「話す」「聞く」など人間のコミュニケーションスキルに欠かせない分野のリハビリを専門的に行う言語聴覚士へ転職したいと考えているなら、まずは情報を集めることから始めましょう。
今回は言語聴覚士への転職を検討している方に向けて、言語聴覚士になるための必要な資格や仕事内容、年収事情などを紹介します。
またおすすめの転職サイトも紹介しますので参考にしてみて下さい。
「転職したい」と思ったら取るべき行動!後悔しない転職活動の秘訣
目次
- 言語聴覚士への転職におすすめ転職サイト・エージェント
- 20代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
- 30代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
- 40代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
- 50代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
- 第二新卒の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
- 訪問リハビリで働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェント
- PTOTST WORKER
- 病院で働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェント
- 介護施設で働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェント
- 言語聴覚士に必要な資格・条件
- 言語聴覚士の仕事内容
- 言語聴覚士の年収事情
- 言語聴覚士はどんな人に向いている?
- 言語聴覚士への転職は難しい?
- 言語聴覚士が転職サイト・エージェントを効果的に使用する方法
- 言語聴覚士へ転職した人たちの口コミ・評判
- 言語聴覚士の転職はエージェントの活用がおすすめ
言語聴覚士への転職におすすめ転職サイト・エージェント
ジョブメドレー
言語聴覚士におすすめの求人サイトとして挙げられるのがジョブメドレーです。
ジョブメドレーは医療や介護の現場で勤務経験があるスタッフが運営している求人サイトなので、的確なアドバイスをしてもらえるという特徴があります。
言語聴覚士の求人も多く取り扱っており、幅広い求人の中から探すことができます。
ジョブメドレーには入職した際に祝い金を受け取れる制度があります。
また充実したキャリアサポートもあるので、ブランクのある方や未経験の方も安心して利用することが可能です。
PTOTST WORKER
長年医療関係者の転職活動において多くの実績がある医療WORKERグループの一つであるPTOTST WORKERは、言語聴覚士の求人を多く取り扱っている転職サイトです。
専門のキャリアアドバイザーが履歴書の書き方から面接対策までしっかりとサポートしてくれるので、初めて転職する方も安心して利用できます。
また各医療施設や介護施設と密接な関わりがあるPTOTST WORKERでは、求人票からはわからないような職場の雰囲気や人間関係の情報を教えてもらうことが可能です。
マイナビコメディカル
マイナビコメディカルは人材紹介大手マイナビが運営している、PT・OT・ST専門の転職エージェントです。
Web上に公開されている求人数は約4万件と非常に多く、加えて条件の良い非公開求人も多保有しています。
職種ごとに求人を検索できるので、自分の専門分野の求人を探しやすく、専門のキャリアアドバイザーが皆さんの転職活動をサポートしてくれます。
苦手意識を持つ人が多い面接対策から書類添削まで対応してくれるほか、応募先との条件交渉から転職までの日程調整の代行も無料で対応してくれます。
マイナビはこれまでさまざまな属性の転職者をサポートしてきた実績を持っていますから、言語聴覚士として初めて転職する方でも安心して利用できるでしょう。
PTOT人材バンク
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の求人を多く取り扱っているのがPTOT人材バンクです。
医療や介護分野に特化している会社が運営しているので、病院などの医療機関や老人保健施設などの介護施設への求人を幅広く紹介してもらうことができます。
PTOT人材バンクには言語聴覚士求人専門のスタッフが在籍しているので、言語聴覚士求人に合った書類の書き方や面接対策を行ってくれるという特徴があります。
登録から入職まで料金は一切かかりません。
PTOTキャリアナビ
PTOTキャリアナビは、リハビリ職専門の転職サイト・エージェントです。
サービス名には言語聴覚士の名前は入っていませんが、求人検索をかけてみるとしっかりと求人掲載があります。
求人のエリア東京・千葉・埼玉・神奈川の首都圏のエリアに限定されてしまいますが、都会での転職先探しには有効活用できるでしょう。
公開求人だけではなく、非公開求人や地域の求人が多いハローワーク求人の掲載もあります。
他の転職サイトでは掲載のない求人も掲載されています。
希望条件を簡単に入力しておくだけで、希望条件に即した情報を定期的に送信してくれるので、働きながらの転職活動でも活用できるでしょう。
PTOT転職ナビ
PTOT転職ナビはコメディカル領域の求人を多数掲載している転職サイト・エージェントです。
理学療法士や作業療法士の求人や言語聴覚士の求人も掲載しています。
