数ある職種の中でも、人によっての向き不向きが大きいと言われるのが「営業職」です。
もちろん努力することで実力を高めることはできますが、ある意味の「才能」が必要な仕事とも言えます。
営業の仕事にはどんな能力が必要なのか?この仕事で活躍する人の共通点とは?
それを解説したこの記事を読み、自分が営業に向いているのか自己適正チェックをしてみましょう。
今は違う仕事で頑張っている方も、もしかすると天職は「営業」かも知れませんよ!
目次
営業に向いている人の特徴・共通点12選
これから紹介する7項目を多く満たしている方は、営業職として活躍できる可能性「大」です。
優秀な成績を残している方に多く共通しているこれらの要素を、皆さんはどれくらい満たしているでしょうか?
これから紹介する項目を自己適正チェックとして利用していただき、「営業職と自分の相性」を確認してみてください。
自分は向いていないんじゃないかと思っていた方が、実は凄く営業向きだったなんてこともあり得る話ですよ!
- 人との会話を楽しいと思える
- 相手の話を引き出すのが上手い
- スケジュール管理ができる
- 相手の状況を察してサポートできる
- 失敗を次に活かそうと考える
- お客様の都合に合わせられる体力・精神力がある
- 交流会や食事会に積極的に参加できる
- 効率化のために課題を発見できるか
- 改善のためにPDCAを回せるか
- 初対面の人とも話せるか
- 事前準備をするのが好き
- 新しい情報を吸収するのが好き
①人との会話を楽しいと思える
営業職に必須の能力といえば「コミュニケーション能力」です。
とは言ってもサラサラと話すことができたり、説明が上手ければそれで良いというわけでは無いんです。
大切なのは相手を自分の話に引き込むことです。
そのためには「人との会話を楽しめる」のが大切な素質です。
自分が会話を楽しめないのに、相手を楽しませることなんてできません。
会話を楽しみながら営業することで顧客も皆さんに興味を持ち、商材の話にもしっかりと耳を傾けてくれるはずです。
自分の話をするだけではNG!
会話を楽しむということを勘違いして「自分の話ばかりをする」というのは、完全にNGな行動です。
「向き合って互いに話しをすること」が会話である以上、片方が一方的に喋っている状況は良くはありません。
もちろん営業として会話をする以上は、会話の主導権を握ることは大切です。
ですが一方的に話しているだけになってしまっては、相手を自分の話に引き込むことは難しいでしょう。
②相手の話を引き出すのが上手い
これもコミュニケーション能力の1つとなりますが、「相手の話を引き出すテクニック」も営業として活躍するには必須です。
なぜならお客様が抱える問題に対する解決策を提案することが契約につながる近道であり、そのためには必要な情報や問題そのものを会話を通して聞き出さなくてはならないからです。
相手の話を引き出すことが会話を盛り上げるための糸口ともなりますので、この能力も営業職にとって非常に重要です。
③スケジュール管理ができる
一定期間の間に複数の顧客を相手にして営業を行うことになった場合、「スケジュール管理」ができないとトラブルの元になりかねません。
単純に約束を取り付けた日に、その場所を訪れれば良いだけではありません。
書類をいつまでに用意するのかなどのスケジュールを建てて、しっかり管理しなくてはならないのです。
全てを自分だけで行えれば比較的管理はしやすいのですが、他の部署などと連携の必要がある場合などは難易度は格段に高まることになります。
④相手の状況を察してサポートできる
お客様から依頼が合った事柄や聞かれたことに対して対応しているだけでは、多くの成果を残すことは難しくなります。
逆に相手の状況をよく観察し理解して先回りしたサポートができれば、契約までの道のりがスムーズになり今後に繋がる信頼をも勝ち取ることができます。
これには想像力や観察力も必要になります。
そして営業としての経験を積むことで、この能力をさらに高めることができるはずです。
⑤失敗を次に活かそうと思える
いかに優秀な営業マンであっても、訪問した全ての企業で契約を取れるわけではありません。
ほとんどの方は数多くの失敗を重ねて、少しずつ成長し自分らしい営業のノウハウを身につけていきます。
そうなるために必要なのは「失敗を次に活かす」ということです。
上手く事が進まずに落ち込んだとしても、失敗した理由や解決策を考え出す。
その積み重ねが営業マンとしての実力を高めていくのです。
⑥お客様の都合に合わせられる体力・精神力がある
