多くのメディアで取り上げられているコストコに就職や転職を考えている人は多いと思います。
しかし、実際働くとなると評判・経営方針・年収などが気になりますよね。
そこで今回は、コストコの評判・年収・福利厚生、さらには転職するまでの流れについて徹底解説していきます。
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目次
一目でわかるコストコの評判
働くうえで評判はどうなのか気になると思います。結論としてコストコは働きやすい企業として評判が高いといえます。
年収や福利厚生については、今後の働き次第で大幅な給与アップなど、外資系の企業では珍しく福利厚生も充実しています。
研修制度ややりがいについては、風通しの良い社内でしっかりとした研修を受けることができる反面、外資系企業のためマニュアルが不十分な場面もあり知識の定着まで時間がかかります。
覚えることも多いですが、ひとりで仕事ができるようになった時やお客さんから感謝の言葉をもらえた際にやりがいを感じます。
最後に将来性については、今後さらに店舗数の拡大を視野に入れているため将来性のある企業といえますが、一方で客離れが発生する懸念点もあります。
これらの評価をまとめるとコストコは働きやすい企業としての評判が高いです。
コストコはどんな会社?
コストコは何でも購入できると思っている人も多いでしょう。そもそもコストコはどんな会社なのか就職や転職するうえでは知る必要があります。
ここからは下記項目に沿って見ていきます。
- 事業方針・経営理念
- 事業内容
- 売上
- 従業員数
事業方針・経営理念
コストコは会員制の倉庫店で、良品質の商品をできるだけ安い価格で販売し、小規模ビジネスを対象に展開しています。
再販業者は仕入れ価格を節約できるだけでなく、商品を安く購入することができます。
さらに個人の会員もさまざまな商品の買い物を楽しめます。
コストコの始まりはカリフォルニア州サンディエゴにある飛行機格納庫からです。
その後改造を繰り返し「プライスクラブ」といった倉庫店を開業しました。
その後プライスクラブは急成長を遂げ、1983年ワシントン州シアトルに「コストコ」1号店がオープンし、1993年には「コストコ」と「プライスクラブ」が合併し、「プライスコストコ」になりました。
1997年には「コストコカンパニー」に社名変更をし、1999年8月30日社名を「コストコホールセールコーポレーション」に変更し米国NASDAQに上場を果たしました。
現在コストコの本社はワシントン州イサクアにあり、コストコジャパンの本社は千葉県木更津市にあります。
またコストコでは、会員に対し高品質なサービスと商品の提供をできる限りの低価格で提供することを経営理念としています。
会員の皆さまに、高品質の商品とサービスできる限りの低価格で提供し続ける
事業内容
会員制の大型倉庫型店舗として圧倒的な商品数と低価格帯で商品の販売を行っており、現在国内では26店舗あります。
食品・日用品・生活雑貨に加え家電・アウトドア用品・医薬品など幅広い品揃えです。
さらにコストコは自社ブランド「カークランドシグネチャー」の展開もしています。
売上
2022年9月期では2,227億ドルとなっており前年比よりも15.9%増加しています。
さらにE コマースの売上も順調に伸び、2022年度通期では前年比よりも10.1%増加しています。
売上がもっとも伸びたカテゴリーはベーカリーと青果で、売上が高かった地域は中西部・南東部・北東部でした。
従業員数
世界では約24万人・日本では約9,000人の従業員が働いています。
経済的不況が続く中でここまでの従業員数を抱えている企業であれば優良企業といえますね。
コストコの転職難易度
転職の難易度についてはやや高めだと思います。
コストコでは積極的に中途採用を実施し倉庫店・物流センター・本社勤務職を募集しています。
求める人材の条件には英語や日本語が堪能であることや小売業界・接客などの経験を求める場合があります。
さらに希望の部署によっては条件のハードルが高い部署もあります。
したがって転職の難易度はやや高めだといえます。
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コストコの正社員の平均年収は360万円程度
20代から40代までの平均年収は360万前後となります。
下記では年代別にさらに詳しく年収を記載していますのでぜひ参考にしてください。
年齢 | コストコの平均年収 | 日本の平均年収 |
---|---|---|
20代 | 346万円 | 342万円 |
30代 | 387万円 | 435万円 |
40代 | 369万円 | 495万円 |
コストコには時給制の正社員が多数在籍しているため日本の平均年収と比較すると、年収はそこまで高くありませんが、社内では業務内容の割に給与が高いと感じている人が多くいます。
コストコの福利厚生は充実している?
