ホテルでキビキビと働いているホテルスタッフを見て憧れの気持ちを持った人もいるのではないでしょうか。
ホテルスタッフの仕事はチームワークが大切で、職場ムードの良さが大切です。ホテルスタッフとして転職する場合は、事前に転職先の職場ムードを確認しておきましょう。
そこで、この記事ではホテルスタッフに適した転職サイトや、ホテルスタッフへの転職事情を紹介します。
目次
ホテルスタッフへの転職におすすめ転職サイト・エージェント
ワークポート
ワークポートは、約50万人の人々が選んでいる転職エージェントで、約16年の実績があるため安心して転職サポートを任せられます。
専任のキャリアアドバイザーから、求人の紹介、面接対策、資料作成のアドバイスなどを受けられます。
この転職エージェントは転職決定率ナンバーワンで、いろいろな転職サイトの中でも、最も多くの求職者に対して転職を成功させた実績があるのです。
さまざまな業種を扱っている転職エージェントですが、中でもクリエイティブ系やIT系の職種に関して強みを持っているのが特徴です。
doda
dodaは、日本最大級の転職エージェントサービスです。多くの非公開求人があり、dodaに登録しないと出会えない求人ばかりです。
保有案件は非公開求人も含めると10万件を超えます。
スカウトサービス機能もあるため、このサイトに登録すると求職者のプロフィールが企業に公開され、そのプロフィールを見た企業からスカウトを受けることもあるのです。
取り扱っている職種も豊富で、もちろんホテルスタッフの求人もあります。転職エージェントは転職の始め方から、求人の探し方、面接対策などいろいろなことを教えてくれます。
ホテル求人ドットコム
ホテル求人ドットコムは、ホテル業界や飲食業界、調理業界専門の転職サイトです。
レストランの求人やホテルフロントの求人、ホテル支配人の求人、ウエディングプランナーの求人などが豊富です。新着求人も多いため、企業側の採用意欲が高い案件も豊富です。
このサイトにもスカウト機能があり、登録した情報は企業に公開され、そのプロフィールを見た企業の人事担当者からスカウトされることもあるのです。ホテル業界に転職したい人にぴったりの転職サイトです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは東京への転職が有利な転職サイトです。
古くから転職関係の業務をしている大手のリクルートによる運営のため、それだけでも安心感が持てるのではないでしょうか。
全求人の約80%である20万件が非公開求人となっているため、リクルートエージェントに登録しないと、これらの非公開求人は目にできません。
会員登録をするとキャリアアドバイザーがついてくれて、求人者のスキルにあった求人を紹介してくれます。転職の際には、提出書類の添削や面接対策など、独自情報を教えてもらえます。
20代のホテルスタッフにおすすめの転職サイト・エージェント
20代でホテルスタッフに転職するときには、今後のキャリアに即した求人を提案してくれる転職サイト・エージェントを使用することが大切です。
今後昇進できる見込みはあるか、研修制度や教育制度は整っているかなど細かい条件に気を配ることが大切です。
そのため転職支援実績の豊富な大手サービスや、経験の少ない状態でも求人を紹介してもらえるサービスを使用することをおすすめします。
doda
dodaは国内でも特に求人の多い20代のホテルスタッフにおすすめの転職サイト・エージェントです。
求人が多く選択肢も豊富なので、ホテルスタッフとして様々な分野での経験を積みたい20代の方々にピッタリの求人が見つかる可能性があります。
また、dodaの絞り込み検索機能が充実している点も見逃せません。
希望する職種や業種、勤務地などによって、自分の要望に合った求人を素早く見つけることが可能。
自分で求人を検索するだけでなく、キャリアアドバイザーによるエージェントサービスも利用できます。