雇用形態も正社員求人だけではなく、パートの求人も掲載しているので働き方を自由に選択できるメリットもあります。
全国の求人をメインに取り扱っていますが、特に都心部の求人も多数ありますから都心部での転職活動を検討している方におすすめです。
専任のコンサルタントが在籍していますので、転職活動を徹底的にサポートしてくれます。
福利厚生の充実した企業だけではなく、勤務時間や残業時間など様々な条件の希望に合わせて提案・アドバイスも可能です。
登録者にしか公開されない非公開求人も多数掲載しているので、他のサイトにはない求人を見つけることも可能です。
レバウェルリハビリ
レバウェルリハビリは、医療・介護業界の求人をメインに取り扱う転職サイト・エージェントです。
運営企業は様々な領域の転職サービスを運営していますので、転職に関する様々なノウハウを保有しているので安心。
企業や病院内の情報を細かく収集しているので、転職前に知りたい情報を事前に知れるメリットもあります。
まだリリースから日が浅いので、対応エリアは東京と神奈川とせまめですから、首都圏内での転職活動を希望している方におすすめのサービスであるといえるでしょう。
コメディカルドットコム
コメディカルドットコムは医療・介護業界の求人紹介・転職サポートに特化した転職サイト・エージェントです。
様々な求人が掲載されており、8万件の求人の掲載があります。
AIを活用して、条件や経歴をもとにマッチ率の高い求人を提案してくれます。
企業からのスカウトも受けられるので、これまでの経験や職歴を元に転職活動を進めていきたい方におすすめのサービスです。
取り扱っている条件の幅も広いので、気になる求人があればピックアップしておくことをおすすめします。
20代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
20代の言語聴覚士向けに、転職を成功させるためのベストな転職サイトとエージェントを紹介します。
20代は、新たな職場でさまざまな経験を積み、スキルやキャリアを広げる絶好の機会です。
しかし、未経験の分野や新しい業界への転職は不安が多い人もいるでしょう。
転職サポートが手厚く、初めての転職活動でも安心して利用できるサイトやエージェントを選ぶことが大切です。
PTOT転職ナビ
公開求人数 | 15件 |
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対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社プレアデス |
※2023年6月19日時点
PTOT転職ナビは、幅広い施設の求人が掲載されており、詳細条件から自分に合った仕事を探せるのが特徴です。
経験が少ない20代の言語聴覚士でも、自分の希望条件に合った求人を見つけることができます。
初めての転職活動でも、使いやすい検索システムと充実したサポート体制で不安を軽減します。
PTOTST WORKER
公開求人数 | 19,000件以上 |
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対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社トライト |
※2023年6月19日時点
PTOTST WORKERは、言語聴覚士の求人数が業界内とても豊富なことが特長です。
これは20代の言語聴覚士にとって大きな利点で、自身のスキルや経験を活かせる職場を探す際の選択肢が広がります。
また、転職活動に関する様々な疑問や不安に対する支援も充実していることもポイントです。
転職活動に慣れてない人もスムーズに進めることができます。
30代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
30代の言語聴覚士にとって、転職はキャリアアップの重要なチャンスとなる時期です。
しかし、同時に家庭やライフスタイルの変化に合わせた職場選びも重要となります。
ここからは、30代のニーズに合った転職サイトとエージェントを紹介します。
PTOTキャリアナビ
公開求人数 | 非公開 |
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対応エリア | 東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社ヒトイキ |
※2023年6月19日時点
PTOTキャリアナビは、リハビリ業界での転職に特化したサービスです。
専門性の高いサポートが受けられる転職エージェントと言えるでしょう。
30代の言語聴覚士にとって、キャリア形成の重要な段階に当たります。
プロから専門的なアドバイスがもらえるのは大きな強みですね。
その上、サポート体制が非常に丁寧で、自分のキャリアビジョンに合った求人を探すのに適しています。
マイナビコメディカル
公開求人数 | 5,000件以上 |
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対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
※2023年6月19日時点
マイナビコメディカルは医療介護職種の求人情報を多数掲載しています。
マイナスでしか取り扱っていない独占求人が多いことも特徴です。
ほかの転職サイトでは見つけられない独自の求人情報を探せるでしょう。
