「会社を退職すれば保育園も退所することになる」ということは聞いたことはないでしょうか?
保育園に子供預けている方であれば一度は耳にしたことがあると思いますが、退職したことを黙っていれば「保育園にばれることはないだろう」と思われる方が多いです。
しかし、いつかは保育園には退職したことがばれます。
では、なぜ退職することがばれると退所することになるのでしょうか?
この記事では、退職すると保育園を退所になる理由や、退所することになった時の対処法などについて詳しくご紹介していきます。
目次
退職したことがバレたら退所の可能性はある?
仕事を退職したことが保育園にバレたら退所になる可能性は大いにあります。
ただし退職した次の日に退所なんてことはなく、次の仕事を見つけるまでの猶予期間を設けてくれるため、退職したからといって保育園を退所する確率が100%というわけではありません。
では、なぜ退職したことがばれると退所することになるのでしょうか?
より詳しくご紹介します。
保育園は日常的に保育できない家庭が利用できる
そもそも保育園は両親とも働いており「日常的に保育することが難しいご家庭」が条件になっているため、退職がばれることにより退所の可能性が出てきます。
父親もしくは母親が退職することにより、日常的に保育することが難しいご家庭ではなくなります。
ただし上記でもお伝えしましたが、「退職した次の日に退所してください」なんてことはありません。
必ず次の仕事を見つけるための猶予期間を設けてくれるため、必ずしも退所になるわけではありませんので安心してください。
就労証明書や源泉徴収票の提出が必要な保育園もある
ここで気になることが「保育園に黙っていればいいんじゃない?」ということです。
退職したことを保育園に黙っていればばれることはないと思われる方が多いのですが、年に一回「就労証明書」や「源泉徴収票」を提出しなければいけない保育園が多いです。
さらに「緊急連絡先」を仕事場の電話番号などを登録されている方も多いため、いくら黙っていてもいずれ保育園にばれることになります。
そのため、退職がばれるまで黙っておくのではなく、退職したら速やかに保育園に伝えるようにしましょう。
保育園との関係を良好に保つためにも、すぐに伝えることが大切です。
私立・公立・地域によって保育園の対応は異なる
退職してからの対応は私立・公立・地域によって変わります。
大きく変わることは「猶予期間」でしょう。
退職したから退所になるまでの期間に大きく違いがあり、1ヶ月と決めている保育園もあれば3ヶ月待ってくれる保育園もあります。
そのためまずは退所したことを保育園に伝え、どのような対応をとってくれるのか確認しましょう。
休職期間を設けている保育園もある
保育園によっては「休職期間」を設けてくれている場合もあります。
休職期間とは、業務外での怪我や病気によって一定期間仕事を休んで療養が必要な場合に、その会社が労働事務を免除する仕組みになります。
休職期間を設けてくれる保育園ということは、退職という形ではなく「休職期間」として扱ってくれます。
簡単にお伝えしますと、退所になるまでの「猶予期間」を長くしてくれるということです。
しかしすべての保育園が休職期間を設けてくれているわけではありませんので、一度保育園に確認してみてください。
まずは園長先生に相談をおすすめ
退職することが決まると、速やかに保育園に伝え園長先生に相談することをおすすめします。
園長先生は保育園で働いてきた時間は他の先生とは違うため、園長先生なりのアドバイスをくれる場合があります。
さらに園長先生は保育園で一番偉い方になるため、休職期間を設けてくれたり猶予期間を長くしてくれたりする場合もあります。
経験豊富な園長先生だった場合は、次の仕事を先を紹介してくれる可能性も少なくないため、まずは園長先生に相談してみましょう。
休職期間中に転職に成功するのがベスト
退職しても休職期間を設けてくれている保育園もありますし、どの保育園でも退所に至るまでの猶予期間は必ず設けてくれています。
そのため休職期間中もしくは猶予期間中に転職を成功させるのがベストです。
いくら親切な保育園といっても退所までの猶予期間を延長してくれる可能性は低いです。
近年は転職サイトなどの普及していることから、1ヶ月〜3ヶ月ほどで転職を成功させることは可能です。
しかし転職サイトを利用せずに、短期間で転職を成功させるのは難しいです。
そしてより早く転職を成功させたい方は「転職エージェント」を利用してください。
おすすめの転職サイト・転職エージェントは下記の通りです。
転職サイト・エージェントを利用して休職期間中もしくは猶予期間中に転職を成功させましょう。
すぐに転職が難しいなら短期アルバイトも検討する
短期間で転職することは可能ですが、すぐに転職することが難しい場合は「短期アルバイト」も検討しましょう。
短期アルバイトでも上記でお伝えした「日常的に保育することが難しいご家庭」という条件をクリアすることができます。
ただし正社員で働くのと短期アルバイトで働くことは収入面で大きく変わってくるため、可能であれば正社員への転職を成功させましょう。
保育園を退所になった時の対処法
猶予期間中に転職することや短期アルバイトすることを検討されると思いますが、必ずしも次の仕事を見つけられるわけではありません。
そのため保育園を退所になった時の対処法についてご紹介します。
認可の保育園施設等も検討する
保育園を退所になった場合は、認可の保育園施設等も視野に入れましょう。
保育園は児童福祉に基づく施設で厚生労働省の所管です。
認可の保育施設ということは、法律上「保育所」という名称になり、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、衛生管理等)をすべてクリアしている、都道府県知事に認可された施設になります。
そして保育所は「日常的に保育することが難しいご家庭」などという条件が定められておらず、0歳から小学校入学前までの子供を預かってもらうことができます。
そのため退職になっても認可の保育園施設等では、子供を預かってもらうことが可能です。
節約をしてどちらかが家庭に残ることも検討する
退職になり退所することになってしまった場合は、どちらかが家庭に残ることも検討してみましょう。
どちらかが家庭に残るということは、以前より収入面で厳しい部分はあるかと思いますが、なんとか節約すれば生活できるのか検討してみてください。
もし節約してもどちらかが家庭に残ることが難しい場合は、いち早く次の仕事を見つけましょう。
まとめ
この記事では保育園を退所することになった時の対処法などについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
退職することが決まると、まずは保育園にいち早く報告してください。
「黙っていれば、ばれることはない」と思い、黙っていてもいずれ保育園にはばれることになります。
いち早く園長先生を相談すれば、改善策や退所に至るまでの猶予期間を延長してくれる場合もあるので、退職することになれば園長先生に相談することをおすすめします。
そして保育園を退所することになると、上記でお伝えした対処法を参考にしてみてください。