圧迫面接って転職の面接でもあるんだろうか?
圧迫面接をするような会社の面接に行きたくない。
まさか新卒の時ならばまだしも、転職でも圧迫面接があるのか。
転職活動を行うとき、そんな不安に襲われると思います。
その不安な気持ち、とてもよく分かります。
残念ながら、転職活動でも圧迫面接を行う企業は存在します。
目次
そもそも圧迫面接とは?
圧迫面接の特徴ですが、執拗に転職希望者にダメ出しをしたり、なぜをしつこく繰り返すなど、基本的に転職希望者にとっては不愉快なことをあえてするのが圧迫面接の特徴です。
そしてそういった会社は、入社した後にそれを上回るストレスが、常にかかる状況で勤務しなければならない会社であることを念頭に置いておかなければなりません。
圧迫面接をする面接官もあくまでも仕事でやっています。
演技です。普段から圧迫面接のような態度をとっていれば、社会的に信用は失墜します。
要するに、上層部の経営者の方針で圧迫面接をしているということです。
圧迫面接自体が、下手をすれば会社の名誉を棄損する行為になる可能性もありますが、それでも圧迫面接をすることには意味があります。
単純に圧迫面接ではストレス耐性を図っています。
まずは圧迫面接を受けたときの上手な切り返し方をお伝えします。
面接官にひるむことなく、圧迫面接を突破しましょう。
圧迫面接をする会社の意図は?入社したら倍以上の理不尽な目に遭うというサイン
圧迫面接をする会社の社内は理不尽な体育会系企業と、同族の中小企業のように上層部に対して部下が意見を言うことが許されないという環境の企業に多いです。
入社したらいま受けている圧迫面接の倍以上に理不尽な目に遭いますが、それでも問題ありませんか?
という人事からのサインが圧迫面接です。
実際に圧迫面接をしてみないと相手の入社後の反応が分かりません。
入社しても正社員が3日と持たずに辞めていくような環境の会社であることが多いです。
雇う前に見極めずに、雇ってすぐに辞められる方が会社にとっては損となります。
それで悪評が立つことを気にせずに圧迫面接を行います。
こういった圧迫面接をする会社は、一般的な会社に比べて労働環境が半端なく悪いという特徴があります。
普通の労働環境の会社の人事ならばそんなことをしないからです。
人事は会社の顔なので、会社の評判に傷をつけるな!という経営者が圧倒的に多いのに対して、圧迫面接を行う会社の経営者は、社会的な評判よりもストレス耐性が高く使い勝手のいい社員を獲得することに必死です。
社会的な信用よりも儲けを最優先する会社が多い!
社会的な信用など、どうでもいいから儲けが最優先である。
このように考える経営者が圧迫面接をするように人事に命令します。
具体的な特徴としては、何度も労働基準監督署に是正勧告を貰っているのに、改善しないで書類送検されたり、下手をすれば詐欺罪などで経営者が逮捕された経歴があったりします。
いまはネット社会なので、転職する場合には経営者の評判を必ずチェックしてください。
過去に犯罪歴のある社長の名前はすぐに出てきます。
全く社会的な地位や評判を気にしない経営者なので、外部の労働組合などとしょっちゅうもめ事を起こしています。
私は一度こういう類の経営者の直下で人事をしたことがありましたが、あまりに退職者が多く、悲惨な状況でした。
半年前に採用した正社員50名のうち、45名までが退職するという惨状でした。
自分の機嫌一つで社員の昇格と降格を決めたり、解雇したりするのもこういった会社の経営者の特徴です。
具体的には、飲み会で気に入らなかったから、やっぱりあいつはクビにしてくれ、というような違法な指示が多かったです。
圧迫面接をする会社に転職するメリットとは?
