秘書検定は、電話応対など社会人としての一般的なマナーなどが出題される検定で、秘書だけでなくいろいろな職種で有効な資格です。
そのため秘書でなくても、資格を取りたいと思った時に秘書検定を選ぶ人もいるのではないでしょうか。
ただ秘書検定を持っていることで転職が有利になるか不安だという人もいます。
そこでこの記事では、秘書検定の活かせる仕事や転職するときのポイントを解説します。
目次
秘書検定とは
秘書検定とは、社会人に必要なマナーや常識が出題されるビジネス検定の一つです。
合格するためには、秘書としての立ち振る舞いはもちろん、電話応対など社会人としてのマナーも必要なため、秘書以外の職種でも役に立つ資格です。
ここではまず秘書検定がどのようなものなのかについて解説します。
秘書としての立ち振る舞いができる
秘書検定では、その名の通り秘書業務に必要な立ち振る舞いに関する問題が出題されます。
上司がどのようなことを求めているのかをはじめ、感じの良い対応・さらに効率の良い仕事の進め方など、秘書としての基本から、先を読む力を問う上級まで幅広い知識が必要です。
ただこの資格を保有していると、秘書としての立ち振る舞いに一定の知識があるという証明になるのです。
電話対応など社会人としてのマナーが身につく
秘書としての立ち振る舞いの証明にもなりますが、その内容は電話対応など、一般常識やマナーなども含まれるため、勉強することで社会人として身につけておくべきマナーが身につきます。
他人に感じよく思われるための立ち振る舞い、基本的なビジネスマナーなど、社会人なら知っておくべきことを身につけるのが、秘書検定です。
目上の人への対応が身につく
秘書は役職が上の人など上司に対して。
先回りしてサポートできるなど立ち振る舞いなどが非常に重要です。
そのため秘書検定合格のためには、目上の人への対応を勉強しなければいけません。
このことからも、目上の人への対応が身につく資格と言えます。
秘書検定の難易度とは
秘書検定がどのようなものなのかについて解説しましたが、勉強することが多く難しいのではないかと不安になる人もいるでしょう。
そもそも秘書検定は、3級・2級・準1級・1級の4つがあり、その難易度は級が上がるごとに難しくなります。
3級であれば、最低限の知識となるためそこまで難易度は高くありません。
しかし準1級以降になると、記述問題も増え実技試験も加わるなど、独学では難しくなり難易度は上がります。
合格率を見ても、3級は52.5%、2級は48.9%、準1級は44.1%、1級は25.3%と級が上がるごとに下がっていくので、簡単に合格できるわけではなく、勉強が必要なことがわかります。
秘書検定を直接活かせるのは「秘書」の仕事
秘書検定には、一般的なビジネスマナーの知識も含まれるため、いろいろな職種に活かせると解説しました。
ただ秘書検定と呼ばれることを考えると、やはりこの資格を直接活かせるのは「秘書」の仕事です。
もちろんどんな職種でも資格を保有していて損することはありませんが、この資格取得のために就けたスキルを活かせるのは、秘書の仕事になります。
秘書検定を活かせる仕事3選
秘書検定は、秘書だけではなくさまざまな職種で役に立つ資格です。
ただどのような職種で活かせるのか、疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、秘書検定を活かせる仕事を紹介します。
営業職
秘書検定では、上司や他人に感じよく思ってもらえるような、立ち振る舞いについての知識も必要です。
そのスキルや知識を活かして営業職もおすすめです。
営業では、相手に不快感を与えず好印象を持ってもらうことが非常に重要です。
このようなスキルを活かして、営業職にチャレンジするのも良いでしょう。
接客業
接客業は、不特定多数の人に接する機会が多く、好印象を持ってもらえないとクレーム等に繋がります。
そこで秘書検定の一般的なビジネスマナーを学び、人に不快感を与えないような接客に活かせます。
人に不快感を与えない、一般的なビジネスマナーは接客業でも十分に活かせるスキルです。
事務
秘書検定の資格を活かして転職する人が多いのが、事務職です。
事務でも、サポートという面では秘書的な立ち回りを求められることもあり、未経験でも秘書検定をもっていることで、事務職への転職も叶いやすくなりおすすめです。
秘書検定の資格を活かした転職活動を成功させるポイント
秘書検定の資格を活かせる職種について解説しましたが、資格があるからと言って必ずしも転職が成功するわけではありません。
闇雲に転職活動をしても、「この転職が失敗」と後悔に繋がってしまい、それまでに費やした時間が無駄になってしまいます。
