ライフスタイルの変化や営業職への不満などで「事務職へ転職したいな」と考えている方は多いと思います。
しかし未経験で事務職へ転職することは「難しい」と言われることが多いため、転職に一歩を踏み出せていない方は多いのではないでしょうか?
この記事では営業職から事務職へ転職するコツと注意点を解説します。
営業職から事務職へ転職するメリットとデメリットもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
営業職から事務職への転職は難しい?
営業職から事務職へ転職しようと考えている方は、「事務職への転職は難しいかな?」と悩まれることがあると思います。
結論からお伝えすると、未経験でも事務職へ転職することは可能です。
営業職から事務職へ転職することも可能なのですが、簡単なわけではありません。
事務職は新卒からも人気のある職業で派遣社員を採用している企業が多いため、事務職自体の求人もそう多くありません。
また事務職の求人を掲載して企業は「即戦力」の人材を求めているため、なかなか転職できない可能性もあります。
「営業職から事務職へは簡単に転職できるだろう」という考え方には注意が必要です。
営業職から事務職へ転職する5つのコツ
営業職から事務職へ転職することは、決して簡単なことではありません。
少しでも転職が成功する可能性を高めるためには、営業職から事務職へ転職する「コツ」をおさえておく必要があります。
そこで営業職から事務職へ転職する際におさえておきたいコツを5つご紹介するので、参考にしてみてください。
事務職について理解する
1つ目が「事務職について理解する」ということです。
転職する際に希望する企業のことを調べて理解しようとする方が多いのですが、まずは事務職について理解することが大切です。
事務職のことを理解すると、どのようなスキルが求められてどのような人材が転職しやすいか把握できます。
求められるスキルや人物像を把握することで、未経験でも事務職へ転職しやすいです。
さらに事務職について理解していると、転職後に後悔する可能性が低くなります。
「事務職に転職しなかったら良かった」と後悔しないためにも、まずは事務職について理解することが大切です。
事務職で活かせる経験・実績を振り返る
2つ目が「事務職で活かせる経験・実績を振り返る」ということです。
営業職と事務職は全く別の職業なのですが、共通して求められるスキルは必ずあります。
例えば事務職では「柔軟性」が求められるのですが、営業職でも柔軟にお客様と接する必要があると思います。
「初めは相手にされなかったが柔軟に営業を続けることで契約に繋がった」というような経験があれば、営業職から事務職へ転職しやすくなります。
柔軟性以外にも共通しているスキルはあると思うので、事務職で活かすことができる経験・実績を振り返りましょう。
そして活かせる経験・実績を面接でアピールすると、転職できる可能性は高まります。
事務職で活かせる「資格」を取得する
3つ目が「資格を取得する」ということです。
営業職から事務職へ転職する際は、多くの方が未経験だと思います。
未経験だと事務職での経験や実績をアピールすることができないため、資格を取得して自分のスキルをアピールすることが大切です。
資格は自分のスキルを簡単に証明できるもので、どんな人事からでも平等な評価を受けられます。事務職で活かせられる資格は下記の通りです。
- MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- 日商PC
- 日商簿記
- 文書情報管理士
- ITパスポート など
上記の資格は働きながら取得できる難易度になっています。
転職先が決まるまで仕事を辞めない
4つ目が「転職先が決まるまで仕事を辞めない」ということです。
上記でもお伝えしたように営業職から事務職へ転職することは簡単ではありませんし、転職先が決まるまで時間がかかる可能性もあります。
そのため転職先が決まるまでは仕事を辞めないことが大切です。
もし営業職を辞めてから転職活動をしていると、無職の期間が続いて焦りが出てきます。
その焦りから「採用してくれる企業ならどこでも良い」という考えになってしまい、転職したことを後悔してしまう可能性が高まります。
転職活動において焦りは禁物なため、営業職を続けながら事務職への転職を目指しましょう。
転職エージェントを活用する
5つ目が「転職エージェントを活用する」ということです。
転職エージェントとは、無料で転職に関することを幅広くサポートしてくれるサービスです。
求人紹介・面接対策・書類添削・条件交渉など幅広くサポートしてくれて、営業職から事務職へ転職できる可能性を高められます。
さらにキャリアアドバイザー(転職のプロ)がサポートしてくれることで、働きながら事務職への転職を目指せます。
転職エージェントではサイトに公開されていない「非公開求人」も紹介してくれるため、数が少ない事務職でもさまざまな求人を紹介してくれます。
「転職サイト」ではサポートサービスがないため、注意してください。
事務職への転職におすすめの転職エージェント
転職エージェントにはさまざまな種類があるため、「どのサービスが良いんだろう?」と悩まれることが多いです。
そこで営業職から事務職へ転職する際に、おすすめの転職エージェントを2社ご紹介するので、参考にしてみてください。
ハタラクティブ
