第二新卒として転職活動を始めたいと思っているそこのあなた。
そもそも自分が第二新卒にあてはまるのか、第二新卒としてどんな転職活動を進めればいいのか迷ってはいませんか?
第二新卒という言葉は転職業界では良く使用されている言葉ですが、よく意味を知らないという方もいるでしょう。
そこで今回は、第二新卒がどこまで該当するか、また第二新卒としての転職活動の進め方を解説していきます。
目次
第二新卒とは
第二新卒とは転職業界で使われている用語の一つで、実は明確に定義づけられているものではありません。
ただし、一般的似は下記の意味合いを含んでいることが多いです。
- 新卒から1~3年以内の人材
- 既卒との違いは社会人経験があるか
- 応募先は中途採用向けの求人
以下で詳しく解説していきます。
新卒から1~3年以内の人材
第二新卒とは一般的に、新卒から入社して1~3年以内の人材のことを指します。
年齢に上限があるわけではありませんが、23~25歳程度の人材を指すことが多いです。
ただし大学院卒や専門学校卒の場合は、学校を卒業してから数えることになります。
ただし企業によって想定している第二新卒の年齢や学歴が異なるので、応募要項をよく確認しておく必要があります。
既卒との違いは社会人経験があるか
第二新卒と既卒は混同されることが多いですが、大きな違いは社会人経験があるかどうかです。
既卒と同年代になりますが、既卒は大学を卒業してから正社員として働いていない状況に当てはまります。
そのため卒業してから正社員として働いている人材が、第二新卒として判断されることが多いです。
応募先は中途採用向けの求人
第二新卒の求人の応募先は、一般的似は中途採用向けであることが多いです。
第二新卒は新卒と名前がついているもののの、一度就職しています。
一般的に新卒採用はは社会人として初めて働く人を対象に選考を行っています。
中には第二新卒でも新卒で応募できるところもありますが、一般的には中途採用求人に応募することが多いです。
第二新卒が転職市場・企業から人気がある4つの理由
「第二新卒として転職したいけど、企業から採用されなかったらどうしよう…」と思っているかたも多いことでしょう。
しかし第二新卒は転職市場・企業の中からみても比較的人気がある層なのをご存じでしょうか。
第二新卒が転職市場・企業から人気がある理由は、以下の通りです。
- 企業内で若手人材が流出しているから
- ポテンシャルが高く今後の成長に期待できる
- 教育コストの削減につながる
- 企業風土になじみやすい
以下で詳しく解説していきます。
企業内で若手人材が流出しているから
第二新卒が転職市場や企業で人気を集めている理由として、企業内で若手人材が流出していることが挙げられます。
最近では第二新卒の中でも、転職活動に積極的・前向きな意見が増えてきています。
新卒入社した企業に長期間在籍するのではなく、働きやすさやキャリアのことを考えた転職先探しを考える人が増えているのです。
そのため企業内では若手人材の流出が増えているところもあり、今後の人材育成や会社経営のことを考えて、若い人材を補填しようとするのです。
新卒枠を増やして採用することもできますが、第二新卒の方が社会人目線での職場選びが可能。
そのため会社の状況を踏まえたうえでマッチングできるので、離職率を抑えるためにも第二新卒を採用するところがあるのです。
ポテンシャルが高く今後の成長に期待できる
第二新卒は他の年代と比較してポテンシャルが期待できるのも、第二新卒が人気を集める理由です。
20代後半から30代など段々年齢を重ねていくにつれて、仕事に対する考え方も固まってきます。
また段々と加齢に伴い、記憶力が低下していくこともあるでしょう。
第二新卒は社会人の中でも特に年齢が若いですから、学んだことを吸収しやすい傾向にあります。
また考え方も柔軟なので会社の理念を吸収して、行動に移してくれる可能性も秘めています。
第二新卒として採用することで、企業の成長につながるポテンシャルに期待して、採用する企業も多いのです。
教育コストの削減につながる
企業が第二新卒を採用することで、教育コストの削減につながることもあります。
第二新卒は新卒入社した企業で、基本的なビジネスマナーや社会人の基礎的なスキルを研修を通して身に着けています。
研修は無料ではなく人件費や受講コストもありますから、企業側としてはできるだけ削減したいと考えることがほとんど。
第二新卒を採用することで、新卒の枠を増やすよりもコスト削減になるのです。
企業風土になじみやすい
企業風土になじみやすいことも、第二新卒を企業が採用する理由の一つです。
上述した通り、第二新卒は他の年代と比較して柔軟な考え方を持っています。
そのため新しい環境にいったとしても、企業風土になじみやすい傾向にあるのです。
もちろん全員が馴染みやすい特徴を持っているわけではありませんが、他の年代に比べて理念への共感が得られる可能性が高いです。
