企業研究をして、履歴書もしっかり書いて、面接までたどり着いた!
次は、面接だけど、どんな服装をしていけばいいんだろう・・。
新卒はリクルートスーツを着ていれば問題ありませんでした。
しかし、転職のときの服装って、何を着ていけばいいのか迷いますよね。
特に一次面接は履歴書から浮かび浮かび上がる人物像と、実際に来た応募者の印象が違っていないか確かめる場でもあります。
面接官に好印象を与える服装をして、転職成功に近づけましょう!
目次
人の印象は3秒以内に7割決まる
面接時の印象は出会って3秒以内に7割決まってしまうと言われています。
つまり、面接会場に入って挨拶をするだけで7割の印象が決まってしまうのですね。
質問に対する受け答えの前に7割も決まってしまうのですから、身だしなみを軽んじてはいけません。
適切な服装をして、第一印象でよい印象を与え、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらいましょう!
「面接には私服でお越しください」「服装指定なし」のときはどうすればいい?
「面接には私服で」と書かれていた場合はオフィスカジュアル、ビジネスカジュアルが基本です。
私服と記載していたのにかしこまったスーツで行ってしまった場合「ちゃんと文章を読んでない」と取られることもあります。
私服と書いてある場合はオフィスカジュアル・ビジネスカジュアルを選びましょう。
「服装指定なし」「服装自由」、または服装について何も記述がない場合は、スーツが原則です。
あなたを面接してくれる面接官はきっとスーツでしょう。
面接に呼んでもらったという敬意をもってスーツを着ていきましょう。
また、ワンピースにジャケットを考える方もいるかと思いますが、基本的にスーツ以外はNGと考えた方がよいです。スーツを着ていけば間違いないのでワンピースは避けましょう。
リクルートスーツは避けた方がよい
転職の面接にリクルートスーツの着用は避けた方がよいです。
特に20代後半のキャリアを積んだ女性には、フレッシュなリクルートスーツは不釣り合いになってしまいます。
ちぐはぐな印象にならないように転職の面接に合うスーツを選ぶようにしましょう。
好印象を与える3つのポイント
好印象を与えるスーツの選び方のポイントは大きく次の3つです。
- 清潔感のある服装
- 職場の雰囲気に合っている
- 自分に似合っているかどうか
清潔感のある服装
大事な商談をする相手が、しわしわのシャツ、髪もボサボサでは、不安になってしまいますよね。面接も同様です。
「この人なら安心して仕事を任せられる」と思われれば採用にぐっと近づきます。
ストッキングが伝線していないか、シャツはきちんと整えられているか、ジャケットにシミはないか・・。などチェックしましょう。
自分に似合っているかどうか
自分に似合っているというのは、こなれた印象、仕事ができそうな印象を与えます。
顔色が明るく見える色、生き生きと見える色を選びましょう。
また、体系に合っているということも大切です。丈が長すぎたり、逆に短すぎたりするとだらしない印象を与えてしまいます。
服を購入する際は必ず試着して、色、サイズが自分に合っているかを確かめましょう。
職場の雰囲気に合っている
職場の雰囲気に合っていると、面接官に具体的に働いているイメージを持ってもらうことができます。
業界によっては、堅い服装をしていかないと不採用になったり、逆にさりげなくセンスを見せる必要があったりします。
自分の希望している職場の雰囲気に合わせることが大切です。
業界別にみるおすすめの服装
さきほどの3つのポイントで業界によって、服装を考える必要があるとお話ししました。
ここでは具体的に業界別におすすめの服装をご紹介します。
ITベンチャー系は堅すぎない服装を
ITベンチャー系の業界ではいかに仕事ができるかを見られます。
面接時は、自分が一番魅力的に見えるビジネスカジュアルを身に着けるようにしましょう。
