転職サイトDODAの調査データによると、年代別のサラリーマンの平均年収とエンジニアの年代別の年収は以下のような結果になっています。
20代サラリーマンの平均年収 | 346万円 |
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30代サラリーマンの平均年収 | 455万円 |
40代サラリーマンの平均年収 | 541万円 |
50代サラリーマンの平均年収 | 661万円 |
20代のシステムエンジニアの平均年収 | 370万円 |
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30代のシステムエンジニアの平均年収 | 482万円 |
40代のシステムエンジニアの平均年収 | 550万円 |
50代のシステムエンジニアの平均年収 | 588万円 |
加えてマイナビエージェントも2015〜2016年のデータをもとにして、エンジニアの年収を職種別に調査しています。
第1位 | システムコンサルタント 610万円 |
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第2位 | プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー 569万円 |
第3位 | 製品開発・研究開発 542万円 |
第4位 | 社内システム企画・社内SE 516万円 |
第5位 | サーバーエンジニア 465万円 |
第6位 | ネットワークエンジニア 455万円 |
第7位 | システムエンジニア・プログラマー 443万円 |
第8位 | システム運用・保守 416万円 |
第9位 | テクニカルサポート・ヘルプデスク 414万円 |
第10位 | 品質管理・QA 389万円 |
全体的な傾向として、年齢があがるにつれて、エンジニアの平均年収の伸び率は小さくなること。
年収をアップさせていくためには、プログラミングスキルだけではなく、マネジメントスキルも必要になるということがわかります。
もちろんこういったデータはとても貴重なものですが、あくまでも平均の金額なので、全体の傾向を把握するなどのかたちで参照するほうがいいです。
同じエンジニアでも、自分のスキルや経験、そして応募する会社によっても年収は大きく変わってくるので、収入を増やしていくための方法を知っておくことも大切です。
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稼げるエンジニアになるためには
稼げるエンジニアになるための方法は大きく3つに分けられます。
1 まずはプログラミングスキルを高める
他の職種とは違い、エンジニアは自分の技術力が価値になる職種で、プログラミングスキルがなければ、エンジニアとして仕事をすることができません。
逆にいえば、しっかりとした開発力さえあれば仕事をすることができるので、まずはプログラミングスキルを高めることが大切といえます。
スクールに通う
普段の仕事が忙しくて勉強する時間がなかなか取れない人や、これから勉強を始める初心者のエンジニアは、スクールに通って勉強するのがオススメです。
スクールに通うにはお金もかかりますし、課題が与えられるので、強制的に勉強する時間を設けることができます。
また分からないことをすぐに質問できる環境も手に入れることができます。
特に初心者の場合、最初はわからないことが多すぎるので、周りに質問できる人がいないと、途中で挫折してしまう確率が高くなります。
プログラミングの勉強は疑問やエラーを解決することの連続なので、スクールに通って勉強するほうが安心です。
独学で勉強する
お金の問題や地方に住んでいるなどの理由から、スクールに通えない人もいると思いますが、独学で勉強する場合は、ProgateやドットインストールというWEBサービスを利用して勉強するのがおすすめです。
Progateはゲーム感覚で楽しみながら勉強できますし、ドットインストールは1つの動画が3分という短い尺にまとまっていて分かりやすく集中力を持続させやすいです。
1回だけではなく、2回3回と繰り返すことで、知識もより定着しやすくなります。
ちなみに書籍を使って勉強する場合も、先に動画を使って勉強して全体感をつかんでおくと、より効率よく知識を吸収できます。
2 マネジメントスキルを身につけてゼネラリストとして活躍する
開発チームをマネジメントしたり、クライアントとの交渉などを担当するなど、プログラミングスキル以外にも幅広く様々なスキルを身につけていくのもひとつです。
会社員としてエンジニアを続けていく場合、ほとんどの人がこのパターンに該当すると思います。
実際に現場でコードを書く仕事は減ってしまいますが、より大きな視点で開発の仕事をすることが出来るようになります。
3 技術のスペシャリストとして活躍する
