営業未経験におすすめ業界は、無形商材の法人営業です。
スキルやポテンシャルによりますが、個人向けの新規開拓よりも法人のルート営業のほうが成果につながりやすいでしょう。
営業職の経験がないと個人向けの物品販売は難しい傾向にあるため、転職時に注意しましょう。
実務未経験者が、営業への転職に成功するための基礎知識や業界選びのコツをまとめました。
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目次
未経験から営業職には転職しやすい!
「未経験から営業職にチャレンジしたい」と考えている皆さん、他の職種と違って営業職では未経験からの採用を積極的に行っているのをご存じですか?
もちろん業界によっても採用の難易度は変わりますが、営業職が未経験でも転職しやすい理由は、以下の通りです。
営業職は人数の増減が激しい
どこの企業にも共通する話ですが、営業職は人数の増減が激しいことでも知られています。
そのため企業側は人数の補填を行う必要があるので、積極的に採用しようとします。
営業職は企業の経営を左右する、売り上げに直結する人材です。
未経験からでも教育をすれば、いい人材に成長してくれることもあります。
資格・知識がなくても現場で吸収できる
営業職は資格・知識がなくても現場で吸収できるため、未経験でも採用する枠が多くあります。
エンジニア等の専門職になると、経験やスキルが必要になっていきます。
営業のすすめる商品は、どの企業でも異なりますし、業界の事情も分野によって異なります。
一旦入社した後に、自社のマニュアルに沿って教育すれば、戦力となります。
若いとポテンシャル採用が多い
営業職への転職活動では、若いと経験がなくとも今後のポテンシャルに期待して、採用することも多いです。
20代の場合、大学を出てからの期間が浅く、社会人の中でも特に情報の吸収率が良いとされています。
また企業側も第二新卒として自社の人材が流出してしまうこともあります。
ポテンシャルを秘めている若い世代、加えて自社から流出してしまった人材を採用したいと考える人事担当者は多いのです。
大量採用が行われやすい
営業が未経験でも採用されやすい理由として、大量採用を実施していることが挙げられます。
企業としては大量採用を行い、一気に人員を獲得したほうが、効率が非常にいいですよね。
一気に採用してもらえることで、採用枠が広がります。
営業未経験が知るべき営業職の仕事内容
転職前の仕事の経験やスキル次第では、営業職にそのまま活かせる能力があります。
そのため、営業職はほかの仕事と比べると、未経験者もチャレンジしやすい仕事です。
営業未経験者が転職前に覚えておきたい仕事の内容を、くわしく解説します。
営業とは顧客の課題解決をする仕事
営業は顧客のニーズや問題に寄り添って、解決や改善のためサービスや商品をすすめる仕事です。
営業は商材を売るだけの仕事ではなく、顧客の課題解決のためにサポートも行います。
営業職の内容にはいくつかの種類があるので、確認しましょう。
個人営業(BtoC)|消費者や家庭を対象に商談する
個人営業は消費者や家庭を対象に商材を提案し、金融や保険、自宅や自動車など多くの業種で需要があります。
電話や訪問による営業や、広告やチラシなどへの問い合わせをもとに販売を行う仕事です。
交渉している相手が購入の判断をするため、契約までの期間が短い特徴があります。
法人営業(BtoB)|会社を対象に営業する
法人営業は、会社や団体などの法人に対して営業を行います。
個人営業と比べると取り扱う金額が多く、顧客の経営に対して大きな影響を与える仕事です。
商談は会社の担当者と行いますが、購入を決めるのは上司や代表です。
購入決定者が複数いる場合は、営業をかける期間が長期にわたる可能性があります。
営業職があつかう商材は無形と有形の2種類
営業職が扱う商材には無形と有形の2種類があり、売り込み方もさまざまな特徴があります。
無形と有形の商材についてまとめました。
特徴 | 品質 | 利益率 | 商材例 | |
---|---|---|---|---|
無形商材 | 目には見えず触れることもできない 使用するイメージが持ちづらい |
バラつきがでることがある | 有形商材に比べると高い | 人材 広告 保険 システム コンサルティング など |
有形商材 | 形があり触れられる 使用するイメージを持ちやすい |
