第二新卒歓迎の企業も増えていますが、面接で必ず聞かれるのは転職理由です。
「すぐに会社を辞めてしまってるし、転職理由をうまく話せる自信がない・・」という方も大丈夫。
よく「ネガティブな転職理由をポジティブな理由に変換させるといい」といいますが、うまく変換することは難しいですよね。
物事のネガティブな面とポジティブな面は2つです。「嘘ではないのに面接時に効果的な転職理由」を考えて、面接官に好印象をもってもらいましょう！
- 求人数
- 250,127件（2024年6月17日時点）
- 対応エリア
- 全国
- おすすめポイント
- ・条件に応じた求人紹介あり ・正社員募集がわかりやすい ・週2回求人更新
目次
第二新卒の面接で面接官が見ているポイント
第二新卒は1年という短期間で退職しているため、アピールできる経験は少ないです。
第二新卒の面接で、面接官が見ているのは以下の3つです。
- 転職理由
- 志望動機
- やる気
転職理由をきちんと説明できるか
理由はどうであれ、短期間で会社を辞めてしまったのには変わりありません。
面接官は心のどこかで「またうちの会社も辞めてしまうのではないか・・」という不安を持っています。
人材の採用にはコストがかかります。求人広告を出すのにもかなりの費用がかかります。
例えば、マイナビは4週間求人広告を出すのに約20万円、DODAは4週間で25万円と、どこの会社も4週間で20万円～35万円とかなりのコストがかかっています。
また、採用した人材は会社の利益をすぐに出せるわけではありませんので、人材を会社の戦力になるまで育てなければいけません。
第二新卒の場合、中途採用とは違って、数年必要分の給料は「投資」なのです。
もし、採用した人材が辞めてしまったら、求人広告の費用も、面接に費やしてきた時間も育ててきた投資もすべて無駄になってしまいます。
面接官は応募者が優秀かどうかと同じくらいすぐ辞めないかを見るために転職理由を聞きます。
そして前の転職理由は妥当なものか？同じことがもし入社したら起こる可能性はないかをチェックしているのです。
第二新卒はやめとけ？転職活動が厳しい理由と成功のコツを徹底解説
志望動機をきちんと説明できるか
大切なのは退職理由と志望理由がマッチしていることです。
例えば、上司との折り合いがうまくいかなくて転職したのに、御社のこの業務に興味があったと言われては面接官にちぐはぐな印象を与えてしまいます。
ちぐはぐな印象を与えてしまうと、面接官に不信感を持たれてしまいます。
長期的に働けるかチェックしている
面接官は転職の理由を聞くことで長期的に働けるかチェックしています。
「入社してもすぐにやめたいか」「ちょっとしたことが退職の原因にならないか」などを確認されると考えましょう。
実際に第二新卒は転職活動をしているので、短期間で仕事を辞めたことに変わりはありません。
冷静に考えられる人なのか、キャリアのプランは固まっているのか、見分けるために理由を尋ねられます。
早期離職の懸念をなくすためにも、長期に渡って働く気持ちを伝えましょう。
仕事への意欲や情熱
仕事への意欲や情熱は、転職理由から推し量れます。
「担当業務への熱意がなくて、今の仕事を辞めたいのではないか」といった印象になると、転職で不利です。
自分はどのように努力をして、どのような結果を出したのかなるべく丁寧に伝えてください。
前向きな転職理由を考え、新しい業務への情熱を伝えることに結びつけましょう。
人材のストレス耐性
第二新卒の人材が転職理由を聞かれたときは、ストレス耐性を測られている可能性があります。
どのような場面でも落ち着いて考え、しっかり対応できることを証明しましょう。
ストレス耐性がない人は、後先考えずに行動する傾向があります。
ビジネスでの突発的な判断や行為は、仕事に悪影響が出る可能性が高いです。
企業もストレス耐性がない人を進んで採用しようとは思いません。
ビジネスマナーは十分にあるか
ビジネスマナーが十分にあるか、第二新卒は転職活動で試されます。
新卒と異なり社会人経験がある第二新卒は、基本的なビジネスマナーを備えていることが重要です。
企業もビジネスマナー講座や新人研修などを受けさせる手間が省けます。