第二新卒が転職するときの3つのデメリット
第二新卒は企業にとってメリットのある人材ではありますが、完全に受け入れてくれる企業だけではありません。
第二新卒の転職活動では、下記のようなデメリットもありますので、注意が必要です。
- 短期間で退職する先入観を持たれやすい
- 大手・経験が必要な職種では採用されにくい
- 働きながらの転職活動が負担になりやすい
以下で詳しく解説していきます。
短期間で退職する先入観を持たれやすい
第二新卒は他の年代に比べて、短期間で退職する先入観を持たれやすいデメリットがあります。
上述した通り、第二新卒は一般的に入社してから1~3年の社会人のことを指します。
中には短期間で入社した企業を辞めている人もいるので、企業側の採用担当者の中には、「うちの会社も短期間でやめてしまうのではないか」と不安になる人もいます。
企業の採用活動には多くのお金がかけられているので、企業側もコスト削減のために長期的に働いてくれる見込みのある人を優先して採用しようとします。
そのため面接に挑む際には、短期間で退職した理由を説明したり、マイナスイメージを払しょくできる転職対策が重要になります。
大手・経験が必要な職種では採用されにくい
第二新卒では、大手や経験が必要な職種では採用されにくい傾向にあります。
大手企業は求人の人気が常に高いので、そもそも求人が出ないこともあります。
また経験が重要視される職種の場合、応募者の中でも経験が豊富な人材に絞って採用を行うことがあります。
大手・経験が必要な職種を狙ってしまうと、転職先が上手く決まらないこともあるので、注意が必要です。
働きながらの転職活動が負担になりやすい
第二新卒はまだ社会人としての生活に慣れてきた段階ですので、仕事と並行しながら転職活動を行うことに対して負担を感じる人もいます。
転職活動は一般的に働きながら、ある程度の収入を確保したうえで並行して行うことが一般的です。
通常の労働に加えて、求人への応募や転職対策をする必要があるので、精神的にも肉体的にも負担に感じることが多いのです。
第二新卒で転職するなら2~3か月のスケジュール感ですすめよう
第二新卒として転職活動をすすめるのであれば、2~3か月のスケジュール感ですすめることをおすすめします。
中には短期間で転職先を決めてしまいたいと思う方もいるでしょうが、急いで転職活動をすすめると大切なことを見落としてしまう可能性もあります。
じっくりと転職先を探して、現在在職している企業を円満に退職できるようにするには、2~3か月程度を見ておく方が安心です。
もちろん長引く可能性もありますので、あくまで目安ですが一度どのくらいの温度感で転職活動をすすめるのか、予定を立ててみましょう。
第二新卒が転職を進めるなら転職対策を徹底しよう
第二新卒が転職活動を始めるのであれば、序盤からしっかりとした転職対策を取ることが大切です。
感覚で転職先を決めてしまうと、労働条件に納得できずに再転職することになる可能性も十分にあります。
また新卒の就活とは異なり、転職の際には今後のキャリアを考慮した転職対策も重要になります。
第二新卒として転職活動をすすめるなら、今だけではなくこれから数年~数十年のことを考えて、しっかりと軸を定めていく必要があるのです。
第二新卒におすすめな転職サイト・エージェント
第二新卒が転職活動をするときには、転職サイト・エージェントの利用がおすすめです。
自分で行きたい企業に積極的に応募するのも問題ありませんが、転職サイト・エージェントを利用擦る方が効率的です。
第二新卒として転職するのであれば、条件にあった求人に応募することも大切です。
第二新卒として転職したい方は、下記の転職サイト・エージェントの利用も検討してみてください。
doda
dodaは全国の求人を取り扱っている転職サイト・エージェントです。
様々な職種の求人を取り扱っているので、異業種転職にも活用できるのもポイント。
豊富な求人検索機能により、希望条件で転職先を絞り込むことも可能です。
専門のコンサルタントが在籍しているので、依頼すると転職サポートも受けられます。
ハタラクティブ
ハタラクティブは20代専門の転職エージェントです。
転職者一人に対して1人のキャリアアドバイザーがついてくれるので、初めての転職活動でも安心して利用できるでしょう。
第二新卒向けの未経験OK求人も掲載しているので、第二新卒の転職活動に不安のあるかたにもおすすめ。
特に書類選考と面接対策に力を入れているので、選考対策もスムーズにすすむでしょう。
第二新卒のメリットを活かして条件に合った企業を探そう
第二新卒とは、社会人の中でも新卒から1~3年目くらいの人を指す言葉です。
経験ではなくポテンシャルを活かした転職活動ができるので、活躍してみたい業界や働きたい業界があるのであれば、是非行動に移してみてください。