技術のスペシャリストを目指すのもひとつのパターンです。
そもそも人数も少ないですし、求められるレベルもかなりハイレベルなので、相当ハードルは高くなりますが、コードを書くことが好きな人は仕事のモチベーションに大きく関わることなので、しっかりと勉強してスキルを高めておく必要があります。
エンジニアが収入を増やす具体的な方法
エンジニアが収入を増やす具体的な方法は大きく3つあります。
1 副業する
普段の仕事をそのまま続けながら副業をすることでも、収入を増やすことが出来ます。
副業を探す方法
副業を探す方法は大きく2つあります。1つはWantedlyというサービスで探す方法です。
求人を探す際の軸として「副業」というカテゴリーも用意されていますし、「副業としてスタートできる企業」などの特集ページもあります。
もう1つはクラウドソーシングなどのサービスで仕事を探す方法です。
LancersやCrowdWorksというサービスが特に有名なので、興味のある人はまずはこの2つのサービスに登録してみましょう。
クライアントと合意した納期さえしっかりと守れば、自分のペースで仕事をすすめることが出来るので、普段の仕事と並行しながら無理なく進めることができます。
案件によって報酬の金額や難易度も大きく変わってくるので、しっかりと見極めた上で応募することが大切です。
ちなみにコデアルというサービスもオススメです。報酬も比較的高めで、在宅案件も多く募集されています。
副業するメリット
- 自分の興味のある仕事を体験できる
- 転職する手間が必要ない
- 毎月の収入が増える
- 仕事を通してスキルアップできる
副業するデメリット
- プライベートで休む時間が少なくなる
- 本業に支障が出てしまう可能性がある
- たくさんお金を稼ぐと確定申告が必要になる
2. 転職する
より給料の高い職場に転職してみるのも、収入を増やす方法のひとつです。
転職で年収を上げるためにはどうすればいい?
まずは、自分の今の実力や経験をもとにして適正な年収額はどれくらいになるのか、自分の市場価値を正しく把握する必要があります。
本当はもっとたくさん給料をもらえる能力を持っているのに、勤めている会社が正しく評価できていないせいで給料が低いのか、それともよりスキルアップする必要があるのか判断しましょう。
前者の場合は自分の仕事をより正しく評価してくれる会社を見つけて転職すればいいだけですし、後者の場合は先ほど上で紹介したような方法でレベルアップを図りましょう。
転職エージェントに相談するのもひとつ
とはいえ、エンジニアとしてどれくらいの市場価値があるのか、自分では判断できない人も多いと思います。
WEB上に自分の年収額を予想してくれるツールもありますが、どうしても誤差が出てしまうので、転職のプロであるエージェントの担当者に聞くのが一番早くて確実です。
ちなみに転職エージェントは、こういった相談の対応だけではなく、応募書類の添削や面接日程の調整はもちろん、内定した際の給料額の交渉も、自分の代わりに担当してくれます。
面接や交渉が苦手な人にとっては、心強いサポートになるはずです。
転職でエージェントを利用する際の注意点
ちなみに転職エージェントを利用して転職活動をする場合、メリットだけではなく、応募者が複数いる場合に不利になる可能性があるなど、デメリットもいくつかあるので注意しましょう。
また1つのエージェントだけではなく、複数のエージェントを利用することも大切なポイントです。
応募者の少ない12月を狙うのもひとつ
転職する時期をずらすことも、給料をあげる確率をアップさせる方法のひとつです。
一般的に、上半期と下半期のスタートに対応して、3月と9月の時期が、特に求人が増えると言われています。
ただ案件が増える分、応募者も増えるので競争は激しくなります。
よって、こういった時期をあえてずらして転職活動する方が、ライバルも少なくなって有利になる可能性があります。
年末の12月はどの会社も仕事が特に忙しい時期なので、一年の中でも特に転職者が少ないといわれています。
エンジニアの転職で有利になる時期はいつ?ベストなタイミングを見極めよう
転職するメリット
- 職場環境を変えるだけで給料をアップさせられる可能性がある
- 自分の仕事の幅を広げたり、スキルアップ出来るいい機会になる
- 新しい刺激を得ることが出来たり、気持ちをリフレッシュすることが出来る
転職するデメリットやリスク
- 転職先の環境がイメージと違う可能性がある
- 求められるハードルがアップする可能性がある
- 人間関係を再び0から築く必要がある
3.フリーランスになる
フリーランスになることも、年収をアップさせるための有効な方法の一つです。
エンジニアの場合、ある程度の経験とスキルがあれば、フリーランスになるだけで最低でも毎月50万円以上は稼ぐことができると言われています。
フリーランスになって年収を上げるためにはどうすればいい?