教育コストがかからないので、第二新卒を積極的に採用する企業もあります。
転職理由を伝える時はビジネスマナーや言葉遣いに気をつけましょう。
転職理由とキャリアプランはマッチするか
キャリアプランに相違はないか、転職理由をチェックされることがあります。
転職理由とキャリアプランのつじつまが合わないと、入社後の活躍が想像できません。
どんなキャリアの発展を望んでいるのか、どんな活躍をしたいのか、転職理由と結びつけて伝えましょう。
キャリアプランをきちんと用意して、会社の長期的な利益のために何ができるのか、話すことが重要です。
第二新卒で経験アピールはいらない
中途採用と第二新卒に求めるものは全く違います。
中途採用は経験を重視し、採用してすぐに会社に利益を与えてくれることを目的に採用活動をしています。
それに対して第二新卒は、経験がほぼないということを前提に募集しています。
つまりポテンシャル（やる気・成長の可能性）を重視しているのです。
前職での経験をアピールするよりも、自分のポテンシャルや仕事に対するやる気を見せたほうが面接官の心に刺さるでしょう。
第二新卒の主な転職理由とは
では実際、第二新卒が転職を考える理由にはどんなものがあるのでしょう。
まずは、第二新卒に多い転職理由ランキングを上位5位まで見ていきましょう。
| 1位 | もっとやりがい・達成感のある仕事がしたい |
|---|---|
| 2位 | 給与・年収をアップさせたい |
| 3位 | 残業を減らしたい、休日を確保したい |
| 4位 | 希望の勤務地で働きたい |
| 5位 | より会社の風土や考え方が合う企業で働きたい |
こちらは学情が2021年に実施した「第二新卒（職歴3年未満の20代）の転職意識」調査から抜粋しています。
また、上記の他にも下記のような理由が考えられます。
- 人間関係に悩んでいた
- 残業が多く長時間労働が続いている
- 仕事内容がミスマッチ
- 新しい職場で経験を積みたい
- 業界の先行きに不安があった
- 給与アップを図りたい
- 会社の環境が自分に合わなかった
- 家庭の事情があった
- 他にやりたいことがあった
会社の待遇や人間関係など、ネガティブな理由で転職を検討している方も多いのが分かりますね。
しかしこのままの理由を面接で言ってしまうと、「面接官にまた同じような理由で辞めてしまうのではないか・・」と思われてしまいます。
ではこのネガティブな転職理由をどうすれば、面接官に納得できる理由になるのでしょうか。
第二新卒で転職に成功するコツ15選！成功・失敗する人の差とは
職場の人間関係の悪化
職場の人間関係が悪化した場合、仕事の成果に直結する可能性があります。
業務がしにくかったり指示が通りにくかったり、さまざまな弊害が考えられるでしょう。
居心地の悪さから、転職を考える人もいるのではないでしょうか。
どれだけ自分が改善を行っても雰囲気が良くならない職場は、転職した方が根本的な解決になる場合があります。
残業が多く長時間労働が続いている
残業が多く長時間労働が続いている職場では、ストレスを抱える社員が多い傾向です。
業務の効率化につながらない残業に、抵抗がある人もいるのではないでしょうか。
古い風習が残る職場では、長時間労働=働いた証として間違った評価をされる可能性があります。
働き方改革が進んでも会社自体が動かなければ、長時間労働の改善は難しいでしょう。
長時間労働を重ねることが、転職のきっかけになることは珍しくありません。
仕事内容がマッチしない
仕事内容が合わない場合は、転職につながる可能性が高いです。
スキルに見合う仕事を担当できなかったり、思っていた業務内容と違ったり、ミスマッチの原因は多岐にわたります。
キャリアアップを望んでいる人は、仕事内容がマッチしないまま働き続けると将来の計画に悪い影響が考えられるでしょう。
新しい職場で経験を積みたい
いわゆるスキルアップのために転職を考える人もいます。
興味があったけれどこれまで経験しなかった業種へのチャレンジや、より専門性が高い仕事がしたいなど、新しい経験を積むための転職です。