堅苦しいスーツを着て行ってしまうと、「うちの雰囲気に合わない」と思われる可能性がありますので、スーツは黒を避け、紺やベージュを着用し、堅い印象を与えないようにしましょう。
金融は堅めなスーツで
金融関係の面接はかなり堅めな服装を意識しましょう。
スーツの色は黒、シャツは襟付き、インナーも白とまじめな印象を与えられる服装にします。
身だしなみも見られていますので、面接に臨む際に、スーツのメンテナンスをしっかり行いましょう。
美容・アパレル業界はセンスをアピール
美容・アパレル業界は面接時に転職者のセンスを見たいと思っています。
一般的なスーツだとセンスをアピールできないため、転職先の会社の方が来ている服装を参考にし、おしゃれな服装を心がけてください。
清潔感+こなれ感を出すことがポイントです。
管理職の転職
管理職はかなり仕事ができることが求められますので、仕事ができる人を察知させる服装を意識しましょう。
インナーは襟のついていないノーカラーのジャケット、色は明るめのグレー・ベージュなどが清潔感を与えつつ、どこか地位の高い印象を与えるためおすすめです。
必須アイテム!ジャケットの選び方
面接時にジャケット必須です。IT業界やベンチャー業界など、ラフな服装OKの業界でもジャケットは必ず着用しましょう。
またボタンの数はボタンの数はいくつでもOKです。
ボタンは必ず留めるようにしましょう。2つボタンなら上だけ、3つボタンなら真ん中だけでもOKです。
柄は無地または、薄いストライプだと間違いないです。
働いてからも着られるものだと買うことも惜しくないですね。
スカートでもパンツでも合わせられるジャケットだと便利です。
ボタンの数に迷ったら見てほしい
私が受けたマナー講師の方は、ジャケットは1つボタンと決めているとおっしゃっていました。
講師として、講習会に呼ばれホワイトボードに文字を書いたり、パワーポイントで説明したりする動作の際に、2つボタン以上だと腕の上げ下げがしにくいのだそうです。
このように、自分が普段する動作にストレスのないものを選ぶとよいのではないでしょうか。
インナーはシャツでも、カットソーでもOK
インナーは、シャツ・ブラウス・カットソーどれでもOKです。
形はきちんとした感を出したいときは、襟付きのシャツ。華やかな雰囲気を出したい場合は少しのフリルがついたものでもいいでしょう。
色は、定番の白、淡いピンク、淡いブルーなど爽やかな好印象を与えます。
胸元の大きくあいたシャツや、カットソーは避け、清潔感のある形、色を選びましょう。
ただし、白のインナーを選ぶ場合、ダークな色のスーツと合わせると、リクルートスーツっぽくなってしまうので注意が必要です。
ジャケットが濃い色でない場合、黒のインナーをつかってもよいです。
何色を選ぶにしても、清潔感と似合っていることが重要です。
スカートスーツ、パンツスーツ、どちらがいい?
スカートスーツの方が受けがいいのかと思われるかもしれませんが、基本的にどちらでも大丈夫です。自分の雰囲気に合ったものを選びましょう。
営業職などバリバリのキャリアウーマンのイメージを演出したい場合はパンツスタイルを着用し、仕事ができる感じを演出したい方にお勧めです。
スカートは事務職・受付・経理の面接に行く方にお勧めです。女性らしいやわらかな印象を面接官にもってもらうことができます。
また年齢が上の面接官は「女性はスカート」のイメージを持っている方も少なくありません。
不安でしたら、年が上の面接官と接する二次面接、最終面接ではスカートスーツを選ぶとよいでしょう。
パンツスーツ、スカートスーツともに色はベーシックなカラー(黒・グレー・茶色・ベージュ)だと着回しがききます。ボトムスは着丈に気を付けましょう。
少しストレッチが効いている、丈夫な素材であることも大切です。動いた時に違和感がないか試着して確かめましょう。
パンツスーツの場合
パンツの場合は、丈はヒールにややかかるぐらいがベストです。
長すぎるとだらしない印象になってしまうので、試着して長かったら裾上げをお願いしましょう。