同じ品質を保ちやすい | 無形商材に比べると低い | 車 住宅 家電 食品 日用品など |
営業未経験におすすめな領域は無形商材の営業
営業未経験者は無形商材の法人営業がおすすめです。
無形商材の法人営業には以下の業界があります。
- 人材業界
- 広告・メディア業界
- IT業界
- インターネット業界
法人向けの営業の方が動くお金が多額なため、評価されやすいメリットがあります。
転職の際に給料や年収のアップが見込め、スキルの専門性や汎用性がつきやすい業種です。
仕事の難易度はやや高い傾向ですが豊富な知識が得られるので、やりがいを感じやすいでしょう。
営業未経験におすすめ業界5選
ここからは、営業未経験者が目指しやすい業界を紹介します。
転職の際は「業界に興味や関心を持てるか」ということを判断基準にしてください。
人材業界|採用企業が多い
人材業界は人材派遣会社や人材紹介会社などに分かれ、人材を必要とする企業への法人営業を行います。
その他にもキャリアアドバイザーとして、転職者のサポートを行います。
人との関わりが好きで、サポートや教育に興味がある人におすすめの業界です。
仕事のやりがいは、さまざまな業界や職業の人と出会え、新しい刺激がもらえることです。
その他のやりがいには、担当する人の就職や転職など人生のターニングポイントに貢献できることがあげられます。
広告・メディア業界|未経験者もハードルが低い
広告業界の営業職は、広告を出す広告業と掲載するメディアをつなげる仕事です。
メディア業界の営業は、雑誌やインターネットテレビなどのメディアを通した広告の取引やスポンサーとの交渉を行います。
どちらも数字に関する管理能力が求められ、広告主を顧客として仕事を進めます。
収益性の説明が求められた場合は、広告で利益を高めるための対策が必要です。
昨今の広告業界やメディア業界は、インターネットを主力として考える企業が多い傾向です。
インターネットの基本的な知識のほか、Webマーケティングのスキルが求められるため、勉強して備えましょう。
インターネット・IT業界|課題解決が成果につながりやすい
インターネット・IT業界の営業は、通信に関わるサービスや製品を取り扱います。
非常に多くの商材があり、転職先によって扱うものが異なるため、事前の勉強は必須です。
自分が興味や関心を持てる分野は何か、よく考えましょう。
近年では金融や教育のIT化が進んでおり、インターネットやIT業界は活性化しています。
IT業界のSaaS営業|成長が見込める企業が多い
SaaSとはSoftwareasaServiceの略で、クラウドで提供するソフトウェアのことです。
法人向けから個人ユーザー向けまで、様々なサービスがあります。
法人向けは会計ソフトや名刺管理ツールなど、仕事に関わるサービスが豊富です。
個人ユーザー向けは、動画配信サービスや音楽配信サービスなど、娯楽に富んだものもそろっています。
インサイドセールスと呼ばれる営業職は、見込み顧客にアプローチをかけ、商談のアポイントメントを獲得します。
その後は、営業職のうちフィールドセールスが商談を進めて案件を獲得し、成約までを担当します。
会社によってはカスタマーサクセスがフォローや新規サービスの提案を行うため、営業職が担当する仕事がこまかく分かれている業界です。
継続利用や定期購入などサブスクリプション形式のサービスも増え、購入後の営業方法も多い傾向です。
不動産業界|研修やサポートが整っている会社が多い
不動産業界の営業は、建物や土地の販売や仲介を手掛ける仕事です。
不動産営業の種類は販売・賃貸仲介・売買仲介があり、内容は以下の通りです。
販売 | 会社が所有する不動産(戸建住宅、賃貸物件、テナントなど)を販売する |
---|---|
賃貸仲介 | 住居や店舗、オフィスなどを借りたい人に賃貸契約を提案する |
売買仲介 | 不動産を購入したい人と売りたい人を仲介する |
不動産業界の営業職は取引額が高額なので、成功報酬も期待できます。
不動産の営業職は成果を出せると給与に大きく反映されるため、転職後に年収をアップしたい人におすすめです。
仕事の満足感や顧客からの感謝が大きいので、やりがいが感じられる仕事です。
保険業界|競争が激しく成果につながりやすい
保険業界の営業は医療保険や生命保険、火災や地震保険などの無形商材を取り扱います。