ポジティブな転職理由ですが、新しい仕事では、これまでの実績がリセットされる場合もあるので注意してください。
業界の先行きに不安がある
業界の先行きに不安があるため、転職を考えるという人もいるでしょう。
企業体制や事業内容に疑問を感じた場合や、将来性を感じられる仕事ではないなど、先行きへの不安は転職の理由になります。
衰退が考えられる業界や会社で能力を発揮しても、うまくキャリアにつながらなければ、やりがいを感じられないでしょう。
給与アップを図りたい
給与アップのために転職を考える人も多い傾向です。
今の仕事・業界で年収に満足していないことは、より専門性が高い業種や規模が大きい企業への転職理由になります。
給与を上げるためには、スキルアップやキャリアアップを前提とした転職を行いましょう。
ただし、むやみに転職先を決めるのではなく、資格取得やスキルアップをしてから活動してください。
会社の環境が自分に合わなかった
会社の環境や社風がマッチしないと働き続けることは難しいでしょう。
くわしい経営方針や習慣、風土などは、その会社で実際に働いてみないと分かりません。
労働条件がライフスタイルとマッチしないと、生活に支障が出る可能性もあります。
労働条件が変わったことで、以前よりも働きにくくなることも考えられるでしょう。
こんな転職理由はNG！
NG例①お給料が安くて・・。
仕事にお給料が見合っていないと辞めたくなりますよね。
私もバイトの面接で言ってしまったことがあります。
居酒屋でアルバイトをしていた際に深夜0時まで働いても深夜1時まで働いても時給が変わらなかったのです。
法律的には違法ですし、他の居酒屋では深夜手当がつくのが当たり前だろうと思っていたので、退職理由で伝えても問題はないだろうと思っていましたが、面接はもちろん落ちてしました。
待遇面での不満は正当な理由であっても面接官側にはいい印象を与えません。
「ただ不満を言っているだけ」に見えてしまうようです。
NG例②人間関係がうまくいかなくて・・。
人間関係の理由もストレートに伝えるのはNGです。
職場で全員と気が合うということはなかなか難しいでしょう。
新しい職場で人間関係がいいとは限りません。合わない人というのはどの環境にもいますし、面接官も分かっています。
「うちでも合わない人がいたらすぐに辞めてしまうの？」「そもそもあなたに問題があるのでは？」
これが面接官の本音です。
あなたは悪くなくても、会社側が明らかにおかしくても、面接官は状況を見ていませんので、判断しかねます。相手がネガティブに受け取る可能性が退職理由は避けましょう。
NG例③研修制度が整っていなかった
研修制度は整っていることに越したことはありません。
しかし研修制度が整っていなかったから、自分が成長できなかったというのは、会社に貢献するという姿勢よりも、会社が教えてくれるという受け身の印象を与えます。
「自分で成長するために努力しなかったの？」「自分が成長できなかったことを、会社の制度のせいにする人なの？」と思われてしまいます。
NG例④会社のせいで退職を決めた…
「自分に非がまったくなく、会社のせいで退職を決めた」といったものは、退職理由としてふさわしくありません。
自分の短所を理解していないばかりか、企業のせいに責任転嫁する印象になるので注意しましょう。
それだけでなく「勤めていた会社から評価されなかった人材」というマイナスイメージにつながってしまいます。
実際に会社が原因で退職を決めた場合でも、そのまま伝えることは避けてください。
「キャリアアップのため」「新しいチャレンジのため」などと言い換えて、ポジティブな転職理由を作りましょう。
NG例⑤もう仕事から学べるものがない…
「もう仕事から学べるものがない」ということが事実でも、ベストな転職理由にはなりません。
「目標があるけれど物理的に難しい状況」という転職理由に変換してください。
実際に学べるものがなくても、仕事に関しては「待っているだけ」の姿勢はよくありません。
また、会社によっては「仕事は利益を上げる場所で学ぶ場ではない」と考えている場合もあります。
マイナスイメージにならないように、転職先の事業方針をよく確認しましょう。
転職理由を考えるときに抑えたい3つのポイント
