エンジニアとして働いていて
「今後のキャリアが不安」
「おすすめのキャリアプランは?」
「どうすればキャリアチェンジできる?」
上記のような疑問を持つ人も多いでしょう。
エンジニアは技術の発展と需要の増加によって、キャリアプランが多様化しています。エンジニアとして働くなら、具体的にどんなキャリアを実現したいか決めることで、給与アップや理想の働き方を実現しやすくなるでしょう。
しかし、エンジニアは職種が多すぎて、どんなキャリアを描けばいいか迷いますよね。これからキャリアプランを決めるなら、理想の働き方や待遇などまで決めておくのが重要です。
今回はエンジニアのキャリアプランについて、想定できるキャリアプランと実現するためのコツを解説します。
この記事を最後まで読むことで、
「エンジニアごとのキャリアプラン例」
「エンジニアのキャリアプランを選ぶ時の指針」
「エンジニアのキャリアプランを実現するためのコツ」
上記が理解できるでしょう。
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目次
エンジニアはキャリアパス・キャリアプランを立てる必要がある
エンジニアはキャリアプラン・キャリアプランを立てる必要があります。
近年はエンジニアの需要が高まっていて、待遇が良くなっています。
そのため、エンジニアといってもひとつの職種だけでキャリアが終わるケースは少ないとも言えるでしょう。
エンジニアは今後のキャリア目標を立てることで、より市場価値を高くさせることが可能です。
早めにキャリア目標を立てて、自分がどんなエンジニアを目指していきたいか考えてみましょう。
IT業界の広がりによりキャリアの方向性が増えた
IT業界が成長して規模が大きくなったことで、キャリアの方向性は増えました。
近年は常に新しい技術やサービスがリリースされていて、エンジニアとして活躍し続けるためには新しいスキルの取得が必須です。
加えて、技術が発展したことによりエンジニア職種も増えているので、キャリアの選択肢も増えています。
技術的に希少価値が高い職種になれれば、より年収アップも狙いやすくなるでしょう。
今後のキャリアプランによって働き方が変わる
エンジニアは今後のキャリアプランによって働き方が変わります。
例えば、Webサービスを開発しているフロントエンドエンジニアが、将来的にバックエンドエンジニアになりたいなら、いまの技術に加えてバックエンド側のPHPなどのプログラミング言語を学ぶ必要があります。
一方、フロントエンドエンジニアがWebデザイナーを目指したいなら、よりデザインに関する知識をつけたり、PhotoshopやIllustratorなどのスキルを習得したりすること必要です。
このように、今後のプランによって学ぶべきスキルや経験すべきプロジェクトが異なります。
開発エンジニアのキャリアプラン
開発エンジニアのキャリアプランには、以下のエンジニア職種があります。
- システムエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- 組み込みエンジニア
- AIエンジニア
システムエンジニア
システムエンジニアとは、システム開発を行うエンジニアです。
SEやソフトウェアエンジニアと呼ばれることもあります。
システムエンジニアでも企業や参画するプロジェクト、開発における工程によって、担当する業務内容が異なるのが特徴です。
システムエンジニアは最もメジャーな開発エンジニア職種のひとつ。
転職市場に出回る求人も常に一定数以上あるため、キャリアチェンジもしやすいでしょう。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、ITシステムで使用するアプリケーションの設計や実装、テストまで一貫して行うエンジニアです。
以下のように開発するアプリによって、必要となるスキル・経験が異なるのが特徴です。
- スマホアプリ
- Webアプリケーション
- 業務系アプリケーション
アプリケーションエンジニアは開発に必要なプログラミングスキルに加えて、ソフトウェアやネットワークに関する知識が必要。そのため、システムエンジニアなどからのキャリアプランも考えやすいでしょう。
組み込みエンジニア
組み込みエンジニアとは、家電製品や産業機器の組込みシステムの設計・開発を行うエンジニアです。
例えば、扇風機であればどのボタンを押せば電源が入るか、風量が上がるか、動きが止まるかなどを決めて、それらを設計から販売リリースまでの業務に携わります。