エンジニアがフリーランスとして仕事を獲得していく方法は複数ありますが、エージェントを利用して仕事をしていくのが一番安全といえます。
自分の代わりに案件を探してくれたり、報酬額も交渉してくれますし、エージェントによっては毎月の給料を保証してくれる制度を設けている場合もあります。
エージェントで紹介される案件は基本的に企業に常駐して開発を行うものが多くなりますが、スキルがあればリモートで仕事ができる案件にも応募できます。
ちなみに先ほど、フリーランスになるだけで、最低でも毎月50万円以上は稼ぐことができると紹介しましたが、これはエージェントを利用した場合の金額です。
エージェントを利用せずに、自分で毎月50万円以上継続して稼ぐのは、かなり大変なので、経験が浅い場合はエージェントを有効活用することが大切です。
フリーランスになるメリット
- 毎月の報酬が高めに設定されている
- 自分のスキルや経験がより正当に評価されやすい
- 報酬がアップしやすい
- 3ヶ月などの短期スパンで様々な職場を体験できるのでスキルアップしやすい
- 仕事をする場所や時間を自由に選ぶことができる
フリーランスになるデメリット
- 確定申告する必要がある
- 自分で老後の年金対策を行う必要がある
- 孤独になる時間が増える
- 開発以外の仕事も増える
- 時間や健康状態など、自分をしっかりと管理する必要がある
フリーランスの場合も複数のエージェントを使うことが大切
転職エージェントを利用する際の注意点として、1つのエージェントだけではなく、複数のエージェントを使うことが大切と説明しましたが、フリーランスの場合もこれは同様に大切なことです。
1つのエージェントにしか登録していないと、他のエージェントの実績になる心配がないので、自分を対応する優先度をあげてもらえない可能性があるのです。
エージェントは無料で利用することができますが、当然エージェントもビジネスとしてサービスを提供しており、エンジニアを企業に紹介することで報酬を得ています。
自分から複数のエージェントを利用しているとわざわざ伝える必要はありませんが、聞かれた場合は複数に登録していることを伝えるほうが有利になります。
エンジニアに立ちはだかる年収800万円の壁!年収を上げたいなら転職か昇進か
経験が浅いうちは年収以外の部分も大切にするべき
エンジニアが収入を増やす方法について紹介しましたが、年収だけではなく、それ以外の部分も大切にしながら経験を重ねていくことが必要です。
収入面を重視する人にとっては、遠回りに感じてしまうかもしれませんが、結果的により効率よく年収をUPさせられる可能性もあります。
給与がアップすることにはリスクもある
まず給与がアップすることには、メリットだけではなくリスクもあります。
転職するだけで、一気に100~200万円ほど年収をアップさせることに成功するケースもありますが、仕事の環境や求められる役割も変わり、周りからの期待値も高くなるので、仕事のストレスは増えることになります。
もしも年収がアップしたにも関わらず、しっかりとした成果が出せない場合は、会社にいずらくなってしまいます。
成長性
どれだけその会社で成長できるかも大切にするべきです。
年収は変わらなくても、教育体制がしっかりとしていたり、新しいことにチャレンジしやすい環境の職場に転職できれば、お金をもらいながら仕事を通して勉強することができます。
その会社で経験を積んでおけば、再び転職することになった際、年収がアップする可能性は確実に高くなります。
やりたいことが出来るかどうか
単純に自分がやりたいことが出来るかどうか、仕事が楽しいかどうかも大切にしましょう。
給料がだんだんと上がっていくことに楽しさを感じる人であればいいですが、我慢することが増えて、仕事を楽しめなくなると、ストレスが蓄積していって、結果的にパフォーマンスにも悪い影響があります。
逆に、自分が楽しめる仕事は自然とパフォーマンスも上がるので、年収もアップさせやすくなります。
評価制度
評価制度がしっかりしているかどうかも大切にしたいポイントのひとつです。
転職した当初の年収があまり高くない場合でも、自分の頑張りや成果をしっかりと評価してくれる会社ならば、働きながら徐々に年収をあげていくことも不可能ではありません。
入社して2年3年経てば、結果的により多く収入のあるエンジニアになっているかもしれません。
また当サイト「転職サイト比較Plus」では、エンジニアの転職に特化した転職サイトをランキング形式で紹介しています。
転職すると決意したわけではないけれど、現状を変えたいと思っているエンジニアの方は、まずはコンサルタントに相談してみることをおすすめします。