職場に怖い先輩がいるために、会社に行くことすら怖くて不安になってしまうことがあると思います。
私も以前勤めていた職場に怖い先輩がいて、とても悩んだことがあります。
その先輩と同じ出勤日は、一日中緊張していました。
普段ならできることが、怖い先輩の目が気になってできなくなってしまうということもあります。
職場の先輩に限らず、上司や学校の先輩にも同じことが言えます。
ただ怖いというだけでなく、心や体に影響を与える場合もあります。早めの対応策を考えて、心身ともに元気な状態で仕事をしましょう!
目次
怖い先輩ってどんな先輩?
そもそもどんな先輩に怖さを感じるのでしょうか。
- ミスを責める
- 口調が厳しい
- 常に観察されているような視線を感じる
など、常に気を許すことができない雰囲気を感じさせる場合が多いかと思います。
張りつめた空気のなかで長時間仕事をするのは、かなり負担がかかります。
先輩の怖さが自分のスキルアップのためという場合もあるかもしれませんが、残念ながらそうではない場合もあります。
怖い理由を正しく知ることが大切です。
先輩が怖いとどうなってしまうのか
怖い先輩がいると、あなたはどんな風になってしまいますか?
- 緊張で体がこわばる
- 仕事に集中できない
- 会社にいる間、ずっと緊張感が続いている
- 失敗が怖い
- 先輩の目が気になってしまう
上記の他にも、さまざまな状態に悩まされていると思います。
まずは、どんなときに怖いと感じるのか、怖いと感じたときにどうなってしまうのかを整理してみましょう。
冷静に自分の状態を把握することは、対処方法を考える上でも必要な作業になります。
気持ちにすこし余裕がある人は、やってみることをおすすめします。
怖い先輩の特徴を知ろう
相手の特徴を知ることで、自分の対応策が見えてきます。あなたの職場の怖い先輩には、どんな特徴がありますか?
ミスに対して厳しい
怖い先輩のなかでも、ミスに対して厳しいという人は多いかと思います。
人のミスに厳しい人は、自分のミスにも厳しい場合があります。それだけ完璧主義というわけです。
後輩の指導を任されている立場の人であれば、後輩のミスにも厳しく当たってしまうかもしれません。
自分の指導不足だと思われたくないからです。
ミスに対して厳しい人の100%とその他の人の100%には、おなじ100%でもかなり差があります。
常に100%の力で仕事をすることだけが、良い働き方というわけではありません。
ミスをしない人はいません。当然怖い先輩もミスをすることがあるのです。
仕事を教えてもらえないのは当たり前なの?理由と解決策を紹介します
感情的で気分屋
怖い先輩のなかに、気分がコロコロ変わったり、感情的になりやすい人はいませんか。
特に感情的になりやすい人は、周りの人にも強く当たってしまうことがあります。自分の感情をコントロールすることが苦手なのです。
感情的になりやすい人のなかには、そういった症状の病気を抱えているという場合もあります。怖いと感じていることはあなたの大切な反応です。
ただそういう可能性もあるということだけは、頭の片隅に入れておいても良いかもしれません。
言い方がキツイ
指示の出し方がとてもキツイ言い方であったり、言葉の使い方によってとても厳しい言い方に聞こえることもあります。
そういう癖があるとも言えますが、言い方に気を付けてくださいと言えるような関係もつくれていません。
自分が相手を傷付ける言い方をしていることにも、本人は気付いていない場合が多いです。
怖くなり体がこわばってしまうのは、当然の反応とも言えます。
うざい…言葉遣い・態度の悪い上司の対処法12選!体験談も紹介
先輩の特徴から対応方法を考えよう
相手の特徴を知ることで、自分の対応策を考えることができます。
怖い先輩にも、様々な特徴があります。その特徴をふまえた上で、どう対応していくかを考えていきましょう。
ミスに対して厳しい先輩
前述したとおり、ミスに対して厳しい人はその人にとっての100%を相手に求めてきます。
それを真正面から受け止めていると、あなた自身に負担だけがかかってしまいます。
自分のなかで、ここまでできればOKという基準を持っておくことが大切です。
自分にとってどのくらいの力量で働くことが負担にならないのか。オーバーペースで仕事を続けてしまうと、自分がつぶれてしまいます。