キャリアアドバイザーは、履歴書の書き方や面接のレクチャーなどを丁寧にサポートしてくれるので、初めての転職者でも安心して活動を進められます。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、20代向けの求人が中心の転職サイトです。
初めての転職や就職に挑む20代の方々にとっては、親身なサポートと信頼性が求められます。
その点で、ハタラクティブは手厚いサポートが評価されています。
また、求人の提供を断られることがないため、一人ひとりの希望に合わせた機会を提供してくれます。
さらに求人の職種が幅広く、あなたの経験やスキルに最適な仕事を見つけやすいというメリットがあります。
書類選考通過率も高く、最短2週間で内定がもらえるスピーディな対応も特徴の一つです。
学歴や職歴に不安がある方でも、自信を持って応募することができます。
30代のホテルスタッフにおすすめの転職サイト・エージェント
30代からホテルスタッフとして転職活動をするのであれば、より多くの求人数を比較できるサービスの利用がおすすめ。
また経験やスキルをより活かせる条件で検索出来たり、勤務条件を細かく指定できた方が、ニーズに合った求人を探すことが可能になります。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは豊富な求人数を保有する転職サイトです。
スカウト機能があり、ニーズに合わせた求人情報を得ることが可能です。
また、マイページ機能が充実しており、自分だけの転職活動を進めることができます。
バリエーション豊富な機能が備わっているため、30代のホテルスタッフにとって求人探しをよりスムーズに進められるサイトです。
ほかのサイトとは異なりコンサルタントからの求人の提案はありませんが、自分のペースでアプリを活用して転職先探しができます。
スキマ時間を活用して転職先を探したい方におすすめのサービスであるといえるでしょう。
ホテル求人ドットコム
30代のホテルスタッフにおすすめの転職サイト、ホテル求人ドットコム。
名前の通り、ホテル業界の求人情報に特化した転職サイトで、ホテル業界に詳しいエージェントが丁寧にサポートを提供しています。
その求人数は公開されているだけでも4,000件以上で、随時更新されています。
ホテル業界に特化しているため、他のサイトでは見つけられないようなレアな求人が数多く掲載されています。
また、スカウト機能もあり、積極的に新たなチャンスを探すことができます。
業界専門のサービスだと、より今後のキャリアを考慮した求人紹介を受けられる可能性も高くなるでしょう。
40代のホテルスタッフにおすすめの転職サイト・エージェント
40代がホテルスタッフとして転職活動をけんとうしているのであれば、30代以上に求人数を収集することが大切です。
年齢が高くなるにつれて集められる求人数も減っていきますし、応募できる求人が多い方が選択肢が増えていきます。
タウンワーク
40代のホテルスタッフに向けて、タウンワークは地元密着型の求人情報が多く、地域や職種、シフトから検索が可能です。
タウンワークは膨大な量の求人情報が掲載されており、その分、仕事の種類も豊富です。
また、地域、駅名、職種、シフトから検索が可能で、自分に合った仕事を見つけやすいです。
また、オープニングバイトや未経験歓迎、学生歓迎などのこだわり条件での検索機能も充実しています。
リクナビNEXT
40代のホテルスタッフにおすすめのリクナビNEXTは、業界トップクラスの求人数を誇っています。
その数は膨大で、転職者の約8割が登録しています。そのため、様々な業界、職種の求人を見つけることができます。
さらに、3種類のスカウト機能があるので、自分で求人を探すだけでなく、企業からのアプローチも受けられます。
マイページ機能も充実しており、自分の転職活動の進捗を一目で把握できます。
また、サイトにはバリエーション豊富な機能が備わっており、転職を成功に導くための情報が満載です。
50代のホテルスタッフにおすすめの転職サイト・エージェント
50代のホテルスタッフの転職活動となると、正規雇用で転職するのが難しくなる可能性があります。