積極的に活動する行動力も必要なのは間違いありませんが、ただ強引に突き進んでいくだけではより良い結果を得ることは営業では難しいでしょう。
様々な準備をしたりと忙しく動き回っていても、お客様の都合を理解しスムーズに対応する能力が求めれらます。
これには体力も精神力も必要となりますね。
⑦交流会や食事会に積極的に参加できる
営業を行うには「相手」が必要であり、その為には幅広い人脈を作ることが効果的です。
そして人脈を広げるためには、交流会や食事会に積極的に参加できる方が有利です。
しかもただ参加するだけでなく、その中で印象を残したり繋がりを得る努力も必要となります。
あまり飲み会などを好まない方も増えていますが、仕事上で必要と考えて自ら参加できる人物は、営業向きの人材に違いありません。
営業に向いてない人11の特徴!営業に向いてなくて辛いときの対処法
⑧効率化のために課題を発見できるか
営業職として働く際には、自分ひとりで様々な企業と商談を行わなければならないため、効率的に客先を回る必要があります。
しかし会社で共有を受けた通りに動いているだけでは、効率的に業務をこなすことができません。
自分で現状分析を行い、業務で何が無駄な作業になっているのかを把握して、改善できるように行動していくことが求められます。
非効率な営業はお客様を待たせることにつながってしまうため、課題を見つけて改善のために取り組んでいく能力が必要になります。
⑨改善のためにPDCAを回せるか
営業ではただ改善箇所を発見するだけではなく、改善のためにPDCAを回せるかも重要になります。
PDCAとは数値目標をクリアするために必要な思考法の一つです。
目標を立ててから行動に移し、結果の評価を行い改善箇所を見つけて、再度改善のための行動目標を立てる流れで進んでいきます。
営業では常に成果をださなければなりませんから、改善のためにPDCAをできるだけ短いスパンで回すことが求められます。
もちろん最初からスパンを短くすることはできませんが、何度もPDCAを回していくことで行動から次回目標の設定までを素早く行うことができるようになります。
営業に向いている人は日ごろからこの考え方が身についていることが多いです。
⑩初対面の人とも話せるか
営業職に向いている人の多くは、初対面の人と話すのが得意な人が多いです。
初めて会った人と距離を詰めていくために、相手の持ち物や服装、事前情報からどんな話題を展開すればいいかを探す習慣がついていると営業でもスキルを活かしやすいのです。
基本営業先では初対面の人と話す機会がほとんどですから、相手とのアイスブレイクも含めて、話題を掘り下げる必要があるのです。
学生時代や普段の生活で初対面の人と話すことに抵抗がない場合、営業職の現場でも能力を活かせるでしょう。
⑪事前準備をするのが好き
営業職に向いている人の中には、事前準備をするのが好きという方も多いです。
営業では顧客に自社の商品やサービスに興味を持ってもらうために、事前に魅力を整理したりより伝わりやすい資料作りを徹底して行います。
失敗しない、相手に迷惑をかけないことを念頭に置いているケースが多く、PDCAを回すサイクルも短くなります。
⑫新しい情報を吸収するのが好き
営業職に向いている人には、新しい情報を吸収するのが好きという特徴もあります。
市場には常に最新の情報であふれており、トレンドに応じて企業の求めているものが異なります。
常にトレンドをチェックして、新しい情報を吸収しておくことで、客先で相手のニーズに沿った最適な提案ができるようになります。
プライベートでも新しい情報を常に取り入れる習慣のある方は、営業職でもコミュニケーションの1手として活用できるでしょう。
営業職に向かない人の6つの特徴・共通点
営業職に向いている人の特徴が今イチピンとこなかった方は、逆に営業職に向かない人の特徴に自分が当てはまっているかをチェックしてみる事をおすすめします。
万が一当てはまっていることがある場合は、今のうちから改善できるように自分を見つめなおすことをおすすめします。
営業職に向かない人の特徴は、以下の6つです。
- 目標を立てるのがヘタ
- ミスから成長しようという意欲がない
- 人の顔を覚えるのが苦手
- 体力がない
- スケジュール管理がヘタ
- 間違いを認めるのが苦手
以下で詳しく解説していきます。
目標を立てるのがヘタ
営業職に向かない人に共通する特徴として、目標を立てるのがヘタな人が挙げられます。
ぼんやりとあいまいな目標を立ててしまったり、目標設定が甘すぎて必ず達成できるものになってしまってはいませんか?