組み込みエンジニアはソフトウェアの知識に加えて、ハードウェアに関する知識が求められるのが特徴です。
AIエンジニア
AIエンジニアはAI(人工知能)をさまざまな分野に活用して、システムとして実現するエンジニアです。
例えば、顔認証、車の自動運転など幅広い分野でAI技術を活用していきます。
AIの分野は近年急激に発展しているので、研究論文などをチェックして最新の情報をキャッチしていくのが必要。
今後さらに需要が増していくことが期待されます。近年発展している比較的新しい分野なので、開発エンジニアの中では難易度が高めです。
Webエンジニア
Webエンジニアのキャリアプランには、以下のエンジニア職種があります。
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- Webデザイナー
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリのユーザーに見える部分を開発するエンジニアです。
具体的には、Webサイトの見た目を変更したり、見栄えに動きを加えたりします。
また、フロント部分のプログラミング以外にもUI設計や実装前のテストを行うのも業務の一部です。
フロントエンドエンジニアに必要なHTMLやCSSのスキルは、プログラミングを始める上で取り掛かりやすいもの。
そのため、未経験からエンジニアを目指したい人におすすめです。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、サーバサイド全般を取り扱うエンジニアです。
フロントエンドエンジニアとは異なり、ユーザーから直接見えない部分の設計と開発を行います。
リリース後の不具合が発生したり、変更を加えたりするのもバックエンドエンジニアの業務の一部です。
バックエンドエンジニアは、フロント側の開発についても理解しておく必要があるため、フロントエンドエンジニアからキャリアチェンジがしやすいでしょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う職種です。
クライアントの要望を反映したり、エンジニアが作成した仕様書どおりにデザインをしていきます。
Webデザイナーは、デザイナー職種ですがHTMLやCSSなどのマークアップ言語を取り扱うのが特徴
。そのため、Web系エンジニアからもキャリアチェンジしやすいです。
インフラエンジニア
インフラエンジニアのキャリアプランには、以下のエンジニア職種があります。
- サーバーエンジニア
- セキュリティエンジニア
- クラウドエンジニア
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・運用保守を行う仕事です。
サーバーにもデータベースサーバーやファイルサーバー、Webサーバーなど種類があり、担当するものによって必要なスキルが異なります。
その中でもWindowsやMac、UNIX、LinuxなどのOSに関する知識・ネットワークに関する知識は必須です。
サーバーエンジニアは、インフラエンジニアのなかのサーバーに特化したスペシャリストといえます。
そのため、インフラエンジニアとして学んだスキルや実務経験の一部をそのまま活かせるでしょう。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、サーバーに対するサイバー攻撃を防ぐための調査や対策を行う仕事です。
サーバーやPC、ネットワークなどを標的としたサイバー攻撃は多様化しており、企業にとってセキュリティ対策を行うことが重要。
セキュリティエンジニアは社内の機密情報などを守る重要なポジションなので、需要が高まっています。
セキュリティエンジニアには、サーバーやネットワーク、OSなどの幅広い知識が求められます。
したがって、インフラエンジニアで得たスキルや実務経験の一部をそのまま活かすことが可能です。
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウド環境でのサーバー設計や構築、ネットワークの整備を行う仕事です。
クラウドサービスはITインフラとして機能するため、インフラに関する知識も求められます。
したがって、インフラエンジニアからクラウドエンジニアに、キャリアチェンジする人も多いです。