ミスに対して厳しい人は、そうなってしまうことにも厳しい目を向けてくるでしょう。
あなたはあなたの続けられる力量で、仕事をこなしていけばよいのです。
感情的で気分屋な先輩
感情的な人の言葉をすべて受け止めていると、心も体も持ちません。
聞き流せるという人は極力聞き流すことが大切だと思いますが、それがむずかしい人もいると思います。
大切なのは、こちらも感情的にならないということです。
感情的な相手に対して感情的にことばを返しても、解決にはつながりません。
落ち着いて冷静な返答を心掛けましょう。
していただいたことに対しては、相手がどんなに感情的であっても感謝の言葉を忘れないことが、相手を冷静にさせることもあります。
言い方がキツイ先輩
言い方がキツイ先輩に対しても、冷静で落ち着いた対応をしたいものです。
怖さや不安で仕事上必要な会話もできない場合は、なるべく一人で対応しないという対処方法もあると思います。
こういった先輩に対しても、「ありがとうございます」「申し訳ありません」といった感謝や謝罪の言葉を忘れずに伝えることを心掛けましょう。
どうしても、怖いと感じる人に対して言葉足らずになってしまっている場合があります。
対応しきれないときは?
怖いと感じる人に対して、ひとりでは対応しきれない場合もあります。また、心や体に症状が出てしまっている場合もあります。いずれにしても、早めの対処が必要です。
身近な人に相談する
一人で抱え込まずに、身近な人に自分の気持ちを話しておくことが自分のためにもなります。
職場では一日の大半を過ごすことになります。職場に話せる人がいるのであれば、状況が理解しやすい職場の人に相談することもひとつです。
必要な場合は、上司に相談して解決策を考えてもらうことも必要になります。恐怖を感じているときに、ひとりでは対応しきれないのです。
体に症状が出ている人は早めの受診を
体に出ている症状は心のサインです。すでに、心がいっぱいいっぱいになっている可能性があります。
病院には行きにくいという人もいるかもしれませんが、早めに対処することが、あなたの心と体を守ることになります。
早めの受診を考えて下さい。
体に症状が出てしまっている人へ
職場の先輩が怖いだけでなく、会社に行くことに不安を感じていたり、身体に異変が現れていたりする場合があります。
職場の先輩が怖いということから、専門家に診てもらう必要がある状態になることもあります。
以下に、症状の一部を挙げていきます。あくまでも一部ですので、ほかの症状がある場合も、早めの受診をおすすめします。
不眠が続いている
- 明日の仕事のことを考えると、怖くて眠れない
- 体は疲れているのに、眠れない日が続いている
眠れなくなる理由や原因は様々ですが、今抱えている悩みも含めて、専門家に相談することで解決する場合があります。
食欲不振
- おなかがすかない
- 食べる気持ちにならない
- 食べられない
などの症状があるという方。身体的なことが原因となっている場合と、精神的なことが原因となっている場合が考えられます。
適応障害
- 職場の先輩だけでなく、会社に行くことを考えると、不安や恐怖心で体が動かなくなってしまう
- 身動きが取れなくなってしまう
など、の症状がある場合、これ以上無理を続けて症状が悪化させないことが大切です。
気分の落ち込み
- やる気が出ない
- 気分の落ち込みが何日も続いている
などの症状がある場合も、早めに必要な処置をすることで自分の体を守ることにつながります。
早いうちに適切な対応をすることが重要
病院には行きづらい…という方も多いかもしれませんが、異変を感じたときには早めに専門家に診てもらう必要がある状態になっていることもあります。
無理をし続けて症状を悪化させる前に、適切な対応をして、自分自身の心と体を守りましょう。
体の異変だけではなく、職場の人との悩みに対しても、ひとりだけで解決しようとしないことが自分だけでなく周りの人を守る場合もあります。
まとめ
人間関係に悩まされることは多々あります。まずは相手の特徴を知り、それから対策を考えてみてはいかがでしょうか。
同じ職場の人のなかには、あなたと同じような悩みを抱えている人が他にもいるかもしれません。
みなさんの不安がすこしでも解消されることを願っています。できることから考えていきましょう。