営業職は数字にコミットすることが求められる職業のため、常に自分で細やかな目標設定を立てる必要があるのです。
適当に目標を立ててしまったり、長期的な目標設定に苦手意識のある方は、ゴールの細分化を行って成長できる目標設定ができるように日々の行動を改善してみてください。
ミスから成長しようという意欲がない
営業職に向かない人は、ミスをしてもそこから成長しようという意欲がない人も当てはまります。
営業職をしている以上、外部とのかかわりも増えていきますから当然相手との商談が上手くいかないこともあります。
しかしうまくいかないことやミスには皆さんの改善点が含まれていますから、きちんと振り返ることで同じ失敗を防げたり、自分の成長につなげることができるのです。
ミスから成長しようという意欲がないことで、ずっと同じミスばかりを繰り返すようになってしまいます。
自分でPDCAを回すことが求められる職業ですので、自己反省の機会が少ない人は成長につながらないのです。
人の顔を覚えるのが苦手
人の顔を覚えるのが苦手な人も、営業職には向いていないといえます。
営業職は名刺を管理するだけではなく、相手の顔と名前が一致して、相手の特徴まで把握して関係性を深めていくことが求められます。
人の顔を覚えるのが苦手な場合、商談で相手との対話が上手くいかなくなってしまいますので、件数を獲得できません。
営業職は件数獲得が一番のコミット場所なので、数字が達成できない以上モチベーションの維持にもつながりません。
体力がない
営業職は外出して相手先企業で商談を行ったり、接待を行ったりとアクティブな職業としても知られています。
物理的に体力がない場合、上手く予定をこなせなかったり途中で体調を崩す原因にもなってしまいます。
体力がない場合は生活習慣を変える事で改善されていきますので、今の生活習慣をきちんと振り返ってみる事をおすすめします。
スケジュール管理がヘタ
スケジュール管理がヘタな人も、営業職には向いていない可能性が高いです。
営業職は毎日何らかの予定が入っていますから、新規で予定を入れるときには、自分でキチンとスケジュール管理をする必要があるのです。
きちんとスケジュール管理ができるように毎日管理することを心がける事で、段々と改善されていきますので試してみて下さい。
間違いを認めるのが苦手
間違いを認めるのが苦手な人も、営業職には向いていない可能性が高いです。
営業をしている以上、自分が悪くなくても謝罪する機会は往々にあります。
普段から間違いを認められるようにしておかないと、人間性的にも周囲から批判を受けることもありますので、今から改善できるように心がけをかえていきましょう。
営業に向いている人の共通点は全部当てはまらなくてもOK
「営業に向いている人の7つの共通点」をご紹介しましたが、これら全てに当てはまっていない方は営業に向いていないというわけではありません。
当てはまる項目は多くなくても、どれかがズバ抜けているのなら他の項目を補うことも可能です。
また自分流のやり方が見つかれば、その方法で成績を上げることもできるはずですよ。
営業に向いてない人がすべき対処法4選
「営業職に向いている人の特徴に当てはまらないから、営業に向いていないのかな…」と落ち込んでいるそこのあなた。
上述した通り営業に向いている人の特徴すべてにあ手ハマっている必要もありませんし、今から心がけ次第でいくらでも改善できるんですよ!
営業に向いていないと感じた人は、下記の対処法を日常や仕事の中に取り入れてみると、営業への適性のみちがみえてくるかもしれません。
- 営業で成績を出している人の行動習慣を観察する
- 普段以上に周りに気を配ってみる
- 自己管理のルーティンを作る
- PDCAの考え方を日常的に取り入れてみる
以下で詳しく解説していきます。
営業で成績を出している人の行動習慣を観察する
営業職に向いていないと感じた方は、営業で成績を出している人の行動習慣を観察してみましょう。
自社内に営業として一番成績を出している人が、常にどんなスタンスで仕事をしているのか見て、メモに写してみましょう。
すると普段自分が気をつかっていない部分に、細かく気を配っていることに気づくかもしれません。
成果をだしている人の何気ない習慣をチェックして、生活の中に取り入れてみると、営業向きの考え方が身につく可能性があります。
普段以上に周りに気を配ってみる
コミュニケーションが苦手という方は、普段以上に周りに気を配ってみることも大切です。
何から話していいかわからないときは、相手に対して興味を持っていないことも多いです。
相手の身なりや行動をチェックして、気を配ってみることで会話の糸口を見つけることもできるでしょう。
「今日は服装」「今日は話の内容」など日々トレーニングをしてみることで、段々とコミュニケーションをとるのに必要な能力が身についていきます。
自己管理のルーティンを作る
スケジュールや顧客管理が苦手な方は、自己管理のルーティンを作ることも忘れないようにしましょう。
