派遣社員として働いていて仕事内容や職場環境が原因で「バックレたい」という気持ちを抱くことがあると思います。
しかし「バックレると問題になるのかな?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか?
この記事では派遣の仕事をバックレることで生じるリスクや、その後の対処法について解説します。
派遣の仕事をバックレたいと思う理由もご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
派遣の仕事をバックレても大丈夫?
結論からお伝えすると、派遣の仕事をバックレることは契約違反です。
「派遣社員だから大丈夫」と思われる方が多いのですが、派遣会社と正式に契約を交わしているため契約違反になります。
ただし違約金を請求される可能性は低いです。
派遣社員でバックレる方は多いため、1件1件訴えていると時間が足りないですし面倒です。
そのため法的な処罰を受ける可能性は低いですが、派遣会社に多大なる迷惑をかけることになるため、バックレることはおすすめしません。
派遣を無断退職するリスク
派遣の仕事をバックレることで違約金を請求される可能性は低いのですが、それ以外に考えられるリスクはさまざまあります。
「バックレたい」という気持ちを抱いている方は、下記でご紹介するリスクを把握して判断するようにしてください。
派遣を無断退職するリスクを4つご紹介します。
次なる派遣先を紹介してくれない
派遣を無断退職すると、多くの確率で次なる派遣先は紹介してくれません。
無断退職することになっても、派遣会社には在籍していることになります。
そのため次なる派遣先を紹介してもらう権利はあるのですが、「またバックレる可能性がある」と判断されて、多くの確率で相手にされません。
無断退職することで、その派遣会社も辞めなくてはいけないことを覚悟しておきましょう。
退職手続きに関する問い合わせがしにくくなる
派遣を無断退職すると、退職手続きに関する問い合わせがしにくくなります。
上記でお伝えしたように無断退職すると次なる派遣先は紹介してもらえないため、「退職手続きをしたい」と考える方は多いと思います。
しかしバックレているため、問い合わせしにくくなります。
もし正式に退職手続きができていないと、給料の支払いや確定申告の手続きに問題が出てきます。
そのため無断退職しても、必ず退職手続きはするようにしましょう。
損害賠償請求される
派遣を無断退職すると、損害賠償請求されるリスクがあります。
バックレたことに対する損害賠償や違約金を請求される可能性は極めて低いのですが、派遣先から借りているものを返さないことで、損害賠償請求されるリスクは高いです。
制服などの場合は数万円の請求で済むかもしれませんが、カードキーやセキュリティーカードの場合は何十万円、何百万円を請求されるかもしれません。
そのため郵送でも良いので、借りていたものは必ず返すようにしてください。
他の派遣会社にもバックレた経歴がバレる
派遣を無断退職すると、他の派遣会社にもバックレた経歴がバレるリスクがあります。
正式に退職手続きをしている場合はバレる可能性が低いのですが、退職手続きしていない場合は多くの確率で他の派遣会社にもバレます。
バレてしまうと登録させてくれる派遣会社がなくなります。
そのため「バックレた後も派遣社員として働きたい」と考えている方は、必ず正式に退職手続きをするようにしてください。
派遣で二週間以内に辞めても大丈夫?今すぐ辞めたいときの対処法
派遣の仕事をバックレる理由
上記でもお伝えしたのですが、派遣の仕事をバックレる方は多いです。
バックレたいと思ったことがない方ですと、「なんで?」と疑問に感じると思います。
また理由を事前に把握しておくことで、自分自身がバックレる可能性を低くできます。
そこで派遣の仕事をバックレる理由を2つご紹介します。
職場環境が良くない
1つ目の理由が「職場環境が良くない」ということです。
派遣の仕事をバックレる原因となるのは「寝坊・だるかった」ということが多いのですが、そのような気持ちになるのは職場環境が良くないからです。
もし自分にとって最高な職場環境だとすると、寝坊をしてもすぐに連絡して仕事に向かう準備をすると思います。
そのため派遣の仕事をバックレないようにするためにも、契約する前に職場環境はしっかり確認することが大切になります。
事前に確認せずに契約してしまうと「思っていた職場ではなかった」と思い、バックレる可能性が高まるので注意してください。
派遣の仕事に対するモチベーションが低い
2つ目の理由が「派遣の仕事に対するモチベーションが低い」ということです。
派遣社員として働いていて高いモチベーションを維持できていると、「バックレたい」という気持ちにはならないと思います。