日本の大手企業と比較するとやや劣りますが、社会保険(雇用・労災・健康・厚生年金)・育児・介護休業などはひと通り完備しているため、外資系の企業としては福利厚生は充実しています。
一般企業ではなかなか取りづらい育児・介護休業もコストコでは取りやすいといった声が多くあります。
なお住宅手当や家賃補助はないため注意が必要です。
コストコの休日・休暇制度は整っている?
配属先の部署によって異なりますが、休日休暇制度は整っています。
24時間体制の部署もあり必ずしも土日祝休みではありませんが、完全週休2日制かつ年間休日は120日です。
その他の休日休暇は以下の通りです。
- 慶弔休暇
- 有給休暇
- 産前・産後休暇
- 育児休暇
- 介護休暇
などひと通り網羅しています。
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コストコの残業時間は多い?
月あたりの平均残業時間は月10から15時間程度と、同業他社に比べてやや低めです。
一方役職別では正社員の残業はほとんどなく、管理職になると仕事量が増え残業が多くなる傾向にあります。
しかし有給の取得率は非常に高く、残業代はしっかり支払われるため優良企業といえます。
コストコへ転職するまでの流れ
コストコへの転職は下記2パターンとなります。
- 転職サイトより応募
- コストコHPより応募
部署によって採用フローは異なりますが、書類選考→面接→内定の流れがオーソドックスとなります。
ひとりでの転職活動に限界を感じたら、転職エージェントに頼るのも有効な手段です。
大手企業へ転職する前に調査すべきポイント
ここからは大手企業へ転職する前に調査すべきポイントを紹介します。
企業の財務状況と成長戦略の内容
大手企業への転職を検討する際には、まず企業の財務状況と成長戦略を調査することが重要です。
財務報告書や公開されている情報を分析し、企業の経済的な健全性や成長性を評価しましょう。
また、企業の成長戦略やビジョンについても確認し、自身のキャリア目標と一致するかどうかを考慮しましょう。
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求人の具体的な内容と条件をチェックする
大手企業の求人情報を詳しくチェックすることも重要です。
役職や担当業務、求められるスキルや経験など、具体的な内容を把握しましょう。
また、給与水準や福利厚生、労働条件なども注意深く確認し、自身の要望や条件と合致するかどうかを確認しましょう。
企業の評判と社風
転職先の企業の評判や社風を確認して、社員の声や口コミを探し、その企業で働く社員の満足度や働きやすさを把握しましょう。
また、企業の理念や文化に共感できるかどうかも考慮するべきです。
自分がやりがいを感じられる環境で働けるかどうかを確認しましょう。
キャリアアップの方法とスキル要件
大手企業での転職後にキャリアを積むためには、キャリアアップの方法と求められるスキル要件を調査しましょう。
企業が提供する研修制度やキャリアパス、スキル開発の機会などを把握し、自身の成長につながる環境かどうかも確認が必要です。
また、求人情報や企業のウェブサイトから必要なスキルや経験を確認し、自身がそれに応えられるかどうかを判断しましょう。
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転職活動を効率的に進めるポイント
ここからは転職活動を効率的にすすめるポイントについてお伝えします。
自己分析を行う
転職活動を効率的に進めるためには、自己分析を行うことが重要です。
自分のスキル、経験、価値観、興味関心などを客観的に評価しましょう。
自分が本当に求める職種や職場環境を明確にすることで、適切な転職先を見つけられます。
職務経歴書・履歴書を作成する
転職活動では、職務経歴書や履歴書を作成しないといけません。
これらの書類は自分の経歴や能力をアピールするための重要なツールです。
過去の職務経歴や実績を具体的に記載し、転職先に求められるスキルや経験との関連性を示しましょう。
転職サイトや求人情報を活用する
転職サイトや求人情報を積極的に活用しましょう。
大手企業の求人情報が掲載されているか確認し、自身の希望条件に合う求人を探しましょう。
また、求人情報を定期的にチェックし、新着情報や応募締切日を把握することも重要です。
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ネットワークを活かす
自身のネットワークを活かして転職活動を進めることも有益です。
知人や先輩からの紹介やアドバイスを受けたり、業界イベントやセミナーに参加して新たなつながりを作ったりすることで、情報や機会を得られます。
また、LinkedInなどのプロフェッショナルなSNSを活用して、転職先を見つけるためのコネクションを広げることも有効です。
コストコは業界内では年収の基準が高い
コストコの年収は、業界内では高めの水準を誇ります。
業務内容のわりに高い給料だと感じる人も多い傾向ですね。
接客業で活躍の幅を広げたい人は、コストコへの転職も視野に入れましょう。
やりがいが評価してもらえる働きやすい職場と言えます。