個人向け営業のほかに、対象が法人メインの保険会社もあり、顧客の安全や生活のサポートのため商品を販売する仕事です。
仕事は保険会社での営業(アウトバウンドセールス)と、保険代理店での営業(インバウンドセールス)に分かれます。
保険会社の営業は電話や飛び込みのスタイルが多く、個人にノルマがあり達成度によってインセンティブがもらえる仕組みです。
保険代理店で働く場合は来店の対応やWebサイトでの営業で、ノルマは店舗ごとに設定されることが多い傾向です。
保険商品だけでなく国の公的支援制度などの知識も求められるため、転職前に勉強しておくことをおすすめします。
顧客の人生設計に関わりたい、暮らしに便利な経済の知識がほしい、という人は保険営業の仕事に向いているでしょう。
未経験者必見!営業職の仕事のやりがい5選
営業職は仕事の努力が成果や評価につながりやすく、結果が明確に分かります。
経験者もやりがいを感じやすいため、向いている場合は続けやすい仕事と言えるでしょう。
営業職が大きなやりがいを感じるポイントをまとめました。
人脈が増えて成果につながりやすい
営業職はニーズを洗い出し、商材を売り込んで顧客が満足するための改善提案を行う仕事です。
商材によって顧客が満足を感じたり、業績の向上が報告されると、大きなやりがいを感じる営業職も多いでしょう。
ほかの仕事よりも顧客との距離が近いので、成果がわかりやすく密なやり取りが行えることも魅力です。
結果が反映されやすく達成感がおおきい
営業の成績は、利益や達成数で具体的に確認できます。
ノルマや売上目標をクリアし頑張った分が昇給につながり、大きな達成感を感じられるでしょう。
評価の基準が分かりやすく、転職後も実績を上げることで昇進しやすい仕事です。
さまざまな分野の知識が増える
法人営業職は担当者だけでなく、顧客の上層部と話す機会もあると考えられます。
そのため自社製品だけでなく、顧客の業界やさまざまな情報にアンテナを張り知識を身につけることが必須です。
営業職のメリットには、仕事で必要な知識の幅を広げやすいことがあげられます。
今後のキャリアにも有利な知識が増やせるため、仕事の範囲が広がることに期待できます。
営業インセンティブがもらえる
転職先によっては、営業は基本給にインセンティブが追加される場合があります。
インセンティブは目標を達成した営業職に払われる報奨金で、歩合給や出来高と呼ばれます。
自分の頑張り次第で高収入につなげられるため、インセンティブがやりがいになる人も多いのではないでしょうか。
不動産や自動車業界などは商材が高額で、インセンティブが高い傾向です。
他の職種に転職した時に役立つスキルが多い
営業職から他の企業に転職した時に、役立つスキルが多いのも営業職の特徴です。
営業職はコミュニケーション能力だけではなく、クライアントとの折衝力やプレゼン能力等幅広いスキルを習得できます。
営業職で習得できるスキルは他の職種に転職したときでも役立るスキルが多いですから、セカンドキャリアを考えた時に長期的に見て、就くメリットが非常に大きいのです。
もちろんメンタル面の負担は生じるものの、業務から身につくスキルは早々なくなることはありません。
ポータブルスキルとして転職先でも役立てることができるでしょう。
営業未経験が業務で求められるスキル
顧客に商材の特徴や魅力を伝え、契約につなげる営業職は、さまざまなスキルが求められます。
未経験者が営業に転職する際に、備えておきたい能力を紹介します。
コミュニケーション能力
転職を進める前の段階で、コミュニケーション能力は身につけておきましょう。
営業職は会社と顧客の調整を担う役割もあるため、状況を整理しまとめる能力が求められます。
相手が言いたいことを要約し、求められるニーズを見極める力は必須です。
ヒアリング能力と問題解決に導く力
顧客の悩みを解決するためのヒアリングスキルや問題解決能力は、どの業界の営業職にも求められるでしょう。
顧客のハードルをなくし契約に進めるためのクロージング能力も、成果を上げるために重要です。
成果や実績を重ねるために、営業職が顧客と信頼関係を作る方法を学びましょう。
問題発見と分析の能力
営業職は顧客の目線に立って悩みを解決するスキルが重要です。
顧客の課題を発見し分析することで、自社の商材に解決策を落とし込む発想が求められます。