豊富な求人情報から、自分のライフスタイルやキャリアプランに合った求人を見つけることも可能です。
今の職場で悩んでいる人も、より良い転職先との出会いが期待できます。
40代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
40代は、豊富な経験とスキルを活かし、さらなるキャリアアップを目指す重要な時期です。
また、生活スタイルの変化や将来への備えも考慮に入れた転職活動が求められますね。
そのため、自分の経験とスキルに見合った求人を見つけることが重要です。
具体的なキャリアアドバイスが受けられる転職サイトやエージェントを利用しましょう。
レバウェルリハビリ
公開求人数 | 非公開 |
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対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
※2023年6月19日時点
レバウェルリハビリは、コメディカル・リハビリ職の転職に特化したサイトです。
40代の言語聴覚士も丁寧なサポートが受けられることが魅力と言えます。
所属しているキャリアカウンセラーは、豊富な経験と専門知識を持っているプロフェッショナルです。
次のステップを踏み出すための、具体的なアドバイスが受けられるでしょう。
求人も専門分野に特化しているため、自身のキャリアやスキルにマッチした転職先を探すことが可能です。
MEDFit
公開求人数 | 5,700件以上 |
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対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社Genten Links(ゲンテンリンクス) |
※2023年6月19日時点
MEDFitは、医療業界の幅広い求人を扱っており、40代の言語聴覚士にとって幅広いキャリアチャンスを提供しています。
特に、面接対策が丁寧で実践的なことが大きな特長と言えます。
40代の転職活動における自信と安心感を提供してもらえるエージェントです。
求人数も多く、自分のライフスタイルや将来の計画に合った仕事を見つけることができるでしょう。
50代の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
50代の言語聴覚士は、世代的にはキャリアのピークを迎える時期と言えます。
同時に退職後の生活を見据えたキャリアプランを立てる重要な時期です。
適切なサポートと豊富な求人情報を提供する転職サイトやエージェントを選んでください。
将来のことも考えて、転職活動を成功させましょう。
コメディカルドットコム
公開求人数 | 133,000件以上 |
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対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | セカンドラボ株式会社 |
※2023年6月19日時点
コメディカルドットコムは、掲載されている求人に直接応募ができるサービスです。
自分のペースを大切にした転職活動が可能でしょう。
自主的に転職活動を進められるサービスは、魅力的ですね。
業界内でも求人数が多く、2023年6月19日時点で13万件以上の求人が記載されています。
50代の言語聴覚士ならではの、豊富な経験と専門性が活かせる転職先が見つけられるでしょう。
マイナビコメディカル
公開求人数 | 5,000件以上 |
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対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
※2023年6月19日時点
マイナビコメディカルは医療や介護職種の求人情報を多く扱っています。
50代の言語聴覚士が活躍できる職場を紹介してもらえるでしょう。
独占求人も多数あり、他の転職サイトでは手に入れにくい貴重な情報が手に入ります。
自分のキャリアやライフスタイルに合った仕事を見つけたい人におすすめのエージェントです。
第二新卒の言語聴覚士におすすめの転職サイト・エージェント
第二新卒とは、新卒で入社した会社を早期に退職し、再度転職を目指す方々のことを指します。
未経験の業界や職種にチャレンジしたい、自身のキャリアを見直したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
自分の目標や希望に対し、しっかりとサポートしてもらえるサービスを選んでください。
ベストな求人情報を紹介してもらえる転職サイトやエージェントをおすすめします。
コメディカルドットコム
公開求人数 | 133,000件以上 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | セカンドラボ株式会社 |
※2023年6月19日時点
コメディカルドットコムは、第二新卒の言語聴覚士が使いやすいエージェントです。
キャリアカウンセラーは転職について非常に役立つ特徴を持っています。
未経験の業界や職種について、具体的な情報やアドバイスを受けられるでしょう。
また、サポート体制が充実しており、初めての転職活動でも安心して利用できます。
doda
公開求人数 | 90件 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