ベルトのループがある場合はベルトを着用した方がよいです。インナーをインするときパンツからはみ出したり、素肌を露出したりしないためです。
ベルトのループがついていない場合は着用しなくて大丈夫です。
スカートの場合
スカートの丈は、立った時に膝が隠れる程度、椅子に座ったときに5㎝以内になるものを選びましょう。
極端なスリットが入っているもの、フレアスカートは避け、あくまでビジネスの場であることを考えて選択してくださいね。
ストッキングは社会人の常識
まず大原則として、生足は社会人の常識として禁止です。ボトムスの種類や季節を問わずストッキングを履きましょう。
ベンチャー企業やアパレル系の企業の中にはストッキングを履かなくていいところもありますが、特例です。そのような企業でも面接の段階ではストッキングを着用し選考に臨むようにしてください。
色は黒を避け、ベージュのものをスカートスーツでもパンツスーツでも着用しましょう。
パンツスーツでも座った時、歩いた時、など日常の動作の中で、くるぶしから見えてしまうため、気を付けてくださいね。
靴下タイプのストッキング、冷感素材のストッキングだと、夏でも快適に過ごせます。
私もパンツスーツのときは靴下タイプのストッキングを愛用していました。
面接前に伝線して焦ることがないように、予備を持ち歩くと安心ですね。
靴は何を選べばいいの?
靴はヒールパンプスのものを選びましょう。
ヒールの高さは3センチ~5センチのものがいいかと思います。
普段ペタンコの靴を履いている方もスーツスタイルに合わないので避けましょう。
それに、ヒールがあった方が姿勢よく見えますよ!
色は黒以外に、スーツに合うなら茶色やベージュでもOKです。
バックはA4の書類が入るものを
バックはA4の書類が入るものを選びましょう。
面接のときに書類を提出したり、企業から資料を受け取ったりした際に、折り曲げずにしまえるものがよいです。
色は靴と同じ色や黒が間違いないです。材質はカジュアル過ぎなければナイロン、革どちらでもOKです。
アクセサリーは控えめに
転職の面接時には基本的に装飾品はつけないのが安心です。
迷ったらつけないことをお勧めします。
もしアクセサリーを付ける場合は控えめにしてください。
つけるならシンプルなシルバーのネックレスが無難です。
ブレスレットや婚約指輪以外の指輪はどの業界でも避けてください。
銀行や公務員など堅い業界は外しておいたほうがいいです。
時計はどんなデザインを選べばいい?
社会人にとって時計は必須です。
職場でスマホを見て時間を確認することはできないので、ビジネスで使える時計を持っていない方はこれを機会に1本購入してみてはいかかでしょうか。
シンプルなスーツに合うデザインを選べば、ベルトは革でも構いません。
私のおすすめはSKAGEN(スカーゲン)、DW(ダニエルウェリントン)です。プライベートでも使えるデザインで可愛いですよ。
秋冬のコートは?
スーツに合う色味、黒や紺、ベージュが無難です。
カジュアルなデザインのコートを避け、きちんと見えるデザインのものを選びましょう。
会社に入る際に必ず脱ぐことをお忘れなく!
【番外編】髪型
髪型はボブ、ショート、セミロング、なんでもOKです。
色は基本的に黒が望ましいですが美容・アパレル・WEB系は茶でも問題ないこともあります。逆に金融関係など堅い職業なら色は黒にしましょう。
どんな髪型、髪色でも清潔感がポイントです。
お辞儀したときに目にかかってしまう髪型は、面接中に髪をなおす動作を見せてしまうことになり、面接に集中できなくなってしまいますよね。
ピンでとめる、ワックスで固めるなど工夫して、安心して面接に臨めるようにしましょう。
転職の服装は清潔感とTPOが大事!
転職の面接にふさわしい服装のポイントは
- 清潔感のある服装
- 職場の雰囲気に合っている
- 自分に似合っているかどうか
です。この3つを押さえて、面接官に3秒で好印象をもってもらいましょう。
服装を完璧にしたら、明るい挨拶と笑顔をお忘れなく!