年齢が高くなると定年退職までの時間が短くなりますから、正規雇用で採用しようとする企業も少なくなっていきます。
そのため雇用形態の条件を広げたうえで、広範囲の求人を紹介しているサービスを利用していきましょう。
フロム40
フロム40は、中高年層の求職者に特化したサイトで、50代のホテルスタッフにもおすすめです。
特に、50歳以上の方々の転職活動を支援するための情報が豊富に揃っています。
また、全国の中高年向けの求人情報が掲載されているので、希望の条件に合った仕事を見つけることができます。
ホテルスタッフに必要な資格・条件
ホテルスタッフとして採用されるための資格はありません。しかし、この業界の関連資格はあるため、資格を持っていないよりは、資格を持っていた方が採用時に有利となるでしょう。さて、関連資格は「ホテル実務技能認定検定」と「ホテルビジネス実務検定」があります。これらの資格は、民間の機関による資格です。
ホテル実務技能認定検定は、お客様への対応、食事、宿泊などホテル業界にて必要な専門分野語学力が習得できる資格です。宿泊に関する基本的なサービスと、言葉遣いなどの接客マナーを学べます。
ホテルビジネス実務検定は、宿泊や宴会、飲食などに関するサービス業務など、ホテルにて務める上で必要な知識を身につけられます。この資格の合格率は60%〜80%と合格しやすい傾向です。
ホテルスタッフの仕事内容
ホテルスタッフの仕事は、大きく分けると宿泊部門と飲食部門、宴会部門、営業部門、管理部門があります。
宿泊部門と飲食部門はホテルスタッフのメインの仕事となるため後述します。宿泊部門に関しては、ホテルに宿泊する人のために実施する業務で、飲食部門はホテル内のレストランで食事をするお客様をサポートする業務です。
宴会部門は、予約管理などを実施する「宴会予約業務」、宴会内容をアレンジしたりする「宴会サービス業務」などがあります。営業部門では、自社のホテルをセールスする「セールス業務」、市場規模や顧客分析を実施する「企画・マーケティング業務」、ホテルを宣伝する「広報業務」があります。
管理部門には、一般の企業と同様に、経理や総務、人事などがあります。
宿泊部門と飲食部門の仕事内容
宿泊部門に関しては、ホテルの受付カウンターでのチェックイン・チェックアウトなどをする「フロントの業務」、ロビーに待機し客室への案内を実施する「ベルパーソンの業務」、ホテルの正面玄関で待機し車のドアやホテルのドアを開ける「ドアマンの業務」、宿泊者のあらゆる希望に応える「コンシェルジュの業務」、客室の清掃を担当する「ハウスキーピングの業務」があります。
宿泊部門の業務は、ホテル側の人と利用客の接点となる業務ですので、宿泊部門スタッフの対応一つで、利用者が持つホテルのイメージが変わってきます。
飲食部門では、レストランの入り口に立ち、お客を席まで案内する「レシェプショニスト業務」、メニューの説明やオーダーを取る業務をする「ウェイター・ウエートレスの業務」、宿泊者から電話で食事のオーダーを受け食事を運ぶ「ルームサービスの業務」があります。
ホテル内にあるレストランもホテルにとっては重要な部門ですので、飲食部門スタッフの対応一つで、ホテルに対するイメージも随分と変化してきます。
ホテルスタッフの1日の流れ
ホテルスタッフの業務の1日のイメージをつかむために、フロントスタッフとレストランスタッフの仕事の1日の流れを紹介します。
フロント業務は24時間体制となるため、フロントスタッフは「早番」「遅番」「夜勤」のシフト制が採用されています。シフト交代時間前に出社し、予約や伝言などの引き継ぎ作業を実施します。その後、受付対応や会計業務を実施します。朝から勤務するときは帰りは夕刻となり、昼から勤務すると帰りは夜、夜から勤務すると帰りは翌朝です。
レストランスタッフの場合の勤務時間はレストランの営業時間にて決定します。顧客の回転が早いランチタイムや、ディナータイムがとても多忙です。ディナーの際には予約リストの確認やコースの確認などを実施します。
ホテルスタッフの仕事はきつい?