しかし、大きなメリットがあります。
経営者一族や上司に気に入られると、基本的にはその後の心配はいりません。
実力が無くても勝手に出世しますし、給料も社長が個人的に決めるので、生き残ることが出来れば相場よりも圧倒的に高くなります。
退職者が多すぎるので、半年もいればベテラン扱いになります。好きなように仕事ができます。
体育会系の組織に慣れている転職希望者であれば、気に入られて上に上がるというのもアリです。
圧迫面接に対するリアクションの正解とは?具体例を紹介!
圧迫面接を受けて、そのままスゴスゴと引き下がってはいけません。
面接官も演技でいやな役割を引き受けています。
やられてそのまま帰るようなことでは絶対に落とされます。
必ず、やり返すようにしましょう。
但し、ストレス耐性のチェックを含めての圧迫面接です。
圧迫面接を行う面接官と喧嘩をしてはいけません。
これまであなたは仕事上で何度も辛い思いをしたり、修羅場を潜り抜けてきたと思います。
得意先に無茶を言われてあなたは思い切り怒ったりしていたでしょうか。
そうではなく、上手に相手の不満を受け止めながら問題解決に向けて仕事をしてきたと思います。
普段の仕事と同じです。相手の言い分を聞いてから上手にかわして、自分のペースに持ち込んでください。
圧迫面接を行う面接官は得意先や上司と同じだと考えよう!
圧迫面接を行う面接官を面接官だと思うと絶対に腹が立ちます。
圧迫面接をする面接官は、苦手な得意先や、自分の上司だと考えてみましょう。
そうすると我慢できると思います。
腹を立てている場合ではないと判断できると思います。
「転職回数が多すぎるね。これでは当社では続かないよ!君は仕事を舐めている。」
「学歴が低いね。こんなアホな大学出てよく当社を志望してくれた、うちはよっぽどバカかアホに好かれる企業なんだね!ありがとう!光栄だよ!」
「態度が気に入らない。なんだその態度は?」
このように面接官が、転職希望者を積極的に挑発してくるのが圧迫面接の特徴です。
ここで売られた喧嘩を素直に買ってしまうと、ストレス耐性が低いとみなされます。
まず、否定を受けても相手の言うことを一度認めてから、言葉を返すようにして下さい。
具体的にはこのように返します。
このように相手を認めてから反論すれば、喧嘩になりません。立派な面接です。
逆に悪いパターンはこうです。
こうなるとただの喧嘩になってしまいます。
先ほども説明した通り、この手の会社に入社すれば毎日、経営者や上司から罵詈雑言を言われる可能性があります。
いちいち悪口を言われたくらいで傷ついていたら話になりません。
スルースキルが何よりも大切になってきます。
面接官を上手にヨイショして採用されてやるくらいの気持ちでなくてはいけません。
入社後に待っているのは、そのようなスキルが高い社員ばかりです。
社会的に見て圧迫面接をするような会社は不正解ですが、その圧迫面接をするような会社の中では圧迫面接をすることが正解なのです。
この手の会社では、正義感や信念などを持っていると辛い目に遭います。
面接の場では清濁併せ呑むつもりで、回答をするようにして下さい。
気に入らなければ内定を獲得した後に辞退すれば良いのです。
面接に落とされる方がもっと腹が立ちます。
負けないように上手な喧嘩をするようにしましょう。
圧迫面接をする会社かどうかは転職サイトを活用して見極めよう!
転職サイトを積極的に活用することをおススメします。
理由としては、転職サイトにはその会社の面接の口コミを見ることが出来る機能が搭載されているサイトがあります。
転職サイトを活用することで、圧迫面接をする会社かどうかを見分けることが出来ますので、積極的に活用するようにしましょう。
面接前にどのような会社を知ることが出来るので、対策を立てやすいです。
また圧迫面接を避けたい場合にも有効なのが転職サイトです。
どうしても圧迫面接を受けたくない場合には、事前に情報を得ることで避けることができます。
転職サイトを活用して、圧迫面接にひるむことなく、内定を獲得しましょう。
新天地でのご活躍をお祈りしております。