転職のサポートの有無 | ○ |
料金 | 無料 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
※2023年6月19日時点
dodaは、新しい職場でチャレンジしたい第二新卒の言語聴覚士に最適なサイトです。
資格を活かした仕事や、幅広い転職先が見つけやすいことはdodaの特徴と言えます。
求人数が非常に多く、気になる仕事を探しやすい検索システムもポイントです。
豊富な求人情報から、自分のキャリアプランや希望条件に合った仕事を見つけられるでしょう。
面接対策や書類作成のアドバイスなど、転職活動に必要なサポートも充実しています。
転職は人生の大きなターニングポイントの一つです。
キャリアカウンセラーに相談することで、自身のキャリアを有意義に進められます。
訪問リハビリで働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェント
訪問リハビリテーションは、在宅で生活している人のためのサービスです。
自宅に訪問して、言語と生活に関わる悩みを解決し、サポートを行う仕事です。
患者さんの補助から家族に対する指導まで、さまざまな分野で活躍できます。
PTOTST WORKER
PTOTST WORKERは、訪問リハビリで働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェントです。
誠実な対応でフルサポートが受けられるので、初めて転職する人も安心して利用できるサービスが魅力です。
転職活動がスムーズに進むように、言語聴覚士にくわしいキャリアカウンセラーから担当してもらえますよ。
求人情報は詳細な条件から検索できるため、自分の希望する転職先が見つけやすいことも特徴です。
条件には高額求人の記載があり、年収アップを考えている言語聴覚士も便利に活用できます。
病院で働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェント
言語聴覚士が活躍できる場所は病院があります。
言語や聴覚に関わる障害に困っている人に対し、病院内で適切なサポートを行う仕事です。
マイナビコメディカル
病院で働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェントには、マイナビコメディカルをおすすめします。
医療業界の転職に特化しているマイナビコメディカルは、独占求人が34,000件以上ある求人サイトです。
非公開求人の紹介も受けられるため、転職活動を効率よく進められるでしょう。
言語聴覚士の求人を一覧で確認できるページもあり、探しやすいデザインが特徴です。
病院で検査・評価・リハビリテーションを担当できる仕事も多数掲載されています。
介護施設で働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェント
介護老人保健施設や特別養護老人ホームのほか、デイサービスなどで活躍する言語聴覚士もいます。
イベントやレクリエーションなどに参加することもあるため、コミュニケーション能力が発揮できる職場です。
PTOT人材バンク
介護施設で働きたい言語聴覚士向けの転職サイト・エージェントは、PTOT人材バンクです。
リハビリを担当する職種に特化した転職エージェントのため、希望する仕事が見つけやすいでしょう。
公式サイトには、施設内で介護やサポートを行う仕事が多く掲載されています。
転職に迷っている人や、介護市場における人材としての価値を知りたい人にもオススメです。
食事の飲み込みが困難な高齢者や、失語症で困っている利用者に対し、技術を発揮したい人は気軽に登録してみましょう。
言語聴覚士に必要な資格・条件
言語聴覚士として働くには、基本的に言語聴覚士の国家資格を取得する必要があります。
その国家試験を受けるためには受験資格が必要です。受験資格を得る方法は、文科省が指定した大学や短期大学、もしくは各地方自治体に設置された専門学校を卒業することです。
一般大学を卒業した方の場合は、指定の大学院か言語聴覚士養成学校で学ぶことによって受験資格を得ることができます。
したがって夜間学校などを利用すれば、働きながらでも取得することは可能です。
ただし夜間学校であっても実習は昼間に行われるので、実習期間中は長期休暇を取る必要があります。
試験内容は基礎医学や臨床医学などから11科目出題され、マークシート形式による回答となります。全体で200問出題され、120点以上取ることができたら合格できるといわれています。
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言語聴覚士の仕事内容
言葉を上手く話せない、話の内容を理解することができない、文字を読むことができないなどの言語聴覚障害を持った方やうまく声を出すことができない、話せないなどの音声障害を持った方のサポートをするのが言語聴覚士の仕事です。
他にも摂食や咀嚼、嚥下ができないなどの嚥下障害を改善させることも言語聴覚士の役割となっています。
これらの方たちのサポートを行うには、医学や歯科学、心理学や福祉学など幅広い知識が必要です。
勤務先はこれらの障がいを持った子ども達が多く通っている児童福祉施設や高齢者福祉施設などが多いです。
他にも総合病院のリハビリテーション科や訪問リハビリテーション、デイケアセンターや特別支援学校などに活躍の場があります。
言語障害と聴覚障害の方のケアを行う際の仕事内容とは?