転職理由を考える際に大切なことは、下記3つです。
- 面接官の不安を払拭する
- 環境のせいにしない
- 嘘をつかない
面接官の不安を払拭する
一度は会社を辞めているわけですから、当然面接官は「またすぐに辞めてしまうこと」を不安に思っています。
面接官の不安を払拭することは、自分の能力をアピールすることと同じくらい大切です。
- 粘り強いこと
- 困難に出会ったときに対処する努力ができること
- 仕事に対する責任感があること
- 仕事に対する情熱（やる気）があること
を伝えましょう。
面接官を安心させることで、面接成功に近づけます。
環境のせいにしない
環境のせいにすると、「また不満を言って退職するのでは？」「なんでも人のせいにする人なのか？」と思われてしまいます。
環境のせいに聞こえるような転職理由は避けましょう。
嘘をつかない
嘘をついてたとえ採用されても、発覚した場合その後の信用に関わります。最悪の場合、内定取り消しになることも考えられますので、嘘は絶対に避けてください。
面接官もプロですので、嘘っぽいな・・という理由は伝わってしまうものです。
効果的な転職理由の伝え方の例文
人間関係や、待遇面などのネガティブな転職理由は面接官にいい印象を与えません。
例えば上司との折り合いが悪いだけ伝えては単に「少し上司とうまくいかなかっただけで、辞めてしまうのかな？」と思われてしまいます。
しかし、物事のネガティブな面とポジティブな面は表裏一体です。
「飽きっぽい性格」は「好奇心旺盛な性格」ですし、「心配性」は「計画を綿密に立ててから実行に移せる」です。転職理由も同様に伝え方次第で面接官の印象は大きく変わります。
そんな風に「ネガティブな転職理由をポジティブな理由に変換させる」テクニックを使った、効果的な転職理由の伝え方について見ていきましょう。
上司との関係がうまくいかなかった場合
改善前：上司と自分の意見が合わず、もっとのびのびできる環境で働きたいと思った
改善後：
そこで上司に言われたことを改善して提案しても検討もしてもらえず無駄でした。
このような工夫と努力でもっと成長できたと思いますが、会議を重ねるうちに、年齢やポジションに関係なく意見を出し合える会社で活躍していきたいと考えました。
御社は～～（以下志望理由に続く）」
だいぶ印象が変わりますよね。改善前はただ上司とうまくやっていけない人という印象でした。
改善後は「上司に言われたことを改善した、けど取り合ってもらえなかった」という伝え方をしたことで「問題を解決しようと努力した人」「仕事に熱意がある人」という印象を与えることができます。
この感じで、よくある転職理由を改善してみましょう。
飛び込み営業が辛かった場合
改善前：「飛び込み営業はストレスが多く転職を考えるようになった」
改善後：
転職理由が明確であるだけでなく、志望理由ともマッチしていて、面接官に説得力を与える転職理由になっています。
残業が多すぎた場合
改善前：「残業が多く、プライベートの時間も確保したかったため転職を決めました」
改善後：
残業時間を原因として話す場合、「工夫して仕事を進めていた」点を面接官にアピールするとよいでしょう。仕事を効率的に進めた上で、さらにやりたい仕事があったことを伝えればさらにプラスの印象を与えることができます。
いずれの場合も「前職が嫌で逃げてきた」という印象ではなく、「今の会社では叶えられないことがある」「これをやりたいから入社したい」という意思を伝えることが面接官に好印象です。
第二新卒の転職で転職理由を伝える時の例文を紹介
まずは、悪い転職理由の例を確認しましょう。
転職理由でNGなものには以下のものがあります。
1時間以上も叱責されることもあったためストレスを感じて転職を決意しました。
プライベートや趣味に取れる時間が少ないため転職を考えました。
他にも以下のような原因が考えられますが、以前の職場でのトラブルやストレスを転職理由として伝えることは避けてください。
- セクハラやパワハラを受けた
- 前職で嫌なことがあった
- 残業が多くて不平不満を感じた
前職で不満があったことは、わざわざ転職先に言う必要はありません。
