテストや面接に合格することができればその会社の社員として働くことになります。

キャプランはどんな人におすすめ？

キャプランは特に貿易関係や空港関係の派遣が多いです。そのため貿易に関する仕事をしたいと考えている人にとっては、ほかの派遣会社よりも多くの派遣先を紹介してもらえるという事もあって、とてもおすすめできる派遣会社です。

経験者のほうがやはり得意な分野ではありますが求人情報をチェックしていけば未経験でも歓迎してくれる企業もあるので、貿易関係の仕事に興味があるという人はチャレンジしてみるとよいでしょう。

現場で実際に仕事をしながら働き方を教えてもらう事はできますが、キャプランでは会社内でも職種ごとに研修やセミナーなども実施しているため、まずはそういった研修を受けてある程度知識を持ってから勤めるという事も可能です。

キャプランの運営会社はどんな会社？

キャプランはキャプラン株式会社が1982年に設立した人材派遣会社です。

キャプランは日本の商社の中でも特に大手とされている企業の1つである伊藤忠商事の子会社として事業を展開していましたが、2012年にパソナグループの傘下となっています。

もともと伊藤忠商事の子会社だったという事もあって、ほかの派遣会社と比較すると特に貿易関係や空港関係の企業とのパイプが太いのが特徴です。

また派遣社員に対してより語学の向上を図ってもらうために、キャプランでは語学研修を行っているというのも他の派遣会社にはない独自の特徴といえるでしょう。

派遣会社としての規模はそれほど大きくはありませんが独自の強みを持っている派遣会社の1つです。