言語聴覚士の仕事の領域には、言語障害と聴覚障害の分野があります。言語障害の分野では、失語症や認知症、記憶障害の方に対してその人に合った最適なリハビリをします。
失語症は脳卒中などの病気や交通事故などで発症することがあり、聞く・話す・読む・書くの行為が難しくなります。
これらの方に対しては、機能を回復させるリハビリを行うのではなく、快適な日常生活を送るための訓練を行うことが多いです。
伝音性難聴や感音性難聴などによって発症する聴覚障害の方に対する業務では、訓練だけでなく検査や補聴器の調整も同時に行います。
特に言葉を獲得するのに大切な時期を過ごしている子どもに対しては、言葉の発達についてもしっかりとケアを行う必要があります。
摂食・嚥下障害のケアを行う際の仕事内容とは?
言語聴覚士の仕事の領域には、摂食・嚥下障害もあります。
摂食・嚥下障害ではその症状が起きてしまう原因を突き止めることから始めます。
摂食・嚥下障害の患者さんに対しては、言語聴覚士だけでなく医師や歯科衛生士、栄養士などさまざまな職種が関わることになります。
その中で言語聴覚士は、実際に食事ができるように訓練するのが仕事です。
食事は生きる上での楽しみの一つですが、上手く嚥下ができないと誤嚥性肺炎を引き起こすなど命に係わる症状が発生する可能性があるため、言語聴覚士の役割は重要です。
したがって患者さんの状態をよく確認しながら、医師や栄養士と連携して訓練を進めていくことになります。
他にも言語聴覚士は、吃音症など話すことが困難な人や発達障害の子どもに対してのケアも行います。
介護職はブラックだらけ?ブラック施設の見分け方と転職のすすめ
言語聴覚士の仕事はきつい?
言語聴覚士が仕事をきついと感じる時は、患者さんとの信頼関係を築くのが難しい時です。
言語聴覚士を利用する患者さんの多くは、言語や聴覚に問題がある方ばかりなので、うまく話したり聞いたりすることができません。
またある日突然症状が発症したケースもあり、そのような患者さんは病気を受け入れていないこともあります。
したがって患者さんと信頼関係を築くのはとても根気がいる作業なので、仕事がきついと感じる言語聴覚士が多いです。
他にも言語聴覚士は、患者さんの命に関わるような責任感の重い仕事という特徴があります。
患者さんの機能回復のために一生懸命訓練を行ったとしても、考えていたような成果を上げることができないこともあり、そんな時に無力感を感じることが多いです。
このように言語聴覚士の仕事は、肉体的にはそんなにきつくはないですが、精神的にはきつい仕事であるといえます。
言語聴覚士の年収事情
言語聴覚士の平均年収は、2015年度の国の調べによると約456万円です。年齢別の平均年収の推移を見てみると、下記の通りとなります。
年齢 | 平均年収 | 平均月額 | 給与ボーナス |
---|---|---|---|
20~24歳 | 259.9万円 | 16.2万円 | 65.0万円 |
25~29歳 | 323.8万円 | 20.2万円 | 80.9万円 |
30~34歳 | 355.7万円 | 22.2万円 | 88.9万円 |
35~39歳 | 405.8万円 | 25.4万円 | 101.5万円 |
40~44歳 | 456.0万円 | 28.5万円 | 114.0万円 |
45~49歳 | 510.7万円 | 31.9万円 | 127.7万円 |
50~54歳 | 547.2万円 | 34.2万円 | 136.8万円 |
55~59歳 | 542.6万円 | 33.9万円 | 135.7万円 |
60~65歳 | 369.4万円 | 23.1万円 | 92.3万円 |
上記の通り言語聴覚士の平均年収は、年齢が上がるにつれて高くなる傾向です。
ただしこの数字は平均であるので、勤務地や役職などによりそれぞれ異なります。
言語聴覚士の年収は、同じ分野で働いている理学療法士や作業療法士より若干低いです。500万円以上の収入を得たいと考えているなら管理職への道を選ぶことがポイントになります。
言語聴覚士が収入をアップさせる方法とは?