とくに人間関係の問題はどの職場でも避けては通れないため、マイナスの印象を与えてしまうでしょう。
悪い転職理由は以下のように改善できます。
今の職場では〇〇職として勤務していますが、日々の改善や課題解決に限界を感じました。
プロジェクトの立案や商品企画・開発など、可能な限り努力を試みましたが、コストの観点から実現は困難との返答が続いています。
御社の顧客本位の商品づくりのために、私の顧客ニーズの解析や商品企画の能力を発揮したく転職を考えました。
仕事への姿勢や価値感をアピールして、ポジティブな転職理由を作りましょう。
人間関係や長時間労働が原因の場合でも、転職理由として話す必要はありません。
前職を辞めた原因を尋ねられた場合は、改善のためのアクションとその結果を簡潔に答えるだけで十分です。
第二新卒が転職理由をうまく伝えるためのコツ
転職理由を印象良く伝えるために、抑えておきたいポイントについて紹介してきました。
ここからは、転職理由をうまく伝えるために事前にすべき対策についても解説していきたいと思います。
自己分析をして矛盾を無くす
面接官は、「前職を選んだ理由」「転職を考えている理由」「なぜうちの会社を選んだのか」という部分を特に深堀りしてきます。
求職者の中には、それらしい理由で取り繕って面接を乗り切ろうとする人もいますからね。
相手がそうであるか見極めるためにも、話に一貫性はあるか、矛盾は生じていないかを注意深くチェックしているのです。
そのため、自分がなぜ今の会社を選び、転職を考えるようになったのか等をしっかりと振り返り、自己分析しておくようにしましょう。
すでに紹介したように、転職理由で嘘をつくのはNGです。
伝え方は工夫次第ですが、あくまで経験に沿った事実を伝えるようにしてください。
面接官もプロですから、その場を乗り切るための作り話はばれてしまうものだと考えましょう。
第二新卒の転職は面接のアピールが大切！内定をゲットする志望動機・自己PRを伝授！
企業研究をして企業に合わせた転職理由を組み立てる
面接官は、「あなたが今の仕事を辞めようとしている理由」と「どんな会社ならその課題が解決されると考えているか」を知りたがっています。
「前職では○○が転職を考えるようになったきっかけで、御社はその部分が○○なので理想にマッチしている」
このように、企業について良く調べ理解しておくことで、一貫性のある転職理由を伝えやすくなりますよ。
自分自身が企業選びで同じ失敗をしないためにも、しっかりと志望する企業の下調べを行うようにしましょう。
他責ではなく自責の気持ちも持つ
第二新卒で転職活動をしている方の多くは、退職理由を環境のせいにしてしまいがちです。
もちろん配属や人間関係、給料など、実際の労働環境に不満があって転職を考えている人は多いでしょう。
ただ、その不満をそのまま伝えてくる人よりも、「自分の企業選びの姿勢や認識の甘さにも原因があった」と反省している人の方が、面接官に好印象を与えやすいです。
失敗から学び、しっかりと改善策を考えられる人と認識されるためにも、前の会社の不満ばかりを伝えてしまうことがないよう注意しましょう。
転職に至った理由をポジティブに言い換える準備をする
転職理由はポジティブで明るいものを伝えましょう。
「同じ職場で働いてほしい」と思われるような理由を考えて、あくまでスキルアップやキャリアアップのための転職と伝えてください。
ネガティブな転職理由を伝えると、採用判断でマイナスになってしまいます。
前の職場で嫌なことがあった場合でも、転職先に伝える必要はありません。
「退職理由」と「志望動機」は一貫させる
退職理由と志望動機の内容は一貫させてください。
ちぐはぐにならないように考えて、統一性を持たせましょう。
志望動機を先に用意してから、退職理由を作れば内容がそろうのでおすすめです。
「すぐにでも退職したい」という気持ちで、転職理由と志望動機を用意するとずれができるので注意してください。
統一性に不安を感じる場合は、第三者に読んでもらうことで矛盾点が見つけられます。
応募書類の完成度を全体的に高める
応募書類の完成度を全体的に高めれば、第二新卒が転職に成功する確率が高まります。