反対にモチベーションが低いと、「バックレたい」という気持ちが出てきます。
そのため契約するときに「本当にやりたい仕事なのか」ということを考えるようにしてください。
低いモチベーションで働くことになると、バックレてしまう可能性が高まります。
派遣で初回更新しないのは大丈夫?契約更新を断る際の上手な伝え方
バックレた後の対処法
バックレたいという気持ちを抱いて働いていると、寝坊などをきっかけに「バックレてしまった」という方は多いと思います。
そこでバックレてしまったときの対処法をご紹介します。
大きなトラブルに発展させないためにも、下記の対処法を参考にしてみてください。
その日に派遣会社に連絡する
バックレてしまった場合は、その日に派遣会社に連絡するようにしてください。
派遣会社は雇用元になるため、バックレていると状態を放置できません。
雇用している以上、安否確認のため電話やメールで何度も連絡してきます。
場合によっては事故や事件に巻き込まれていることを考えて、警察に捜索依頼を提出することもあります。
このような大きな問題に発展させないためにも、バックレた日に連絡するようにしてください。
バックレた日に連絡しておくことで、退職手続きの問い合わせもしやすくなります。
他の派遣会社を探す
バックレてしまった場合は、他の派遣会社を探すようにしてください。
上記でもお伝えしたようにバックレた場合は、ほとんどの確率で次なる派遣先は紹介してもらえないです。
そのためまだ派遣社員として働きたい方は、他の派遣会社を探す必要があります。
「次なる派遣先を紹介してくれない」という状況になってから探し始めるのは遅いです。
無職の期間を作らないためにも、バックレた後には探すようにしてください。
定評のあるおすすめ派遣会社
他の派遣会社を探すことが大切とお伝えしましたが、日本には派遣会社が7万社以上あります。
そのため「どのサービスが良いんだろう?」と悩まれることが多いと思います。
そこで定評のある派遣会社を3つご紹介します。
併用しても問題ないため、気になるものがあれば登録してみてください。
アデコ
1社目が「アデコ」です。
アデコは「アデコ株式会社」が運営していて、業界トップクラスの知名度・実績・求人数を誇ります。
登録できる拠点は都心部だけではなく全国に展開されているため、地方に住まれている方でも登録しやすいです。
さらに求人を紹介してくれるキャリアアドバイザーは求職者1人1人にあったサポートをしてくれます。
そのためスムーズに就業することが可能です。
そしてアデコは英語を使う仕事・貿易・外資系の求人を多数取り扱っています。
外資系に就業したい方には「アデコ」がおすすめです。
スタッフサービス
2社目が「スタッフサービス」です。
スタッフサービスは「株式会社スタッフサービス」が運営していて、1981年よりサービスを提供している老舗企業です。
スタッフサービスは国内にある派遣会社の中でもトップクラスの求人数を誇ります。
取り扱っている求人数は12,000件を超えていて、大手企業からベンチャー企業まで幅広く対応しています。
そしてスタッフサービスでは、WEBで登録を完結させられます。
WEBで登録を完結させられる派遣会社は数少ないため、昼間は仕事で忙しく登録に行く時間がない方やそもそも登録会場が近くにない方には「スタッフサービス」がおすすめです。
マンパワーグループ
3社目が「マンパワーグループ」です。
マンパワーグループは日本で初めて人材派遣サービスを提供した会社で、1966年よりサービスを開始しています。
50年以上の実績がある会社になるため、登録する前から信頼することができると思います。
そんなマンパワーグループは福利厚生が充実していて「有給休暇・健康診断・健康保険・厚生年金保険・雇用保険」などに加えて、「マンパワーグループクラブオフ」という優待特典サービスも付帯しています。
国内約22,000軒の宿泊施設が最大90%オフ、1泊1,500円〜利用できる福利厚生サービスです。
福利厚生が充実している派遣会社で働きたい方は、「マンパワーグループ」がおすすめです。
派遣会社おすすめランキング【2021年】大手から特化型まで人気の派遣会社を紹介
派遣のバックレはさまざまなリスクが伴う
この記事では派遣の仕事をバックレることについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
「派遣ならバックレても大丈夫かな」と考える方が多いのですが、バックレることは契約違反です。
違約金を請求される可能性は低いですが、上記でお伝えしたようにさまざまなリスクが生じる可能性があります。
そのため派遣の仕事でもバックレることはないようにしましょう。
そしてバックレてしまった場合は上記でお伝えした対処法を参考にして、大きな問題に発展させないようにしてください。