努力して合格した秘書検定や転職活動を無駄にしないためにも、転職を成功させるためにはそのポイントを知っておく必要があります。
そこでここでは、秘書検定の資格を活かした転職活動を成功させるポイントを解説します。
資格を活かしてどう働けるかをアピールする
秘書検定の試験には、ビジネスに必要な一般常識等も含まれます。
そのためどのような職種でも活かせる分はたくさんあります。
そこで「秘書検定」の資格を活かして、どう働けるのかをアピールするのが良いでしょう。
秘書検定の資格を活かして、業務内容から先回りして行動します、営業では相手に好感を持たれるような対応ができますなど、具体的な活用をアピールすることで、相手にも伝わりやすくなります。
自分が学んだことをしっかりアピールできると、転職活動成功に繋がります。
前職の経験も絡めた話をする
前職での経験も絡めて話をするとよいでしょう。
前職の経験は転職活動で避ける人もいますが、経験したこと、身についたスキルなどを絡めて話すと、入社後に業務に就いた際のイメージも湧きやすくなり採用されやすくなります。
こういう経験をした結果このようなスキルが身についたといったように、前職も絡めて話すことを意識しましょう。
適性のある職種を選ぶ
転職するときは、自分の適性を見極めて職種を選ぶようにしましょう。
いくら資格を活かして転職活動をしても、適性のない職種を選んでしまっては、仕事に馴染めず早期退職のリスクもあります。
そうならないようにするためにも、適性を見極めることが大切なのです。
資格自体をアピールしすぎない
資格があることをアピールして転職活動を成功させると解説しましたが、資格自体をアピールしすぎると逆効果になります。
資格を持っていることではなく、それを活かしてどのような活躍ができるのか、それが見えなければせっかくの資格は役に立てません。
資格を取ったことに満足せず、それを活かせるように努力することが大切です。
転職の条件をあらかじめ決めておく
転職の条件をあらかじめ決めておくことも大切です。
転職の条件を決めずに行ってしまうと、転職後に思っていた会社とは違うとミスマッチが起きてしまいます。
そこで何のために転職するのか、それを解決するためにどのような条件・待遇の企業を目指すのかをきちんと決めて、軸がぶれないようにしましょう。
転職サイト・エージェントを利用する
転職活動を成功させるためには、転職サイト・エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントでは、求職者の経歴やスキル・希望条件などをヒアリングし、それにマッチする企業の提案をしてくれます。
またその転職サイト・エージェントでしか保有されていないような求人もあるので、より自分の希望に近い転職が叶います。
また資格等も考慮してくれるので、資格を活かした転職も叶うのです。
秘書検定を活かして転職活動をするときにおすすめの転職サイト・エージェント
秘書検定を活かして転職活動をするのであれば、転職サイト・エージェント活用がおすすめです。
ただ転職サイト・エージェントはたくさんあり、どれを活用しようか悩んでしまうという人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、秘書検定を活かして転職活動をするときにおすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
doda
dodaは、幅広い業界・職種の求人を取り扱う転職サイト・エージェントです。
たくさんの業界・職種を網羅しているので、秘書検定を活かしていろいろな職種への転職が叶います。
エージェントサービスもあるので、キャリアコンサルタントと一緒に自分に合う企業を見つけられるのも、特長です。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、20代のフリーターや第二新卒など、経歴に自信のない人の転職に特化した際と・エージェントサービスです。
キャリアコンサルタントと一緒に適職を見つけることから始められ、未経験OK求人も多いため、経歴やスキルに自信のない人も希望の業界・職種への転職が叶います。
秘書検定を活かしてビジネスマンとしての振る舞いを身に着けよう
秘書検定の資格を活かせる仕事について解説しました。
秘書検定は秘書だけでなく、さまざまな職種で役に立つ資格で、保有しておいて損はありません。
秘書検定を取得し、ビジネスマンとしての振る舞いを身に着けたうえで、より良い転職を叶えましょう。