履歴書や職務経歴書は、転職先ごとに新しく作ってください。
そもそも書類選考に通らなければ、面接まで進めず採用に落ちてしまいます。
書類を確認する採用担当者は、応募者の人間性やスキルだけでなくポテンシャルをチェックしています。
どのような人材を求めているのかきちんと把握することで完成度の高い応募書類を作れるでしょう。
第二新卒が転職を成功させるコツ
第二新卒が転職を成功させるコツは、以下があります。
- 複数の企業を並行して受ける
- 転職先が決まってから退職する
- エージェントのサポートを受ける
初めて転職を考える第二新卒は、エージェントのサポートを受けることも重要です。
転職のプロから具体的なアドバイスをもらえるので、方向性を固められるでしょう。
複数の企業を並行して受ける
転職は複数の企業を並行して受けましょう。
1社の選考にかかる時間は意外と長く、結果が出るのを待っていると転職期間が伸びます。
受からなかった場合にストレスがたまってしまうので、転職は同時に複数社の採用試験を受けることが基本と考えてください。
そのほかにも、中途採用の場合は、いつ求人募集が出るか分かりません。
数週間後には求人募集がなくなっている可能性もあるので、目ぼしい仕事が見つかったらすぐに応募することをおすすめします。
転職先が決まってから退職する
転職先が決まってから、今の仕事を退職しましょう。
新しい仕事が決まらないまま今勤めている会社を辞めてしまうと、デメリットがあります。
転職先が決まらないと、経済的に不安定になるでしょう。
ストレスがたまってメンタルにダメージを負う可能性もあります。
次の職種や転職先が決まった後に、今の仕事を退職する手続きを始めてください。
仕事が忙しくて転職活動がしにくい人でも、後先を考えない行動は危険です。
転職エージェントのサポートを受ける
転職エージェントのサポートを受けることで、新しい仕事が見つかりやすくなります。
転職エージェントは以下のサービスが受けられるため、効率的に転職活動が可能です。
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 面接のサポート
- 企業とのスケジュール調整代行
エージェントによっては内定後の条件交渉や、入社後のフォローなどが受けられるサービスがあります。
一人で転職活動を進めるよりも自分に合った求人が見つかりやすいので、積極的な活用がおすすめです。
第二新卒におすすめの転職エージェント
第二新卒におすすめの転職エージェントは以下があります。
20代の若年層向けのサポートが手厚いエージェントなので、初めての転職活動にもおすすめです。
それぞれのエージェントの特徴を確認しましょう。
ハタラクティブ
ハタラクティブは社会人経験が浅い人にもおすすめできる転職エージェントです。
若年層向けのサポートが豊富で、既卒やフリーターの転職支援も行っています。
マンツーマンでキャリアカウンセラーが担当してくれるので、相談しやすいことも魅力ですね。
1人ひとりにマッチするアドバイスを受けられるので、転職の方向性がつかみやすいでしょう。
初めて転職活動をする人も、効率的に進められるエージェントです。
doda
求人数が豊富なdodaは、第二新卒の転職にも丁寧なサポートが受けられます。
異業種や同業種など、転職先に関わらず有利な活動ができるでしょう。
エージェントサービスは、転職にくわしいプロからアドバイスがもらえます。
自己分析や企業研究のヒントになるので、専門スタッフに転職について相談しましょう。
キャリアプランで悩んでいる人にも、方向性を固めるためにdodaの利用をおすすめします。
転職理由と志望動機をつなげて面接で好印象を与えよう
第二新卒はアピールできる経験が少ない分、転職理由や志望動機、ポテンシャルを面接時にしっかり伝えることが大切です。
ネガティブな理由をポジティブな理由に！よりも、
「なぜ自分が転職したいと思ったのか」「新しい会社でどんなことをしたいのか」を自問自答することで、より説得力のある理由にすることができます。
面接官に「この人なら採用したい！」と思ってもらうことができれば、転職成功に大きく近づきます。