ホテルスタッフは職種にもよりますが、重い荷物を持たなければならないことがきついと思う人が多いようです。また、お客のクレーム対応に追われることもつらいとされます。例えば、トイレが汚いとか、Wi-Fiの速度が遅いなど、自分が悪くなくてもクレームを言われることが多いのです。特にクレーム対応に追われるのが、ベルパーソン業務や、フロント業務をしている人です。
特にフロント業務やベルパーソン業務をしている人は早朝勤務や深夜勤務があることが大変なようです。特に夜から朝にかけての仕事はつらいと言われています。また、ハウスキーピングをしている人は、汚い仕事をしなければならないというつらい業務もあります。
ホテルスタッフの年収事情
ホテルスタッフの年収の平均を調査すると320万円でした。平均年収推移は240万円から600万円です。
勤務するホテルによって年収も異なるようです。それでは大手の年収が上位のホテルについてランキング形式にて紹介します。
- 1位:阪急阪神ホールディングス:平均890万円前後
- 2位:西武ホールディング:平均770万円前後
- 3位:京王電鉄グループ:平均:740万円前後
- 4位:東京急行電鉄グループ:平均720万円前後
- 5位:ホテルオークラ:平均600万円前後
ホテルスタッフといっても、勤務ポジションによっても異なってきます。
新卒社員の平均給与は20万円前後、短大や専門学校卒業の場合は17万円程度であることが多い傾向です。
ホテル業界は競争が厳しく、ホテルスタッフは全般的に給料が高くないことで知られているのです。
年齢によるホテルスタッフの年収推移
ホテルスタッフについても、経験年数が多いほど年収が上がる傾向です。その結果、年齢に応じて年収が異なっています。そこで、年齢ごとの年収を以下に紹介します。
20~24歳 | 294.8万円~324.8万円 |
---|---|
25~29歳 | 389.6万円~439.6万円 |
30~34歳 | 404.0万円~504.0万円 |
35~39歳 | 417.6万円~521.6万円 |
40~44歳 | 465.1万円~586.1万円 |
45~49歳 | 534.4万円~656.4万円 |
50~54歳 | 593.3万円~703.3万円 |
55~59歳 | 587.4万円~697.4万円 |
60~65歳 | 374.7万円~697.4万円 |
このデータを見てもわかるように50~54歳の年収が最も高くなっています。
男性と女性の年収を比較
この項では、ホテル業界にて最も大手と言われている帝国ホテルの男性と女性の年収を比較してみます。
20~24歳・男性(女性) | 294.8万円~324.8万円(294.8万円~324.8万円) |
---|---|
25~29歳・男性(女性) | 419.4万円~469.4万円(389.6万円~364.8万円) |
30~34歳・男性(女性) | 454.4万円~554.4万円(404.0万円~418.3万円) |
35~39歳・男性(女性 | 469.8万円~573.8万円(417.6万円~432.9万円) |
40~44歳・男性(女性) | 504.9万円~625.9万円(465.1万円~486.4万円) |
45~49歳・男性(女性) | 579.0万円~701.0万円(534.4万円~544.8万円) |
50~54歳・男性(女性) | 641.1万円~751.1万円(593.3万円~583.7万円) |
55~59歳・男性(女性) | 634.8万円~744.8万円(587.4万円~578.9万円) |
60~65歳・男性(女性) | 407.0万円~744.8万円(374.7万円~578.9万円) |
この表を見てもわかるように、女性も新卒として入った時にはあまり男性と収入差がないものの、年齢を重ねるとともに男性に対して女性の収入が低くなる傾向にあります。
男性も女性も50~54歳が年収は最も多い傾向です。
ホテルスタッフはどんな人に向いている?
ホテルスタッフとは、お客様をおもてなしすることが仕事です。人のために何かおもてなしをしたいという願望が強い人が向いています。ホテルスタッフにとっておもてなしの心であるホスピタリティを持つことはとても大切なことなのです。
自分がお客になってホテルを利用することを考えると、相手が話しかけやすい人であると助かるのではないでしょうか。ホテルスタッフのようなサービス業の場合は、話しかけやすい存在であることが大切です。そのためには常に笑顔を保ち、人に対して親切であることが大切です。
ホテルスタッフは頭を使う仕事ですが、時にはフロア内を走り回ることもあります。そのため、フットワークが良いことが大切です。紹介したようにホテルスタッフにはいろいろな業務がありますが、それぞれの持ち場の人と連携が必要なためコミュニケーション能力も必要です。
ホテルスタッフへの転職は難しい?
ホテル業界は、第三次ホテルブームを迎えていて、続々と新しいホテルが建っています。そのためホテル業界では深刻な人手不足に悩まされているのです。このことを考慮するとホテルスタッフとしての転職はさほど困難ではないでしょう。実際にホテル業界への転職率も高い傾向です。
ただし、ホテル業界は離職率が高いのも事実です。ホテル業界で長く働くためにはそれなりの覚悟が必要です。一方、ホテル業界の人の転職率が高い理由として、ホテル業界は転職によりキャリアアップすることが多いという事実もあります。
ホテル業界で年収をアップさせるためには、転職をしてキャリアアップをするのも一つの手段かもしれません。
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