エンジニアのキャリアプランを選ぶ時の指針
エンジニアのキャリアプランを選ぶ時の指針は、以下の4つです。
- どんな働き方をしたいか
- やりたい仕事かどうかを確認する
- 理想の働き方を見つける
- 勉強会に参加してみる
どんな働き方をしたいか
エンジニアのキャリアプランを選ぶときは、どんな働き方をしたいか考えましょう。
例えば、場所にとらわれずPCひとつあれば仕事ができるような働き方がしたいなら、それを実現できるエンジニア職種を選ぶ必要があります。
この場合、インフラエンジニアはデータセンターやサーバールームに出向いて作業することがあるため、おすすめではありません。
このように、自分がどんな働き方をしたいかを事前に検討して、それに合うエンジニア職種を選びましょう。
やりたい仕事かどうかを確認する
エンジニアのキャリアプランを選ぶときは、やりたい仕事かどうかを確認しましょう。
エンジニアの業務内容は職種によって異なります。例えば、プログラミングをメインに行いたい人がシステムエンジニアになる場合、注意が必要です。
プロジェクトによっては運用保守や管理がメインとなるので、プログラミングを行う機会が少ない可能性があります。
プログラミングをメインに行いたい場合は、プログラマーを目指すのが最適です。
理想の働き方を見つける
エンジニアのキャリアプランを選ぶときは、理想の働き方を見つける事が重要です。
エンジニアは職種や働く企業・参画するプロジェクトによって働き方が変わります。
例えば、人材が足りていない現場に配属された場合、残業が増える可能性が高め。
また、納期間近になると作業が終わらず、休日出勤になることもあるでしょう。
理想の働き方として「1週間のうちどこでどれくらい働きたいか」まで具体的に考えて、エンジニア職種や企業・プロジェクトを選ぶのがおすすめです。
勉強会に参加してみる
エンジニアのキャリアプランを選ぶ前に、勉強会に参加するのもよいでしょう。
転職サイトやエンジニアを募集している企業では、エンジニアを目指す人向けに勉強会を開催しています。
勉強会ではエンジニアがどんな仕事をしているか体系的に学べるので、自分が働くイメージがしやすくなります。
加えて、直接現場で働いたことのある人に質問ができる機会でもあるため、積極的に参加してみるのがおすすめです。
エンジニアのキャリアプランを実現するためのコツ
エンジニアのキャリアプランを実現するためのコツは、以下の3つです。
- 必要な資格を取得する
- 会社内で実現できるかを検討する
- キャリアプランを実現した人に相談してみる
必要な資格を取得する
エンジニアのキャリアプランを実現するためのコツは、必要な資格を取得することです。
エンジニアにはそれぞれ転職やキャリアに役立つ資格があります。
特に未経験のエンジニア職種を目指すなら、実務経験がない分、保有資格が重要。
資格を取得していることで一定以上の知識があることの証明となります。
さらに、企業によっては保有資格によって待遇が上がることもあります。
給与アップに直結する可能性もあるので、待遇にこだわりたい人には資格取得がおすすめです。
会社内で実現できるかを検討する
エンジニアのキャリアプランを実現するために、会社内で実現できるかを検討してみましょう。
ある程度規模がある企業なら、社内でさまざまな開発業務が行われています。
転職せずに社内でキャリアプランを実現できる可能性もあるので、調べてみるのもおすすめです。
キャリアプランを実現した人に相談してみる
エンジニアのキャリアプランを実現するために、キャリアプランを実現した人に相談してみるのもおすすめです。
近年のエンジニアはキャリアプランが多様化しています。
そのため、自分が理想とするキャリアプランを既に実現している人もいるでしょう。
具体的にどんな自己研鑽をしたかや、どの資格を取得したかなど、キャリアプランを実現するために行ったことを質問すれば、自分がキャリアプランを実現するのに活かせるかもしれません。
エンジニアはキャリアプラン・プランを立ててみよう
今回はエンジニアのキャリアプランについて、想定できるキャリアプランと実現するためのコツを解説しました。
エンジニアは技術の発展と需要の増加によって、キャリアプランが多様化しています。
エンジニアなら、具体的にどんなキャリアを実現したいか決めておくことで、給与アップや理想の働き方を実現しやすくなるでしょう。
ぜひこの記事を参考にエンジニアのキャリアプランを立ててみてください。