最近は技術者の転職市場がどんどん拡大されており、採用の現場でもエンジニアを相手にする機会が増えてきました。
しかし残念なことに、エンジニアの方は自己アピールが下手な人が多く、経歴は立派だけど…と、面接で落とされる人も珍しくありません。
そこで今回は採用に携わってきた経験から、転職で結果を残すエンジニアに共通する6つの特徴を紹介しようと思います。
優秀な人材というのは、普段からキャリアについて真剣に考え、一つ上の視点を持ちながら仕事へ取り組んでいるものです。
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目次
1 過去の業績をインパクトのある数字で表現できる
最近では採用に現場の人が携わることも増えていますが、最終的に合否を決めるのは技術の知識は全くない人事です。
しかし面接で失敗する技術者の多くは、この事実を忘れています。
「大規模なリファクタリングに取り掛かり、多くのバグ改修にも取り組んだ」
と言われても、人事からすると「ストレス耐性が強いのかな」ぐらいでしか評価できません。
しかし具体的にバグの数をリストアップし、また作業前後によって何%パフォーマンスが改善されたのか数字を見せてもらえば、人事の見る目は変わります。
人事が求めているのは複数の開発言語を使いこなすことができ、より早くプログラミング出来る人材ではありません。
会社にプラスの影響を与えてくれそうな人材を求めていることを理解することが大切です。
2 技術の問題解決と組織の問題解決の違いを知っている
エンジニアの実力=技術力、と思い込んでいる、旧態然とした技術者も要注意です。
特に大きな会社では、既存システムの中に飛び込んでいくわけですから、不測の事態への対応力や、他のチームとのコミュニケーション能力も求められます。
エンジニアの仕事は、難解なアルゴリズムを構築したり、機械学習を駆使するだけではありません。
誰も分からない新しい領域への取り組み、会社を新しいステージへ引き上げる革命力こそ、優れたエンジニアに求められる能力です。
3 社内での人望が厚い
以前の会社では活躍できなかったからといって、転職をする人は多くのケースで理想のポジションを得るには至っていません。
有望なエンジニアは同僚からの信頼も厚く、自分を中心に仕事をする環境を作り上げるものです。
プロジェクトを先導的にリードする力は、ただ役職に付いたからといって身につくものではありません。
「あなたはリーダーとして、会社にどのような恩恵をもたらしましたか?」
この質問にチーム全体でどう課題に取り組んできたか、整然と説明できなければ、あなたのキャリアはかなり狭まってしまうでしょう。
4 開発プロセスを理解している
開発チームの効率を最大化するには、個人のスキル以上に開発プロセスの改善が求められるケースは多々あります。
そのためにはチーム全体でどのようにPDCAを回していくか、どのような仕組みをデザインするか、開発プロセスを理解しておく必要があります。
- アジャイル開発
- スクラム開発
- リーンソフトウェア開発
- KPT
- ペアプログラミング
- モブプログラミング
これらは開発プロセスを設計する上で、必須に近い知識です。
あなたは全ての開発プロセスを正しく理解し、またメンバーに伝えることができるでしょうか。
5 技術を活かせる環境を常に探している
優秀なエンジニアは常に自分が活躍出来る環境を探し求めています。
近年では仮想通貨などに代表されるブロックチェーン技術が注目されていますが、優秀なエンジニアであれば、こういった新しい技術への関心は非常に高いです。
また新しいクラウド環境など、どのようなサービスが存在しており、どのような機能性を持っているのか、自発的に試しています。
当然ですが新しい会社で働くには、従来とは全く異なる環境で作業しなければいけません。
少しでも興味があればとにかく手を動かしてみる、こういった姿勢は優秀なエンジニアは共通して兼ね備えています。
6 転職先の会社の調査を人任せにしない
最近ではエージェントを利用して転職するエンジニアが増えていますが、転職先の会社は自分の目で確かめることが大切です。
たった一度しかない自分のキャリアを、他人に任せては絶対に後悔します。
必要なスキル、使われている開発言語は正確に記載されているか。
募集要項に開発業務や事業戦略の詳細は書かれているか。
将来的に自分も会社も成長出来る可能性を感じるか。
転職先の会社が腐っていては、いくら優秀なエンジニアでも潰れてしまいます。
エンジニアは特別な仕事ではない
最後にエンジニアは特別な仕事ではない、という意識が必要だと私は考えます。
これらの記事で書かれた内容は、何もエンジニアに限ったことではなく、優秀なビジネスマンであれば皆共通している特徴です。
技術者だから…と自分の殻にこもる行為は、将来の可能性を狭める自殺行為でしかありません。
自分の魅力を初対面の人たちに最大限アピールするためにはどうするべきか、優秀なエンジニアは決して自分の殻には閉じこもらないものです。