例えば予定ができたらすぐにスマホのメモに入力する、必要な情報整理は5分以内に実施するなど、自分の中でルーティンを決めておきましょう。
ルーティン化を徹底することで、自己管理能力が身についていきます。
PDCAの考え方を日常的に取り入れてみる
PDCAの考え方を仕事だけではなく日常にも取り入れてみることが大切です。
家事の際も目標や振り返りを徹底することで、サイクルを速く回す考え方が身についていきます。
PDCAの考え方を身に着けるのが難しい方は、日常に落としこんでいきましょう。
営業に向いていない人が身に着けるべき4つのスキル
営業に向いている人の特徴に当てはまらなかった場合、「自分は営業職に向いていないんじゃないか」と不安になってしまう方もいるかもしれません。
しかし営業で活躍している人が身に着けているスキルを獲得することで、考え方が変わる可能性があります。
また向き不向き関係なしに、営業職で活躍できれば自ずと向いている人に寄ってくる可能性もあります。
営業に向いていない人が身に着けるべきスキルは、以下の通りです。
- 論理的思考力
- 傾聴力
- タイムマネジメント力
- 逆算力
- 課題発見力
以下で詳しく解説していきます。
論理的思考力
論理的思考力とはロジカルシンキングとも言われ、事実を元に問題を解決するために最短の方法を模索できる方法です。
矛盾点や飛躍のな物事のとらえ方ができるため、営業でクライアントに物事を説明するときに、筋道立てて話ができます。
論理的思考力を身に着けるためには、物事を客観的な事実と個人の解釈を分けて考えられるようにするのがおすすめ。
情報を取捨選択して、物事の切り替えを行い、課題解決にその情報が必要かどうかを判断できます。
判断して得られた情報から、仮説とそれを裏付ける考えを並べてみましょう。
すると客観的な結論と根拠で物事をとらえられるようになり、説明に不要な要素が入ることがありません。
傾聴力
傾聴力は、相手の意見に耳を傾けて聞くスキルのことです。
営業職では自分でしゃべるだけではなく、相手の話す内容に耳を傾ける必要があります。
関係性を構築するためにも傾聴力を身につけておくと、相手からの印象をよくすることも可能です。
傾聴力を身に着けるためには、下記のポイントを踏まえて相手とのコミュニケーションを取ることが大切です。
- 話を聞く意識を持つ
- 相手の意見を否定しない
- 相手の言葉を言い換えて発言してみる
- 質問力を身に着ける
上記の4点を身につけておくことで、相手との関係性を強化しつつ提案ができるようになります。
タイムマネジメント力
タイムマネジメント力も身につけておくと、営業職として活躍できるようになるかもしれません。
タイムマネジメント力は、与えられた課題を時間内に終わらせるために、作業を細分化して適切な時間範囲で終わらせることを指します。
スキルを身に着けるためには、一旦与えられた作業にどのくらい時間がかかるのかを細分化してとらえる作業が必要になります。
そこから時間配分を決定して、一旦実践してみます。
実践してみた後に振り返り、時間配分が適切だったかを検討していきます。
これを繰り返していくことで、適切な時間配分が理解できるようになっていきます。
また実際に作業を経験している人に目安の時間を聞いてみて、自分で取り入れてみるのもいいでしょう。
逆算力
逆算力はその名の通り、目標設定を実現するためにその過程で何が必要なのかを洗いだして、実際に行動に移していくスキルのことを指します。
目標に対する最短ルートを判別するのに活用できるため、実際に成果を出している人はこの考え方を取り入れています。
逆算力を手に入れるためには、まず自分の目標やゴールは何なのかを設定するところから始めます。
そこから目標を達成するために何が必要なのか、一つずつ要素を洗い出していきます。
面倒くさいなどの個人的な感情は一旦排除して、自分の目標達成に必要なスキルの習得ややるべきことを整理していきます。
整理したことを目標に近い順に並べ直して、取り掛かるべき課題を明確化していきましょう。
課題発見力
課題発見力とは、現状を把握するために課題を分析し、改善に向けた行動をしていくことです。
現時点の状況に満足するのではなく、将来何かが起こることを予測して未然にそれを防ぐために何ができるかを考えていくことが大切です。
目の前の状況の前提を疑うところからスタートしていきます。
他に考えられることはないかを考えていきましょう。
あれこれ考えているうちに、目的から外れてしまうので一旦軌道修正します。
自分の思考の癖を把握して、全体を見通しながらまんべんなく課題点をブラッシュアップしていきましょう。
営業職につくための3ステップ
もし営業職に興味を持ったのなら転職・就職活動を開始する前に、これからご紹介する3つのステップに沿って仕事探しの準備を進めてください。
順番を決めて進めることで、スムーズに営業職に就ける可能性が高まります。
1ステップ:自分が営業向きかを分析する
営業の仕事に興味を持ったのなら、まずは自分が営業の仕事に向いているかどうかを分析してみましょう。