言語聴覚士が給料をアップさせるのに有効な方法は、同じ職場で地道に経験を積み重ねることです。
基本的に言語聴覚士など医療に携わる人の給料は、勤続年数によってアップしていくというシステムがあります。
一度にたくさんの昇給を見込むことは難しいですが確実に給料を上げたいと考えているのであれば、同じ職場で働き続けることが最適です。
しかしさまざまな事情により、同じ職場で働くことが困難である場合があります。
そんな時は、転職するのがいいでしょう。言語聴覚士の給料は勤務先によって異なることがあるので、経験や実績があれば今より高い給料の転職先を見つけることができるからです。
言語聴覚士の数は少ないので、転職サイトやエージェントを活用すれば現在より高い給料の職場で働くことも可能です。
介護職の平均年収は315万円!平均相場よりどれくらい低い?
勤務場所によって異なる言語聴覚士の給与の実態とは?
言語聴覚士の給料は、勤務場所によって給与金額が異なります。
言語聴覚士の年収が高い勤務先はリハビリテーション施設です。リハビリテーション施設は運営会社の規模が大きい場合が多いので、比較的平均年収が高い傾向です。
他にもリハビリ科の患者が多い総合病院で働いた場合の平均年収が高く、安定して働くことができます。
ただし転職などで求人を探す場合は、始めから勤務先を限定させてしまうのではなく、幅広い求人の中から探すことがポイントになります。
勤務先よりも勤務地や働き方の形態などを確認することから始めるのが大切です。
年収アップで転職を考えているのであれば、昇給制度や福利厚生制度が充実しているかどうかを確認するようにしましょう。
言語聴覚士はどんな人に向いている?
言語聴覚士に向いている人とは、コミュニケーション能力が高い人です。
言語聴覚士の仕事は言語聴覚系に問題がある患者さんの支援を行うのが仕事なので、患者さんと上手くコミュニケーションをとれるスキルが必要です。
言語聴覚士の支援が必要な方は、言語聴覚に問題があるので意思の疎通が一般の方より難しいといえます。
そのような患者さんと円滑にリハビリを進めるには高いコミュニケーション能力が必要であるといえるでしょう。
さらに言語聴覚士は他の専門家と連携しながら仕事を進めることがあります。
また子どもの患者さんの場合は、必要に応じて保育園や幼稚園の先生と連携を取ることもあり、さまざまな人と関わり合う仕事であるといえます。
言語聴覚士への転職は難しい?