さまざまな観点から問題を見て、日頃から解決につながるヒントを探す姿勢を作りましょう。
営業未経験者がおすすめ業界への転職で持っておきたい資格
販売士資格
販売士資格は、販売に関する基礎的な知識と技術を身につけるための資格です。
1~3級までランクがあり、1級になると販売戦略、商品知識、顧客サービス、販売促進など、営業職に役立つ広範なテーマを学べます。
特に製品の販売を行う営業職を目指す場合、この資格は大きなアドバンテージとなり得ます。
3級からでも気軽に始められるので、気になる方は公式サイトをチェックしてみましょう。
FP資格(ファイナンシャルプランナー)
FP資格は、金融商品の知識と顧客の資産運用に対するアドバイス能力を証明する資格です。
特に金融や保険業界での営業職を目指す方には、この資格は大きな武器となります。
また、広範な金融知識が身につくため、他の業界での営業でも活用可能です。
資格取得のために学習するだけでも、日常生活に役立つ知識を身に着けることも可能です。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産取引に関する幅広い知識を証明する資格です。
不動産業界への転職を考えている方にとって、この資格は必須とも言えます。
また、法律や税務についての深い理解を得ることができ、お客様から信頼を勝ち取ることも可能です。
不動産会社は事業所ごとに宅地建物取引士を一定数おくことが求められているので、取得しておくだけでもかなりの需要があるといえるでしょう。
ITコーディネータ
ITコーディネータは、ITプロジェクトの運営能力を証明する資格です。
企業のビジネス戦略にITをどのように活用するか、また、IT投資がビジネス目標に適合するように計画や調整を行ってくれます。
特にIT業界での営業職を考えている方にとって、提案の際に知識が生きるため、取得しておいて損はないでしょう。
営業未経験がおすすめ業界への転職を成功させるポイント
未経験社が営業職への転職を成功させるポイントは、以下の2つです。
- 相手のニーズをきちんと理解できることを証明する
- 顧客にわかりやすい表現で伝える能力を示す
営業は顧客がどんな問題を解決したいのか正確に把握した上で、商材を提案することが仕事です。
問題解決には、相手の話をきちんと理解するスキルが必須です。
目標達成のための粘り強さも営業職は必要なので、スキルを経歴に絡めて志望動機で示しましょう。
顧客の顔と名前、解決したい問題を覚えられる記憶力が証明できると、転職成功に近づけます。
営業未経験のよくある質問【Q&A】
営業職未経験の場合、転職前に不明点や不安が多いでしょう。
どんな業種でも、営業職への転職後に後悔することは避けたいですよね。
営業未経験で転職の際によくある質問を、Q&A形式でまとめました。
Q.営業職未経験の転職は怖い・ツラいという意見は本当?
怖い・ツラいという意見は人によって異なりますが、頑張る姿勢がなくストレスに弱い人は営業職に向いていない場合があります。
営業職がきついと言われる原因には、毎月のノルマや顧客からの叱責があげられます。
ノルマがクリアできないと職場に居づらくなったり、顧客の利益につながらないサービスは怒りを買ってしまったり、マイナスにはたらいてしまいます。
Q.営業職への転職は未経験の場合、何歳まで可能ですか?
営業職への転職は、20代だけでなく30代までを対象としており、他の仕事よりも採用する年齢の幅が広い傾向です。
ただし、40歳以上になると未経験者の場合は転職が難しいと考えましょう。
ミドル層の営業職への転職は即戦力が求められ、経験者が優遇される求人が多いです。
Q.営業職を経験した後のキャリアパスはどんなものがある?
営業職を経験した後は、マネジメントや管理職へのキャリアアップが期待できます。
ただし、管理職はメンバーを率いてノルマを達成する技量が必要なため、営業職として能力があるだけでは難しいでしょう。
営業の現場で発揮できるスキルと管理職に求められるスキルは、大きく異なることに注意してください。
営業未経験におすすめ業界を見極めて転職しよう
営業未経験におすすめ業界は、無形商材の法人営業です。
既存顧客を対象とする営業であれば、さらに成果が上げやすいため未経験者にもおすすめです。
営業はコミュニケーション能力が重要なため、日ごろから人と接する機会をもって転職に備えましょう。