この記事を参考にしていただいたり、すでに営業職に就いている先輩方がいるなら話を聞いてみるのも良い方法です。
ですがもし営業職に向いていないとしても、それだけで諦める必要はありません。
自己適正チェックを行い自分のどこが営業に向いていないかがわかれば、足りない部分を高めたり補うための適切な努力を行うことができる様になるはずです。
2ステップ:様々な業界の営業職についてリサーチ
様々な業界で営業の仕事は行われていますが、各業界によって取り扱う商材は大きく違います。
法人に対して行う営業もあれば、金融商品や住宅などを取扱い個人消費者に対して行う営業もあります。
IT・広告・人材などなどの中から自分が飛び込んでみたい業界を絞り込むことも、就職活動も準備として大切です。
3ステップ:転職サイト・エージェントに登録してみる
営業の仕事を目指す決意がまとまり、目指したい業界などがある程度でも定まったのであれば、転職サイト・エージェントに登録し就職活動を開始しましょう。
特に転職エージェントには「転職のプロ」が在籍しており、職務履歴書の作成や面接対策など様々なサポートを行ってくれるのでおすすめです。
自分が知らなかった業界情報や企業の情報なども知れるチャンスもありますので、登録しておいて損はありません。
営業職が活躍できる業界3選
ほとんどの業界で「営業」の仕事は行われていますが、その中でも営業職が花形として活躍できる業界を3つご紹介します。
多くの契約を勝ち取り会社の業績に大きく貢献できたり、高収入が得られるかも知れない仕事は、やり甲斐も大きく感じられるはずですね。
医薬品製造・販売業界
マーケティングスペシャリスト(MS)や医薬品販売卸担当者と呼ばれ、病院などの医療機関を相手に医療品卸の営業を行います。
医薬品に関する深い知識があることも大切ですが、質問や希望に対して適切に回答できる対応力も必要です。
専門性が高く営業としてのスキルも求められる仕事ですが、それだけに実力が伴えば大きな成果を残すことが可能です。
女性も活躍中!保険業界
保険への加入を考えている方に対して最適なプランの提案などを行う保険営業の仕事は、女性も多く活躍している業界です。
生命保険の営業を行う女性のことを生保レディと呼んだりもしますが、飛び込みでの訪問などを行うことも多いため精神的な強さも求められます。
毎月のノルマなどがあることも多く大変な仕事ではありますが、契約件数次第では高収入も期待できます。
不動産業界
不動産営業では、個人の顧客を相手にマンションや戸建ての販売や賃貸契約の提案を行います。
また商業施設などの建設を考える企業に対して、土地探しなどを行ったりする大きな仕事もあります。
取り扱う商品一つ一つの額が大きく簡単に契約を取ることはできませんが、それだけに契約を取り付けた時に感じる達成感も大きく、また収入にも大きくプラスされます。
営業職への転職におすすめ転職サイト・エージェント
営業職に向いている人の特徴を見て、チャレンジしてみたい!と思った方は、下記の営業職の転職におすすめな転職サイト・エージェントの利用を検討してみてください。
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キャリアと営業職のプロから、仕事探しについて具体的なアドバイスをもらいましょう。
非公開求人を多数扱っており、業界の転職情報に強いこともスキルキャリアエージェントの魅力です。
IT・SaaS企業の営業職として活躍したい人は、押さえておきたい転職エージェントといえます。
マイナビエージェント(営業)
皆さんもご存じマイナビエージェントでは、営業職専門のサービスもリリースしています。
営業経験者は勿論のこと、営業未経験者の求人も多数掲載しているので、これから挑戦したいと考えている方にはおすすめのサービスであるといえるでしょう。
業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているので、営業職の求人のチェックの仕方から、業界に特化した専門性の高い転職支援も受けられます。
現職で営業職以外の職種についている方は、ひとまず登録しておいて損はないサービスであるといえます。
リクルートダイレクトスカウト
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相性のよさそうなヘッドハンターを検索して直接依頼をだすことも可能なので、よりマッチ度の高い求人を探したい!という方におすすめのサービスです。
高年収や高待遇の求人も多数掲載しているので、営業職として高い年収を求めている方は是非利用を検討してみてください。
営業は「気持ち」が一番大切!
この記事を通して自分は営業に向いていると確認できた方も、逆に適正があまり無いと気付かされてしまった方もいらっしゃるか知れません。
ですが営業として最も大切なのは「気持ち」です。
顧客に商材を紹介する際にも気持ちが大切です。
失敗を乗り越えられる心の強さも必要であり、営業の仕事にチャレンジしたいと強く思うのであればチャレンジしてみるだけの価値はありますよ。