言語障害や発達障害などを持った子供や嚥下障害がある高齢者に対しての言語聴覚士のニーズが高まっていることから、言語聴覚士への求人は多い傾向です。
また他の仕事だと転職するなら若い方が採用されやすい傾向ですが、言語聴覚士の場合は年配の方も転職しやすいといわれています。
それは職業柄、年齢を重ねた言語聴覚士の方が利用者からの信頼感を得やすいからです。
利用者やその家族に言語聴覚士としてどれくらいの経験があるか伝える必要がないので、どうしても見た目が大切になってきます。
言語聴覚士になりたいけど、年齢が高いので躊躇しているという方であっても転職できる可能性が高いです。
このように言語聴覚士の転職は、幅広い年齢層に対応することができます。
言語聴覚士が転職サイト・エージェントを効果的に使用する方法
言語聴覚士が転職に困ったら、サイトやエージェントを有効活用しましょう。
- 言語聴覚士の条件検索が細かいサービスを使用する
- 登録するなら2~3を同時並行で
- 転職サイト・エージェントの面談はできるだけ早い段階で対応
- 満足度の高い・評判のいい転職サイト・エージェントを活用する
- コンサルタントには希望条件を細かく伝えておく
- 提案求人が気に入らなければもう一度提案してもらう
上の点に注意すれば、転職サービスの効果的な活用が可能です。
面接後のフォローは転職に効果大!転職エージェントを上手に活用しよう
言語聴覚士の条件検索が細かいサービスを使用する
転職サイトは検索条件が細かいサービスを利用しましょう。
雇用や施設形態だけでなく、年間休日や交通費支給などのこだわり条件が選べるサイトがおすすめです。
転職サイトの中には給与形態として月給や年収などの希望額が入力できるサービスもあります。
細かい条件で仕事が見つけられるので、転職後のミスマッチが回避できるでしょう。
登録するなら2~3を同時並行で
転職サイトやエージェントに登録する場合、2~3のサービスを同時に受けましょう。
自分に合う仕事が効率的に見つけられる可能性が高くなります。
転職サイトごとに非公開求人がある場合でも、複数登録すれば紹介される可能性がアップするでしょう。
登録の際に他のエージェントを活用していることを伝えると、優先的に仕事を紹介してもらえることもあります。
転職期間の短縮にもつながるので、サイト・エージェントは管理できる範囲で2~3の登録をおすすめします。
転職サイト・エージェントの面談はできるだけ早い段階で対応
転職サイトエージェント登録後は初回面談が行われます。
面談はキャリアコンサルタントに現場や職場への期待を伝え、新しい仕事を紹介してもらうためのカウンセリングです。
面談の連絡が来たら、できるだけ早い段階で対応しましょう。
コンサルタントに早く相談することで、自分にマッチする求人が掲載された時に応募しやすくなります。
今の仕事をしながらでも転職が進めやすくなるため、登録後は早めの面談をおすすめします。
満足度の高い・評判のいい転職サイト・エージェントを活用する
満足度が高く評判もいい、転職サイトやエージェントを利用しましょう。
転職者数が多く評判が高いサイトやエージェントは、実績が公式サイトに載っています。
実際に使用した人の感想も記載されていることがあるため、チェックしましょう。
言語聴覚士としてどのように転職に成功したか、転職サイトやエージェントについて確認してください。
コンサルタントには希望条件を細かく伝えておく
面接の際にコンサルタントへ希望条件を詳細に伝えてください。
条件をあらかじめ洗い出し、何を優先とするか考えておきましょう。
すべての希望をクリアする仕事を見つけることは難しいですが、マッチする職場に出会える可能性が高まります。
前職で悩んだことやストレスに感じたことを伝えると、同じような問題を感じにくい企業を紹介してもらえることがあります。
提案求人が気に入らなければもう一度提案してもらう
提案された求人が自分にマッチしないと感じたら、担当者に相談してください。
求人を紹介してもらったからといって、納得がいかない条件の仕事に応募することはありません。
どんなところが合わないのか、紹介された仕事で不安に思うことや悩みをそのまま伝えましょう。
自分が合わないと感じた職場に転職しても、長続きする可能性は低いです。
新しい仕事を紹介してもらうときの手がかりになるので、求人に応募しない理由はコンサルタントへくわしく伝えてください。
言語聴覚士へ転職した人たちの口コミ・評判
言語聴覚士の転職はエージェントの活用がおすすめ
言語聴覚士は専門性が高く高度なスキルが要求される仕事です。
仕事では、コミュニケーション能力や相手の気持ちを推し量る力も必要でしょう。
活躍できる場を見つけるための転職には、エージェントへの登録がオススメです。
転職を効率的にするためにも、必要に応じて複数登録をするといった工夫をしてください。