ハタラクティブは20代向けの転職支援サービスで、事務職など未経験の転職に強いてんしょくさいとです。
就職成功率は80%以上と非常に高く、事務職へ転職したいけれど未経験だから不安…という方にもおすすめです。
また事務職だけでなく、他の職種も検討している方は、無料カウンセリングも行っているので、ぜひ相談してみてください。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは大手人材会社マイナビグループが運営している転職エージェントです。
20代から信頼されている転職エージェントで、35歳までの登録者が多い傾向があります。
そんなマイナビエージェントでは約7,000件の事務職求人を取り扱っています。
そしてキャリアアドバイザーはマイナビグループで培った「転職ノウハウ」を駆使してサポートしてくれるため、営業職から事務職へ転職できる可能性が高まります。
20代で事務職への転職を希望される方は、マイナビエージェントがおすすめです。
doda
dodaは国内最大級の転職支援サイトで転職サイトと転職エージェントのサービスが1つになっています。
両方のサービスを受けられることもあり、登録者数は550万人を超えています。
そんなdodaでは約1万件の事務職求人を取り扱っています。
そして各業界に精通しているキャリアアドバイザーが在籍しているため、手厚いサポートを受けられます。
手厚いサポートを希望される方は、dodaがおすすめです。
営業職から事務職へ転職するときの注意点
営業職から事務職へ転職するときには、いくつか注意すべき点があります。
下記の注意点をおさえて転職活動することで、スムーズに進みやすく後悔する可能性が低くなります。
営業職から事務職へ転職するときの注意点を3つご紹介します。
待遇や条件が低くなる可能性がある
営業職から事務職へ転職すると、待遇や条件が低くなる可能性があります。
上記でもお伝えしたように事務職は新卒からも転職市場でも高い需要を誇る職業になるため、良い待遇や条件の求人は少ないです。
もし待遇や条件が良い求人があっても、競争率は高く転職できる可能性は低くなります。
また営業職時代にインセンティブなどで基本給に上乗せがあった場合は、給与が低くなることも覚悟する必要があります。
転職するまで時間がかかることがある
営業職から事務職へ転職する際は、転職先が決まるまで時間がかかることがあります。
そのため「3カ月あれば転職先が決まるだろう」などと考えて、現職の会社に退職届を出しておくことは注意が必要です。
いつ転職先が決まるかわからないため、退職届は転職先が決まってから出すようにしてください。
そして時間がかかることをあらかじめ認識しておき、焦らないことが大切です。
ネガティブな転職理由を伝える
営業職から事務職へ転職する場合に関わらず、ネガティブな転職理由を伝えることには注意が必要です。
「ノルマがしんどくて事務職への転職を希望しました」などネガティブな転職理由を伝えると、人事の方は悪い印象を受けると思います。
反対に「営業職で培った経験を事務職で活かしたいと思い転職を希望しました」とポジティブな理由を伝えると、人事の方は良い印象を受けます。
転職理由を偽ることはおすすめしませんが、転職理由の伝え方には注意が必要です。
事務職の転職理由とは?面接で有利になる導くアピールポイント!
営業職から事務職へ転職するメリットとデメリット
営業職から事務職へ転職することを悩んでいる方は、転職することでのメリットとデメリットを把握することが大切です。
メリットとデメリットを比較して判断することで、転職したことを後悔しなくなります。
営業職から事務職へ転職するメリットとデメリットについてご紹介します。
転職するメリット
営業職から事務職へ転職するメリットは下記の通りです。
- ノルマがない職場環境で働ける
- 残業がほとんどない
- 土日祝の出勤が少ない
- PCスキルが身に付く
- 企業内で感謝されることが多い など
営業職から事務職へ転職する1番のメリットは「残業がほとんどない」ことだと思います。
営業職だとお客様の都合もあるため残業することが多いですが、事務職はルーティンワークになるため、急なトラブルなどがない限り残業することはありません。
そのためプライベートとの両立もしやすいです。
転職するデメリット
営業職から事務職へ転職するデメリットは下記の通りです。
- やりがいを感じにくい
- 地味なルーティンワークが多い
- 努力や実績が認められにくい
- 給与や待遇が低くなることが多い など
営業職から事務職へ転職する1番のデメリットは「やりがいを感じにくい」ということだと思います。
特に営業職は自分の成果が明確でやりがいを感じやすい職業になるため、事務職ではやりがいを感じにくいです。
事務職はサポートすることが多いため、サポートすることでやりがいを感じられない方は転職することをおすすめしません。
コツと注意点をおさえて営業職から事務職へ転職しよう
この記事では営業職から事務職へ転職することについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
営業職から事務職へ転職することは未経験でも可能ですが、決して簡単なわけではありません。
少しでも転職が成功する可能性を高めるためには「コツ」と「注意点」をおさえることが大切です。
そして上記でお伝えした転職エージェントを活用して、営業職から事務職への転職を目指してみてください。